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ツワモノ1



 異様に寒い夜だった。街はクリスマス一色に染まり、漆黒の夜空には真っ白な雪がチラチラと舞っていた。
 その日、美咲は見知らぬ男に呼び出された。

 その男から電話がかかってきたのは、夜の九時を少し過ぎた頃だった。
 電話に出るなり、男はいきなり「今から出ておいでよ」と言った。「誰ですか?」と美咲が聞くと、男は「俺だよ俺、忘れたのかよ、橋本のツレだよ」と言い、「夏休みにチャイナタウンのゲーセンで会ったじゃん」と笑った。
 橋本なんて知らなかった。チャイナタウンにも行ったことがなかった。しかもその男の声は、明らかにオヤジだった。
 男は、「どこで待ち合わせする?」と勝手にそう決めると、「家の近くまで車で迎えに行ってやるからさ」と恩着せがましく言った。
 こんな電話はよくかかってきた。美咲は、その頃から既に、「誰にでもヤらせる巨乳女」として有名だったため、そんな美咲の携帯番号がそこらじゅうに出回っていたのだ。
 いつもなら、そんな電話は早々と切ってしまうのだが、しかしその時は、タイミングが悪すぎた。その電話がかかってきた時、なんと美咲はオナニーの真っ最中だったのだ。
 美咲は濡れた割れ目に指をヌルヌルと這わせながら、その電話を切ろうかどうしようか迷っていた。すると男は、「今、加藤と松田がウチに来てんだよね。一緒に飲もうよ」と言い、意味ありげに「ふふふ」っと鼻で笑った。
 その不敵な鼻笑いが、美咲の中に潜むマゾ心を刺激した。美咲はドロドロの穴の中を三本の指で掻き回しながら、三人の男に輪姦される自分を想像した。
 そんな想像の背後で、男が「だから、どこで待ち合わせする?」ともう一度聞いてきた。美咲は、声が漏れないよう必死に噛み締めていた下唇をゆっくり離した。そしてネトネトと糸を引く指をティッシュで拭きながら、近所のバス停を告げたのだった。

 窓から抜け出した。停学中に家を抜け出すのはこれで三度目だった。
 バス停に白い車が止まっていた。車で待っていたのは、案の定、三十代後半のオヤジだった。ユニクロのグレーのジャージに黒のニット帽をかぶり、下膨れの顔を、だらしなくニヤニヤさせていた。
 そのまま男のマンションに連れて行かれた。そこが何という町かはわからなかったが、古びた三階建てのマンションの壁には『コーポ滝沢』と書かれており、その一階には台湾ラーメンのお店があった。
 部屋のドアを開けるなり煙草の煙がモワモワと溢れ出した。猫の額ほどの玄関には真っ黒に汚れたスニーカーと、中敷がボロボロになった革靴が並んでいた。
 台所兼用の細い廊下を進んだ。キャットフードが散らばる床はネチャネチャし、台所のシンクには缶ビールとコンビニ弁当とカップ麺の空が大量に放置され、まるでゴミ屋敷のようだった。
 部屋は八畳ほどのワンルームだった。コタツとテレビとカラーボックスしかない妙にすっきりした部屋だったが、しかしそのコタツの板はひっくり返され、その上には麻雀の牌や缶ビールがごちゃごちゃと置かれているため、それが酷く荒れ果てた雰囲気を醸し出していた。
 そこには二人の中年男が待ち受けていた。いかにもオタクっぽい肥満男と、安っぽいスーツを着たサラリーマン風の男だった。
 ユニクロ男にそこに座れと言われ、コタツの奥の席に座らされた。いきなり肥満男が飲みかけの缶ビールを突き出し、「ま、飲めよ」と笑った。そんな男の目はギラリと重く輝いていた。既に色欲に駆られているのか、そうビールを勧めながらも美咲を視姦しているようだった。
 その行為が始まるまで、然程時間はかからなかった。
 無理やり突きつけられた缶ビールを握りしめたまま、黙って項垂れていると、突然コタツの中で誰かが太ももを撫でてきた。
 美咲はソッと上目遣いになりながら男たちを順番に見た。
 真正面に座るサラリーマン風の男は黙ってガラケーを弄っていた。右隣に座る肥満男は麻雀牌を指でコロコロと転がしながら、クピクピと音を立てて缶ビールを飲んでいた。しかし、左隣りに座っているユニクロ男だけは何もしていなかった。両手をコタツの中に入れながら、美咲の顔を見てニヤニヤと笑っていた。
 胸底からムラッとした興奮が湧き上がった。過去に、男たちのそんな淫らな笑みを幾度も見てきた美咲は、(来る……)、と畏怖しながらも、これから始まろうとしている展開に激しいエロスを感じていた。
 男は、美咲の太ももの上を、まるでエステシャンのように指を滑らせながら、「もうすぐクリスマスだね」と呟いた。
 そんな男の野太い声に、ジッと項垂れたまま背筋をゾクゾクさせていると、男は「クリスマスは彼氏と過ごすの?」と聞きながら、その指を太ももの隙間に押し込んだ。そして強引に股をこじ開けようと、指をグニグニと動かしながら、口臭の強い息を美咲の左頬にハァハァと吹きかけてきた。
 美咲は、ギュッと眉間にシワを寄せながら必死に股を閉じていた。突然見ず知らずの男に呼び出され、わざわざミニスカートを履いてノコノコ出てくるほどのヤリマン女だったが、しかしここは、抵抗しなければならないシーンだった。
 それは全く無意味な抵抗ではあったが、ここで抵抗する事によって、この後の展開が大きく変わった。例えその抵抗が演技であったとしても、ここで抵抗すれば抵抗するほど美咲のマゾ心は激しく燃え上り、これから繰り広げられる残酷な行為が快楽へと変わっていくのである。
 だから美咲は必死に股を閉じていたのだが、しかし、その演技も虚しく、美咲の股はいとも簡単に緩んでしまった。
 それは、太ももに挟まれながら滅茶苦茶にもがいていた男の指が、偶然にもクリトリスに触れてしまったからだった。
 コリコリに勃起していたクリトリスに男の指が触れるなり、美咲の下半身がヒクンッと跳ねた。それと同時に美咲の股の力が緩み、男はここぞとばかりに股を大きく開かせた。
 男の指は、まるで蛇がカエルに喰いつくかのような素早さでそこを捕らえた。そこには既に汁が滲み出しており、そこを這い回る男の指先はヌルヌルと滑っていたのだった。

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 男は「あれ?」と首を傾げながら、項垂れる美咲の顔を覗き込んだ。ニヤニヤといやらしく微笑む男のその目は、「濡れてるぞ」とは口に出さなくともはっきりとそう物語っていた。
 ひたすら項垂れながら、そんな男の視線に激しい羞恥を感じていた。すると、急に男の目がギラリと鈍く光り、その指を、腰に食い込むパンティーのサイドに引っかけた。そして素早くパンティーを足首まで擦り下ろすと、陰毛が渦巻く卑猥な陰部をそこに曝け出した。
 濡れた陰部が真っ赤な電熱に照らされた。使い熟された小陰唇はベロリと捲れ、そこに剥き出されたピンクの粘膜をジリジリと焼いた。
 見ず知らずの男の家に連れてこられ、コタツで陰部を剥き出しにされるというこの無残なシチュエーションに、美咲のマゾ心はムラムラと湧き上がった。
 男はニヤニヤと笑いながら、その剥き出しの陰部に指を這わせた。指先が直にそこに触れた瞬間、膣はヒクンっと痙攣し、そこに溜まっていた汁がトロッと肛門に垂れた。
 一本、二本、三本、と男の指は次々に増えた。三本の指は、その表面を裂け目に沿って上下し、そこに溢れる汁をぺちゃぺちゃと下品に鳴らした。すると、いつの間にコタツの中を覗き込んでいたのか、真正面に座るサラリーマン風の男が、「うわっ」と嬉しそうに笑った。右隣に座っていた肥満男の、「もうヌルヌルだよ」という野太い声がコタツの中から聞こえてきた。

(やめて下さい……やめて下さい……やめて下さい……)

 美咲はそう何度も呟きながら必死に目を閉じていた。
 そこは女が最も隠したい部分だった。そこを無残に曝け出され、そこを見ず知らずの男に弄られ、そしてそこを見ず知らずの男たちに覗き込まれては、嘲笑われていた。
 それは泣き出したいほどの屈辱だった。このまま消えてしまいたいと思うほどの羞恥だった。だけどその一方で、美咲は今までにない性的興奮に襲われていた。
 男の指は、まるでギターを奏でるようにヌルヌルの小陰唇をびらびらと転がしていた。その上にある敏感な突起物にそれが触れると、項垂れて顔を顰める美咲の喉が「んっ」と鳴った。
 男は、そんな美咲の手首をいきなり掴んだ。そしてその手を自分の股間へと引っ張り、既にそこに突き出されていた硬い肉棒を強引に握らせた。

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 それは、まるで武器のように獰猛に聳り立っていた。石のように硬い棒の先ではピンポン球ほどの亀頭がクワッとカリ首を開き、そこから卑猥な汁がダラダラと溢れ出ていた。

「シコシコしてよ」

 項垂れる美咲の耳元に、男はそう囁いた。その生温かい男の息がうなじをくすぐると、それまで頑なに閉じていた美咲の唇が静かに開き、思わず「あぁっ」という声が漏れた。
 その声と同時に、美咲は肉棒をがっしりと握り直し、手首を動かし始めた。皮が上下する度に卑猥な汁がくちゃくちゃと音を立て、そこを覗いている男たちが下品に笑った。
 男は、美咲の耳元に「おおお……」と唸りながら腰を突き出し、それを更に長く伸ばした。そして美咲の後頭部にソッと掌を当てると、「もう我慢できないよ……しゃぶってくれ……」と囁きながら、美咲の頭部を自分の股間へとグッと押し込んだのだった。
 強引にコタツの中に顔を入れられた。ムッとする熱気が顔面を包み込んだ。真っ赤に染まったコタツの中には、雨で濡れた犬のような饐えた匂いが篭っていた。
 すぐ目の前に太い肉棒がヌッと伸びていた。コタツ布団の隙間から、男たちが覗いていた。肥満男はニヤニヤと笑い、サラリーマン風の男はゴクリと喉を鳴らしていた。
 そんな男たちに見つめられながら肉棒に顔を寄せた。蒸れた亀頭には生ゴミのような異様な匂いがプンっと漂ってきたが、しかし今の美咲には、そんな異臭さえも興奮材料の一つだった。
 肉棒の根元を優しく握り、丸く開いた唇に亀頭を挟んだ。我慢汁が溢れる尿道に舌を這わせ、ソフトクリームを舐めるように舌を上下に動かすと、あぐらをかいていた男の太ももがムズムズと動いた。
 口内に唾液がじわじわと溢れ出てきた。カチカチの肉棒を口いっぱいに頬張り、その唾液を潤滑油にしながら顔を上下に動かすと、コタツの上から「おふぅ……」という男の声が聞こえてきた。

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「アキオが言ってた通りだな」と、サラリーマン風の男が言った。
「この子、有名なヤリマンなんだろ?」と、肥満男が聞いた。
「小川たちもヤったらしいぜ」と、ユニクロの男が答えた。
 そんな男たちの会話を、美咲は肉棒をジュプジュプとしゃぶりながらコタツの中で聞いていた。
 すると、右隣に座っていた肥満男の手が、突然美咲の尻を撫で始めた。そして、丸く突き出した尻肉を円を描くように撫で回しながら、「先に入れちゃっていいかな?」とみんなに聞いた。
 すかさずサラリーマン風の男が、「やっぱジャンケンでしょ」と言った。
 さっそくその残酷なジャンケンが美咲の頭上で繰り広げられた。
 何度かジャンケンを繰り返していたが、結果、一番がサラリーマン風の男で、二番がユニクロ男、そして最後が肥満男と決まった。
 嬉しそうに笑うサラリーマン風の男が、コタツの中で蹲っていた美咲の腰を持ち上げた。「俺、女○高生とヤルの初めてなんだよね」と言いながら、勃起したペニスを尻肉に押し付けてきた。
 すると、サラリーマン風の男に場所を譲った肥満男が、「俺だってそうだよ。十七のデリ嬢とはヤった事あるけどさ、さすがに現役は初めてだよ」と言いながら、四つん這いの体勢でダラリと垂れている美咲の大きな乳肉を、グニグニと乱暴に揉み始めた。
 そんな男たちのやり取りを、美咲はコタツの中でジッと聞いていた。もはやそこには自分の意志はなく、今から自分は肉便器のようにして、ただただ犯され続けるのだろうと思うと、美咲のM心がムズムズと疼き、思わず肉棒をしゃぶる動きが激しくなった。
 しばらく尻の谷間を行ったり来たりしていたサラリーマン男の肉棒だったが、激しい尺八によって美咲の尻がタプタプと揺れ始めると、その動きに挑発されたのか慌ててワレメに亀頭を突きつけてきた。
 そしてドロドロに濡れ輝く穴に突き刺さった亀頭は、まるで座薬のようにツルンっと滑り込み、圧迫された肉穴を押し開きながら奥へ奥へと潜り込んだのだった。

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 コリコリとした肉棒が、敏感な穴の中をヌルヌルとピストンし始めた。そうされながら巨大な肉棒をしゃぶらされ、乳肉を乱暴にグニョグニョと揉まれていると、次第に脳みそがぐるぐると回り始め、激しい興奮に襲われた美咲は狂ったように悶え始めたのだった。
 その晩、男たちは、名前も知らないヤリマン少女を深夜まで犯し続けた。まるで屠殺される雌豚のように無抵抗だった美咲は、見ず知らずの男たちに何度も何度も中出しされながら、自分も密かに何度も何度も絶頂に達していたのだった。

 ツワモノドモガユメノアト。

 荒れ果てた部屋には、汗と汁の饐えた匂いが充満していた。コタツの赤い灯りだけがぼんやりと浮かんだ闇には、男たちの獣のような寝息が交互に響いている。
 コタツ布団からそっと顔を出し時計を見た。四時になろうとしていた。六時にはお母さんが目を覚ます。慌ててコタツから抜け出すと、そこらじゅうに散らばっている衣類を急いで掻き集めた。しかし、どれだけ探してもパンティーだけが見つからなかった。仕方なくこのままノーパンで帰ろうと、ソッとコタツから抜け出ると、コタツの台の上でパンティーが大きく広げられていた。
 クロッチが青い月明りにぼんやりと照らされていた。そこは意図的に汚されていた。ナメクジのような白い塊が、不気味にテラテラと濡れ輝いていたのだった。

 ドアを開けるなり冷気が首筋を襲った。慌てて首を窄め、冷凍庫のようなコンクリート階段を降りて行くと、ポストの下にデリヘルのチラシが一枚落ちていた。それは誰かに踏まれたらしく、乳首に★マークの付いた女の顔には山波の靴跡が浮かんでいた。
 既に雪は止んでいた。凍りついた雪の上を進むと、シンっと静まり返った駐車場にザクッザクッと小気味良い音が響く。ここは一体どこなんだろうと思いながら細い路地を進んだ。このまま行けばいつか大通りに出るだろうと思いながら、死街のように凍りついた路地をひたすら進んだ。
 路地には古い民家が密集していた。以前は商店街だったのか、どの家の玄関にも錆びたシャッターが下りていた。
 月極駐車場のブロック塀に、『この町に暴力団はいりません』と書かれた看板が掲げられていたが、しかしその看板のすぐ横には、明らかにその筋の者の車と思われる真っ黒なベンツが堂々と止められていた。
 その隣りの古びたビデオレンタル店のショーウィンドゥには、色褪せた役所広司のポスターが貼ってあった。赤茶けた顔をした役所広司が、拳銃を片手に何か必死に叫んでいる。その店の横の通路には、ガラスがバリバリに破られた自販機が放置されていた。それはAVの自販機だったらしく、その割れたガラスの隙間から『巨乳』と書かれたビデオのパッケージが顔を出していた。
 その二軒隣の薬局の前に、緑のカエルとオレンジ色の象が置かれていた。しかしいずれも頭は陥没し、その中に大量のゴミ屑が押し込められていた。しかもそのカエルの股間には東京都のマークがマジックで落書きされ、象の股間には小さなキノコが描かれていた。案の定、その薬局は廃墟と化していた。『ぢ』と書かれたのぼり旗が夜風になびき、静まり返った路地にまるで死神のマントのような不気味な音を響かせていた。

 この町は荒んでいた。
 
 しばらく行くと、突然二十階建てほどの巨大なマンションが現れた。建物は立派だったが、汚れた外壁のタイルがいかにも古臭く、昭和の匂いがプンプンと漂っていた。
 そんなマンションの一階に、『純喫茶 楽園』という喫茶店があった。その店の横に真っ黒な穴がぽっかりと開いていた。それは地下駐車場への入口だった。
 美咲は足を止めた。そっと首を伸ばし、断崖絶壁の谷底を覗くようにして恐る恐るその穴を覗いた。
 急勾配の坂道が地底に伸びていた。コンクリートの道には鯉のぼりの目のような丸い柄が無数に彫り込まれていた。地底には薄暗い蛍光灯がぼんやりと灯り、剥き出しのコンクリート壁と鉄骨が不気味に照らされていた。

 怖い。そう思いながらも、気がつくと美咲はその急斜面を下っていた。そんな穴の中に入ってどうするのか自分でもわからなかったが、しかし美咲は、なぜか無性にその穴に惹かれた。この穴は、どこかマジンガーに似ているのだ。
 坂道の途中で足を止め、全体を見渡した。二十台くらい車が止まっていた。アスベストが吹き付けられた天井では、黄ばんだ蛍光灯がポロンポロンと鳴り、時折パッと消えてはまたすぐにパッと点灯していた。
 湿気とカビ臭。奥にある赤錆だらけの非常階段には『使用禁止』というプレートがぶら下がっていた。

 そんな非常階段の下で何かが動いた。
 黒い影だった。ビールケースとダンボールの隙間からジッとこちらを見ていた。ホームレス。異常者。殺人鬼。そんな言葉が頭を過ぎり、ブーツの中ですかさず足指が縮んだ。
 しかし、それでも美咲の足は、その意思に反して再び動き出した。
 カツコツとブーツの踵を鳴らしながら奥へと進んだ。そして非常階段の手前に止まっている黒いミニバンの後ろで足を止めた。
 ゆっくりと息を吸いながら、黒い影に向かってスカートをたくし上げた。黒い影を見つめながらパンティーを足首まで下ろすと、そのままゆっくりとしゃがみ込み、黒い影に向かって股を大きく開いた。
 広がったクロッチにはツワモノドモの精液がテラテラと輝いていた。それを見つめながら肺に溜まっていた息を静かに吐き出すと、それと同時に陰毛の中から黄色い水が噴き出した。
 シャーッという音を響かせながらソッと目を上げると、黒い影がビールケースとダンボールの隙間から身を乗り出すのが見えた。
 しゃがんだ膝が震えた。握りしめた拳に汗が滲んだ。そんな美咲は下唇をギュッと噛みながら、新たなるツワモノを待ちわびていたのだった。

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(ツワモノドモガユメノアト・完)

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