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夜這いのススメ6

2013/05/30 Thu 18:09

よばいのすすめ6



 翌日私は、郵便局長に事情を告げ、午後から休みを頂くと、『検分証明書』を持って村の青年団事務所に向かいました。
 さっそく夜這い委員会の会長に事務所の奥の部屋に案内された私は、夜這い心得から検分役としての心得までをじっくりと聞かされました。そして、『検分者である私が夜這い時において違法行為を犯した場合は、然るべき処罰を与えられてもかまいません』といった内容の誓約書に拇印を押すと、私は検分役としてのお札を頂き、やっと青年団事務所から解放されたのでした。

 すると、青年団事務所を出てすぐの事でした。
 どうやら私が青年団事務所を出て来るのを待ち伏せしていたのでしょう、ヤシ彦が「おーい!」と叫びながら私の後を追ってやって来ました。
 急いで走って来たヤシ彦は、私に追いつくなりブハーブハーっと激しく息を吐き始め、私はまたお酢のような唾を掛けられては堪らないと、少し距離を置いて「どうしたんだ?」と聞きました。
 ヤシ彦は、何かを企むかのようにニヤニヤと笑いながら、腕に掛けていた黒いカバンの中から銀色のカメラを取り出しました。
「なんだいそりぁ」
 私がカメラを覗き込むと、ヤシ彦は「今、そこの質屋で手に入れて来たんだ」とハァハァと息急きながら答えると、やはり間髪入れずブブブブブブ!と唇を尖らせながら笑い始めました。
 危うい所でした。距離を保っていなければ、今頃私はヤシ彦のお酢の洗礼をまともに顔面に喰らっている所でした。
「で、そんなものどうすんだい……」
 私が首を傾げながらそう聞くと、ヤシ彦は「聞いたど。検分になれたんだってな」と妙に嬉しそうに言いました。
「……ああ……」
 私が戸惑いながらそう頷くと、いきなりヤシ彦は爛々と目を輝かせながら「これでサチエのボンボを撮るんじゃ!」と大きな声で叫んだのでした。
「ふ、ふざけんな!」
 私はすぐ真後ろにある青年団事務所に慌てて振り返りながらそう怒鳴ると、「そんな事絶対に許さないからな!」と、ヤシ彦を睨みました。
「な、なんでじゃ!」
「なんでも糞もない。撮影なんかしたらサッちゃんの人生が台無しになるじゃないか」
「わがっだ、じゃあカメラはヤメとぐがら、オラぁにもエンマ穴覗かせろや」
「それも断る。エンマ穴は検分役しか覗いちゃいけないキマリなんだ」
 私がそうきっぱり言うと、ヤシ彦は急にムスッとした表情になりました。そしてなにやら口の中でブツブツと呟きながら、まるで親の仇を見るような目付きで私を睨んで来たのです。
「自分ばっかり卑怯だっぺ……」
 ヤシ彦は黒いカバンの中に、カメラを大切そうに仕舞いながらそう吐き捨てました。そして私をジッと睨みながら「おめの嫁さ死んだ時、オラぁ線香あげでやっだじゃねぇか……おめの娘がいなぐなった時だって、オラぁ鹿々池の底を棒で突き回って探しでやっだじゃねぇか」と、実に恩着せがましく言って来ました。
「いや、それは感謝してるけど、それとこれは……」
「一緒だべ。おめが辛ぇ時はオラが助けてやっだ。今度はおめぇがオラを助ける番だべ。違うけ?」
 ヤシ彦は乾いた泥がカサカサにこびり付いた手で私の肩をドン!と突き飛ばしてきたのでした。

 こんな白痴とどれほど議論しても始まらないと思いました。
 私は真っ赤な顔をして凄んで来るヤシ彦を無視して歩き出しました。
 するとヤシ彦は、私の背中に向かって「恩知らず! おめなんが村八分にしてやっがらな!」と叫び、そしていきなり「わあっ」と泣きながら地面に崩れ落ちたのでした。

 しかしそれは、ヤシ彦だけではありませんでした。私が検分役になった事で私の周辺は随分と騒がしくなりました。
 エンマ穴を覗かせろとか撮影させろと言って来るのは、ヤシ彦だけでなく、かなりの者達が賄賂のような物を持っては私の家にやって来たのでした。
 米や金はもちろんの事、富島さんなどは自分の娘を私の家に連れて来ては、「うちの娘を好きなようにしていいがら、一晩だけサッちゃんの検分を代わってくんねぇかなぁ」と言って来る有り様でした。
 当然、私はどんな賄賂を持って来られようとも不正は一切するつもりはございませんでした。そんな事をすれば、神主さんを裏切る事になり、それだけは絶対に出来ないのです。
 しかし断っても断ってもそんな者達は後を絶ちませんでした。それだけ塩田さんちのサッちゃんが村の男達から人気があると言う事なのです。
 これではいくら断ってもキリがないと思った私は、夜這い解禁を翌日に控えたその日の晩、裏の窓から家を抜け出し、れいの水車小屋に身を隠す事にしました。
 ここならば安心です。まさか私がこんな水車小屋に潜んでいるなど誰も思うはずありません。それに辺りはもう真っ暗になっておりますから、こんな人気のない場所に人が来る事など有り得ないのです。
 そう安心した私は、床に少しばかり敷いてある藁の上に寝転がりながら、小屋の屋根の隙間から見える満月を見上げては、カラカラと聞こえて来る小川のせせらぎを一人静かに聞いていたのでした。

 それから何時間くらい経った頃でしょう、私がウトウトとし始めていると、小川のせせらぎに混じり、ジャリ、ジャリっという何やら人の歩く音が聞こえて来ました。
 私は慌てて息を殺しました。こんな夜更けにこんな所にやってくるのは盗人か夜這い者か密会しか考えられないからです。
 その足音はみるみると水車小屋まで近付いて来ると、水車小屋の裏手へと回り込み、そこでピタリと足音が停まりました。
 取りあえず水車小屋の中に入って来なかった事にホッとしながらも、それでも私は用心して息を殺して潜んでいました。
 すると突然、「相変わらず、でっけぇなぁ……」と言うヒソヒソ声が聞こえて来ました。
 その声は明らかに女で、しかもその声は結構な年増の女の声です。
「でっけぇだけじゃねぇべ……固さも凄いべ……」
 続いて男の声が聞こえて来ました。しかも男のその声は、年増女のその声に比べると異様に若いではありませんか。
 私はすぐに密会だと気付きました。どこかのおっ母さんが若い男を咥え込もうとしているのです。
「どれ……しゃぶらせてみろや……」
 年増女はそう言うと、暗闇の中から小川のせせらぎとは違う、ぷちゃ……ぷちゃ……という音がすぐに響いて来ました。
「んん……もっと根元まで咥えてくれや……」
 若い男はそう言いながら尻をモゾモゾと動かしているのか、裏に面した小屋の壁がガサガサっと乾いた音を立て始めたのでした。

 そんな板壁の隙間から、裏で蠢く男女の姿がぼんやりと見えました。たちまち私の下半身が熱くなり、みるみると肉棒が固くなって来ました。
 実は私は、最初からこの小屋で自分を汚すつもりでいました。と、言いますのは、ついさっき、「検分を代わる変わりにウチの娘を好きなようにしてかまわねぇがら」と、またしても自分の娘を連れてやって来た富島さんが、なんと私の目の前で娘の服を脱がせたからでした。
 その娘は二十三、四と言っておりましたが、塩田のサッちゃんに負けないくらいの器量良しで、真っ白な乳房は脇腹までも達するくらいに大きく垂れ下がり、そこにウヨウヨと蠢いている陰毛も馬の尻尾の毛のようにふわふわとしては柔らかそうでした。
 そんな娘は素っ裸になるといきなり私の目の前で横になりながら股を大きく開いたのです。
 それは久々に目にしたボンボでした。妻が死んでからというものすっかり忘れかけていたグロテスクな代物でした。
 ボンボの魔力は恐ろしく、その穴はまるで餌を欲しがる鯉のようにひくひくと痙攣しては私を誘っていました。
 そんなボンボの魔力に、たちまち脳味噌をやられてしまった私は、危うく手招きする娘の上に乗ってしまいそうでしたが、しかしそんな魔力よりも神主さんを裏切れないと言う気持ちの方が強かった私は、なんとかその場から切り抜ける事が出来たのでした。
 しかし、久しぶりに見た淫らな穴に欲情してしまった私は、水車小屋に逃げ込もうと思い立った瞬間、同時にあの小屋の中でまた自分を汚したいという欲望に駆られてしまいました。
 だから私は今、勃起したペニスを音を立てないように恐る恐るズボンの中から引っ張り出すと、裏から聞こえて来る淫媚な音だけで想像を巡らせ、ペニスを上下にシゴき始めたのでした。

「こっちも舐めてくれや……」
 荒々しく息を吐く年増女の声が聞こえて来ました。板壁の影が動き出し、年増女と思われる影が壁に両手を付いては尻を月夜に高く突き出す光景がぼんやりと見えました。
 ぴちゃ……ぷちゃ……べぶっ……
 まるで底なし沼を歩いているような不気味な音が聞こえてきました。私はその音を聞きながら、今、年増女のボンボが若い男の舌でどんな風に蠢いているのかを想像し、破裂しそうに腫れ上がる亀頭を指腹でゴシゴシと擦りました。
 すると、突然若い男が「じゃあ、そろそろこれさ塗ってみてもいいか?……」と、口の中をネバネバとさせながらそう言いました。
「塗り方、わがるか?」
 年増女の影が動き、年増女は立ったままの姿勢で自分の尻を覗き込んでいました。
「わがんねえ、教えてくれ」
 若い男がそう言うと、年増女は、「よーぐ見ておぐんだぞ……」っと言いながらふふふふふっと低く笑いました。
 板壁の隙間から見えるには、年増女が何かを自分の股間に塗り込んでいるようでした。
「わだしの場合は、馴れてっから大量に塗っても大丈夫だけんど、サッちゃんはまだ馴れてねぇだろうから、ちょっとにしといたほうがいいっぺ」
 年増女の口から「サッちゃん」という言葉が飛び出した事で、今まで色惚けしていた私の脳は、すぐに冷静に戻りました。
「この穴の周辺から豆までこうやって満遍なく擦り込むんだ……ほら、これを塗るとボンボが緑色に染まってくるだろ……んで、しばらくすっと、ジワジワと焼けるように熱くなって来て、ちんぽを入れて欲しくてたまんなぐなんだよ……」
 年増女の影はそう言いながら若い男に向かって大きな尻を振り始めました。しかし、そうのんびりと話していたにもかかわらず、年増女はいきなり、「あぁぁ! もう我慢でぎなくなってきた! 早ぐ! 早ぐそれを入れてくれぇ!」と、まるで獣のように叫び始めました。
 年増女のその病的な変貌に、私はそのボンボに塗り込まれた物体が、『ヘバ』と呼ばれる葉っぱを擦り潰したものだとすぐに気付いたのでした。

 この『ヘバ』というのは、古くからこの村で『痺れ薬』と呼ばれているもので、擦り傷などにこの葉っぱをペタリと張付けると、とたんに傷口を麻痺させ、痛みを和らげてくれるという麻酔薬のようなものでした。
 しかしこのヘバは、一方では『泣かせ薬』とも呼ばれておりました。
 それは、ヘバの葉をスリコギで擦り潰し、そこにどんぐりの実の粉を混ぜ合わせ、まるで納豆のようにぬるぬるとした粘りっけのある液体を作るのです。そしてそれを女のボンボに擦り込むと、どんな女でもたちまちひぃーひぃーと悲鳴をあげては淫乱に喘ぎ始め、終いにはボンボからピューッと潮を噴くと言われていたのでした。
 そのピューと潮を噴くのが、ボンボの涙と呼ばれている事から、それを誘発するこのヘバの葉が『泣かせ薬』と呼ばれていたのでした。
 私は、今までにこの『泣かせ薬』を一度も使った事がございませんので、それが本当なのか、はたまた迷信なのかはわかりませんが、しかし、こうして目の前で年増女が狂ったように尻を振っている所を見ますと、満更迷信でもなさそうです。
 板壁の隙間から見える年増女は、まるでにわとりが絞め殺されるような声で叫び、そして立ったまま背後からペニスを挿入されては狂ったかのように自ら尻を振っております。そんな年増女の酷く垂れ下がった巨乳が板壁に、べったん! べったん! と叩き付けられ、今にも水車小屋は倒壊してしまうのではないかと思うくらいに激しく揺れていたのでした。
 そんな獣のようなセックスを目の当りにした私は、年増女のその狂気におもわずペニスを握ったまま固まってしまいました。
 若い男も、年増女の尻に激しく腰を打ち付かせながら、「キチガイみてぇだ」と嬉しそうに呟いていました。

「うぐぅぅぅ……あんた、こんな物をサッちゃんに使ったら……あぁぁぁ!……あの娘、あんたのちんぽから離れねぇようになるんでねぇか……」

 年増女がヤキモチ混じりそう言うと、若い男は、「当たりめぇだ、それが俺の狙いだべ」と不敵に笑いました。
 当然の如く、神聖なる夜這いでの薬物の使用は固く禁じられております。これらの行為は『汚れ』と呼ばれ、夜這いでは神を冒涜する行為だと厳しく禁じられているのです。
 私はこれは大変だと焦りました。しかし、今更この水車小屋から飛び出してはその若い男が誰なのかを確認するというのも、密会のノゾキをやっていたという後ろめたさから気が引けます。
 だから私は、その板壁の隙間から若い男の顔を見てやろうと、恐る恐る板壁に顔を近づけました。
 背丈程も伸びた雑草が二つの交わる肉体を包み込んでいました。二人が腰を振る度にその雑草はザワザワと揺れ、まるで高熱にうなされているかのような男の熱い息と、泣き叫ぶ女の悲鳴がその空間に渦巻いておりました。
 月の灯りを雑草が遮り、そこには獣のように交わる二つの黒い影しか見えませんでした。
 私は板壁に顔を押し付けて狭い隙間を必死に覗き込み、なんとか男の顔を見てやろうとしますが、しかし、壁に手を付いていた年増女がいきなり背後の雑草の上に放り投げられ、二人はそのまま地べたで正常位を始めた為に、私からは交わる箇所ははっきりと見えるものの、しかし男の顔は完全に見えなくなってしまったのでした。

 薄暗い雑草の中で、緑色に染まった二人の結合部分が激しく音を立て、私の頭をクラクラと悩殺しました。
 私はそんな出し入れされている結合部分に目を凝らしながら、知らぬ知らぬのうちに己のペニスを激しくシゴいておりました。
 若い男はまるで撲殺するかの如く、年増女の下半身に激しく腰を打ち付けます。若い男の顔は見えませんが、しかし、男の尻の左側に梅干し程の「ホクロ」があるのを見つけ、私はそのホクロの位置や形をしっかりと頭に叩き込みました。

 若い男は散々腰を振った挙げ句、「おおっ!」という短い声をあげると素早くニュルっとペニスを引き抜きました。
 そしてペニスを年増女の垂れた巨乳に向けると、しゅぷしゅぷと音を立てながら大量の精液を吹き飛ばしました。
 私の目の前には、つい今まで肉棒が出し入れらされていた年増女のボンボがパックリと口を開いたまま緑色のヨダレをダラダラと垂らしておりました。
 私はそんな年増女のグロテスクな女穴を見つめながら押し殺した息をゆっくりと吐き、水車小屋の板壁に真っ白な精液を迸ったのでした。

(つづく)

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