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卑猥な害虫5

2013/05/30 Thu 17:30

卑猥な害虫・5



 本当にあとから金を寄越せとか言わないでしょうね、と、しつこく聞いて来る部長を、康夫は強引に車の運転席に座らせた。
 そして素早くシートを倒すと、助手席で脅えている妻に「部長のズボンを脱がせなさい」と命令した。

「こ、こんな所でヤルのか!」

 そう慌てる部長の足を押さえ、「こんな所だから興奮するんじゃないですか……」と康夫が笑うと、すかさず真っ赤な顔をした貴子が部長のズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。

「部長さん。心配しないで下さい。私はあなたに免許証まで見せてるじゃありませんか。そこまでしておいて、あとであなたを脅迫したり金を要求したりするわけないじゃないですか……」

 康夫は、ズボンのボタンを外そうとしている貴子の震える指を見ながら、それを部長に阻止されぬよう更に話しを続けた。

「お恥ずかしい話ですがね、私のペニスは笑っちゃうほどの短小でしてね、強欲な妻の性欲を治めてやる事ができないんですよ。だから部長のその大きなペニスでね、妻の中に潜んでいる『卑猥な害虫』という欲求不満を解消してやって欲しいんですよ。ただそれだけなんです。あとでコレをネタに脅迫するなんて気は毛頭ありません。絶対にありません。信じて下さい。害虫駆除だと思って何とかお願いしますよ……」

 そう話しながら部長の気を引きつけていると、貴子が部長のペニスをズボンの中から引きずり出すのが見えた。
 ニョッキっと飛び出したペニスは、はち切れんばかりに勃起していた。それはあまり使い込んでいないらしく、真っ赤に腫れ上がる亀頭は少年のように痛々しかった。

「シコシコしてあげなさい……」

 貴子にそう命令すると、康夫は素早く後部座席に乗り込んだ。
 運転席の倒れたシートの隙間に体を滑り込ませると、シートに横になったままの部長が、「もしかしてそこで見ているんですか」と慌てて後ろに振り返った。

「ヤリにくいですか?」

 康夫がそう笑うと、部長は「当たり前ですよ」と顔を顰めながらも、突然「んふっ……」と熱い息を吐いた。
 見ると、既に部長のペニスはシコシコとシゴかれていた。
 貴子は下唇を噛んだまま俯き、康夫のペニスの二倍はあろうかと思われる逞しい肉棒を、ぎこちなく上下に擦っていたのだった。

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 それを目にした瞬間、康夫は激しいショックと強烈な興奮に襲われた。
 貴子の手が上下に動く度に、「んふっ、んふっ」と息を吐く部長の顔を逆様に見ながら、複雑な衝撃に泣き崩れそうになっていた。
 もう我慢できないと思いながら、康夫はズボンの中に手を突っ込んだ。そして我慢汁でトランクスをネトネトに濡らしている粗チンを力強く握りしめると、そのままシコシコとシゴき始めた。
 複雑な快感が、背筋や太ももをゾクゾクと走り抜けていった。そんな快感に顔を歪めながらも、康夫は「早く舐めてあげなさい」と貴子に命令したのだった。

 シートに寝転びながらそんな康夫の顔をジッと見ていた部長が、「本当にいいんですか」と念を押して来た。
 ハァハァと荒い息を吐きながら「何がですか?」と聞き返すと、「こんな事して、あとで後悔しませんか?」と部長が言った。

「わかりません……でも、遅かれ早かれこの変態女は誰かとヤリますよ……私の知らない所でこっそりヤられるくらいなら、いっその事、私が見ている前で……」

 と、そう話している途中、突然部長が「うっ」と息を漏らした。
 慌てて貴子を見ると、ペニスの根元を握った貴子が真っ赤な舌を突き出し、見ず知らずの赤の他人の亀頭をペロペロと舐めまくっていたのだった。

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 その衝撃は、手コキを見た時よりも、明らかに激しかった。
 まるで鋭利なサバイバルナイフで胸をひと突きにされたような衝撃と、剥き出された脳に氷水を垂らされたような戦慄が同時に襲い掛かり、おもわず康夫は「嘘だろ……」と震える声を漏らしていた。
 そんな康夫の顔を怪訝そうに見ていた部長が、「やっぱり見ない方がいいんじゃないですか……」と顔を顰めた。
 貴子の淫らな舌の動きを呆然と見ていた康夫が、「そ、そうですかね……」と声を震わせると、部長は、「こういうの見ちゃうと、きっと後々まで引きずりますよ」と、妙に説得力のある声で呟いた。
 康夫は、グタッと項垂れた。
「やっぱりそんなもんですかね……」と呟くと、「そんなもんですよ」と部長がきっぱり答えた。
 その言葉を交わした時点で、二人の今までの立場は逆転していた。
 もはや康夫は、妻を寝取られた敗者となり、ペニスを舐められている部長は、妻を寝取ってやった勝者になってしまっていたのだった。

「わかりました……私はパチンコ店で待ってます……」

 そう項垂れたまま後部座席のドアを開けようとした康夫だったが、そこでもう一度、部長の股間で蠢く貴子を見た。
 貴子は、車内から出て行こうとする康夫には見向きもしていなかった。巨大な肉棒を口一杯に頬張り、ぶちゅ、ぶちゅ、と卑猥な音を響かせながら、必死に顔を上下に振っていた。
 そんな貴子に、今までにない強烈な淋しさを感じた。
 それを望んで自ら仕組んだ計画なのに、こうなる事がわかっていながらも実行した計画なのに、それなのに康夫は身の毛もよだつほどの淋しさに襲われていたのだった。

 朦朧とした意識のままパチンコ店に入ると、たちまち薄汚い空気と下品な喧噪に包まれた。
 取りあえず康夫は目についたパチンコ台の前に座り、台の横にある玉交換機に五百円玉を滑り込ませた。
 赤い上皿に、銀色の玉がジャラジャラジャラと金属音を鳴らしながら出て来た。
 丸いレバーを捻ると、ギュン、ギュン、という振動が手に伝わり、次々に玉が飛び出した。
 流れ落ちていく玉をぼんやり見つめていると、急にルパン三世のメロディーが鳴り出し、「行くぞぉ」というルパンの声が聞こえたと思ったら、いきなり「2」が三つ揃った。
 再びルパンの「ビッグボーナース!」という声が響くと、すかさず隣に座っていた中年女が台を覗き込み、目を丸めて「早っ!」と叫んだのだった。

 玉はおもしろいようにジャラジャラと出て来た。銭形が追いかけ、次元が拳銃をぶっ放し、五ェ門が刀をシャキンっと鳴らすと、夕日に照らされた高層ビルの隙間からヘリコプターに乗った峰不二子が現れ、もうその頃には、既に下皿は銀色の玉で一杯になっていたのだった。
 さっそくミニスカートを履いた店員が千両箱を持ってやって来た。
 すると隣の中年女が「あんた凄いじゃない、座って一分も経ってないわよ」と、嫌味ったらしく笑いながら康夫の腕を肘で突いた。
 更にこの中年女は、千両箱の中にガラガラと玉を落しているミニスカートの店員に向かって、「速水さん、この台に三万円も注ぎ込んでたんだよ、あの男、ホントついてないわよねぇ〜」と、抜けた前歯を剥き出しにしてケラケラと笑うと、続いて真後ろの席に座っていたプロレスラーの蝶野のような髪型をしたおっさんにも、「速水さん、きっと泣いて悔しがるわよ」などと、嬉しそうに笑いかけていた。

 そんな中年女は、四十半ばのブヨブヨに太った牝豚だった。豚の癖に、今にもパンツが見えそうなほどのミニスカートを履き、ブヨブヨに浮腫んだ醜い生足を臆面もなく曝け出していた。
 その風体からして一見水商売の女に見えるが、しかし、この中年女が主婦だと言う事を康夫は知っていた。
 なぜなら、さっき店内の客を物色している時、たまたま休憩コーナーのショーウィンドウから、この中年女が車から出て来るのを見ていたからだった。
 中年女の車は、黒いダイハツのムーブだった。その助手席には長ネギが突き出したスーパーの買い物袋が置かれ、そしてその後部座席のチャイルドシートには一才くらいの幼児が眠っており、康夫はそれを見逃してはいなかったのだった。

(こんなバカ主婦が……子供を殺してしまうんだろうな……)

 そう思いながらも、子供が欲しくてもできない康夫は激しい怒りを感じていた。周りの客達に「速水さんは運のない男だよ」と言いふらしては馬鹿笑いしているこの中年女に、「あの子供、殺すくらいなら私にくださいよ」と言ってやりたくてウズウズしていた。
 が、しかし、よくよく考えれば、幼児を車内に置き去りにしたままパチンコをしている主婦と、裸の妻と見知らぬ男を車内に置き去りにしている夫は、何ら変わりない『同じ穴のムジナ』だという事に気付いた。
 愛する妻を平気で他人に貸し与えるような腐れ外道の自分には、この中年女の非道を非難する資格はない事を知ると、無性に自分が薄汚く思え、自らの手で自分をこの世から抹殺してやりたいと思った。

 康夫は、まるで死人のような貪よりとした目で隣の中年女を見ると、「これ、全部あげますよ……」と呟いた。
「へっ?」と驚く中年女に、康夫は力無く微笑みながら、「あなたがいらないなら、その運のないもこみちさんとやらにあげて下さい……」とゆっくりと席を立った。
 中年女は慌てながらも「本当に貰ってもいいんだね?」とそう念を押してきた。
 康夫はコクンッと頷くと、そのまま歪んだ笑みを浮かべ、「今ね……私の大切な妻がね……見ず知らずの男に犯されてる最中なんですよ……私は忙しいんですよ……こんな事をしている暇はないんですよ……」と、ブツブツと呟きながら通路を歩き出したのだった。

 そのまま康夫は入口の休憩コーナーへと向かった。
 自販機で部長と同じ紙コップのコーヒーを買い、クッションの硬いソファーに腰を下ろした。
 ズズッとコーヒーを啜りながら、いったい俺は何をしているんだろうと呟いた。
 舌の両サイドにコーヒーの苦みを感じながらサーチライトに照らされる駐車場を見ると、ふと、(こういうの見ちゃうと、きっと後々まで引きずりますよ)という部長の言葉が蘇った。

「なんなんなだよ……『こういうの』ってなんなんだよ……『こういうの』っていったいどういうのなんだよ……『こういうの』じゃわからないじゃないか!」

 そう怒鳴りながら立ち上がり、屑篭の中に紙コップを投げつけると、熱いコーヒーが顔面に跳ね返って来た。

「熱っちぃなぁ!」

 そう怒鳴りながら屑篭を蹴飛ばすと、通路から出て来た男の店員が怪訝そうな目つきで康夫を睨んだ。
 そんな店員の視線から逃れるようにして入口のドアに向かった。
 すると、ガラスのドアの向こう側を、見覚えのある男が小走りに横切って行くのが見えた。
 その男は確かに部長だった。康夫は(もう終わったのか?)と不思議に思いながらも慌ててドアを開け、部長が走って行った方向を見た。
 ヨタヨタと走る部長の背中が、パチンコ店のカラフルな照明にぼんやりと浮かんでいた。
「部長!」
 そう声を掛けると、部長は走りながらも一瞬振り向いたが、しかし、何も言わずにそのまま闇の中へと消えてしまった。
 そんな部長の慌てように、たちまち康夫は胸騒ぎを感じた。
 不意に、首を絞められてぐったりしている妻の姿が頭を過り、激しい焦燥感に襲われた。

「貴子!」

 情けなくそう叫ぶと、康夫は車に向かって走り出した。
 走りながら(中出しされたとか顔射されたとかならまだいい! 頼む、生きててくれ!)と必死に叫んでいた。車と車の隙間をクネクネと走り抜けながら、(生きててさえくれればそれでいい!)と何度も何度も叫んでいた。
 迷路のような車間を走り抜けていくと、やっと『大日本皇政塾』という趣味の悪いステッカーを飾った白いワンボックスカーが見えて来た。
「貴子!」ともう一度声に出しながらワンボックスカーの横をすり抜けようとすると、ふとそこの影に黒いジャンパーを着た男がしゃがんでおり、康夫は慌てて足を止めた。
 ガッ! と砂利が擦れる音に、黒いジャンパーを着た男が慌てて振り返った。
 四十代半ばだろうか、ネズミのような顔をした薄汚れた男だった。
 男は康夫を見るなりスクッと立ち上がり、ズボンのチャックから飛び出していたペニスを慌てて中に押し込んだ。
 思わず康夫が「何してるんですか!」と叫ぶと、男は太々しい表情をしながら「何してるって、おまえにゃ関係ないだろ」と言い返して来た。
 確かにその男がそこで何をしてようと康夫には関係なかった。が、しかし、今この男は、明らかに康夫の車の中を覗いていた。しかも、性器を露出させ、シコシコとシゴいていたのも確かだった。
 たちまち康夫の胸の中で、貴子の痴態が覗かれていたという怒りと欲情が複雑に絡み合った。
 すると男は突然、「なぁ……」と馴れ合うような口調で康夫に寄り添って来た。

「……あんなスゲェのは滅多にお目にかかれねぇぜ。だからよ、ここは仲良く一緒に覗くって事にしようや……なぁ……」

 そう笑う男の肩越しに、自分の車のフロントガラスがぼんやりと見えた。
 薄暗い車内で尻が上下しているのが見えた。それはまるで餅つきの餅のように白く、そしてタポタポと柔らかそうな尻だった。
 その尻が上下する度に、車体がユッサユッサと揺れていた。
 同時に康夫の心臓もドックドックと上下に揺れ、体中の血液が凄まじい勢いで流れ始めた。

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 クラクラと目眩を感じながら、上下に動く貴子の尻を目で追っていた。
 そして貴子の尻の谷間にヌポヌポと突き刺さる獰猛なペニスを見つめながら、(あいつは……誰だ……)と愕然とした。

 するとネズミ男が、「な、スゲェだろ」と自慢げに笑いながら、再びズボンのチャックを開けた。
 そこに捻り出されたペニスは異様な形をしていた。所謂、シリコンボールというモノがペニスの表面に埋め込まれているらしく、まるでトウモロコシのようにゴツゴツしていた。
 ネズミ男はそれを握りしめ、玉をグリグリさせながら上下にシゴき始めると、「あの女、これで二人目なんだぜ……相当なスキモノだ」と怪しく笑った。
 康夫は乾いた喉に唾をゴクリと押し込みながら「あの男は誰なんですか……」と聞いた。

「あいつも、ついさっきまで俺と一緒にここで覗いてた奴だよ」

 康夫は声を震わせながら「知り合いですか」と聞いた。

「知らねぇよあんな奴。俺がパチンコ屋から出て来て、あそこに止めてる自分の車に乗ろうとしたらよ、あいつがあの車ん中を覗きながらセンズリこいてたのさ。何かあるのかなぁって思って俺も車ん中を見るてみると、あの女がおっさんとヤリまくってたっつうわけよ」

 ネズミ男はそう言うと、再び車内に視線を戻しながら歪なペニスをグリグリと上下させた。そしてそのままニヤニヤと下品な笑みを浮かべながらボソボソと話を続けた。

「先にヤッてた男がよ、射精するなりいきなり車から飛び出して逃げてったんだよ。その男はえらく慌ててたからよ、俺たちは最初、女がレイプされてたんだと思って焦ったよ。でもよ、不思議な事に女は、男が逃げてった後も股をパックリと開いたままシートに座ったままなんだよな。普通、レイプされたんならさ、男がいなくなれば叫ぶなり泣き出すなりパニクるはずだろ? なのにあの女は股を開いたまんまボーっとしてたんだ。しかもその後、いきなりオナニーを始めやがったんだよ……」

「………………」

「ひひひひひ……スゲェ女だろ。きっとあの女はよ、ほら、最近ネットでよく騒がれてる『公衆便女』って奴なんだよ。誰でもヤっちゃっていい女なんだよきっと……」

 そう言いながらネズミ男は、中腰でシコシコとペニスをシゴいた。

「それで……あの女は、あの人を素直に受け入れたんですか?」

 康夫は、妻を騎乗位で攻めている男を指差し言った。
 するとネズミ男は、「ふっ」と小さく鼻で笑った。
 そしてゆっくりと康夫に振り返りながら、

「当たり前だのクラッカーよ。あの男が車に乗り込むなり、自分から男のズボンを脱がし始めてさ、そのまま男の上に乗っかって腰振り始めたよ」

 と呟き、ケケケケケケと妖怪のように笑ったのだった。

 生温い都会の夜風が康夫の首筋をいやらしく撫でた。
 愕然としながら「嘘だ……」と呟くと、すかさずネズミ男が「嘘じゃねぇよ」と返して来た。

「とにかくよ、あの女は誰でもヤっていいっていう共有の『公衆便女』なんだよ。だから次は俺が行く。もしあんたもヤるっつうなら、俺の後だぜ。邪魔だけはしねぇでくれよ。ひひひひ、なんてったって女は二年ぶりだからよ、ヤッてヤってヤリまくってヤルからな。ああ、楽しみだなぁ……」

 そう笑うネズミ男の歪なペニスを見ながら、こんなペニスでヤッてヤってヤリまくられたら妻のアソコは壊れてしまうと背筋が凍った。
 なんとしても阻止しなければと思った。このままでは、貴子は本当にこいつらの『公衆便女』になってしまうという焦燥感に煽られた。
 しかし康夫は動けなかった。今から妻を犯そうとしている目の前のこの薄汚い男に何も言えなかった。
 そして康夫はふと思った。
 もしかしたら自分は、貴子がこのイボイボペニスで攻められるのを密かに望んでいるのではないのだろうかと……。

(つづく)

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