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蠢女・終章

2012/12/02 Sun 00:01

21蠢女



 そこまで話し終えた女は「ふーっ」と深い溜め息を付きました。
 帽子のレースがふわっと浮かび、一瞬、アゴから頬にかけてのケロイド状の肌が見えました。
 女は個室に入っても帽子のレースで顔を隠したままでした。
 そんな女の溜め息が真正面に座っていた私に吹きかかり、その息に異様な口臭を感じた私は、慌てて顔を背けながら質問を続けたのでした。

「それで……どうなったんですか?」

「何がですか?」

 女は、間髪入れずに答えました。
 この女との会話は全てそうでした。私が何か質問すると、私のその質問が終わらぬうちにもの凄い早さで答えるのです。
 しかも、それは答えではなく、今のように、「何がですか?」や「どういう意味ですか?」と聞き直すだけであり、非常に質問しにくいのです。

「だから、その後、あなたはどうなされたんですか?」

「この通り、ここにいますが?」

「いや、そう言う意味じゃなく、どういう経過を辿って今に至るのかを聞いてるんです」

「ああ、殺しましたよ」

「殺した? 誰を?」

「誰をって……みんなに決まってるじゃないですか!」

 突然女はそう語気を荒げました。
 私は、女の顔を見つめたまま、ゆっくりとアイスコーヒーを飲みました。そして、女を落ち着かせる為にひと呼吸置いてから、もう一度ゆっくりと質問しました。

「いいですか。あなたが、誰と誰をどうやって殺したのか、ゆっくりで結構ですから教えて下さい」

 私はそう言いながら、わざと笑顔を浮かべました。

「殺したのは私じゃありませんよ。ヤンですよ。ヤンがみんなを殺したんです」

「みんなと言うのは……その、正樹のおじさんという人とか……」

「そう。正樹のおじさんも、太郎左衛門も、ヒデオも、みんなヤンに殺されましたよ。ただ、マツトシだけはまだ生きてるらしいですね。両手両脚を切り取られて、ダルマのようにされてしまったらしいですね。生きたままヤンの部屋のリビングの棚に飾られてるって、大村さんが言ってました」

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「その……大村さんというのは誰です?……」

「…………」

 女は私の顔をキッと睨んでいました。
 そして、私を見つめたままゆっくりと瞼を閉じると、「あなたはそこまで知りたいのですか?」と、静かに目を開きました。

「当然です。あなたから私に告白したいとメールを送って来たんです。だから私はこうやって時間と場所を作ったんです。私には全てを知る権利があります」

 女は小さく溜め息をついた後、「わかりました」と呟きました。

「では、大村さんという人物の事を聞く前に、あなただけが生き残れた経過について……」

「違います。わかりましたというのは、もうこれで終わりにしましょうという事です。それ以上知れば、あなたは確実に殺されます」

 女は刺々しい口調でそう言いながら席を立とうとしました。

「待って下さい。あなたは、ヤンの犯罪行為を世間に公表したくて私に告白したんでしょ? 違いますか?」

 女は「ふん」と鼻で笑いながら再び椅子に座り直し、「あんたみたいな名も無い乞食作家に話した所で、どうにもならないでしょ」と、唇を歪めながら太い足を組み、狂ったように貧乏揺すりを始めました。

 女はまた機嫌が悪くなったようです。
 取材中、女は突然、意味も無くイライラし始めたり、いきなり叫んだり怒鳴ったりしていました。
 さっきなど、ボランティアの青年のくだりに差し掛かった時、いきなり「おまえは人間の舌を喰った事があるか!」などと意味不明な事を叫び出し、私に向けて灰皿を投げつけてきたほどでした。
 その度に私は女の興奮を落ち着かせようと、話題を変えたりして取材を続けていました。
 この時も、乞食作家とまで言われてしまった私でしたが、必死に怒りを抑え、そのまま何も無かったかのように取材を続けたのでした。
 
 話題を変えようと、歌舞伎町の地下に広がるという地下社会の話について聞こうとしました。
 するとその瞬間、突然女は「あっ」と何かに驚き、そしてサッと窓の外を見ました。
 窓の外には東京の夜景が広がっていました。緑色に照らされる都庁は、まるで巨大なラブホテルのようです。
 そんな窓の外を覗き込んだ女は、いきなり男のような太い指でソッと帽子のレースを捲ると、「ほら」と笑いながら窓の外を指差しました。

「あそこで圭子ちゃんが笑ってる」

 私は「えっ?」と腰を上げ、女が指差す方向を凝視しました。
 しかしそこは東京の夜景が広がっているだけで、人など見えません。まして、ここからでは人間の表情などわかるわけがないのです。
 私は、また変な事を言い出したと思いながらゆっくり席に着こうとしました。
 すると、またしても女は「あら、ポールさんもいるのね」と、窓の外を見ながらケラケラと笑い出し、「ほら、そこよ」と私に言いながら窓の外に手を振り出したのです。

 私はそんな女を無視して席に着きました。
 そして、未だ必死に窓の外に手を振り続けている女に「もしかしてポールさんってのは……」と聞こうとすると、女はジッと窓の外を見つめたまま、「そこで自殺したポール牧野さんよ」と、妙に野太い声で即答しました。
 私はとたんに薄気味悪くなりました。
 いや、もちろん、本当にポール牧野さんがそこにいるわけなどありません。全てデタラメに決まっています。
 ですから、その事についてはどうとも思っていなかったのですが、ただ、その幼稚なデタラメを必死に演じているこの女のその目が、異様に不気味に感じたのです。

 私は、暫くの間、そんな不気味な女の横顔をジッと見つめていました。
 そして、氷の溶けかかったアイスコーヒーをソッと手にした時、ふとある事を思い出しました。
 私は「という事は……」と言いながら女を見ました。
「さっきの圭子さんってのは、やっぱり……」と聞こうとしました。
 すると女は、私のその質問が終わる前にもの凄い早口で即答しました。

「そうよ。藤田圭子ちゃんよ。ひかるちゃんのお母さん。ほら、そこからこっちを見て笑ってるじゃない」

 女は窓に顔を押し付けながらそう答えました。
 そしていきなり、嬉しそうに椅子の上で尻をぴょんぴょんと跳ねさせると、まるで一昔前のヨン様のファンのように必死に手を振りながら、「やーん、圭子ちゃん元気ぃ〜」と笑ったのでした。

 確かに、その二人の芸能人は、すぐそこのビルで飛び降り自殺をしていました。時期は違っていますが、二人が飛び降り自殺したビルとビルは、目と鼻の先にありました。

 私はふと思いました。
 この女は、私との取材場所がここだと聞いて、それでこの周辺の情報を事前にネットで調べて来たんだろうと。
 計算高い女だと思いました。
 相手の気を引く為に、事前にネットで情報を入手するなど、そこらの三流霊感商法の手口なのです。
 そう考えると、こうして告白を途中でストップさせたりするのも、取材費を釣り上げる手口なのかも知れません。
 
 女は私の事などそっちのけで、未だ窓の外に手を振りながら喜んでいました。
 挙げ句の果てには、このカラオケの個室のドアに振り向き、「沖さんもこっちに来て座りなさいよ」などと、あたかもそこに沖雅人がいるかのように演技をする始末でした。

 呆れた私は、こんな女の相手をしているのがほとほとアホらしくなり、彼女の臭い演技が終わるまでメールのチェックでもしてようとポケットからスマホを取り出しました。 
 そして新しいメールが届いていない事を確認すると、ふと、女が見ていただろうと思われるサイトをこっちも見てやろうと思い、『西新宿自殺』や『ポール牧野自殺』といった言葉で検索をしてみたのでした。
 するとそこには、ポール牧野氏の事や、藤田圭子さんの事や、そして沖雅人氏の事について様々な情報が溢れていました。
 この女は、きっと昨夜これを読み漁り、ここにやって来たんだろう、と、私は笑いを堪えながら、次々にそれらのサイトを開いていたのでした。

「ふふふふ……私ね、実はさっき、沖さんが一緒にエレベーターに乗り込んできた事、わかってたのよ。でもね、この人が怖がるといけないと思ったから、だから黙ってたの。ごめんね、せっかくエレベーターの中で話しかけてくれてたのに無視なんかして」

 私はおもわず「ふん」っと声を出して笑ってしまいました。
 ここまで必死に一人芝居するという事は、相当な取材費を吹っかけて来んるだろうなと思い、そのバカバカしい演技に笑えて来たのです。
 このインチキババアが。
 私はそう鼻で笑いながら、もし、とんでもない金額を要求してきたら、この氷の溶けかかったアイスコーヒーをぶっかけて逃げようと思いました。
 そして、それをぶっかけられた時のこの女の顔を想像しながら一人ニヤニヤとサイトを眺めていますと、ふと、『呪われた西新宿高層ビル群』というサイトに、沖雅人の自殺の真相が書かれており、そこに気になる文字を発見しました。

 五五階。

 それは、このホテルで沖雅人が飛び降りた階数でした。
 そして、今、私たちがいるこのカラオケルームも……
 五五階……

 そう思った瞬間、私の首筋がスッと寒くなりました。

 四三階のスカイラウンジが満席だった……
 だから仕方なく三階の喫茶に戻ろうとした……
 すると、エレベーターの前で、突然、背の高いホテルマンが足音も無くスッと現れ、私にこの五五階のカラオケルームを勧めてきた……

 これは偶然なのだろうか?

 私は乾いた喉にゴクリと唾を飲み込みました。

 確かにあの背の高い男は沖雅人に……

 と、おもった瞬間、突然女がケラケラと笑い出しました。

「知ってたわよ、最初から私たちをここに連れて来ようとしてたんでしょ。そんな事、三階の喫茶店にいる時から気づいてたわよ、ふふふふふ……もう沖さんったらホント強引なんだからぁ……」

 女は、誰もいない椅子に向かってそう笑うと、いきなりスクっと椅子から立ち上がり、「わかってるって。一人で淋しいんでしょ。今からそっちに行くからちょっと待ってなさいよ……」と呟きながら、窓の縁を覗き始めました。
 そしてポケットの中からドライバーを取り出すと、なんと窓の縁枠のネジをそれで開け始めたのです。

「な、なにしてんですか! そんな事したら叱られますよ!」

 私が叫ぶと、女はゆっくりとネジを回す手を止め、黒いレースをぱらりと捲りながら私に振り向きました。
 顔面一杯にケロイド状の火傷が広がった女の顔は、目が潰れ鼻が削れ、まさに深海魚そのものでした。
 その凄まじい顔を私に向け、真っ赤な口紅をべっとりと塗りたくった口を獣のように大きく開けると、突然「あがぁぁぁぁぁぁ!」と唸りながら威嚇してきました。
 それに私が怯むと、女は私をチラチラと睨みながら、急いで窓の縁枠のネジを外し始めたのでした。

 下の縁枠を外すと、今度はテーブルの上に乗って上の縁枠を外し始めました。
 私は女を見上げながら「いったい何をする気ですか?」と聞きました。
 すると女は、ロールカーテンの裏にドライバーの先を必死にねじ込みながら、「あなた、DV防止法ってどう思う?」と聞いてきました。

「DV防止法?……」

 私はそう首を傾げながら、「どう思うといわれても……」と戸惑っていると、女は外したネジを床に落とし、「じゃあストーカー規制法は?」と聞いてきました。

「あのぅ……DVでもストーカー規制法でも話を聞きますから、とにかくネジを外すのをやめてもらえませんか? 凄い金額を請求されますよ」

 すると女はいきなり「セクハラ!」と叫びました。
「ひっ」と私が驚くと、女はガラガラガラっと上の縁枠を壁から引き剥がしながら、「DV防止法! ストーカー規制法!」と叫びました。
 そして凄い勢いでテーブルから飛び降りると、今度は右側の縁枠を外し始め、一人ブツブツと呟き始めました。

「なにが女性擁護よ、あんなもの、一部の幸せな女を守るだけのものじゃない。ただ単に幸せ女のワガママを聞いてやってるだけじゃない。本当に不幸な女はそんなものでは救われないわ。地獄を彷徨う女を助けようともしないで助けやすい女だけを助ける。なにが女性擁護よ、吐き気がするわ!」

 そう叫んだ女は、いきなり窓の横の白い壁に長いドライバーを、ブスッ! ブスッ! と二度刺すと、「守られるのいつもアイボリーなのよ! 原色は無視なのよ!」と、意味不明な言葉を叫びました。

 愕然としている私に、女はドライバーの先を突きつけました。

「精神病院の精神病者は誰に何を言っても信じてもらえないの。泣いても叫んでも無駄。泣いたり叫んだりすればするほど拘束具と薬が増えるだけ。動物園の猿たちと一緒なの……」

 女は焼け爛れた唇を歪ませながらそう言うと、クルっと私に背を向け、再び窓の縁枠を外し始めました。
 そんな女は、なぜか失禁していました。
 女の足下には、脹ら脛から垂れた尿が丸い円を作っています。
 これはまずい、と思いました。
 完全に狂っている、と、足が竦みました。
 私は、すぐに店の人を呼ばなくてはと焦りました。
 が、しかし、私はこの狂った女がこれからいったい何をしようとしているのか、このまま黙って女を観察していたいという、作家としての非情な欲に引き止められてしまいました。

「……最近、暴力団排除条例って騒いでる人が多いけど、あれって世の中の事を全く知らない人たちよね……その人達って表ばかり見て裏側を見ようとはしないのよ。この街を見て御覧なさい、暴力団なんかよりも、もっともっと悪いヤツがウヨウヨと蠢いてるから……暴力団なんて子供よ……子供がヤクザごっこをしてるだけよ……あいつらには、生きた人間の目玉や睾丸を素手で引き抜く事はできないわ……そんな度胸、あいつらにあるわけないじゃない……暴力団よりタチが悪いのは警察組織。罪の無い人を冤罪で捕まえ何十年も自由を奪ってしまう悪魔。賄賂、横領、痴漢と、やりたい放題……痴漢と言えば教師も同じよね。自分の生徒を盗撮し、痴漢して、性的虐待するなんて、そんな教師を育てている組織こそが悪よ。馬鹿な国民たちはそれに気づかないから暴力団暴力団と騒いでるの。奴らに視点をぼかされ、焚き付けられている事も知らないでね……街のチンピラの条例を作るよりも、警察と教師の組織に対する条例を作る事の方が先決なのよこの国は……」

 私は、そう延々と呟いている女の背中をジッと見つめながら、テーブルの隅で一時停止されていたボイスレコーダーのスイッチを入れました。

「被災地にはボランティアの人達が沢山来てくれたわ……仏様のように温かい人やマリア様のように優しい人達が沢山来てくれた……でも、決してそんな人達ばかりではなかった。中には悪いヤツも沢山やって来た。潰れた家の中から泥棒するヤツもいれば、避難所でレイプするヤツもいたわ。救援物資に見せかけた段ボールの中に死体を隠して、ボランティアのふりをして被災地にやってくるヤツもいた。どさくさに紛れて死体を海の中に捨てている光景を私は真っ暗闇の瓦礫の中で何度も見たわ………」

 女はそう呟きながら両側の縁枠を外すと、「被災者よりも不幸な人は世の中に沢山いるわ……日頃はその人達を無視してるくせに、こんな時だけボランティアなんて格好つけやがって……」と呟き、壁に飾ってあった花の油絵にネズミ色の痰をペッと吐きかけました。

 女のその表情は、既にこの世の者ではありませんでした。
 私は、そんな女の顔を恐る恐る覗き込みながら、「つまりあなたは何が言いたいんですか?」と尋ねました。

 女は黙ったまま窓の外を見ていました。
 女の肩がゆっくりと上下し始め、それがみるみると大きくなっては呼吸が激しくなってきました。
 女は窓に手を伸ばし、「ドン! ドン! ドン!」と、三回大きく殴りました。

 まずい、と思った瞬間、女が叫びました。

「いつまでも人に頼るなって事よ!」

 そう叫んだ瞬間、女は大きな窓ガラスに思い切り体当たりました。
 ドーン!と凄まじい音が響くと同時に、ガポッ! という小気味よい音が聞こえ、一瞬、その大きな窓ガラスが東京の夜景に浮かびました。
「あっ!」という私の叫びを掻き消すように、凄まじい勢いの風が部屋の中に入り込んできました。
 そんな風をもろに受けた女は一瞬にして吹き飛ばされ、後ろの壁に叩き付けられました。
「大丈夫ですか!」と、私は両腕で突風を防ぎながら女に呼びかけると、女は驚異的なスピードで走り出し、ガラス窓がポッカリと抜けた窓の枠にピョンっと飛び乗りました。

「危ない!」

 そう叫ぶ私の後ろで、この店の従業員たちが強風に吹かれながら呆然と立ちすくんでいました。

「あなたがそれを、世の中のみんなにわからせてやるのよ」

 女は、左右の壁に両手を突っ張らせながら窓枠にしゃがんでいました。目は血走り、歯を剥き出し、日本脳炎の患者のように全身をガクガクと震わせています。そんな女はノーパンでした。しゃがんだスカートの中は丸見えで、その股間の真ん中には人参らしき物が突き刺さったままでした。

「この国の国民たちは、この国を牛耳る化け物共に喰われているんだ。そんな奴らを頼ってても無駄だ、頼れば頼るほど喰われてしまうだけだ。自分の人生は自分で何とかしろ。生活保護とか子供手当なんかに頼るな。泥棒してでも自分の飯は自分で手に入れろ。それができなきゃ乞食になって公園で死ね! この世の中の法律とか条例とか常識とか秩序とか、そんなの全て、あの化け物たちが国民を扱いやすいようにするために作り上げたものだ。それで国民たちはみんなコントロールされているんだ。己の力だけで生き抜く野良犬を見習え! 誰にも媚を売らず逞しく生きる野良猫をお手本にしろ! いつまでも甘えてるんじゃねぇ!」

 そう叫んだ瞬間、女は壁に突っ張っていた手をソッと離し、両手を頭上に高く掲げました。
 そして私をジッと見つめながら「天皇陛下万歳……」とニヤリと笑うと、まるで船べりに座ったダイバーが背面で海の中に落ちて行くようにして、ギラギラと輝く東京の闇に吸い込まれて行ったのでした。


 これは実話です。
 しかし、現実の世界では私の妄想に過ぎません。
 あくまでも、私の頭の中での実話なのです。

 女は死んでおりません。
 女は今でも私の頭の中で蠢き、涎を垂らしながら笑っています。
 電車に女子高生がいれば、女は私に「尻を触れ」と言います。
 駅のホームに子供がいれば、女は私に「落とせ」と囁きます。
 そして、人ごみの中では「全員刺し殺せ」と私にナイフを握らせ、木造の建物があると「火を付けろ」と私にライターを握らせます。

 いつまでも化け物共にコントロールされていてはいけないのです。
 そんな事をしていると、いつか化け物共に喰われてしまうのです。

 私の頭の中で女が蠢いております。

 世の中のみんなに伝えてくれと唸っております。

 今こそ我が日本国民は野良犬を見習い、野良猫をお手本にするべきだと必死に蠢いています。

(蠢女・完)



《←目次》



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