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吐泥(へろど)29

2013/06/13 Thu 00:01

 深夜のロビーは半分以上の照明が消されていた。薄暗いロビーの中、唯一、無人のフロントだけが煌々と明かりを照らし、まるで『シャイニング』のホテルのような不気味さを漂わせていた。
 そんなロビーの窓際に、観葉植物に囲まれた応接セットが、一つだけポツンと置かれている。そこで私は全裸になっていた。豚のような醜い風俗嬢に、熱り勃つペニスをじゅぼじゅぼとしゃぶらせながら、ソファーに沈んだ生尻を汗でベタベタに濡らしていた。
 豚女のフェラはそれなりに上手かった。容姿が悪い分、テクニックでカバーしているのだろう、繊細な部分にまで丁寧に舌を滑らせながら唇ピストンを続けていた。
 このまま射精するのも悪くないと思った。私は異常なほどの絶倫男であるため、例えこの豚女の口の中に、立て続けに三度射精したとしても、その直後にその腐れマンコの中に五回射精することだってできた。
 しかし、そんな精力はあっても、今の私には時間がなかった。数時間後には、妻を男性サウナに潜入させるという大イベントを控えているため、今ここでこの醜い豚女とゆっくり遊んでいる暇はないのだ。
 とは言うものの、既にこの豚女には二万六千円という大金を支払っていた。ここで楽しまないのはあまりにも勿体ないと思った私は、じゅぼじゅぼと下品な音を立てながら肉棒に喰らい付いている豚女の腹を再び蹴飛ばしてやったのだった。
 豚女は「うっ」と大袈裟に顔を顰めながら、御影石の床に尻餅をついた。スカートが捲れ、女子プロレスラー並みの太ももがフルルンと震えた。そこに曝け出された白いパンティーは質素だった。イトーヨーカ堂の婦人服売り場の店先で、『五枚千円』と書かれたカゴに山積みされているような、そんな貧乏くさい代物だった。

「パンツ脱げ、豚」

 そう冷たく吐き捨ててやった。こんな醜い女に二万六千円も払ってるんだと思うと、自ずと態度が傲慢になっていた。客に追い返され、路頭に迷っていたこの豚女を、そんな破格の値段で買ってやったのだと思えば思うほど、私の態度は傲慢無礼になった。一方の豚女もこの状況を理解しているらしく、そんな私の狼藉には文句一つ言わなかった。
 豚女は、唇に滴る唾液を太い腕で拭うと、何も言わずに床に尻餅をついていた尻を少しだけ浮かせた。そしてその巨大な太ももを片方ずつ上げながら、安物のハンカチのようなパンティーをスルスルと下ろし始めた。
 豚足のような太い足首から、白いパンティーが抜き取られた。汗で湿っているのか、それはまるでティッシュで作った紙縒りのようにクルクルに捩れていた。
 それをいきなり豚女の手から奪い取った。豚女は、一瞬「あっ」という顔をしたが、しかし私がキッと睨みつけると、そのままゆっくりと視線を落とした。
 そんな豚女の気弱な態度にサディズムな興奮を渦巻きながら、私はソファーに腰を下ろした。前屈みに座りながら、そのクルクルに捩れたパンティーを手の中で解すと、尻餅をついている豚女の目の前の床にそれを広げた。

ウツボ132

 黒い御影石の床に、ポツンと白いパンティーが浮かんでいた。広げられたクロッチには黄色いオリモノが染み付き、それはまるで女性器を形取った『マンタク』のように、その形をリアルに浮かび上がらせていた。
 それを見下ろしながら、「汚ねぇな……」と鼻で笑ってやった。それを目の当たりに見せつけられた豚女は、慌ててそれを取り戻そうと一瞬右手を動かしかけたが、しかし私が「触るな!」と言うと、出そうとしていたその右手は、瞬時に石のように固まってしまった。
 豚女のそんな服従に満足しながら、私はそれを指先で摘み上げた。そしてその部分を豚女に見えるように裏返しながら、そこに鼻を近づけた。
 キツいシナモンのような匂いが鼻腔をツンっと刺激した。それは枕に染み込んだ涎のシミのような匂いであり、生ゴミ用のポリバケツの底に溜まる汚水のような匂いでもあった。
 すかさず「くっさ!」と顔を顰めながら、そこから鼻を遠ざけた。それを上目遣いでソッと見ていた豚女は、羞恥と屈辱に顔を赤らめながら、その芋虫のような下唇をキュッと噛んだ。
 もしこのシーンをこいつの旦那が見ていたらと思うと、睾丸から濃厚な興奮がジワジワと湧き上がってきた。そして、是非ともハムカツの子供達にも、この悲惨なママの姿を見せてやりたいと思うと、湧き上がってきたその興奮が脳でグルグルと渦を巻き、思わず私はその黄色いシミに舌を這わせていた。
 その味は、いつも舐めている妻のそれと大して変わらなかった。味は変わらないが、豚女の方が断然に匂いがキツいため、口内に残るその香りは全く違っていた。
 ふと、こんな匂いを下半身にムンムンと漂わせながら、せっせと子供達にハムカツを揚げている女の姿が浮かんだ。子供達は、まさか自分のママの股間がこれほどまでに臭いとは思ってもいないだろう。まして、その数時間後に、見知らぬ男にそれを嗅がれ、「くっさ!」と罵られているなど夢にも思っていないはずだ。
 そんな事を考えながら、唾液でネトネトになったクロッチを亀頭に貼り付けた。薄っすらと残る黄色いシミの部分が尿道に当たるように微調整した。そして肉棒をパンティーで包み込むと、それを激しくガサガサとシゴきながら羞恥に耐える豚女をジッと見つめた。そんな私の性欲は、もはやサディズムを超え、猟奇へと成長していた。

 このまま豚女に見られながら、この激臭パンティーに中出しするのも悪くなかったが、しかしそれよりも、まずはこの強烈な匂いを発している元の部分を直接嗅いでみたくなった。
 そんな衝動に駆られた私は、いきなりソファーを立ち上がった。床で尻餅をついていた豚女の黒髪を鷲掴みにし、そのまま強引にソファーへと引きずり上げると、問答無用の目で豚女を見下ろしながら、「M字になれ」と命令した。
 豚女は、怯えた目をそっと伏せながら、ゆっくりと膝を曲げた。言われた通りに脚でM字を作りながら股を大きく開き、今まで肉に埋もれていたその不浄な生殖器を外部に曝け出した。

ウツボ133

 どす黒い肛門までもが剥き出されていた。世の女性達が最も隠しておきたい部分を、この女はこんな場所で曝け出している。
 豚女は身動き一つせずジッと黙っていた。黒くてぐちゃぐちゃしたそれは、まさにそれこそが汚物そのものだった。ぐにゃりと歪んだワレメは、正体不明の汁でねっちょりと湿り、まるでサラダ油を塗り込んだかのようにテラテラと輝いていた。
 そんな無残な陰部の前にソッとしゃがみながら、私は産婦人科の医師のようにそこを覗き込んだ。ピタリとワレメを塞いでいる真っ黒な小陰唇に指先を伸ばし、それをペロリと捲った瞬間、そこから強烈なイカ臭がプンッと溢れ出し、もろにそれを嗅いでしまった私は思わず「うっ!」と顔を背けた。

(こんなに臭いオマンコでよく商売ができるな……)

 そう驚愕しながら横目でそれを見つめていると、ふとそれが何かに似ていると思った。
 ベロリと捲れたドス黒い小陰唇の裏側は、ざくろのように赤く爛れていた。それが両サイドに捲られ、それまで封印していた肉穴をぽっかりと開いていた。その色、その形に見覚えがあった。その身の毛もよだつような気色の悪さは、忘れもしない、大学生時代に夢の島熱帯植物館で見た、『ウツボカズラ』そのものだった。

ウツボ134

 ウツボカズラは奇怪な姿と不気味な色彩を持っていた。それを初めて見た人のほとんどが、「うわっ」と顔を顰めてしまうほどにグロテスクだった。
 こいつが虫を食う植物だと知った時、その醜い容姿からして「当然だろう」と納得した。巨大化すると、ネズミやコウモリまで食ってしまうと聞かされた時には、もはやこいつは植物ではなく化け物だと本気で思ったりした。
 しかも、こいつの捕獲方法は実に陰湿だった。袋の中に消化液入りの蜜を溜めておき、その甘い蜜の香りで獲物を袋の中に誘い込むのだ。何も知らない獲物は、それがこの世の最後のご馳走になるとも知らず、甘い蜜に酔いしれた。次第に足元からじわりじわりと溶け始め、それが罠だったと気づいた時には、もはや袋の中から出られなくなっているのだった。
 一時の天国を見せておきながら、いきなり真っ逆さまに地獄に落とすというその捕獲方法は、一匹のシマウマに集団で襲いかかるハイエナのそれよりも残酷で卑劣だった。
 大学時代、夢の島熱帯植物館で初めてこの植物の存在を知った私は、激しいショックに襲われた。そのサイケデリックな袋の中でジワジワと溶かされて死んでいくミツバチに感情移入してしまい、そんな死に方だけは絶対にしたくないと背筋を凍らせた。そしてもう二度と駅裏の激安ピンサロには行くまいと心に誓ったものだった(しかしその一週間後には別の駅裏のピンサロに通っていた)。

 豚女の陰部は、あの時私を恐怖のどん底に陥れたウツボカズラと瓜二つだった。
 しかし、あの頃の私は、変態としてはまだまだ未熟だった。大学一年の頃、友人の家の洗濯機から友人の母(五十代後半)の使用済みパンツを盗んだ事があったのだが、その帰り道、ドキドキしながらクロッチを広げて見ると、そこにはペリペリに乾いたウ◯コのスジが幾本も付着しており、それを見て驚愕してしまった私は、慌ててそれをドブ川に投げ捨ててしまった。
 あの頃の私はそんなレベルの変質者だった。変態と呼ぶにはまだまだ感性が足りない未熟者だった。だからウツボカズラごときの低レベルなグロテスクさに恐怖を感じてしまい、せっかく店外デートできそうなムードまで持ち込んだ、新橋駅裏『花の子ルンルン』のみゆきちゃん(推定四十歳)を取り逃がす結果になってしまったのだった。
 しかし今の私は違う。レベルアップした今の私なら、友人の母のウンスジどころか、直接ウ◯コを舐める事も平気だ。ウツボカズラなど、その袋にペニスを突っ込みオナホールにしてしまうであろう。
 だから私は、豚女のそんなグロテスクな陰部に、一ミリも動じる事はなかった。いや逆に、この使い込んだ色艶と、動物的にだらしない汚れと臭いに、異常な興奮さえ感じるほどであった。
 私は迷う事なくそこに舌を伸ばした。恐らくそこには、ありとあらゆる性病の類が潜んでいるに違いないだろうが、しかし、そんな劣悪な陰部を舐めるというその行為そのものが、変態の私にとっては最高のエロスなのであった。

ウツボ135

 舌先で小陰唇をチロチロすると、すかさず頭上から、「まだシャワーを浴びてないから……」という、羞恥に満ちた声が聞こえてきた。
 そんな声に欲情を覚えながら、割れ目にへばり付いている白濁の恥垢をベロリと舐め取った。皮を剥いたぶどうのような塊が舌の上でヌルヌルした。これがこの醜い女の、今日一日の恥ずかしい垢なのだと思いながらゴクリと飲み込むと、それは痰のように喉にくっ付いて離れなかった。
 両手で尻肉を押さえつけた。そして両方の親指で割れ目を大きく広げながら、ヌメヌメと穴の中に舌を滑り込ませた。穴の中は熱を帯びていた。強烈な酸味が舌を襲い、赤錆の味が口内に広がった。
 そのまま舌をヌルヌルとピストンさせていると、豚女がわざとらしい営業声を出し始めた。それは彼女なりの精一杯のサービスなのだろうが、しかし常にリアリティーを求める私は、そのお粗末な喘ぎ声で一気に興醒めてしまった。

「つまらん声を出すな」

 そう見上げると、喉を膨らませているガマガエルのような二重アゴが目に飛び込み、改めてこの女の醜さを思い知らされた。

「二度と声を出すな。ちょっとでも声を出したらこのビラビラを噛み千切るから覚悟しておけ」

 そう言いながら真っ黒な小陰唇を甘噛みすると、豚女はその二重アゴをバウンドさせながらコクリと頷いた。
 豚女は隷属していた。二万六千円で買われたこの女は、もはや完全に私の奴隷だった。
(いい買い物をした……)と思いながら、その小指の先ほどもある巨大なクリトリスを舌でレロレロと転がすと、今度は本当に感じたのか、豚女は凄まじい形相をしながら必死に声を堪えていた。

 そうやってこの醜い女の汚れた陰部を、ベロベロ、チロチロと味わっていると、真っ赤な顔をした豚女が、不意に「あのぅ……」と呟いた。

「なんだ……」

「トイレに行ってきてもいいですか……」

 豚女は、手入れしていない眉を八の字にさせながら、申し訳なさそうにそう言った。「ウ◯コか?」と聞くと、豚女は「いきなりだったから……」と言い訳がましく呟きながら、「シッコです」と答えた。
 私は一呼吸おいて、「いいだろう」と頷いた。そして豚女の太ももを両手でがっしりと押さえつけながら、「ここでしろ」と低く呟いたのだった。

(つづく)

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