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夜這いのススメ2

2013/05/30 Thu 18:09

よばいのすすめ2



 この村の夜這いは、互いに一切の愛撫をしてはならないという、変な『しきたり』になっており、ただ単に男根を穴の中に入れてピストンした後、速やかに射精すると言う単純なものでなければなりませんでした。
 ですから、女はあらかじめ男根が穴の中にスムーズに入るようにしておかなければならず、その準備を怠ったりすると、殺傷沙汰といった事態に発展しかねないのでした。
 というのは、夜這いされる女は男を選べないわけですから、夜這いにやって来る男の中には自分の気に入らない男も大勢交じっているのです。となると、当然、そんな相手では女の感情が入いりにくく、穴もなかなか濡れません。すると次の順番を待っている男が痺れを切らし、「早くしれ!」と怒鳴ったりしては、挙げ句の果てには大喧嘩になってしまう事もよくあるらしいのです。
 それを防ぐ為に、夜這いされる女は、事前に自分の穴を十分に潤わせていなければいけないのです。
 それが、この『迎え入れ』というものでした。

「おめ、自分でここさ弄ったことあるべ?」

 水谷のおばちゃんは、布団の上に私を仰向けに寝かせると、そう言いながら私の顔を覗き込みました。
 実際、その時まで私は自慰というものを知りませんでした。セックスの良さは山岡と言う遊び人に、それなりに教えて貰っていましたが、しかし自慰だけは一度もやった事がありませんでした。
 私は恥ずかしそうに水谷のおばちゃんの顔をソッと覗き込むと、「やっだ事ねぇ……」と小さく首を振りました。
 すると水谷のおばちゃんは、いつになく優しい顔で「んだんだ」と頷き、そして私の髪を優しく撫でながら「教えてやっがら心配すんな」と笑ったのでした。

 さっそく水谷のおばちゃんは私に両股を開かせ、穴のすぐ上にあるクリクリとしたイボを指で押しました。

「ここが豆だ。これを指でくりくりくりくりと転がしてると、そのうち穴がら汁がいっぺぇ出てくっから」

 水谷のおばちゃんはそう言いながら、私の豆を人差し指でクリクリと回し始めました。
 とたんに首筋がゾクゾクと寒くなり、両足の太ももがザワザワとした変な感覚になってきました。
「気持ち良ぐなってきたか?」
 水谷のおばちゃんは、もぞもぞとしている私をジッと見たままそう聞きました。
「……わがんねぇけど……なんかくすぐってぇ……」
 そう答えると、水谷のおばちゃんは「んだんだ」と頷きながら、自分の指の先に泡だらけの唾を垂らし、「これで滑りを良くすっと、もっと気持ち良ぐなっから」と、その唾液で濡れた指で私の豆を、再びクリクリと転がし始めたのでした。
 とたんに今までとは違った感情が足の爪先から股間へとジワジワと迫って来ました。
「んんん……」
 おもわず私が足を突っ張らせながらそう唸ると、水谷のおばちゃんは「山岡のヤツも、おめのここ弄ったべ?」といやらしく目を輝かせながら聞いて来ました。
 瞬間、私の脳裏に、山岡が私のソコを指で広げ、その固くなった豆をチロチロと舐めていた姿が思い出され、急に恥ずかしくなった私は、そんな水谷のおばちゃんのいやらしい顔から「知らん」っと目を反らしたのでした。
「山岡のちんぽは大っきかったか?……」
 水谷のおばちゃんはソッポを向いている私の耳元に、生温かい息を吹き掛けながらそう聞いて来ました。
「……おっきいかどうかは……山岡のしか見たごどねぇからわがんねぇ……」
「どれくれぇだ?……これっくれぇはあっか……ん?……」
 水谷のおばちゃんは、まるで釣った魚の大きさを測るように自分の左の親指と人差し指をピーンと伸ばすと、それを私に見せながらいやらしく笑いました。
「……たぶん、もうちょっど大っぎい……」
「なら太さはどのぐらいだ?……これっくれぇはあっか? ほれ、握ってみれ……」
 水谷のおばちゃんは左手の指を三本束ね、それを私に握らせました。
「……これよりもっど太どがっだ……」
 そう答えると、水谷のおばちゃんは「んだんだ」と頷きながら、「そんじゃあ夜這いででっけぇの入れられても、大丈夫だな」と笑いました。
「そんなに大っぎい人が来んのか?」
 急に不安になった私は顔を顰めて聞きました。
「大丈夫だ。でっけぇヤツはいるけんど、ここをちゃぁんとこうしてぬるぬるにしておけば、なーんも心配ねぇ……」
 水谷のおばちゃんは、そう言いながら私の穴から出て来たおつゆを豆に塗り付け、それを指でヌルヌルと掻き回しながら、「ほれ、自分でやって見れ」と、私の手を股間へ引っ張ったのでした。

 私は恐る恐る豆に指を這わせました。
 驚きました。今まで何度もその豆を触った事はありますが、こんなに大きく膨れ上がった豆を触ったのは初めてでした。
 驚いた私がムクリと体を起こし、自分の股間を覗き込んでいますと、いきなり水谷のおばちゃんが自分のスカートの中に手を入れ、スルスルとパンツを下ろし始めました。そして脱ぎとったパンツを布団の横へポイッと投げると、「やり方を見せてやっから、よーく見て置くんだぞ」と呟き、ゆっくりと股を開き始めたのでした。

 驚いた私が慌てて目を反らすと、布団の横に転がっていた水谷のおばちゃんの黒いパンツが目に飛び込んできました。水谷のおばちゃんのパンツは、お父ちゃんの部屋の押入れに隠してあるスケベイな雑誌の写真のようなそんな小さな黒いパンツで、そのパンツの裏っかわに真っ白なシミがいっぱい付いているのが見えました。

「ほれ、ちゃんと見るんだ」

 水谷のおばちゃんはそう言いながら、私の顔を前に向かせました。そして、足をM字に曲げながらゴロリと寝転がると、股間の真ん中にある真っ黒な穴を私に見せながら、

「いいか、あんまり豆ばっかり弄ってっと、途中でくすぐったぐなっでしまうがら気を付けねぇとダメだぞ」

 と言い、更に両手の指でその真っ黒な穴を大きくパックリと開くと、ベロンと捲れた穴の中を、太い指でぐちゃぐちゃと掻き回し始めたのでした。

「ほれ、見てみろ、こうやっで穴ん中も指で掻き回してやっと、汁がいっぺぇ出てくるだろ……ほれ、ちゃんと見てみろ……」

 そんな水谷のおばちゃんの穴は、ぬるぬるのおつゆがいっぱい出てました。裂け目からトロッと垂れたそれは、水谷のおばちゃんの大きな尻の谷間を滑り落ち、ドス黒いイボのぶら下がった肛門の凹みに溜っていました。私は、いつかそのおつゆが肛門から溢れ、私のお布団を汚してしまうのではないかと心配しながら、それを真顔で見ていました。
「ほらぁ……サッちゃんも一緒にやってみろ……」
 うるうるとした声でそう言う水谷のおばちゃんに、私は背筋がゾッと寒くなりました。
 そんな水谷のおばちゃんの穴は、阪本さんちの黒毛牛の舌ベラのように黒く、そこらじゅうにひじきのような陰毛がウヨウヨと生えてはまるで化け物のようだったのです。
 そして何よりも気味が悪かったのがその匂いです。水谷のおばちゃんが指を動かす度にプ〜ンと変なニオイが漂い、それはまるで腐った魚のような匂いがして、おもわず私は鼻から息をするのをやめたくらいでした。
 そんな私の気も知らず、水谷のおばちゃんは、「こうやって豆と穴とを同時に弄ると濡れるのが早くなるんだ」と独り言を頷きながら、大豆のような大きな豆とアワビのような色の悪い穴を同時に弄り、そして太ももをヒクヒクと痙攣させながら、鼻から「ふん……ふん……」っと、まるで牛が怒っているかのような奇怪な声を出し始めたのでした。

 そんな水谷のおばちゃんの姿を、何やら妖怪でも見るように恐ろしげに見ていると、水谷のおばちゃんは顔をだらしなく緩ませながら、ぽつりぽつりと呟き始めました。

「おめは、めんこいからよ……きっと寝床入ったすぐから男が這って来るだろうからよ……寝床さ入ったらよ、すぐに『迎え入れ』をやんなきゃだめだぞ……だからよ、ほれ、おめもマネしてやってみろて……」

 そう唸りながら自慰をしていた水谷のおばちゃんの肛門から、そこに溜っていたおつゆが遂に溢れ出しました。それはまるで、ハチミツの瓶をひっくり返したかのようにトローっと糸を引くと、そのまま敷き布団の上に丸いシミを作りました。

 狭い部屋の中には、ベチャベチャという下品な音と、何ともいえない嫌な臭いが漂っていました。
 私は、そんな布団のシミを気にしながらも、水谷のおばちゃんに教えられるまま、自分の穴の中に指を入れてみました。
 ぬるぬるとした温かい粘膜が指を包み込みました。穴の肉が私の指を吸い込み、何やら大きな吸盤で引っ張られるような感じがしました。
 私は、自分の穴の吸引力を確かめながらも、ふと、山岡のちんぽもきっとこんな感じだったのかと思い、あの時山岡が「サッちゃんのオマンコは最高だっぺ」と何度も呟いていた言葉の意味が、今ようやくわかったような気がしました。

 山岡の事を考えいると、急に山岡のちんぽが欲しくて堪らなくなりました。
 水谷のおばちゃんは四本もの指を入れたまま「あぁぁーあぁぁー」っと牛のように呻き、両足をピーンと伸ばしながら、太ももをヒクヒクと痙攣させています。
 そんな水谷のおばちゃんの姿に唯ならぬ恐怖を感じていると、いきなり水谷のおばちゃんが「どれ」と言いながらムクリと起き出し、私の股を覗き込みました。

「もっと奥まで指さ入れで、ぐりぐりと掻き回さねぇどダメだ」

 水谷のおばちゃんは、まるで体育の先生のようにそう言いながら私の穴を間近に覗き込み、そうしながらも、自分の穴をぐちゃぐちゃと指で掻き回していました。そして、今度はウシガエルの鳴き声のように「あぐぅーあぐぅー」と唸ると、「山岡のチンポはデカいのか……山岡のチンポは太いんだろ……」とブツブツ言い始め、突然私の股の中でのたうち回り始めると、頬を私の太ももに押し付けたまま、「いぐっ! いぐっ!」と狂ったように叫び出したのでした。

 怖くなった私が「おばちゃん、大丈夫か!」と起き上がろうとすると、まるでそれを制止するかのように、突然私の穴やら豆やらをベロベロと舐めて来ました。
「おばちゃん! やめれ! いやだ!」
 咄嗟に腰を引くと、水谷のおばちゃんは逃がさないように私の足を押え、私の穴の中に舌ベラをヌルヌルと押し込んできました。
 水谷のおばちゃんの舌は、私の穴の中でグルグルと回転していました。時折、舌を抜いては豆をレロレロと舐め、そしてそのままチューチューと吸い付いたりしました。
「やめれ! やめれってばおばちゃん!」
 私が足をバタバタさせると、やっと水谷のおばちゃんはそこから顔を上げてくれました。そして唇の回りを私のおつゆでテラテラに光らせながら「小っちぇワレメだなぁ」と笑ったのでした。

 こうやって水谷のおばちゃんから夜這いの手解きを受けた私は、「サッちゃんなら、きっと男衆を喜ばす事ができんべ」という、ありがたいお墨付きを頂き、解禁前の夜這いの講習を無事に終了する事が出来たのでした。

 翌日、ひとりで『お浄め』と『丸め様』と『迎え入れ』の復習をしてみた私は、思ったよりもスムーズに行き、この調子なら上手く行きそうだと安心しました。
 そしていよいよ夜這い解禁の当日、夕飯を食べ終わるとすぐに風呂に入り、さっそく夜這いの男達を受け入れる準備にとりかかりました。
 風呂上がりに髪を解いておりますと、いつもは私など知らん顔のお父ちゃんも、「牛乳飲むか?」や「饅頭食うか?」などと聞いて来たりして妙にソワソワしていました。
 そしていよいよ寝床に入る十時が迫って来ると、それまでソワソワしていたお父ちゃんは急に黙り込み、真っ赤な顔をしながら私の前に静かに座りました。

「いいか、もし乱暴な事されたりしたら、なんも恥ずかしい事ねぇがら、ちゃんと検分さんに手を挙げて伝えねぇとダメだぞ」

 お父ちゃんはそう言うと、今まで飲んだ事のなかった酒をクイっと飲み干しました。そして酒臭い息をぷんぷんと吐きながら、「検分さんには俺からよーぐ頼んでおいたから、わがったな」と、今まで私の事など触った事もないくせに、その時に限って私の髪を優しく撫でながらそう言ったのでした。

 検分さんというのは、初めて夜這いを受ける娘に、男衆が乱暴したり、又は神を冒涜するような変態行為をしないように、秘密の穴から覗いている見張り番の事でした。
 この検分さんというのは、四十才以上の村の既婚男性がクジ引きで決めるものであり、この時の私の検分さんは郵便局の笹田さんでした。
 笹田さんは私が子供の頃から郵便屋さんをやっており、この村で笹田さんを知らない人はいませんでした。
 私も、いつも郵便を届けてくれる笹田さんとは随分と親しく、毎朝、工場へ行く時にはいつも挨拶し合う間柄でした。
 そんな子供の頃から顔馴染みの笹田さんに夜這いの姿を見られるのはちょっと恥ずかしい気もしましたが、しかし、検分役のクジ引きは神様が決める事であり、笹田さんがそれを断る事も私がそれを拒む事もどちらも絶対に許されない事でした。

 検分役が見張るのは、小屋の外と決められていました。
 寝屋となる小屋には、あらかじめ検分さんが覗く穴が開けられており、この村ではその穴の事を『えんま穴』と呼んでいました。
『えんま』とは閻魔大王の事を意味しています。その穴を覗ける者は神から選ばれた者だけであり、それ以外の者が覗くと目が潰れると言われています。
 そんな『えんま穴』には、まるで神棚のようにしめ縄が飾られ、そして、一晩中見張らなければならない検分さんの為に、酒や御馳走が山のように供えられ、そんなお供え物を食べたり飲んだりしながら、検分さんは少女が犯される姿を一晩中覗き見するのでした。

 いよいよ居間の柱時計が九時半を知らせました。夜這いの初三晩は男衆も大勢這ってくることから、十時前には床に入り、素早く『迎え入れ』を終えておかなければならないのです。
「おめ、ちゃんとお浄めはしたか?」
 お父ちゃんがいつになくおどおどしながら聞いて来ました。そんなお父ちゃんは、まるで今から私を嫁に出すかのように落ち着きがありませんでした。
「大丈夫だ」
 私がそう笑いながら頷くと、いきなりお父ちゃんは私の尻の肉をむんずと手の平で鷲掴みにしました。

「いいか、絶対に『汚れ』はするでねぇぞ……」

 お父ちゃんは酒臭い息でそう言うと、ゆっくりと私の尻から手を離したのでした。
 お父ちゃんの言う『汚れ』とは、男根を舐めたり、又は穴を男に舐めさせたりする変態行為の事でした。これは神を冒涜する行為とされており、たとえ性器でなくとも乳首やうなじに唇をあてる事さえも許されず、接吻などは絶対にしてはいけない不浄な事とされていました。
 もし、これらの『汚れ』が検分さんに発覚されれば、女の場合は即刻夜這いは中止となり、女の家は村八分にされます。そして男の場合は、今後その男の家系の男衆は夜這いへの参加を百年禁じられるのでした。

「心配しなぐていい。私なら大丈夫だ」

 私は、不安な表情のお父ちゃんに明るくそう言うと、今にも泣き出しそうなお父ちゃんに微笑みながら「んだらば、行ってくっから」と畳をスリスリと音立てながら玄関に向かったのでした。

 縁側から離れの寝屋が見えました。真っ暗な闇に包まれた寝屋は、検分さんの足下に焚かれている焚き火に照らされ真っ赤に染まっていました。
 それを見た私は、二年前、初めて山岡に強姦された時に見た、倉庫の隅に置いてあった薪ストーブの炎をふいに思い出し、背筋にぶるっと寒気が走りました。
 玄関を出ると、群青色した夜空にお星様が輝いていました。もう五月だというのに、吐く息は真っ白に立ち上り、湯上がりの私の耳は寒さでジンジンとしてきました。
 下駄をカラカラと音立てて離れへと向かうと、検分さんが私からサッと顔を背けました。いつもなら大きな声で挨拶をする所ですが、しかし今夜はお互いに目すら合わせません。
 私はそんな検分さんをそそくさと横切り、離れの扉の前まで行くと、早くも離れの小屋の茂みの中に数人の男達の影が潜んでいるのを見つけ、おもわず恐怖のあまりに背筋を凍らせてしまったのでした。

(つづく)

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