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堕落のアッコちゃん(4)

2013/05/30 Thu 17:30

●4アッコちゃんタイトル



 夕方、何もなかったかのようにして、明子は良枝と普通に夕食を食べていた。
「ポン酢の方があっさりしてて美味しいわね……」
 豆腐で作ったハンバーグを箸の先で摘みながら良枝が呟いた。明子は「うん……」と頷きながらも、それをケチャップで食べていた。

 リビングの奥で点けっぱなしになっていたテレビから、『高崎市主婦連続毒殺事件の続報です』というレポーターの声が聞こえて来た。
 それは、群馬県の高崎市に住む三十六歳の主婦が、近所の主婦達に農薬入りのクッキーを食べさせ、四人死亡、三人に重傷を負わせたという残虐な事件だった。
 つい昨日までは、丸山市役所のトチ狂った職員が、生活保護の申請に来ていた人達を刃渡り四十センチの文化包丁で次々に刺し殺すという無差別殺人事件のニュースがひっきりなし報じられていたが、しかし今ではテレビもネットもこの毒薬クッキーの主婦一色に染まっていた。
 テレビの画面には、妙に所帯染みた花柄のエプロンがアップで映っていた。画面横に『近所の住人は……』と書いてあり、顔を映さない中年女が『一昨年はPTA会長もしてたし、去年からは町内会の副会長も務めたりして、近所ではとっても評判のいい奥さんでしたよ。あんな事するなんて信じられません』と驚きながら話していた。
 豆腐ハンバーグを箸で千切っていた良枝が、その欠片を緑のシソの葉に器用に包みながら「そんな人が、どうしてあんなことするんだろうね」と呟くと、まるでそれに答えるかのように、『高橋容疑者は、今は何も答えたく無いと言っており、犯行の動機は未だ不明です』と、高崎南警察署前にいた若いレポーターが早口で言ったのだった。

 明子は、豆腐ハンバーグを箸の先でほぐしながら(人間なんてそんなものよ)と呟いた。
 表と裏。理性と本能。道徳と背徳。
 体調が悪いと嘘をつきながらオナニーに耽っていた自分。こんな事をしてたら東大に合格できないと思いながら、二度も失禁してしまった自分。
 理性と本能を使い分けれない不器用な明子は、たちまち激しい嫌悪感に苛まれた。
 小さな溜め息をつきながら、焦げた豆腐の欠片をポツポツと口に運んでいると、なぜか急に(お母さんだって、もしかしたらスーパーに行くフリをして男とホテルに行ってたのかも知れない)という考えが浮かんだ。
 不意に、昌史伯父さんに精液をかけられていたお母さんの下着が鮮明に浮かんだ。白い液体でドロドロに汚された母の下着と、「中で出すぞ義姉さん!」と呻いていた昌史伯父さんの声。
 いつか見た、ネットの動画のセックスシーン。豚のような白人男に押さえつけられ、まるで機械のように滅茶苦茶に腰を振られながら絶叫していた金髪の白人女。
 そんな動画の中の獣達と、母と昌史伯父さんの顔が頭の中で重なり、二人のセックスを想像してしまった。

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 明子は背筋をゾクゾクさせながらもふと思った。
(やっぱりお母さんも……イク時には失禁するのだろうか……)
 想像もしたくなかった。急に吐き気がした。
 席を立つと、良枝が「あら」と驚きながら明子を見上げた。
「ごめん……なんか吐き気がするの……」
 そう短く答えた明子は、まるで逃げるようにしてスリッパを鳴らして二階に上がったのだった。

 部屋に入ると、電気を消したまま布団の中に潜り込んだ。さっきの失禁でシーツがベタベタに湿っていた。
 シーツを取り替える気力もない明子は、そのまま真っ暗な天井を見つめていた。その暗闇はどこまでも続いているような気がした。このまま深い闇の中に吸い込まれてしまいたいと思った。気が付くと、明子の指は下着の上から恥骨の膨らみを撫でていた。

 その日、明子は明け方までオナニーに耽っていた。まるで深い闇に吸い込まれたかのように、全裸で闇の中を浮遊していた。
 元々頭の回転が早く、運動神経も抜群だったため、明子はものの半日でオナニーのコツを取得してしまった。膣の中を指で掻き回し、クリトリスを狂ったように転がす。そしてイク寸前に膣に入れていた指を抜き、ドロドロに濡れたその指で肛門をヌルヌルと擦ると快感は倍増する。明子はそこまで分析していた。

 そんな明子は、闇の中、不意に携帯を手にした。そして携帯の青白い光りに照らされながらアラームを一分後にセットした。
 携帯の先をワレメに押し付けた。丁度、携帯を縦にした幅とワレメの縦の長さは同じだった。
 濡れたワレメに携帯の先がぬちゃぬちゃと滑った。携帯の底を指で押さえ、ゆっくりと押し込むと、携帯の先はいとも簡単にヌルリと膣に飲み込まれたのだった。

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 巷では、モーターの振動音で女の子を気持ち良くさせてくれるグッズが出回っている事を明子は知っていた。だから、それの代用品として携帯のバイブを使ってみようと思ったのだ。
 しかし明子は、それを見た事もなければ、当然、使った事もなかった。果たしてそれがどんな形をしており、なんという商品名なのかすら知らなかった。
 何も知らない明子は、いったいどれだけの快感に襲われるのかと、不安と期待にドキドキしていた。ワレメに携帯の先をクチュクチュと鳴らしながら激しい好奇心と恐怖に包まれていた。

 しかし、アラームはなかなか作動しなかった。この一分が恐ろしく長く感じ、いつアラームが鳴り出すかという緊張感に包まれながら、早くも失禁しそうになっていた。
 すると突然、静まり返った部屋に『ヴィィィィィン、ヴィィィィィン、ヴィィィィィン』という振動音が鳴り響き、携帯を持つ指に不快な振動が伝わった。
 来た! と身構えた。穴の入口に、弱い電気を流したような痺れが広がった。しかしそれは、気持ちいいという感覚には程遠く、ただただくすぐったいだけに過ぎなかった。

 携帯の先を銜え込む小陰唇がビタビタと音を立てて震えているだけだった。
 こんなはずはないと思った。実際、そのグッズを持っているというB組の加奈子は、彼氏とのセックスより、そのナントカというグッズでオナニーした方が百倍気持ちいいと言ってた。

(もっと奥に入れれば気持ちいいのかも……)

 そう思いながら、おもいきってもう数センチ奥に入れてみた。
 しかし、何も変わらなかった。気持ちいいどころか、継続して続けられるその振動で膣の中が麻痺し、ムズ痒いような痛みに変わって来た。
 股間を覗くと、携帯のディスプレイに小陰唇がピタリと張り付いていた。それは、雨の日の窓ガラスに張り付いているアマガエルのようにピタピタしていた。
 それ以上、携帯を奥に入れる勇気はなかった。それは処女だからという意味ではなく、『携帯に付着している細菌は公衆便所の十倍に匹敵する』という、アリゾナ大学の微生物学者の論文を思い出したからだった。

 明子はゆっくりと携帯を抜いた。携帯の先には、濃厚な白濁の液体がヌルリと絡み付いていた。
 アラームはまだ鳴っていた。激しい振動を指に感じながら、ふと、これをクリトリスにあててみたらどうなるんだろう、という考えが頭に過った。
 ヴィィィィン、ヴィィィィン、ヴィィィィン、と震える携帯の角を、皮からプクっと飛び出したピンク色の突起物に恐る恐る近づけた。
 点滅している緑のランプが陰毛の中で輝き、激しく震える携帯の角が腫れ上がったクリトリスを捕らえた。
 突然、凄まじい衝撃がズキンッ! と脳天を貫いた。
「ああああぁぁぁ!」という情けない声と共に体がよじれ、ベッドに激しくひっくり返った。
 何が何だかわからない快感が、まるで機関銃のように次々に襲い掛かり、腰が勝手にカクンカクンっと跳ね上がった。(もうダメ!)と顔を顰めながら両脚をピーンと伸ばすと、それと同時に尿がシュッと飛んだ。まるで新幹線が通り過ぎるような早さでアクメが去っていったのだった。

 ほんの一瞬の出来事だった。一瞬のうちに明子はアクメに達し、そして失禁していた。
 ハァハァと肩を揺らしながら驚く明子だったが、しかし、驚くのも束の間、また次のアクメが猛然と襲い掛かり、あっという間に二回目のアクメが通り過ぎていった。

 まさにジェットコースターに乗っているような感じだった。一つの坂を越すとまたすぐに次の坂が現れ、息つく暇もなくただただ流れに身を任せているだけだった。
 二回目のアクメが通り過ぎると同時に、明子は携帯を投げ捨てた。携帯は、ガンッ! と音を立ててフローリングの床に転がった。
 テラテラと輝く携帯を見ながら明子はハァハァと肩を揺らした。そして、まるで初の核実験でその威力を目の当たりにした科学者のように、(これは絶対に使ってはいけない……)と、そう思ったのだった。

(つづく)

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