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吐泥(へろど)34

2013/06/13 Thu 00:01

 さっきまでの反抗的な態度が嘘であったかのように、妻は服従していた。
 私はドロドロに濡れた妻の陰部を大型犬のようにベロベロと舐めまくった。そうしながら熱り立ったペニスを妻の顔に向けてやると、妻もまた大型犬のように舌を激しく動かしながら、狂ったようにそれをしゃぶりまくった。
 いい調子だった。あと三十分この調子が保てれば、妻をサウナに連行できそうだった。
 しかし、油断は禁物だった。どこでどう妻の気が変わるか知れないため、ここで手を抜くのは危険だった。
 だから私は、枕元に転がっていたローターに頼ることにした。妻はローター依存症と呼べるほどにローターが好きなため、ローターさえあれば、三十分でも一時間でも、この状態を維持できるのだ。
 私は妻の股間に顔を埋めながら、枕元に転がっていたローターを摘み上げた。そして静かに電源を入れると、静まり返った部屋にモーター音がヴィィィィィィィィィィィンと鳴り響いた。
 覚せい剤中毒者というのは、病院で注射器を目にしただけでその強烈な快感を思い出すというが、妻も同じだった。そのモーター音を聞いただけで淫らなスイッチが入ったのか、妻は恥骨を突き上げ、早くそれを頂戴とばかりに腰をクイクイと動かし始めた。
 私はコントローラーを持ち上げ、釣り糸のようにコードをぶらぶらさせた。妻の股間にローターのヘッドを垂らし、それがクリトリスに当たるか当たらないかの微妙な位置で止めたりして焦らしてやった。
 妻はローターをそこに当てようと必死に腰をクイクイと突き上げてきた。その度に真っ赤な膣がパクパクと開閉し、不意に祭りの縁日の鯉釣りを思い出した私は面白くなり、「ほれほれ、ほれほれ」と笑いながら、その餌を下ろしたり引いたりと繰り返した。
 そんな焦らしに我慢できなくなったのか、妻はいきなり両膝を立て、下半身を高く突き上げた。ヴィィィィィィィンと音を立てて震えるローターが、そのドロドロに濡れたワレメに接触すると、突然、しゅぶるるるるるるるるるっと湿った振動音に変わった。

ウツボ158

 しかし妻は、それがクリトリスに触れた途端、突然「ひゃん!」とおかしな悲鳴をあげ、突き出していた下半身をストンっと落とした。
 それ以降、それをクリトリスに当てようとすると、妻は真っ赤な顔を顰めながらイヤイヤと顔を左右に振った。ついさっきまでは、自らブリッヂするほどに欲しがっていたはずなのに、今はそれがそこに近づいただけで、まるでスタンガンを突きつけられたかのように慌てて腰を引いていた。
 ほんの一瞬の接触によって、妻は百八十度変化してしまった。
 それもそのはずだった。妻はこの数時間の間に連続してオナニーしているのだ。その際、妻が何度イッたかまではわからなかったが、しかし、そこに飛び出しているクリトリスが、すきやばし次郎の高級イクラのように真っ赤に腫れ上がっているのを見れば、壊れた妻が、猿のそれの如く延々とイキ続けていた事が予想できた。
 当然の結果だった。今日一日、妻は、新幹線で陰部を弄られ、展望台で亀頭だけをヌポヌポされ、同じく展望台で見ず知らずの青年のペニスをしゃぶらされた挙句、初対面のタクシー運転手に、みこすり半のセックスをされているのだ。
 それら全てが刺激的だった。同時に、それら全ては中途半端だった。
 その数々の刺激行為において、妻は一度たりとも満足を与えられていなかった。だから妻はオナニーをするしかなかった。意図的に焦らされ続けた妻は、自らの行為によって悶々と溜まった性欲の決着をつけるしかなく、その結果、妻のクリトリスは、すきやばし次郎のそれのようにパンパンに腫れ上がってしまったのだった。
 
ウツボ159

 そんな痛々しいクリトリスは、既に妻が異常性欲者として完成されている証だった。
 正常な者ならば、どれだけ焦らされようとも、ここまでの自傷行為には発展しないであろう。せいぜい二回のオナニーにより、その溜まりに溜まった性欲を発散することができるはずである。
 しかし妻は違った。クリトリスがこんなに腫れ上がるまでそれを続けていたのだ。恐らく妻は、イッてもイッても性欲が発散される事はなく、寧ろ逆に、それを続ければ続けるほどに性欲が過剰に亢進したのであろう。
 これは、いわゆる色情症の症状だった。止めどなく溢れ出す性欲は制御が効かなくなっており、自傷しながらも自慰を続けていた妻は、まさに私と同じ異常性欲者となっていたのだった。
 そんなヘドロに陥った妻を貪よりと見下ろしながら、私は、限りなく快楽に近い感動に包まれていた。新幹線の中からここに来るまでの間、あらゆる変態行為を仕掛けては妻の欲情を保とうと頑張ってきた私だったが、まさかあの妻が私と同じレベルにまで達してくれるとまでは思ってもおらず、そんな妻に私は、身震いするほどの感動と興奮を覚えていた。
 鼻息を荒くした私は、大きく開いた股に顔を埋めた。イヤっ!と身を捩らせる妻の両太ももを、強引に両手で押さえつけると、プクッと飛び出しているすきやばし次郎を、舌先でチロチロと転がしてやった。

ウツボ160

「ちょっと待って! ダメ! くすぐったい!」

 妻はそう叫びながら、まるでスキーを滑るようにクネクネと腰を左右に捻った。そんな腰を両手でがっしりと押さえ込み、尖った唇でクリトリスを激しく吸引しながら、それを舌先でチロチロと転がしてやった。
 妻は全身を引き攣らせた。「ひぃ」っと悲鳴をあげながら、必死に私の唇から逃れようともがいているが、しかし私は妻の下半身をがっしりと押さえているため、妻は腰から上を捻る事しかできなかった。

「くすぐったいの! お願いだからやめて!」

 そう言いながら、妻が私の背中をパシパシと叩いた。
 私はチュッと音を立てながらクリトリスから唇を離した。そして、それと引き換えに、ドロドロに濡れた穴の中に二本の指をヌルッと挿入すると、「大丈夫だ、このくすぐったさを越えれば、あとは天国だ」と微笑みながら、そこをクチュクチュと掻き回したのだった。

ウツボ161

 クリトリスを攻められた時は必死にもがいていた妻だったが、しかしその指が穴の中へと移動して行くと、妻は蕩けるような目で私を見つめながら、「おチンチン入れて……」と囁いた。
 私はゾッとするほどの興奮を覚えた。
 出来ることなら、このままペニスを挿入し、超敏感になっている互いの生殖器を狂ったように擦り合わせ、二人同時に一気に絶頂に上り詰めたいと思った。
 が、しかし、ここで早々とペニスを挿入してしまうのは勿体ないと思った。ペニスが挿入される事により、それが解熱剤となって、このせっかくの妻のトランス状態を一時の快楽で冷めさせてしまう危険性があるのだ。
 だから、ここで一気に絶頂に上り詰めるのは勿体なかった。まだまだ焦らしてやるべきだった。そのレベルに達するまで徹底的に焦らしてやり、その公序良俗的な正常人の殻を粉々に破壊した後、異常人としての壮絶な快楽を妻に教えてやるべきだった。
 そう思いながら私は、その卑猥に濡れ輝く穴の中に指をテュラテュラと滑らせながら、もう片方の手でズボンのボタンを外し始めた。

 Vの字に開いたズボンから肉棒がビン!っと跳ね上がると、突然妻の黒目がぐわっと広がり、獲物を見つけた獣のように瞳孔が開いた。
 私は急いで上着を脱ぎ始めた。このような怪しい目をした妻を、今までに見たことがなかった私は、あのタクシー運転手に尻を剥き出していた時も、きっとこんな目をしていたのだろうと思い、上着のボタンを外す指を震わせた。
 妻は仰向けになったまま体をずりずりと移動させ、ベッドの端にいた私に擦り寄ってきた。M字に開いた股がずりずりと向かってくるその姿は、子供の頃に見た、汲み取り便所のカマドウマのように不気味だった。
 正座しながら上着を脱いでいた私の太ももに妻の足先が触れた。その瞬間、妻の両足は、まるでカマキリが獲物を捕らえるかのようなスピードで襲いかかり、私の太ももをがっしりと捕らえた。
 太ももの上に這い上がってきた妻の下半身は、まるで私を威嚇するかのように、一瞬性器をクワッと開いた。その真っ赤な膣口には不気味な汁糸が無数に引いており、それはまさに凶暴化したエイリアンが牙を剥き出したようだった。
 ハァハァと荒い息を吐く妻は、性器を突き出したまま私の太ももへと一気に腰を落とした。しかし、ホールインワンとはいかなかった。亀頭は妻の尻肉に一度突き刺さり、そのままズルッとずれて大陰唇の陰毛をジャリっと鳴らした。
 しかし、飢えたエイリアンは、すぐさまその角度を変え、もう一度襲いかかってきた。
 モサモサと陰毛が茂る妻の恥骨に、亀頭がムニュッと押し付けられた。そのまま妻は少しだけ腰を持ち上げ、そのヌルヌルの割れ目に亀頭を滑り下ろした。
 あっ、と思った瞬間、私の亀頭はツルンっと穴の中に飲み込まれた。
 その穴の中は濃厚なシロップを垂らしたかのようにヌルヌルし、そして高熱時の脇の下のように熱を帯びていた。

ウツボ162

 それが突き刺さった瞬間、妻は「ハァン!」と叫びながら腰を跳ね上げた。そしてせっかく捕まえた獲物を逃がしてなるものかと言わんばかりにすぐさまその腰を落とし、肉棒を根元までズッポリと飲み込んだ。
 妻は余程にこれが欲しかったのか、気が触れたかのように腰を振り始めた。結合部分はグチャグチャと下品な音を鳴らし、卑猥な白濁の汁が陰毛に飛び散っていた。それはまるで、猛獣が草食動物のハラワタを貪っているような無残な光景であり、今の妻の獰猛さを物語っていた。
 妻はいきなり上半身を起き上がらせた。両膝を立てながら、私の太ももに尻肉をパンパンと打ち鳴らした。そして大きく開いた股を覗き込み、その卑猥な結合部分を確認しながら、「ハァー! ハァー!」と陣痛のような声を張り上げた。
 妻は大きく目を見開き、鼻の穴を大きく広げていた。顔から首まで真っ赤に火照らせ、息を吸い込む度に喉元が大きく凹んでいた。
 それはまるで号泣しているようだった。半年ほど前、妻が子供の頃から飼っていたトイプードルが車に跳ねられて死んだと、実家から電話で告げられた事があった。あの時、受話器を握りしめたまま崩れ落ちた妻が見せた、あの悲しみを腹の底から絞り出しているような号泣の表情と、今の、この狂ったように腰を振りながら興奮しているその表情は同じだった。
 もはや妻は獣の如く本性を剥き出しにしていた。やっと手に入れた肉棒の摩擦が、膣だけでなく脳までも痺れさせ、あっちの世界へと行ってしまっていた。
 私も同じだった。そのあまりの気持ち良さに、思わず「あぁぁぁぁぁ」と情けない声を漏らしては唇の端に涎を垂らしていた私は、その出たり入ったりと繰り返す醜い結合部分を凝視しながら、まさに精神病院の冷たい隔離病棟で真っ白な世界を浮遊する廃人と化していたのだった。

ウツボ163

 しかし、ここで溺れてしまうわけにはいかなかった。一刻も早くこのヘドロから肉棒を抜き取らなければ、私はこのままヘドロから抜け出せなくなり、今宵の大計画が失敗に終わってしまうのだ。
 そう我に返った私は、すっぽりと割れ目に挟まっていた肉棒をヌルッと抜いた。
 妻はブリッヂの体勢のまま「えっ!」と絶句した。
 そんな妻を強引に起き上がらせ、素早く全裸にした。そのままベッドの横に置いてあった木製チェアーに妻を座らせ、床に落ちていた浴衣の帯を摘み上げた。
 浴衣の帯で右手首と右足首を縛った。同じくもう一本の帯で左手首と左足首を縛ると、おのずと妻の体勢はM字開脚となった。
 妻は何も抵抗しなかった。縛られた両手足がチェアーの肘掛に固定されるのを、ハァハァと荒い息を吐きながら黙って見ていた。
 股をM字に開かされたままチェアーに拘束されると、もはやそれだけで快楽を得てしまっているのか、妻は恍惚とした表情を浮かべながら「早く入れて!」と叫び、その無残に剥き出しにされた陰部をヒクヒクと痙攣させた。

ウツボ164

 そんな妻を見下ろしながら、ベッドの隅でヴィィィィィィンとモーター音を鳴らしたままのローターを摘み上げた。そしてそれを片手にブラブラさせながらチェアーの真横に立つと、妻の唇にペニスを突きつけた。
 その肉棒には、妻のドロドロの汁と、豚女の臭汁がたっぷりと付着していた。にも関わらず妻は、アロアナが金魚をペロリと飲み込むかの如くその汚れたペニスを咥えこみ、何の躊躇いもなく亀頭に舌を走らせた。
 妻の頭部が前後に動き出すと、そのぽってりとした唇から、ブジュ、ブジュ、と下品な音が漏れた。そうしながらも妻は、上目遣いで私をジッと見上げ何かを必死に求めていた。その目は、餌を置かれたまま、飼い主からの「よし!」という返事をジッと待ちわびているゴールデンレトリバーによく似ていた。
 そんな妻の目前に、ヴィィィィィィンと震えるローターをぶら下げた。天井から降りてきた蜘蛛のように、ゆっくりゆっくり焦らしながら下ろして行き、真っ白な乳肉の先でピンっと勃起している乳首にそれを着地させた。
 赤黒い突起物がブルブルと震えた。それと同時に、妻はペニスを咥えたまま「うーうー」と叫び出し、前後させていた頭部のスピードを更に早めた。
 思わずイキそうになった私は、慌てて妻の口からペニスを抜いた。すると、ぽっかりと開いたままの妻の口から唾液が垂れ、それがニトーっと糸を引いた。
 両手両足を縛られ、身動きできない妻は、ブラブラとぶら下がったままの唾液を拭うことができなかった。
 全裸で椅子に拘束され、M字開脚で陰部を剥き出しにされながら涎をブラブラと垂らす妻のその姿は、身震いするほどに美しく、そして古本屋の隅で山積みされているSM雑誌の表紙のように卑猥だった。
 強烈な欲情にクラクラと目眩を感じた私は、M字開脚する妻の目前に素早く腰を下ろした。ベロベロに捲れ上がった割れ目にむしゃぶりつき、まるで急いでラーメンを啜っているかのような下品な音を響かせながら、そこを舐めまくった。
 そうしながらも、床に転がっているローターのコードを手繰り寄せた。激しく振動しているヘッドを指先で摘むと、子供の頃、壁に張り付きながら鳴いている蝉を指で捕まえた時の感触を思い出した。
 舌を大きく突き出し、まるでソフトクリームを舐めるようにしながら、尿道、膣口、肛門と行ったり来たりさせた。敢えてクリトリスを飛び越し、恥骨の陰毛にじゃりじゃりと舌を滑らせながら、左手に摘んだローターをヌルヌルの割れ目に滑らせた。
 それまでヴィィィィィンっという振動音だったのが、ビチャビチャビチャという下品な音に変わった。
 一瞬妻の体が硬直した。それが、敏感なお豆に触れる事に恐怖を感じたのであろう、妻は慌てて私の耳元に「早くおちんちん入れて」と囁いてきた。
 そんな妻の言葉を無視し、ローターをゆっくりと上に進ませた。そして一気にクリトリスにそれを押し付けてやると、妻は拘束された体を必死に引き攣らせながら、「お願いやめて!」と叫んだのだった。

(つづく)

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