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四郎と売春(後編)

2009/06/26 Fri 18:30

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               10

精液を一滴残らず吸い取られた私は、スッキリとした気分で202号室を後にした。
次は203号室なのだが、さすがに射精してすぐに行くというのもおもしろくないなと思いながら廊下を歩いていると、隣りの203号室の扉が突然開いた。

中から出て来たのはシャブ中のヒロポンである。
「おまえ、何やってんの?」
後ろから私がそっと声を掛けると、ヒロポンは「うわぁ!」と大きな声で驚いた。


「びっくりしたぁ・・・心臓が止まるかと思いました・・・」
ヒロポンはハァハァと肩で息をしながら目をギラギラとさせながら私を見た。
「あっ!・・・おまえ、またシャブ打っただろ?」
私はヒロポンのその異常なまでの目の輝きと、妙にビクビクと警戒心が張りつめているヒロポンの様子から、すぐにシャブを打ったと気付いた。

「いや・・・はははは・・・まぁ、少しだけ・・・・」
「もしかして、ここの女も効き目か?」
効き目とはシャブが効いているかと言う意味である。

「はぁ・・・少しだけ・・・」
「少しだけ少しだけって・・・まぁ、いいや、ちょっと覗いて見るわ・・・」
「はぁ、いってらっしゃいませ・・・」
ヒロポンは203号室に入って行く私に深々と頭を下げていた。

私は勝手に部屋に入り込むと、廊下をスタスタと奥に進んだ。
シャブ中とはセックスをする気はない。シャブを打っている女の肌は臭いからである。あの何とも言えないヘドロのようなシャブ中の体臭は、私のペニスを勃起させないのだ。
ただ、シャブ女は見ていて面白い。効き目の女はなど動物園の檻の中で怒り狂っているゴリラを見るよりも楽しいのである。

私はそんな見学の気持ちで203号室に入って行ったのだった。

リビングに行くと、テレビだけが付きっぱなしになっており女はいなかった。
ベッドルームから「ビィーン・・・」という髭剃りのような音が聞こえて来る。私はヒョイとベッドルームを覗いてみた。

「ひゃあ~!」
いきなり顔を出した私を見て、素っ裸のおばさんが悲鳴をあげた。

「あはははは、驚かせてごめんごめん、今ソコで武田君とばったり会ってね、武田君からアナタの事聞いたもんだから、ちょっと御邪魔させてもらったんだ・・・」

「いやぁ・・・そうやったんかいなぁ・・・ウチ、心臓弱いねん、びっくりして死ぬかと思うたわ・・・」
おばさんはそう言いながら、ベッドの上でのたうち回っているピンクローターのスイッチを消した。
「いや、いいですよ、続けて続けて、私はすぐに失礼するから、私の事は気にせずにそのままオナニーを続けて下さい」
私はそう言いながら、その場にゆっくりとしゃがんだ。本当はべたりと床に腰を下ろしたかったのだが、床にはインスタント麺のカスや煙草の吸い殻などが所々に散乱しており、とてもじゃないがベタリと座れるような状態ではなかった。

「さよか、ほな、遠慮なく続けさせて貰うわ・・・」
おばさんはピンクローターのスイッチを再び入れると、ソレをオマンコにビビィーンと当てながら、枕元に散乱しているエロ本をペラペラと捲り始めた。

私はそのオナニーを眺めながら、女性もオナニーをする時にエロ雑誌を眺めるもんなんだな・・・と何故か妙に納得してしまった。
「あふ・・・・あふ・・・・」
時折、不気味な息を吐くおばさん。
私はこっそりとデーターを取り出し、203号室のデーターを目で追った。
〔43歳・バツ3・働いていたスナックを解雇され寮を追い出された。現在、住所不定の無職〕
私は、このシャブ中のホームレス女が物凄く哀れに思え、それ以上、そのオナニーを見る事ができなかった。

203号室を出ると、入口にさっきと同じ姿勢のままのヒロポンがいた。
「おまえいつまで挨拶してんだよ」
ヒロポンの坊主頭をペタンと叩くと、ヒロポンは初めてそこで私が出て来た事に気付いたのか、「あ、どうも御苦労様でした」と目をギラギラさせて笑った。

「どうでした?なかなかハードでしょあの女?」
「う~ん・・・ハードねぇ・・・っていうか、あのおばさんいつからああやってオナニーしてんの?」
私はベッドの下に無数に転がるティッシュの山を思い出し、そう聞いてみた。

「へぇ。今朝、部屋を覗くとビィンビィンとローター弄ってましたから・・・」
「えっ?ってことは、朝からああやってオナニーしてるの?」
時計を見るともう夜中の2時だ。
「そうなんですよ・・・なかなかハードでしょ?」

シャブ中の言うハードってのはいったい何を基準にハードと呼んでいるのか・・・
そう考えたら突然笑いが込み上げて来た。

               10

トドメのハードシャブ中で完全に性欲を無くした私は、部屋に戻るとベッドの中に潜り込み泥のように眠った。途中、小便がしたくなり目が覚めると、布団の中で小便が溜まったビンビンのペニスを握ったまま天井を見上げていた。時計を見ると朝の4:00。無性にあのシャブ中が気になって堪らず、私はベッドから起き上がるとそのまま203号室へと向かった。

ドアの鍵は掛かっていない。そのまま部屋の中へとこっそり入って行った。廊下を進んでいると微かに聞こえて来るビィーン・・・という振動音。
まさか・・・と思いながらもベッドルームを覗くと、ベッドの上でM字開脚をしたシャブ中女が雑誌を見ながらオマンコにローターを一心不乱に当てていた。

彼女がオナニーを初めてかれこれ19時間くらい経つ。それでもこうやって雑誌を見ながらビィーンとやっている。私はシャブ中の恐ろしさというものを感じながらも、どこか彼女が神秘的に見えてならなかった。

私がベッドに近づくと彼女は横目でチラッと私を見た。しかし、そのギラギラと輝いた目は明け方の侵入者などまったく興味がないようだ、すぐに雑誌に戻ってしまった。
私はベッドに寝転がる彼女を見下ろしていたが、静かに腰を屈めM字に開く股間の中を覗き込んでみた。
見事にカラカラに乾いているオマンコだった。酒屋で売っているおつまみの「ホタテのひも」のような貧弱なビラビラがとても悲しい。

私は小便が溜まって破裂しそうなペニスを取り出すと、その乾いたオマンコに小便を掛けてやった。
シューッ!と飛び出す黄色い小便。勃起しているため尿道が押し潰されその分小便の勢いは凄い。
女は小便を掛けられてもウンともスンとも言わず、ただひたすら雑誌を読みながらローターを押し当てているだけだった。

203号室を出ると、明け方の朝の空気がひんやりと身体中に襲いかかった。
もう一眠りしようとマンションの廊下を進んでいると、薄暗い廊下の一番奥に女が立っているのが見えた。
女は廊下の手摺に凭れながらひとりポツンと明け方の空を眺めていた。

廊下を進んで来る私に気付いた女はチラッと私に顔を向けた。
若い。しかもめちゃくちゃ可愛い。
女は私を一瞥した後、また明け方の空に顔を戻しフゥーっと大きな溜息を漏らした。

「・・・なにしてんの?」
私は歩みながら話しかけてみた。
彼女はゆっくりと私に目を向けると「・・・別に・・・」と呟き、愛想笑いをニッと見せた。

「何号室?」
彼女は私の方に振り向くと「・・・ここ」と、205号室を指差した。
振り向いた彼女は今時のギャルだった。

「眠れないの?」
私はそう言いながら彼女の隣りに行くと、彼女と同じように手摺に凭れて空を見上げた。
「・・・うん」
彼女はそう答えながらまた空を見上げる。私は横目で彼女を監視する。デニムのミニスカートから剥き出たピチピチの太ももはほんのりと日焼けし、茶髪のヘアースタイルと見事にコーディネートされていた。
スタイルは申し分無い。
次に首をコキコキさせるフリをしながら彼女の顔を見る。日焼けした肌にギャル風のメイク。鼻筋がキュッと通り、マリリンモンローのような垂れ目が妙に可愛かった。

「・・・実は私、お客なんだ・・・」
私はそう呟きながら彼女の顔を見た。
彼女は何も答えず黙って空を見つめている。
「担当者から聞いてるでしょ?前金も払ってあるし・・・」
彼女は空を見つめたままコクンと小さく頷いた。

「じゃあ、今からいいかなぁ・・・」
時計は朝の4時半だ。私はダメ元で聞いてみた。
「・・・いいよ」

彼女はあっさりとそう答えると、ゆっくり後ろに振り向き部屋に入ろうとした。
「いや・・・とりあえず、ここでしゃぶってよ・・・」
調子に乗った私は、マンションの廊下でチンポを剥き出しにした。

小便の雫でキラリと光る亀頭を彼女はジッと見つめている。そんな彼女を私もジッと見つめる。

少しの間二人の時間が止まっていたが、しばらくすると彼女は私の足下にスッとしゃがみ込み、ダラリンとしたチンポを完璧にネールアートされた綺麗な爪を光らせながらシコシコと上下させた。

みるみると勃起して行く私のペニスを、彼女は表情ひとつ変えず無言でただ黙々とシコっていた。

ペニスが完全に勃起するのをその弾力で確認した彼女は、ゆっくりと唇を開くとニュルッとペニスを吸い込んだ。ひんやりとした朝の空気に彼女の口内は妙に温かく心地よかった。
クッチュクッチュ・・・といういやらしい音が夜明けの廊下に響き渡る。

「ねぇ、今履いているパンティー貸してよ・・・」
私は彼女の耳たぶを弄りながらそう聞いた。
彼女は右手で摘んでいたペニスの根元を左手に持ち替えると、しゃぶったまま右手でパンティーを脱ぎ始めた。
小麦色の太ももからスルスルと顔を出した黄色いパンティー。ぎこちなく身体を傾けながらパンティーを脱ぎ取ると、その小さな黄色い固まりを私の手に持たせてくれた。

パンティーはギャルっぽいTバックだった。私はしゃぶられながらTバックを開きクロッチを確認した。

残念ながら動物的な匂いはキツい香水で掻き消されていた。
シミは少ないが中心の一点がキラリと濡れ光っていた。
「・・・ねぇ、もしかしたら濡れてる?」
私の言葉に一瞬動きが止まる。私を見上げた彼女は「やっだぁ・・・」とギャルっぽく笑った。

その表情があまりにも可愛く、我慢できなくなった私は彼女を立ち上がらせると、廊下の手摺を掴ませ尻を突き出させた。デニムのミニスカートからプルンとした小麦色の尻が現れ、日焼け跡のビキニラインが私の脳を刺激した。
私は立たせた彼女のミニスカートの中に顔を埋めると、まずはその尻肉に顔を押し付け若い弾力性を楽しんだ。
アナルからプ~ンと大便の香りが漂う。私はプリップリの尻肉を押し開き、その匂いの元を確認する。
無駄毛一本生えていない綺麗に処理されたアナル。先程のシャブ中とは大違いだ。
小さな菊花に鼻を押し付けると、モロうんこの匂いが鼻を襲った。
舌を伸ばしウンコ臭のアナルをペロペロと舐める。舐めながら、太ももを擦っていた手をオマンコに昇らせる。

無駄毛処理をされチクチクと髭の生えたオマンコはグチャグチャに濡れていた。私はオマンコの中に指を入れながら菊花の中に強引に舌を捩じ込む。

「んっ・・・・あん・・・」
初めて彼女の口から声が漏れた。

私はそのまま彼女の身体を抱きかかえ、濃厚なディープキスをしながら205号室のドアを開けた。
玄関でサンダルを脱ぎ、キスをしたまま廊下を進みベッドルームへと向かう。

彼女の部屋はまったくの殺風景だった。ギャルっぽい部屋を想像していた私は少し調子抜けする。
リビングのテレビの前には食べかけのマクドナルドが散らかっているだけで他は何も無い。
寝室のベッドには買ったばかりの羽毛布団が転がっているだけだった。

私はベッドに彼女を寝かせると、ズボンを脱ぎながら「いつ越して来たの?」と聞いた。
「・・・さっき」と答えながらクスッと笑う少女。

私はついほんの数時間前まで彼女は完全素人だったと考えるといても立ってもいられない興奮に襲われ、もう一度彼女の両足を開かせるとその素人のオマンコを隅々まで舐めまくった。

彼女の服を1枚1枚楽しみながら脱がせる。彼女と目が合うと彼女は恥ずかしそうに「えっち・・・」と笑い、その仕草にまたまた興奮した私は、その小さな唇の中にペニスを喰わえさせた。

全裸にした彼女をベッドに寝かせ、身体中のありとあらゆる部分を舐め回した。風呂に入っていない彼女の細かな部分は、新陳代謝が活発な若者らしくそれなりに臭かった。
小麦色に焼けた足首をペロペロと舐めながら「いくつ?」と聞くと「17」と返って来た。
「彼氏は?」
「・・・さっき別れたの」
彼女はそう答えるとケラケラと声を出して笑い始めた。

「家には帰ってないの?」
私はふくらはぎから太ももの裏をズズズッと舌を走らせながら聞く。汗のしょっぱさが堪らなく、亀頭からヌチャーッと我慢汁が滴り落ちた。
「最近帰ってない・・・」
そう答えながら彼女はくすぐったそうに身体を捻らせた。

脇の下をチロチロと舐めていると、彼女の細い指が私のペニスを握った。
脇の下のしょっぱさに感動しながら彼女の指の動きに腰をカクカクさせる私。
「・・・欲しいの?」
脇の下から顔をあげた私がそう聞くと、彼女はいやらしい表情でコクンと頷いた。

その可愛い口の中に舌を捩じ込ませながら、小さな身体をガッシリと抱きかかえる。
なんとも柔らかい17歳の身体に私のペニスは既に爆発寸前だ。
ベッショベショに濡れたオマンコを指で開くとそこにペニスの先を当てる。少女のオマンコは早く欲しいと、まるで鯉の口のようにヒクヒク動いていた。
亀頭をズズッと押し込むと強烈なシマリ具合が亀頭を包み込む。私は一気にズボッと突き刺した。
「んん・・・あぁぁん!」
叫ぶ彼女の口の中に再び舌を捻り込む。彼女の前歯がカツカツと私の前歯に当たる。
グチョグチョと卑猥な音を立てながらペニスを出し入れすると彼女は人差し指を噛みながら、切なそうな瞳で私を見つめる。

「痛くない?」
「・・・気持ちイイ・・・」
私はキュンキュンと締め付けて来るオマンコの筋肉を感じながら、素直にこの女と暮らしたいと思った。


               11

マンショントルコ。略してマントル。
このマンション一棟ごと借り切っての素人売春宿はものの見事に的中し、彼女達の部屋の鍵を求める会員達が連日行列を作っていた。
3ヶ月の経営でかなりの利益を生み出したマントルは、私の会社だけでなく「ヒモ」となっている従業員達の懐も大いに潤わせてくれた。

会員を飽きさせない為にも、ここで身体を売るワケアリ女も、短くて2週間、長くて1ヶ月と定期的にサイクルさせ、常に新しい素人女を入荷した。
となれば、大変なのが女集めの従業員達である。
従業員達はひっきりなしにテレクラを使いまくり、女集めのノルマ達成のために必死になっていた。

というわけで、私が経営するテレクラは朝から晩まで従業員達が占拠しており、その使用料金で私は更に儲けていたのであった。

そんなある日、4人の従業員達は私に話しがあると社長室にやってきた。
私はどうせ、テレクラの給料を上げろか若しくはマントルのピンハネをもう少し抑えて欲しいという直談判だろうと鼻糞をほじりながら机の上に足を乗せた。

「なんだおまえら雁首揃えて。仕事を辞めたいんだったらいつ辞めてもいいんだぜ、おまえらの代りはいくらでもいるんだ」
私はお昼のドラマに出てくる意地悪な工場長のようにそう言いながら先制攻撃をしてやった。

「・・・いや、そんなんじゃないんっすけど、ちょっとお願いが・・・」
最近妙にリーダー風を吹かしている元ヤクザのドラゴンズが、腰を折りながら下手に出て来た。
「お願い?給料や取り分増やせってんならダメだぜ。こっちも莫大な経費が掛かってんだ、これ以上利益が減ると赤字になっちまう」
私は更にライオン奥様劇場に出てくる成金親父のように、茶をズズズッとすすりながら渋い顔をした。

「いや、違うんですよ。実はね、俺達にも個人的にシノギをさせて貰えないかと思いまして・・・」
「なんだよ個人的なシノギって・・・」
私はデーンと机の上に乗せていた足を下ろした。実はその姿勢はイボ痔が痛かったのだ。

「へえ。まず、女達に金を貸そうかと思ってるんです・・・」
「金を貸す?なんだよ金融でもやろうってのか?」
「そうなんです」と、借金男が一歩前に出た。

「マンション内で高利貸しを営みたいのは僕です。彼女達、結構金遣いが荒いものですから、せっかく稼いでもすぐに金を使い果たしてしまうんです。ですから、僕が金を貸してあげようと思いまして・・・」

確かに彼女達の金遣いの荒さは尋常ではない。その日に稼いだ分をその日のうちにホストで使い果たしてしまう女もいれば、次の日にはエステやブランド品を買い漁ってはスカンピンになっている女も多い。
元々がワケアリな女である、金にはだらしなくて当然だった。

「しかし、今まで借金に苦しんでいたお前が高利貸しとはな・・・・」
「はい。今まで借金に苦しめられて来た分、その経験が今生かされるというわけでして・・・」

私は何か嫌な予感がした。この調子で4人全員が俺も俺もと何かシノギを持ち込もうとしているのではないかと、そんな気がしたのだ。

「っで、こいつは高利貸しという事で、次にこいつなんですが・・・」
ドラゴンズがそう言うと、続いて詐欺師男が胸を張って一歩前に出て来た。

嫌な予感は的中した。

「私は彼女達に化粧品を販売したいと思います」
詐欺師男はそう言いながら何やらカバンの中から怪しいパンフレットを数枚取り出し、それを全員に配り始めた。
「えー、現在、ここで働くほとんどの女性が、化粧品を近所のドラッグストアーで購入しております。そのドラッグストアーに置いてある化粧品というのがこれまた粗悪品でございまして、その化粧品を毎日使う彼女達は日に日に不細工になっていってるというのが現状でございます―――」

「もういいよオマエの下手なプレゼンは。んで、その化粧品はいったいいくらなんだ」
「はい。こちら、ダイアナ妃も使っていたと言われる超々ブランドでございまして、三越で買えばセットで10万はくだらないという高級品で―――」
「だから、深夜のテレホンショッピングみたいなのはもういいから、値段を言えよ値段を」
「はい。化粧水、乳液、下地クリーム、ファンデーションの4点セットでなんと4万円、4万円ポッキリの大御奉仕でございます!そして更に!なんと今回は特別にこちらの口紅も―――」
「わかったわかった。もういいよ。んで、おまえは?」
私はオーバーリアクションでプレゼンしている詐欺男を無視して、ドラゴンズの後ろに立っていたシャブ中のヒロポンに聞いた。

「・・・へへへへ・・・自分はもちろん・・・・」
「・・・シャブか?」
「・・・へへへへ・・・ネタはいいのが入りますので・・・へへへへへ・・・」

寿司屋みたいな野郎だ。
私は最後にドラゴンズを無言で見た。
自分の番だとわかったドラゴンズはゆっくりと一歩前に乗り出した。

「俺は、このマンションの中でヤクザをやろうと思ってます」
「は?・・・なんじゃそりゃ?」
「へい。先日もありましたけど、最近、会員が女の子に乱暴する事件が多発してんですよ」

これは確かに多い。このマントルには従業員が1人もいないという事から、客は好き放題暴れ回っていた。
先日も、ある女が客に荒縄でグルグル巻きに縛られ、全身に熱湯をぶっかけられるという事件が発生していた。

「それで、女を守るって事で俺が人肌脱ごうって事になりまして、それで毎月の『守り代』として女達からいくらか貰おうかと思いまして・・・」
ドラゴンズは猫背になりながらゆっくりと肩を怒らせそう言った。ヤクザのつもりらしいが、私には演歌歌手が唸ってるようにしか見えない。

「んで、なんでヤクザなんだよ。それなら警備員とかでもいいじゃねぇか」
「いや、それだとちょっと格好悪いんっすよね・・・やっぱ縄張りを守るヤクザって感じじゃなきゃ・・・なぁ?」
とドラゴンズが3人にそう言うと、3人とも「うん」と大きく頷いた。

「組の名前はといいますと、自分の名字の山田から『山』を取って、そんでおやっさんから付けてもらったあだ名のドラゴンズから『龍』を貰いまして、山龍会って決めてんですわ」

いつのまにか私は「おやっさん」になっている。私はあまりの馬鹿馬鹿しさに一気に身体の力が抜けた。

「自分が借りてる104号室に『山龍会本部』って金看板掲げてやろう思うてますんや。っで、自分がマンション内を『地回り』する時には、背中に『山龍』の代紋の入ったハッピ着よう思うてますねん」

山龍じゃなくって三流にしろ、っと私は言い捨てると、アホらしくなって眠たくなって来た。

「とにかく、俺達、このままでは全然稼げないんですよ・・・なんとか俺達にシノギをさせて貰えませんか、おやっさんには絶対に迷惑掛けませんから・・・」

「あー、わかったわかった勝手にしろ。こっちに迷惑かけないなら好きにすればいい。それとその『おやっさん』ってのやめろ」
私はそう言うと、眠たい目を擦りながら社長室を出たのだった。

私が社長室を出ると、後ろから「よかったな会長!」という声が聞こえ、ドラゴンズの「みんなありがとう!今夜は山龍会の結成式や!浴びる程飲もうぜ!」という声が響いて来た。

私はその声を聞きながら「ピリリっ」という不健全な屁をこいたのだった。

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しかし、結果的には彼らのシノギは良い方向に向かっていた。
というのは、女は馬鹿高い化粧品を言葉巧みに買わされ、おまけにシャブまで買わされる。その為には金が必要となり、借金男から高利で金を借りるようになり、挙げ句の果てには借金だらけとなり、その返済に追われながら必死で身体を売る。女が必死になればなるだけ客は喜び、その結果、客はまたマントルに通ってくれる・・・っという、彼らのシノギは実に好循環な働きをしてくれるようになったというわけだ。

そんな調子でいよいよマントルは大盛況となり、売上げも大幅にアップした。
裏風俗が繁盛すると必ず起こる問題が3つある。
まず、ひとつが地回りの暴力団。しかしこれは事前に地元の有力組織に挨拶を通しているため問題は無かった。
次に、同業者のいやがらせ。いわゆる引き抜きやチンコロ(密告)といったショボイ手段だ。が、しかし、これも私のマントルは完全会員制でしかもマンション一棟を貸し切っているため、同業者は下手に近寄る事ができなかった。そのためこれも問題無し。
最後は一番厄介な問題だ。そう、生活安全課のおまわりさんである。
一応、地元の下川刑事には毎月たっぷりの鼻薬を与えていたのだが、しかし、下川も所詮は所轄の刑事である。本庁が動き始めるとなると下川ごときに鼻薬を効かせているだけでは持つわけがなかった。

私はマントルが繁盛すればする程、本庁の動きが心配になって来た。
「日本の警察は甘くない」という事を身を持ってわかっている私は、いつ本庁が動き出してもいいようにと密かに身支度を整えていたのであった。

ある時、306号室の家出娘の部屋に転がり込んでいた私は、いつものようにノーパンのまま洗濯物を干させ、それを下から眺めていた。

洗濯をする彼女は16歳の現役高校生。家出3日目の所をドラゴンズがキャッチし2日前からこのマントルで働くようになった。
最近、夏休み中の為か、妙に高校生の家出娘が多い。そんな家出娘がこのマントルで働くようになったとしてもすぐに客を付けはしなかった。そう、まずは研修期間としてしばらくの間は私が調教するという事になっていたのだった。

私は家出娘の大きな尻を下から覗き込みながら、小麦色に焼けた尻肉の間に人差し指をツンっと差し込んだ。
「やっだぁ~!」
ケラケラと嬉しそうに笑う家出高校生。
その指の臭いを嗅ごうとすると、彼女は更に声を高め「やだぁー!」と私の手にしがみつきながら制止した。

必死な彼女が私の腕を掴もうとモガイていると、ムチムチの若い太ももが私の股間をグイグイと押して来た。
とたんに私のペニスはONとなる。
安っぽい香水が漂う身体をガバッと抱きしめ、そのまま床に押し倒すと大股を開かせオマンコを露にさせる。
「恥ずかしいよぅ・・・」
家出娘は口ではそう言いながら、見られている事に満更でもなさそうな笑顔を見せニヤニヤと笑っている。
足を押さえたままマンコに顔を近づけると、とたんに錆びたような金属臭が鼻についた。
「オマエ・・・生理近いんか?・・・」
そう言いながら私は若い果実をべシャベシャと舌で穿りまくった。
「はぁん!・・・あぁぁ!・・・」
感度のいい少女だった。既にオマンコはベタベタに濡れている。こんな感度の良い娘は前戯が省ける分楽だった。
私は彼女の股間から顔を上げると、さっそくペニスをオマンコの中にぶち込んだ。

大きく開いた足を自分で持ち上げながら「あんあん」と喘ぐ家出高校生は最高だった。
中で出そうか、それともやはり顔で出したほうが安全かと考えながら腰を振っていると、玄関の方から「おやっさん!」というドラゴンズの声が聞こえて来た。

「プッ・・・・おやっさんってなに?」
家出娘が吹き出した。
「おやっさんじゃなくて大家さんって言ってんだよ・・・そんな事より、ほら、もっと自分で腰振ってみな・・・」
「あぁぁ・・・こう?・・・あん・・・」
「おぉ・・・そうだそうだ、もっと振ってみろ・・・もっと・・・」
「おやっさーん!いるんでしょ?」
「・・・ちっ!」

私は家出娘からペニスをヌポッと引き抜くと、娘の汁でテカテカと輝いたペニスを出したまま「なんだよ!」と玄関へと向かって行った。

「うわ!」
玄関に立っていたドラゴンズが私のペニスを見て仰け反った。
「おやっさんってのホンキでヤメてくんないかな・・・」
ドカドカと廊下を進んで来る私に、ドラゴンズは「おやっさん!これこれ!」と言いながら後ろに立っていたオンナを指差した。

「だわっ!」っと慌ててペニスを隠す私に、後ろに立っていたオンナは上品な声で「クスッ」と笑った。

オンナは笑いながら視線をゆっくりと下げ、そのまま静かにお辞儀をした。その上品さはここらのワケアリ女とは少し違う。いや全然違う。今まで私の回りには居なかった真面目エロ主婦タイプの女だった。


「・・・・だ、誰?」
私は焦りながらドラゴンズに聞く。太ももの間にペニスを押し込んだ私の下半身は、まるでウィリアム・ブーグローの油絵「ヴィーナスの誕生」のようだった。

               13

「・・・ってわけで、とりあえず連れて来てみたんっすけど・・・大丈夫っすかねぇ・・・」
303号室のドアの前で、煙草を吹かしている私に向かってドラゴンズは心配そうな表情でそう話した。
「歳はいくつだ?」
「・・・確か、26って言ってました」
「26か・・・・26にもなりゃ、ここがどう言う事する場所かぐらいわかるだろ?」
「はぁ・・・そうなんっすけどね・・・会ってみたらあんまりウブな人妻だったんで、なんて説明したらいいのかわからねぇし、かといってこんなイイ女は滅多に捕まえれるもんじゃねぇし、実際、どうしたらいいかわかんなくて・・・」
ドラゴンズはガシガシガシと角刈りの頭を掻いた。ドラゴンズが着ているTシャツの胸にある、先日ドンキーで購入した「Tシャツプリントセット」で印刷した「山龍会」の文字が妙に痛かった。

「ま、そこんところは私に任せなさい。私が上手に説明して落としてやるから」
「マジっすか?おやっさんが口説いてくれるなら安心ですわ」
ドラゴンズは安堵した表情でフゥーッと息を吐いたのだった。

私はドラゴンズと別れると、1人で303号室の中に入った。
今から、あの真面目な人妻にこのマンションを利用するにあたってのシステムを説明をしなければならないのだ。私は、もし言う事を聞かずジタバタするようだったら、力ずくでレイプしてしまいハメ撮り写真を何枚も撮って「旦那に見せるぞ」とでも脅してやればいいさ、などと軽い気持ちで廊下を進んだのだった。

リビングでソファーに腰掛けていた人妻は、部屋に入って来た私を見るなりニコッと白い歯を見せた。
前歯が異常に白く整った女だった。歯が綺麗な女は大概アソコも綺麗なものだ。
私はそんな人妻の美歯にドキドキしながらソフアーに腰を下ろした。

「サラ金で借りてた借金が旦那さんにバレそうで困ってると聞きましたが・・・」
ソファーで足を組みながらそう話す私は、まるでB級AVの大根男優のようだった。
「・・・はい。亭主に見つかるとちょっと・・・」
人妻は急に視線を下に向け哀愁を漂わせた。実に美しい姿だ。

「んで、旦那さんには何と言って家を出て来たんですか?」
「はい・・・三日間、友達と伊豆の温泉に行って来ると嘘を付いて来ました・・・」
伊豆の温泉という響きが昼ドラっぽくてイイ。

「で、その三日の間になんとか金の都合をつけようと・・・というわけですか・・・」
「そうです。ですから、先程の原田さんにも事情はお話したのですが、少しでもお金が入るお仕事を紹介していただきたいと・・・」
「ええ。原田から聞いております。ところで借金はいくらあるんでしょうか?」
「・・・はい。サラ金3社から借りてまして、合計で100万円ほど・・・」
人妻は手に白いハンカチを握っていた。ハンカチを握りながら話す上品な人妻を見たのは、小学生の頃の授業参観で見た日下部君のお母さん以来だ。

「100ですか・・・差し支えなければ、その100万の使い道を教えて頂けませんか」
「・・・はい・・・パチンコでちょっと負けてしまいまして・・・」
意外だった。こんな真面目な人妻でもパチンコをするのかと驚いた。しかし、真面目ながらもついつい道を外してしまうそんな人妻は嫌いではない。

「パチンコか・・・。で、返済の方はどうなっているんです?」
「・・・それが・・・全然返済できてなくて・・・利息だけ・・・・」
「毎月利息だけを返済しているというわけですね」
人妻はまるでお通夜の挨拶のようにゆっくりと頭を下げた。

私は俯いた彼女の胸元をチラ見した。Tシャツから見える胸の谷間。なかなかイイ形をしている。

「・・・わかりました。その100万円。私が払ってあげましょう」
「!・・・・でも・・・」
「利息はいりません。その代り、私の会社でアルバイトをして返済して貰えばいいです。いや、もちろん旦那さんには内緒でって事で、旦那さんにバレない程度でのんびり出勤していただければ結構ですから」
100万円払っても価値の有る人妻だ。この女なら、会員達はプレミア料金を払ってでも抱きたがるだろう。
私はそう睨んだ。

「・・・仕事というのは・・・・」
「はい。ズバリ、売春です」
「!・・・・・」
人妻は細く品やかな太ももの上で、白いハンカチをキュッと握った。

「売春といっても、そこらにあるピンク風俗店ではございません。この部屋を使ってもらい固定のお客を相手にしてもらえばいいんです。ですから世間に知られる心配もございませんし、ま、ウチの客は紳士ばかりですから乱暴される心配もなく安心ですしね。旦那さんに内緒のアルバイトにはもってこいの職場だと思いますが」
つい先日、15歳の少女がシャブを打たれて荒縄でグルグル巻きにされ熱湯をぶっかけられて瀕死の重傷を負ったばかりですとは、口が裂けても言えなかった。

「・・・私に・・・できるでしょうか・・・・」
人妻は小さな尻をモジモジとさせながらハンカチを何度も何度も握り直していた。

そら来た!と、思いながらも、私はバッグの中から1枚の写真を取り出し、それを人妻が座るテーブルの上に置いた。

「彼女。家出している17歳の高校生です。この子、今、隣りの部屋でお客さん取ってますよ・・・こんな子供でも頑張って稼いでるんだし、奥さんも頑張らなきゃ、ねぇ」
私はそう言って人妻の細い太ももをポンッと叩いた。
叩いた手は太ももの上に置いたままだ。私の五本の指がじわりじわりと動き始めた。

「この女の子・・・今、働いてるんですか?」
人妻は私のいやらしい指の動きから神経を反らそうと、どうでもいい事を聞いて来た。
「そうですよ。このコ、今、隣りの302号室でお父さんくらいのおじさんにココを舐められたりしてますよ」
私はそう言いながら人妻のスカートの上から股間をツンツンと押した。
「彼女、若いのに頑張ってますよ・・・金の為にね・・・奥さんも家庭の為に頑張って借金返さなきゃ・・・」
私の手が人妻のスカートの中にゆっくりと忍び込んだ。
太ももでハンカチを握っていた手が私の侵入を拒む。慌ててはダメだ。私は素直に手を引いた。

「・・・この子の他にも沢山居るんですか・・・高校生とか・・・」
人妻はゆっくりと上目遣いで私を見た。高校生が気になるらしくやたらと聞きたがる。

「今は・・・8人くらい家出高校生がいるかな・・・残りは、人妻、OL、看護婦・・・昼は仕事に行きながら夜はここでバイトしてる人もいますよ」
「・・・やはり、みんな借金で・・・」
「そうですね。ま、中には旦那と喧嘩したなんてちっぽけな理由の奥さんもいますけど、ほとんどが借金絡みか単純な家出が多いですね」
「・・・今も・・・ここで・・・シテるんですか?・・・」
『シテる』という人妻の言葉が新鮮だった。人妻は言ってしまってから慌てて急に下を向いた。

「シテますよ。最近は夜だけじゃなく昼もお客を取ってますからね。稼ぐなら今のうちですよ」

人妻は頷きながらも「あのぅ・・・」と話しを急に変えトイレに行きたいと言い出した。
私は廊下の奥を指差し玄関の近くにあるトイレを教える。
彼女が席を立ち、トイレに入って行くのを確認すると、私はすかさず人妻が座っていたソファーに顔を埋めた。

ほんのりと温もりの残るソファーを顔に押し付けながら私はズボンの上から股間を揉んだ。
(まずは尺八をさせよう・・・亀頭から金玉までじっくりと舐め方を指導してやるんだ・・・あの手の人妻ならそれだけでもうグショグショに濡れて来るだろうな・・・ペニスを舐めさせながら綺麗なオマンコをおもいきり弄ってやる・・・)
私は人妻に尺八指導するのを想像しながら、いつしかスボンの中に手を入れていた。

ズボンの中のペニスはヌルヌルと湿っていた。そういえば家出少女のオマンコに入れたまま洗っていない事に気がついた。
自分の湿ったペニスを弄りながら、この他人の愛液がたっぷり付いたペニスを人妻に舐めさせるのを想像すると胸が苦しくなる程興奮して来た。

それにしても長いトイレだ。彼女、もしかして緊張のあまりウンコがしたくなったのかもしれない。私もそうだ、緊張すると無性にウンコがしたくなる。小学生の時、作文コンクールで銀賞をとった時もそうだった、全校生徒の前で校長先生から賞状を貰う時に急にウンコがしたくなり、我慢できず賞状を貰いながら親指大の一塊をチビってしまった事がある。幸い、それは誰にも気付かれなかったが、しかし数百人の前でウンコをしたという行為が快感となってしまい、私は今でもスーパーなど人の多い場所でこっそりズボンの中でウンコを洩らしては、ひとり快感に酔いしれている事がある。

そんな事を考えながらズボンの中のペニスをシコシコしていると、いきなり物凄い音がした。
それは地震が来たのかと思うくらいの衝撃音で、マンション全体が揺れたような気がするくらいの衝撃音だった。

驚いた私は中腰に立ち上がりながら耳を澄ます。廊下がやけに騒がしい。ドーンという音とガラスが割れる音、そして無数の革靴の踵の音が廊下で響いていた。

(ガス爆発か?)と思いながら立ち上がった瞬間、トイレから人妻が出て来た。

「なん外か騒がしいけど心配しなくていいから・・・」
と、人妻に声を掛けると、人妻はニヤッと私にひとつ笑いかけ入口のドアを開けた。

「おらぁー!」
やたらと額の狭い角刈り男が物凄い勢いで部屋に突入して来た。角刈り男は土足のまま廊下を突き進み、正面に居た私の胸ぐらをいきなり掴むと、「とりゃあ!」と叫びながら私を背負い投げした。
床に叩き付けられた私は、100キロはあろうかと思われる角刈り男の全体重を受けながら首を押さえつけられ一切の呼吸を阻止された。

「ごらぁ!大人しくせぇ!」
そう叫びながらドカドカと男達が部屋に入って来た。

大人しくも何も息ができないんだよ・・・・。

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無抵抗の私を散々締め上げた角刈り男は、眼鏡を掛けたツルッパゲの男に「離せ」と命令されると、渋々私の首にガッシリと固定された太い腕を放した。
二度程眠りかけた私は、やっとその太い腕から開放されると、緩んだ唇から大量に唾液を垂れ流した。

「オマエがここの管理者だな」
ツルッパゲは意識が朦朧としている私の前にしゃがみ込み、私の髪の毛を掴んだ。

「ごらぁ!答えんかい!」
そう叫びながら角刈り男が私の背中を蹴飛ばした。革靴の踵が思いっきり脊髄に命中した。
「・・・そう・・・です・・・」
「よし。ならこれ、ガサ礼状な」
ツルッパゲは私の目の前に白い書類をピシッ!と開いて見せた。
「ついでにおまえらの逮捕状も出てるから・・・ほい、これが逮捕状や」
再びツルッパゲがピシッ!と書類を広げて見せると、ツルッパゲは「よく聞いとけよ」と言いながら逮捕状を読み上げ始めた。

ツルッパゲの棒読み朗読の中、玄関でなにやら説明をしている人妻の声が聞こえた。
「この高校生の他にも数人の未成年者がいるようです」
人妻はさっき私が見せた家出高校生の写真をゴリラのような男達に見せながら説明している。
その女の顔からは、先程見せたワケアリ人妻の表情はすっかり消え失せ、一人前の捜査官の表情をしていた。

「・・・っう事で、オマエを逮捕するからな。ええな?」
逮捕状の朗読を終えたツルッパゲは、強烈な虫歯の口臭を撒き散らしながら私の顔を覗き込んだ。
「・・・・何の罪ですか?」
あまりの動揺に何も聞いていなかった私がそう聞くと、角刈り男が「今、読んだやんけぇ、おまえ舐めとんのか!」と言いながら私の頭を鷲掴みにした。

鷲掴みされた私の顔にツルッパゲの顔が近付く。
「ええか、よう聞いとけよ、オマエの犯した犯罪は、ウリカン(売春防止法及び管理売春)、児法(児童福祉法違反)、職法(職業安定法違反)、シャブ(覚醒剤取締法違反)、闇貸し(貸金業法違反)、ギサ(詐欺)の6件や。まだまだ叩けば出てくるやろうけど、とりあえず今はこれだけで許しといてやるよ。っつー事で、3時27分タイホー!」
ツルッパゲがそう叫ぶと、部屋中に居た刑事達が一斉に「3時27分タイホーっ!」と叫び始めた。
その声はやまびこのようにマンション中に響き渡り、他の部屋からも「タイホーっ!」という声が聞こえて来た。

ガチャリ!と思い手錠を掛けられる。ごつい銀のブレスレットは当然ながらクロムハーツよりもダサかった。
手錠を掛けられ部屋を出ると、マンションの廊下にはガラスの破片が至る所に飛び散り、その壮絶さを物語っていた。
廊下からマンションの下を見ると、何台ものパトカーと大勢の制服警官が集結しており、護送車の中にワケアリ女達や会員達が次々に押し込められていた。

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「おやっさん!」
マンションの下から、連行されるドラゴンズが私に気付いた。
手錠を填められたドラゴンズが目をウルウルさせながら「すんまっしぇん!」と私に向かって叫ぶと、早く行けとばかりにチンパンジーのような刑事がドラゴンズの肩を押した。
パトカーに乗せられる彼の胸にプリントされた「山龍会」の文字が実に痛々しく、何故か突然、金八先生の「腐ったミカンの方程式」を思い出した。

ゴリラのような汗臭い刑事達に連行される私は、エレベーターは切断されていたため非常階段から1階へと降りる事になった。
非常階段を連行されながら2階の廊下に目をやる。
ドアを開けなかったために窓ガラスを叩き割られて突入されたのであろう、どの部屋の窓ガラスも粉々に割られている。私はそれを横目で見ながら、昔、テレビのニュースで見た「豊田商事事件」をふと思い出した。

1階のエントランスにもガラスの破片が飛び散っていた。
押収した自販機をトラックに積み込もうとしていた制服のおまわりが「こんな重いモノ、業者に頼まないと無理ですよ」と嘆いている。

入口に出ると、自慢だった二重扉オートロックがガラスを割られ無様な姿になっていた。
私は床に散らばるガラスの破片を踏みしめながら粉々に砕かれた哀れなドアを通り抜ける。ふとその二重扉が「お役に立てなくてすみません・・・」と私に語りかけたような気がした。

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パトカーの後部座席に座らされた私は、両脇を屈強な刑事達に挟み込まれた。
遠離って行く私の城。私が築き上げたその城をしっかりと目に焼き付けておこうと、私はパトカーの窓から城を見上げた。

「イイ女が沢山いたらしいじゃねぇか・・・」
右隣の口臭刑事が下水道のような息を吐きながらニヤニヤといやらしい笑いを浮かべた。
「一発2万円だったら安いよな・・・俺らがいつも行ってるソープでも2万5千円はするぜ、なぁ」
左隣の角刈り刑事がパトカーを運転する制服警官に話しかけた。制服警官は嬉しそうな顔をしながら「小竹部長の行く店は高級店っすからね、俺達なんて一万円のヘルスで上等っすよ」と笑った。

私の経営していたマントルは悪くてお前達が通うソープやヘルスはなぜ良いのだ。私はこの胸くそ悪い空気に吐き気がした。窓を全開にして新鮮な外の空気を腹一杯吸い込みたかった。

「しっかし、美佐ちゃんも潜入捜査とは、なかなかやるよなぁ・・・」

口臭刑事がそう呟くと、助手席のニキビ警官が「美佐さんって魅力的っすよね・・・頭もいいし度胸もあるし」と嬉しそうに答えた。

「女房にするならあんなタイプは最高だよな」とすぐに角刈り刑事も反応した。

どうやら、人妻に変装して潜入捜査をした美佐という婦人警官は、こいつらのマドンナらしい。美佐の話しをしている時の刑事達の表情は、中学生が上戸彩の話しをする時のようなそんなキラキラした表情をしている。

「おまえ女房は?」

美佐が誰と結婚するのかというどーでもいい話しが盛り上がっている最中、突然隣りの角刈り刑事が私に聞いて来た。

「・・・いえ・・・」

私がポツリとそう答えると、「そうだろうなぁ、オマエ、散々店の女を喰ってたみたいだしな、女房なんて必要ねぇよな」とゲスな笑いを始めた。

「そう言えば205号室にいた女、あれはイイ女だったなぁ・・・俺が部屋に突入するとさ、丁度客のチンポを舐めてる最中でさ、慌てて服を着ようとしてたけど、バッチリとコーマン丸見えだったよ」

口臭刑事がそう言うと、運転席の下っ端警官が「いいなぁー」と顔を歪めた。

「おまえ、あの205号室の女とヤったか?ヤったんだろ?」
下水道のような口臭を撒き散らして嬉しそうに聞いて来る刑事。

「いや、あんな女はブスなほうですよ。もっともっとイイ女が沢山いましたからね・・・」
私はパトカーの天井を見上げながらそう呟いた。

「誰だい。どの部屋の女だ。詳しく教えろよ、なぁ」
角刈り刑事がそう言いながら私の脇を肘で突くと、運転席の下っ端警官もワクワクしながらバックミラーで私の顔を見た。

「・・・そうですね・・・一番良かったのは新人の人妻ですかね・・・」
「人妻!いいねぇ~!どんな女だ、いくつだ、オッパイは?」
助手席のニキビ警官が後部座席に身を乗り出して聞く。

「新人ってことは、まだ全然素人じゃねぇか、なぁ、うへへへへ」
角刈り刑事は嬉しそうに座席のクッションをピョンピョンとさせた。

「はい。おもいっきり素人です。っていうか、正式にはまだ働いてませんでしたから、客は1人も取ってません。ヤったのは私だけです」

「なんだよ役得じゃねぇか~・・・で、どこの部屋にいた女だ?」

角刈り刑事は薄汚い唇をベロッと舐めると私の顔を覗き込んだ。

「はい。あんたが突入して来た時に私の部屋に居た、あの女です」

「!・・・・・・・」

パトカーの中が一瞬凍り付いた。

「・・・もしかして美佐ちゃんの事か?」
助手席のニキビ警官が運転席の下っ端警官に小声で聞いた。

「そうだよ。おまえらが話してた美佐ちゃんだよ。あの女、俺に押さえつけられてスカートの中まさぐられてたら、ベッショベショに濡らしやがってよ、そのまんまスッポリとチンポ入れてやったらヒィーヒィー言ってたぜ、あんな真面目な女に限ってスキモンが多いんだよな!」

私が叫ぶと、それまで黙っていた口臭刑事が真っ赤な顔をして「黙れ!」と叫んだ。

「てめぇーが黙れ!くせーんだよてめーの口はよー!」

「いい加減にしろ!」
角刈り刑事が私の頭を押さえ付けた。

「くせーって言えばあの美佐っつー女のアソコも臭かったぜ!ほれ、俺の指を嗅いでみろ!まだあの女のイカ臭ぇ臭いがするだろ!」
私はそう言いながら角刈り男の鼻に、手錠がハマった手を押し付けた。

「デタラメ言うなー!」
助手席のニキビ警官が後部座席の私の胸ぐらを掴んだ。

「バーカ!ホントだバーカ!あの女は俺とヤッた後にトイレに行っておまえらに無線で連絡したんだよバーカ!」

「ふざけるなー!」っと、ニキビ警官が後部座席の私の顔面をおもいきり殴った。

ポタポタポタ・・・っと音を立てて座席に滴り落ちる私の鼻血。
私はここぞとばかりに口の中でおもいきり頬の肉を噛みちぎった。

牛刺しを食べたときのようなグニャッとした感触の後、口の中一杯に金属の香りが広がり、私の緩んだ口元から大量の血が噴き出した。

「だ、大丈夫か!」
口臭刑事が慌てて私の口にハンカチを当てる。

私はそのハンカチを振り払うと、助手席で真っ青な顔をしているニキビ警官に向かって、噛み切った頬の肉をブッ!と吐きかけた。

「・・・おい。とりあえず救急車呼べや・・・それと、こいつを訴えるから弁護士も呼んでくれ」

そう言って私がニヤリと笑うと、口の中から血の固まりが溢れ出し、白いワイシャツの胸を丸く真っ赤に染めた。

そう日の丸のように。


(特別公務員暴行陵虐罪)
195条 警察の職務を行なう者が、拘禁された護送中の被疑者に対して暴行又は陵辱・加虐の行為をしたときは、7年以下の懲役又は禁錮に処する。


(四郎と売春・完)



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