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牛乳は8




 媚薬の効き目は二時間だった。しかし一時間おきに一滴ずつ嗅がせていけば、その都度二時間の延長が可能らしく、媚薬と体力が続く限りセックスを楽しむ事が出来ると大桑は言っていた。
 だから慌てて女を起こす事はなかった。媚薬はたっぷりあった。日曜日はきっとキャバクラも休みだろうだから、時間もたっぷりあった。慌てて一発ヤってしまうよりも、じっくりと楽しみたかった。既に釣り上げてしまった魚ゆえ、のんびりとその料理方法を考える事にした。
 取りあえず克彦は全裸になった。いつ女が目を覚ましてもいいように、常にペニスを勃起させておこうと思った。
 萎んだペニスの先からは大量の我慢汁が垂れていた。再び水玉パンツをペニスに被せるとクロッチに我慢汁がドロドロと溢れ、それをカサカサとシゴくと亀頭がヌルヌルと滑った。
 女の尻を覗き込んだ。白いパンティーが目に飛び込んで来るなり、あっという間にペニスは硬くなった。

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 尻肉に食い込む白いクロッチには、ほんのりと陰部の凹みが見えた。八センチほどの一本皺を見つめながら女のオマンコの形を想像した。そして今からここにペニスを挿入できるのだという多幸感に包まれると、克彦の頭の中で、『オレたちひょうきん族』のエンディングテーマ『土曜の夜はパラダイス』が流れ始めたのだった。
 克彦は、『オレたち』をリアルで見た事はなかった。十八歳の時、CS放送で再放送を見ていただけだった(現在は紳助の不祥事により放送中止)。その時初めてEPOの『土曜の夜はパラダイス』を聞いた。思春期の多感な時期を過ごしていた克彦は、なんと楽しい歌なんだとカルチャーショックを受け、それっきり克彦の脳は何か嬉しい事があると必ずその曲をリピートで垂れ流れ出すようになり、それは今現在でも続いているのであった。
 因みに、悲しい時はタイガーマスクのエンディング曲『みなし児のバラード』が脳で流れた。そして怒りを感じた時には『特捜最前線』のオープニングが流れ、焦っている時には『8時だよ!全員集合』のコントが終わった直後に流れるあの曲が脳にジャーンっと響いた。
 これらはいずれもCS放送で知った曲ばかりだったが、その後、ユーチューブでこれらの曲を探し出し、事あるごとにそれらを聞いている度に脳に刷り込まれてしまったらしい。因みに『8時だよ!』のコントが終わった直後のあの曲は『盆回り』という曲名らしく、これは今でもオナニーの後片付けの時などによく流れていた。



 克彦はクロッチに浮かぶ悩ましげな一本皺に顔を近づけた。鼻先を向けてクンクンと嗅ぐと、陰部特有の饐えたニオイが急激に鼻孔を通過し、一瞬脳をクラっと揺らした。
 このニオイはこの薄っぺらい生地一枚を通して女の秘部から漂って来ているのだと思うと、いかにクロッチというものが有能で不潔で卑猥なものであるかと実感させられた。たかだかこの一枚の生地が、女の最も大切でデリケートな部分をガードし、膣から滲み出る様々な不浄な汁を全て吸収しているのである。
 しかもクロッチは、その不要な汁をリサイクルしているのだ。汁を乾燥させ、独特な色付けと香りを施し、異性に対する性的興奮商品へと変えてしまっているのである。そのシミの仕上がり具合によっては原価三百円足らずの安物パンツが何十倍もの値段で取引され、女子高生であったり看護婦であったりと所有者によっても値段は変わった。ましてそれが制服姿の顔写真付きであったりすれば更に値段は高騰し、生理中、オナニー後、ウンコ付きといったオプションが付けば値段はそれ以上に大きく変動したのだった。
 もちろんこれは正規のルートで合法的に購入した場合であり、これが違法な手段により入手しようとすればそのリスクは更に高まった。それを一枚盗めば窃盗罪となり十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金である。もしベランダに干してある物を盗めば住居侵入罪が併合され最高刑は十三年となるのだ。
 下着泥棒は立派な重罪だった。しかし余罪さえなければ、ほとんどのケースは二日間の拘留と二十万程度の罰金で許され、刑務所にまで行く事はないだろう。が、しかし、それが発覚した事で社会的地位は失われ、職場も家族も友人も全て失い、その後の人生を、汲み取り便所の底で蠢くカマドウマのように歩まなければならなくなるのだが、それでもこの不潔な布切れを違法に手に入れようとする者は後を絶たなかった。
 そう考えると、クロッチというモノがいかに男を狂わす危険なモノであるかという事がわかる。たかだか不潔な布切れ一枚に財産と人生を簡単に投げ出してしまうというその精神構造は、歪んだ信仰心から自爆テロに走る信者の精神構造とよく似ていた。その狂気の思想とこの病的な性癖は悲しく通じる所があると思いながら、克彦はそのクロッチから漂う危険な臭いに脳を溶かされていたのだった。

 その後も克彦は、クロッチに浮かぶ悩ましげな一本皺をひたすら嗅ぎ回っていた。しかし、既にこの女は媚薬が効いているのだと思うと、こうして犬のように嗅ぎ回っているのがだんだんアホらしく思え、気が付くと克彦の人差し指は、その悩ましげな一本皺を卑猥になぞっていた。
 克彦の指は、サラサラとした綿の感触を感じながらも、その奥に潜んでいるグニグニとした肉ヒダを捕らえていた。肉ヒダと肉ヒダの隙間に指を這わせ、端から端まで指を行ったり来たりさせながら、先頭のクリトリスと後尾の肛門の位置を確認した。
 グニグニと柔らかい肉ヒダとはまた違う、クリクリとしたクリトリスのシコリを指腹で優しく転がしていると、突然女が「うぅぅん……」と唸りながら寝返りを打った。
 ギョッとした克彦は、まさに信長の怒りに驚いた秀吉が、慌てて畳に平伏すかのように、素早く床に身を伏せた。
 女はゆっくりと仰向けになると、見事にネイルされた指で左頬をカサカサと掻いた。そしてそのままスースーと寝息を立て始め、再び眠りの森に迷い込んで行った。
 女の寝息が安定するまで、克彦は息を殺して床に平伏せていた。が、しかし、よくよく考えれば何もここでコソコソと隠れる事はないのだと思い、ムクリと体を起き上がらせると仰向けで寝ている女を見下ろした。女の太ももは弛み、股はだらしなく開いていた。

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 穏やかに閉じた目と、だらしなく開いた股を交互に見回しながら、ふと克彦は、もしかしたらこの女は本当は目を覚ましているのではないかと思った。そして早く犯して欲しいと俺を誘っているのではないかと、ドブロックのような事を思った。
 乾いた喉にゴクリと唾を押し込んだ。二本の指を立てた手を恐る恐る伸ばし、女の顔をジッと見つめながらクロッチに指を押し当てた。微かに震える指を上下に動かし、その奥に潜むワレメを優しく撫でた。
 女は反応しなかった。眉一つ動かなかった。
 大きく息を吸い、その指を左に逸らせた。クロッチのゴムに指を引っかけるとゆっくりと息を吐き出し、そのままクロッチを右にズラした。

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 女の性器が無惨に剥き出された。それでも女は無反応だった。
 ベロリと捲れ上がった小陰唇は赤黒く、まるで煮えかかったすき焼きの肉のようにグロテスクだった。その二枚のヒダの奥ではショッキングピンクの粘膜がさりげなく顔を出し、それは微妙に潤んではテラテラと輝いていた。
 先ほど弄ったせいかクリトリスは皮の中からツルンと顔を出していた。それは思っていた以上に大きかった。恐らく不倫相手の専務に弄られまくっているか、それともオナニーのやり過ぎでそうなったのだろうと思っていると、無性にそのピンクの豆粒を指で潰したい衝動に駆られ、いよいよ自分の精神状態が不安定になって来たと克彦は思った。
 右手でクロッチをズラした状態で、ペニスを左手でシゴいた。このままここに精液をぶっかけてやるのもおもしろいかも知れないなどと思いながら、まるで死体に悪戯する狂った検死官のようにニヤニヤと笑った。
 ペニスをシゴく手を止めると、右手でクロッチをズラしたまま前屈みになった。股間に顔を近づけ、ベロリと捲れた性器を直接嗅いだ。ほんのりとした汗の匂いの中に、微かに恥垢らしき匂いが混じっていた。洗練されたキャバ嬢でもやはり性器は臭いのかと思うと、この女が無性に愛おしく思えてならなかった。
 卑猥な匂いを漂わす性器を犬のようにして直接嗅ぎながらペニスをシゴいた。大勢の客たちが、この女のココを手に入れようと、毎晩高い金を払って店に通い続けているのだと思うと、今から自分はこの女のココを無料で好き放題にできるのだという優越感に包まれ、おもわず「ざまぁみろ」という言葉が頭に浮かんだ。

 もはやここまで来たら気付かれてもいいだろうと思いながら、更にそこに顔を近づけると、短くカットされた陰毛が唇に突き刺さった。恐る恐る舌を伸ばし、そのグロテスクな裂け目にソッと舌先を突き付けた。小便のような塩っぱさが舌先に広がり、改めてキャバ嬢の秘部を舐めたという実感に感動させられた。
 最初はチロチロと舐めていた克彦だったが、しかし、それでも女は目を覚まさなかったため克彦の舌は次第に大胆になってきた。パックリと開いた裂け目にレロレロと舌を走らせ、その味を存分に味わった。裂け目が唾液で潤んで来ると、今度そこに指を這わせ、ピチャピチャと卑猥な音を立てながらもう片方の手でペニスをシゴいたのだった。

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(つづく)

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