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おむすび親父2

2013/06/08 Sat 00:00

おむすび親父2


 うつ伏せの和恵の背中に馬乗りしながらパンティーを脱がせた。蛍光灯に映し出された真っ白な尻肉には、パンティーのゴム跡が桜色に変色し、そこに三角形のパンティーの形をくっきりと浮かび上がらせていた。
 その尻肉を一発ペシンっと引っ叩くと、真っ白な二つの肉はゼリーのようにぷるんっと震えた。和恵が「やめろ変態!」と唸ると同時にその細い体をゴロンッと仰向けにし、そのまま両足首を掴んで畳の上を引きずった。両手首を頭上で縛られた和恵は抵抗できず、腰を必死に捻りながら悪態をついているだけだった。両足首を持たれて引きずり回される和恵は、まるでレザーフェイスに捕まったテキサス女のように惨めだった。
 居間の真ん中に置いてある座卓まで和恵を引きずった。その座卓は、今は亡き父が、十五年ほど前に近所のスーパーナガタヤで開催されていた中国物産展にて衝動買いした物だった。黒檀で作られた真っ黒な天板には手鞠で遊ぶ唐子や鳳凰が螺鈿で描かれており、いかにも成金が好みそうな恥ずかしいデザインだったが、しかし、そのサイズは畳み一帖もあり、まるで石の塊のように重たかった為、父が没した後も仕方なく居間に置かれていたのだった。
 そんな座卓の脚に和恵の右足首を布テープでグルグル巻きに固定した。「なにすんだよ!」と叫ぶ和恵を横目に、左の足首ももう一方の座卓の脚に固定した。身動きできないまま喚き散らしている和恵に、「自業自得だ!」と怒鳴りながら、私は座卓の上に腰掛けた。縛られた両手を頭上にしながら両脚を開いている和恵を見下ろすと『Y』という字に見えた。

「さて、話しを元に戻すが……三年前のあの日、北千住のコンビニで出会った私たちは二万円で契約を成立させた。そしてさっそく二人は近くのラブホテルに行ったわけだが、確かあの時キミは、ホテルのフロントの入口で『お部屋パネル』を見ながら、『ミッキーのお部屋』が入室中だった事に『チッ』と舌打をしたよね?」

「……っんな事、覚えてるわけねぇだろ……」

「覚えてないか……まぁ、三年も前の事だから覚えてなくても仕方ないだろうな……が、しかし私は覚えている。キミが覚えてなくとも私は覚えている。キミが『チッ』と舌打ちした際にチラッと見えた、あの前歯に付着した真っ赤な口紅さえも鮮明に覚えている。あの時キミは、不貞腐れながらも『マリオのお部屋』のボタンを押したのだ。そして僕たちは、その任天堂が知ったらさぞかし激怒するだろうと思われる部屋にしけ込んだわけだが、しかし、よくよく考えれば、『ミッキーのお部屋』が良かったと思っていたキミは、それ以前にもあのホテルを利用した事があったという事だよね。それ以前にも、その『ミッキーのお部屋』という、ウォルト・ディズニーが知ったら即刻提訴しかねない部屋に入った事があるという事だよね。だからその思い出の部屋に入れなかったキミは、『チッ』と舌打ちしながら悔しがって——」

「——だから何なんだよ! それがどうしたんだよ! くだんねぇ事ぐだぐだ言ってねぇで、早くコレ解けよおむすび親父!」

 いきなり和恵がそう怒鳴り始めると、目の前に剥き出されていた陰唇がベロリと捲れ、その奥に潜んでいた鯉の口のような穴が、怒鳴る腹筋の動きに合わせてグニョグニョと動いているのが見えた。

「いや、まぁ、確かにね、今となればそんな事はどうでもいい事なんだがね。ただ、あの時のキミは十五歳の少女にしては妙にラブホ慣れしていたなぁとね、今更ながらふと思ったもんだからね、まぁ、参考までに聞いてみただけなんだけど——」

「——っんな事テメェに関係ねぇだろ!」

 和恵のその言葉に、間髪入れずに「関係ある!」と怒鳴り返した私だったが、しかし、その声とその仕草とそのタイミングは、明らかに坂本金八を意識していると自分でも気付き、またしてもそれを和恵に指摘されるのではないかと焦りながら言葉を続けた。

「キミはあの時既にズボズボだったんだ。夜な夜な援交じみた行為に耽り、薄汚いおやじ共から金と快楽を与えてもらい、そうやって十五の春に泣いた少女なのだ。その証拠に、キミはあの時ロハでヤらせてくれたじゃないか。あの時キミは、何と言って私を誘ったか覚えているか? 私がキミのパンツを脱がせ、その大股開きにした陰部を携帯でカシャカシャと撮影していたら、突然キミは私に向かって、『ヤりたかったら入れちゃってもいいよ。タダでいいから』と言ったんだぞ!」

 そう怒鳴りながら黒檀の座卓にバン! と手の平を叩き付けた。その乾いた音が響くと同時に、またしても和恵の陰唇の奥に潜んでいた鯉口がヒクッと動いた。

「あの時、確かにキミは濡れていた。私の携帯のシャッターの音が鳴る度に、キミの真ピンクの粘膜がジワリジワリ濡れて行くのを私は気付いていた。それをはっきりと確信したのは、キミが私のリクエストに応えて四つん這いになった時だね。あの時キミが犬のように尻を突き出すと、ベロリと捲れたワレメから透明の液体がニトー……っと糸を引いたんだ。それはそのままシーツの上にポツンっと落ちた。そしてその淫らなおツユの水玉は、過去に幾人もの野蛮人達が交わり合ったかも知れないあの不潔なベッドのマットの中に、静かに染み込んでいったのだ……」

 そう拳を握ると、妙に冷めた目で私を見ていた和恵が、「だから何だよ」と呟いた。私はすかさず「キミはまだ十五歳だった」と答えた。すると和恵も、すかさず「それがどうした」と言い返した。

「それがどうしたじゃない! もっと自分を大切にしろよぉ!」

 そう首を小刻みに揺らしながら怒鳴ると、いきなり私はYの字に開いた和恵の股の間にドスンっと腰を下した。フーッと溜め息をつくと、盛り上がった恥骨に生えていた栗毛色の陰毛がわさわさと揺れた。

「長い人生、道を間違ったっていいんですよ、キミはまだまだ未熟なんだから間違う事だってあるんですよ。キミが道を間違えたら私が教えてやればいいんです。間違っても間違っても、繰り返しそれは間違えだと教えてやればいいんです。身体ごとぶつかってやればいいんです。そうすればキミは必ずわかってくれるんです。それなのに、それなのに、教育の限界を超えたなんて、そんな人ごとみたいに言わないで下さい!」

 掠れた声でそう言った瞬間、和恵がポツリと、「金八だ」と呟き、とたんに背筋に冷たいものがゾゾッと走った。その寒さを誤魔化すべく、慌てて私は和恵の腹にソッと手の平をあてた。和恵の腹は猫の腹のように柔らかく、そして温かかった。そこをムニムニと優しく揉みながら、陰唇がベロリと捲れた陰部に顔を近づけた。そしてそこを犬のようにクンクンと嗅ぎながら、腹を揉んでいた手をジワリジワリと下半身へと下ろして行くと、不意に頭上から、「ヤってもいいけど、その前にテープを剥がしてよ……」と、少し弱気になった和恵の声が聞こえて来た。
 
「ダメだ。信用できない。キミは足立区の中卒のバカヤンキーの癖に変な所に計算高い。あの時もそうだった。二度目のホテルで、十五のキミの身体を必死に貪り食っていた私が、『顔にかけさせてくれ』と頼むと、キミは悲痛な面持ちで私を見つめながら、『中で出して』と言った。しかし私は現職の警察官だ。さすがに十五の少女に中出しはできないだろうと思い、既にイキそうだった私は慌ててペニスを抜こうとした。が、しかし、キミは突然私の身体にしがみつくという強硬手段に出た。細い腰をクイクイと振りながらペニスが抜けるのを阻止し、私の耳元に『お願い、中で出して、一緒にイこっ』などと三流レディースコミックのような台詞を囁いた。そうやって私を興奮の渦に巻き込んでは、著しく私の道徳判断を掻き乱したのである。結果、まんまと私はキミの口車に乗って十五の少女の膣内に射精してしまった。確かに、あれはびっくりするほどに気持ち良かった。中出ししている最中、キミの可愛い顔を見ていたら、その罪悪感が凄まじい快楽へと変貌したのも事実だ。が、しかし、それもこれもキミの計画だった。あれは全て、警察官という重要な職務を担った私を堕落さすべく、足立区ごときのバカヤンキーが仕組んだ罠だったのだ!……その結果、私はキミという毒牙にかかってしまった。その三ヶ月後、キミは『赤ちゃんできたよぉ』という、たった九文字足らずのメール一本で私を地獄に叩き落とした……そんなキミを信用できるか?」

 そう首を傾げながら和恵を見ると、和恵は小さな溜め息をフッとつきながら、「狂ってるよ」と呟いた。

「もういいよ。早くヤリなよおむすび親父。ごたごた言ってないで、ヤるんならとっととヤってさっさとイっちゃってよ……まだ洗い物が残ってるんだからさ……」

 そう呟いた和恵のその呆れた表情に、私は今までにない興奮を覚えていた。

 女を姦(ヤ)る場合、その女が自虐に陥っているほど犯しがいがあると、私は常日頃から思っていた。レ○プを性癖としている者の中には、その醍醐味は泣き叫ぶ女を無理矢理ヤる事だと、ほとんどの者がそう思っているに違いないが、しかし、私はそれよりも更に異常だった。私という内向的な変質者は、レ○プをするなら、一番よりも一番最後を選びたいと思う、そんな気色悪い性癖の持ち主だった。
 ここで私が言う、この場合の女の自虐と言うのは、いわゆる『諦め』という意味である。最初は必死に抵抗していた女が、そのあまりにも激しい男達の猛攻撃に次第に戦意を失って行き、遂には廃人の如く無抵抗となっては、「勝手にしろ」とばかりに諦めては股をクラゲのように弛めるといった、そんなシチュエーションである。
 そんな自虐に陥った女の身体ほど美しいものはなかった。本来、AVを選ぶ時にも、大手AV会社の有名女優モノよりも、画像の悪いインディーズの実録盗撮モノを好んで選ぶマニアックな私は、そんな身も心も汚れてしまったボロ雑巾じみた女に激しく欲情するのである。だから私は、プッと不貞腐れながらも、「さっさとイっちゃってよ」と自虐に陥る足立区の元ヤンキー娘のその姿に、異様なほどの興奮を覚えたのだった。
 さっそく私は座卓の下に潜り込んだ。そして、その細い腰を両手で押さえ、そのまま生尻を畳にザラザラと鳴らしながら前へ引き寄せると、座卓の脚に縛り付けられていた両脚がジワジワと曲がり、『Yの字』のから『M字』へと変わった。
 そんな和恵の足は、死後二時間経過した程度の弛み具合だった。
 職業柄、死体を多く扱っていた私は、死体とヤるなら二時間以内と決めていた。二時間以上経過すると四股の大関節の硬直が始まり、股を開かせるのに一苦労するからだ。
 しかし、死後二時間以内の若い女性の死体と出会うのはなかなか難しかった。病院ならばそんな死体はざらにあるだろうが、警察の死体安置所では、そんな掘り出し物はなかなかお目にかかれなかった。例え若くても、腐敗していたり破損していたりとグチャグチャ系が多く、とてもではないが射精できるような代物ではなかった。
 しかし、一度だけ、程度の良い美女と出会った事があった。その女は新宿歌舞伎町のマンションに住む二十代の中国人で、同じ福建省から密入国してきた中国人の男と同棲していた。二人は風林会館にある中国人が経営するスナックで働いていたが、ある時、女の浮気が発覚し、カッとなった中国男が彼女の胸を包丁で突き刺して殺してしまった。中国男は発覚を恐れ、女の死体をバラバラに解体しようとノコギリで腹部を切り始めた。胴体をまっ二つに切断すると、続いて首を切り落とそうとしたが、しかし、二人の喧嘩を心配してマンションに立ち寄ったスナックのママに見つかり、警察に通報されてしまったのだった。
 その死体が私の管轄する署に送られて来た。まるでマネキン人形のように上半身と下半身が切断された死体を安置所に運ぶ間、私は密かに勃起していた。そして司法解剖される前にと、急いでその無惨な仏を頂いたのだった。
 青いビニールシートを剥ぐと、冷たいパイプベッドの上には、切断された上半身と下半身が二つ揃えて並べられていた。○○○は○○○であり、さすがの私も顔を顰めてしまった。ゆっくりとパイプベッドに跨がると、切断された下半身だけを両手に抱えた。それはまるで超リアルなオナホールのようであり、それ専用に使用するだけなら丁度いいサイズだった。○○○は○○○だったが、そこに浮き出た血管は○○○のように○○○していた。紫色に変色した○○○の内部には、生前の中国女の温もりがまだほんのりと残っていた。そこに切断部分から溢れ出る血を塗りたくり、凄まじく勃起した○○○をツルンっと○○○させた。千切れた下半身を両手に抱えながらガンガンと激しくピストンさせていると、いきなり切断部分から○○○が飛び出し、それがブラブラとぶら下がっては、まるで生き物の如く踊り狂い始めた。グチャグチャと泥沼のような音と、私のハァハァという荒い呼吸が、静まり返った死体安置所に延々と響いていた。遂にイキそうになった私は、女の美しい顔にソッと指を伸ばすと、閉じていた目を無理矢理にこじ開け、そしてその魂の抜けたビー玉のような眼球に見つめられながら、「ニーハオ、ニーハオ」と必死に囁いては、大量の○○○を無惨な中国女の○○○の中に吐き出したのだった。
(※一部、残酷性が激しい箇所は自主規制により削除させて頂きましたよFC2さん)

 私と言う人間は、そんな異常な人間だった。幼い頃から両親が罵り合う姿ばかり見せつけられて育った私は、尾木ママの御指摘通り猟奇的な大人になっていた。人としての愛情は皆無に等しく、残酷的な事ばかりを好んで貪った。だから警察官は最適な職業だった。無惨で悲惨で残酷な人生劇場を目の当たりに出来る最高の職業だった。
 そんな私が、唯一、人間としてのそれを補う事ができたのがテレビドラマだった。テレビドラマだけが、私の人間として生きる為の良きお手本であった。が、しかし、いつしか金八はテレビから姿を消してしまった。池中玄太はいつしか地方深夜番組の局長となっては嘘泣きばかりし、北の国からの純や蛍はまるで化け物の如く不気味に成長し、そして密かに尊敬していたビッグダディのその後には酷く幻滅させられた。もはや今の私には、人間としてのお手本となる人物が一人としておらず、唯一、スカパーで再放送されている赤茶けた古いドラマによってその精神を保つしかないのだが、しかしそれさえもいよいよ飽きて来た。どんなドラマを見ていても、次にシゲヨシがヤングマンの前奏をアカペラするとか、この後、純が足の裏を掻いていた指のニオイをソッと嗅ぐなど、どうでもいい部分までもが全てがお見通しであり、何一つとして心を動かされる事はなかったのだった。
 だから私はオナニーに嵌った。だからというわけではないが、唯一の趣味だったテレビドラマがあまりにも面白くなくなったせいか、ここ最近、異常に性欲が強くなって来たのだ。
 四十を過ぎてオナニーに嵌ると言うのも随分と淋しい事だが、しかし、三十近く歳の離れた妻は、最近めっきりセックスをさせてくれなくなったため、自分で処理するより他はなかった。恐らく妻は浮気しているのであろう、先日彼女の携帯をこっそり覗いて見た所、メールボックスは、地元の元彼らしき男からのメールで埋まっていた。
 これが普通の夫なら、激怒して妻に詰め寄る事だろう。今後二度と元彼とのメールをしないようそれなりの対処をするだろうが、しかし私は違った。本来、変態気質な私は、その元彼のからのメールに様々な妄想を働かせ、薄気味悪く欲情し、そしてそのメールの画面に精液をぶっかけては喘ぎ悶えていた。だからそのメールは私にとっては最高のオナニーのネタであり、彼女に元彼との縁を切らせる事は望んではいなかった。
 そんな私だったから、今、目の前で自虐している若い妻の姿に異常な興奮を覚えていた。もしこれが元彼だったなら、今頃彼女は縛られた両脚を自らM字に開き、その細い腰を妖艶にクネクネと動かしながら「早く入れて……」などと言うのだろうかと想像しては、一人ムラムラと欲情していた。
 そんな彼女の陰部は、まだ風呂に入っていないせいか、まるで留置場の便器のように異様に小便臭さかった。そんな汚れた陰部を覗き込んでいた私は、熱い息を漏らしながら震える舌をそこに伸ばした。
 黒ずんだ陰唇を舌先でベロリと開くと、縦長の穴の奥に潜んでいた白濁の液体がネチャっと糸を引いた。それは決して性的な分泌物ではなかった。彼女が今日一日溜め込んだ、汗とオリモノと小便の残り汁によって出来上がった恥ずかしい垢だった。
 私はその赤錆臭い恥垢を見つめながら、妻はこの薄汚れたオマンコを元彼にも見せているのだろうかと思った。すると、とたんに激しい嫉妬に包まれ、私は無我夢中になってその白濁の汁を一滓残らず舐め尽くした。
 私の唾液と、次から次へと溢れ出て来る白濁の汁により、その縦長の穴はテラテラと濡れ輝き、実に魅力的な穴へと変貌した。
 股間からムクッと起き上がると、ドロドロに汚れた唇を手の甲で拭き取りながら和恵の顔を見た。和恵はジッと天井を見つめていた。しかし、私の視線に気付くと、そのアイドル歌手のような大きな目をいきなりギロッと険しくさせ、溜め息混じりに「早くシテよ」と吐き捨てた。
 その気怠さというか、面倒臭さというか、つまり自分の身体が好き放題される事に諦めてしまった自虐妻の表情は、身震いするほどに美しかった。
 私は、荒い鼻息と共にそのまま上半身を前倒しにした。小さな妻の身体を腕の中にすっぽりと抱きしめると、腰を器用に動かしながら熱り立つ肉棒を穴の中に突き刺した。
 その表面は唾液と汚れで濡れていたが、しかし内部はカラカラに乾いていた。かろうじて突き刺さった亀頭をメリメリと進ませながら無理矢理押し込もうとすると、顔を顰めた和恵が「痛いよ!」と叫んだ。
 すかさず私は和恵の顔を覗き込み、その歪んだ顔を真正面から見つめた。

「キミの元彼……ほら、いつも夜中にメールを送って来る足立区の男の子……なんて名前だったかな……カズマじゃないしカズキじゃないし……」

 すかさず和恵の鋭い目がギッと私の目を貫き、「テメェ、勝手に人の携帯見てんじゃねぇよ!」と喚き散らした。

「そんなに怒ると言う事は、やっぱり彼とは何かあるのかな……最近セックスした? どこでした? やっぱりまたあの安っぽいラブホ?」

「っんな事してねぇよ! それに元彼じゃねぇし!」

「元彼じゃないと言う事は、今彼かな?」

 そう問い質しながらも、私は乾いた穴の中に亀頭をメリメリと進ませていた。

「付き合ってねぇよ、地元の先輩だよ」

「出た、地元の先輩。これ系の野郎って、決まってタチが悪いよね。特に足立区とか板橋区で、頭の悪いガキ共から『地元の先輩』って呼ばれる奴って痛いよね。絶対にセルシオ乗ってるでしょ?」

「おむすび親父よりマシだよ」

「僕よりマシ? 何が? チンポがかい? それともクンニの舌技かな? 地元の先輩にクリトリスをチロチロされて、小便ちびっちゃったのかな?」

「気持ち悪りぃんだよ変態ジジイ、どーでもいいから早くイケよ」

「先輩の命令は絶対だもんね。特に足立区のバカヤンキーは上下関係が厳しいから、絶対に逆らえないもんね。だからキミは先輩にヤられまくってるんだよね。先輩の命令は絶対に断れないから、犬みたいに恥ずかしいポーズさせられてチンポ入れられまくってるんでしょ?」

 私はそう言いながらも、その光景を頭に浮かべた。愛する我妻が、ゴミのような地元の先輩に、薄汚いラブホで好き放題にヤられている姿を想像しながら、やっと半分まで刺さったペニスを必死にピストンさせると、浅い挿入のまま亀頭がスポスポした。そのスポスポが堪らなく気持ち良かった。乾いた穴の密着度は凄まじく、まるで吸盤に吸い付かれているような刺激が亀頭を襲い、たちまち尿道の奥がゾクゾクして来た。
 このヤンキー女は、今までに何本のチンポをこうされて来たんだろう。この女は見ず知らずの男にでも平気で陰部を曝け出して来た女だ、恐らく百本のチンポでは足りないだろう。
 そんな事を一人ムラムラと考えながら、その小さな身体を両手でおもいきり抱きしめた。そして乾いた小さな穴に更に激しくペニスをスポスポさせながら、その小顔に頬を寄せてはファンデーションの香りが漂う耳元に息を吐いた。

「はあぁぁぁぁ……先輩にゴム付けて下さいなんて言えないから……いつも中出しされちゃうんでしょ……あぁぁぁぁぁ……色んな先輩に中出しされまくってるんでしょ……ここに、こうやって、ぴゅっ、ぴゅっ、て……はあぁぁぁぁぁぁぁ……」

 そう唸りながら、乾いた穴の中に大量の精液を勢い良く噴き出すと、いきなり和恵はガバっと顔を背け、「口、臭せぇんだよおむすび親父!」と叫んだのだった。

 そんな惨めなダメ押しにより、俺の自慰行為的な性行為は終わった。
 限りなく狂人に近いセックスではあったが、しかし、俺は満足だった。
 俺は、何があろうともイスラム国の卑劣なテロには絶対に屈しない。確かに俺は変態だが、だけど正常でもある。俺はこういう人間なんだ。それ以上のものもないし、それ以下でもない。みんなはそんな俺を変態だというけれども、俺はそうとは思わない。だけどみんながそう言うならそうすればいい、とまで俺は言う。

 ……が、しかし、なぜに俺はこの物語の中で『おむすび親父』などと呼ばれているのだろうか。
 恐らく、この小説の当初のタイトルがFC2の禁止ワードに引っかかってしまい、それで作者は慌ててこのタイトルに変えたのではないだろうかと俺は予想する。
 確かに、今回FC2が規制した禁止ワードはあまりにも酷すぎた。『小○生』や『中○生』という言葉ならまだしも、『お○っこ』や『う○こ』といった生理現象までも規制されてしまっているのは、戦時体制下の言論弾圧に等しい異常さなのである。
 変態小説においてこれらの言葉が使えないのは、もはや致命的だった。『お○っこ』の事は、『尿道から吹き出す黄金色のアンモニア水』などといちいち表現しなければならず、『う○こ』に至っては、『肛門からニョキニョキと捻り出された茶色くて酷く臭い固形物』などと、もう、とてもとても面倒臭いのである。
 そんな面倒臭い規制が原因で、きっとこの小説もタイトル変更を余儀なくされたのであろうが、しかし今回のこのタイトルは少々強引すぎた。
 というのは、俺は全然『おむすび親父』などではないからだ。今まで、人にそんな呼ばれ方をされた事は一度もないし、もちろん自分でも『おむすび親父』などと思ったことはないのだ。
 だからこの『おむすび親父』というタイトルは無理があると思う。この物語とこのタイトルはどう見ても合致しておらず、どれだけ考えても意味がわからないのだ。
 そもそも、エロ小説に『おむすび親父』などというふざけたタイトルを付ける事自体が間違っているのだ。『おむすび親父』などというタイトルで読者が勃起するわけがないのだ。
 が、しかし、それでもこの作者はこのタイトルに踏み切った。まるで権力に逆らうかの如くデタラメなタイトルで抵抗した。
 つまり、このくだらない小説を書いた作者は変態なのだ。そして、これを最後まで読んだ読者もみんな変態なのだ。だからいいのだ。変態は、愛のナントカと言ったしょっぺぇタイトルよりは、『おむすび親父』とか『肛門の紀州梅』とか『亀の頭の白帽子』と言った、支離滅裂で意味不明なタイトルの方がいいに決まっているのだ。

 と、俺はそこまで言う。

(おむすび親父・完)

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