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吐泥(へろど)37

2013/06/13 Thu 00:01

 ぐったりと項垂れた妻の手を引きながら、バスクリンの匂いが漂う廊下を進んだ。廊下の突き当たりには『ロッカールーム』と書かれたプレートがぶら下がっており、そこには、その奥にある淫窟を隠すかのように分厚いカーテンが引かれていた。

(この中に一歩足を踏み入れてしまったら……もう二度と……)

 そう躊躇いながらソッと横目で妻を見ると、はだけた浴衣から、卑猥な柔肉がタプタプと揺れているのが見えた。

ウツボ179

(この身体が……私の大切なこの身体が、今から見ず知らずの男たちに汚される……)

 クラクラとした目眩と共に、居ても立っても居られない恐怖と怒りが湧き上がってきた。
 やっぱりやめよう。そう怖気付く自分と、早く行けと急かす自分。そう心の中で葛藤しながら恐る恐るカーテンを開けると、薄暗い蛍光灯に照らされたグレーのロッカーが薄ら寂しく並んでいた。
 そこには、濃度の高い淫臭が漂っていた。それは、深夜の公衆便所や、駅裏のオールナイト映画館に漂う匂いによく似ており、決して正常者の嗅覚では感じ取れない特殊な淫臭だった。
 
ウツボ180

 そんな淫臭に脳を侵された私は、もはや怖気付くどころか、異常な性的興奮に包まれていた。
 私という異常者は、この淫臭を嗅ぎ分ける嗅覚に優れていた。だから私は、エロ本やAVと言った直接的なものよりも、ラブホの廃墟や、使用禁止となった公衆便所、神社裏の荒れ果てた雑木林と言った、そんな殺伐とした場所に欲情を感じた。この不思議な感覚は、場所だけでなく『人』に対しても同じであり、綺麗なOLやモデルのような女子大生よりも、スーパーで万引きを繰り返すスッピンの若妻や、豚顔したヤリマン保母さんと言った、いわゆる『壊れた女』の方がより欲情するのであった。
 だから私は、この薄暗いロッカールームを見ただけで興奮してしまった。夜な夜な変態共が、異常な欲望を胸に秘めながらここで服を脱いでいるのかと想像すると、それだけで私は異常な興奮に包まれ、一刻も早くこの不浄な場所で愛する妻が犯されるのを見てみたいと思うのであった。

 私は、一番奥のロッカーへと妻を連行した。
 妻は終始無言だった。部屋を出た時もエレベーターに乗った時も一言も口をきかず、ジッと黙ったままどこに行くのかすら聞いてこなかった。
 そっと足を止め、ロッカーの扉を開けた。ロッカーの中には、新宿中央公園に放置されているホームレスの毛布のような匂いが漂っている。
 黙ったまま俯いている妻の浴衣の帯を解いた。スルッと帯を抜くとパラッと浴衣がはだけ、タプタプの乳肉が飛び出した。
 股間にぐっしょりとシミを作るほどに湿ったパンティーをスルスルと下ろすと、ポッコリと膨らんだ恥骨にとぐろを巻く陰毛がモサッと溢れた。

 妻をその状態で放置し、私は浴衣を脱いだ。
 浴衣をロッカーに押し込んでいる間、いきり立ったペニスが股間でピコピコしていた。しかし妻はそれには目もくれず、まるで叱られた子供のようにジッと黙って項垂れていた。
 私は、そんな妻の目線にペニスを突き出した。そしてそれをシコシコとシゴきながら、「さっきの男……キミを見ながらこうやってたね」と笑った。

ウツボ181

 しかし妻はクスリとも笑わなかった。笑うどころか、眉間に皺を寄せながら嫌悪の表情を浮かべている。

「嫌なのか?」

 そう聞きながら、閉じた股間の陰毛の中に指を差し込んだ。
 ジャリっとする陰毛の中にヌルッとする汁が溢れ、それがネトネトと指に絡みついてきた。指と指の隙間に小陰唇を挟みヌルヌルと滑らせていると、その指先がクリトリスに触れ、途端に妻は「スッ」と息を吸い込みながら慌てて股間をぎゅっと締めた。
 私はペニスをシゴきながら、項垂れる妻の耳元に「股を開きなさい……」と囁いた。すると妻は、またしても嫌悪の表情は浮かべながら、イヤイヤと小さく首を左右に振った。
 私はもう一度クリトリスに指を這わせた。そして、「言うことを聞きなさい」と言いながらその突起物をヌルヌルと転がすと、妻は腰をカクカクさせながらも、素直に股を開いたのだった。

ウツボ182

 その穴は、もはやグジョグジョになっていた。このままここにペニスを滑り込ませたいと思いながら、その穴の中を指で掻き回していると、不意に、休憩室と繋がっている通路のカーテンがフワッと動いた。
 カーテンから出てきたのは、二十代の若い男だった。青年は私たちを見るなり、一瞬「あっ」と足を止めたが、しかし、それでも私がそれを止めないでいると、青年は気まずそうにしながらも、恐る恐るロッカールームに入ってきたのだった。
 その青年が、ネズミ男の言う外道なのかどうかはわからなかった。ただ、その青年はスタイルも良く、いわゆるジャニーズ系と呼ばれるような美男子だったため、恐らく正統なゲイに違いなかった。
 この際、ゲイでも構わなかった。彼が例えネコであったとしても、とにかく他人に妻のこの卑猥な姿を見てもらいたかった。
 だから私は、更に激しく穴の中を掻き回し、わざとそこにブチョブチョと下品な音を立てた。そうしながらも妻の耳元に「人が見てるよ……」と囁き、妻の内部に潜んでいるマゾ心を刺激してやった。
 さっそく羞恥に駆られた妻は、必死に顔を伏せながら、ハン、ハン、と鼻から声を漏らし始めた。そんな妻の顔を強引に持ち上げ、三台隣のロッカーの前で立ち竦んでいる青年に向けた。

「見てみなさい……若くてカッコイイ男の子だよ……」

 青年はチラチラと私たちを見ながらも、丸まった白いブリーフを必死に解いていた。そんな青年の顔は、まるで長時間逆立ちをしているかのように真っ赤に火照っており、私は、そのおどおどした仕草と、そのビキニタイプのブリーフから見て、彼がネコである事を確信した。
 私は、そんな彼を見ながら、面白い、と思った。日頃、変態男たちにズボズボと犯されている青年に妻をヤらせるのも、ある意味陵辱っぽくてなかなか面白そうだと思った。
 さっそく私は、妻の浴衣を剥ぎ取った。全裸されて戸惑う妻を壁に向かせ、そのムチムチとした丸い尻をピシッと叩きながら、わざと青年に聞こえる声で「尻を突き出せ」と命令した。
 妻は壁に両手をつきながら、素直に尻を持ち上げた。

「そのままオマンコを指で開いて見せろ」

 妻は恐る恐る両足を広げた。そして腹から恐る恐る手を伸ばし、手探りで陰毛の茂みを掻き分けると、そこに這わせた二本の指をピースさせながら黒光りしたヒダヒダをネチャと開いた。

ウツボ183

 尻の谷間から、テラテラと濡れ輝く卑猥な割れ目が顔を出していた。それを確認しソッと振り返ると、サテン生地のビキニブリーフを履こうとしながらも、そのままの体勢でジッとこちらを見ていた青年と目が合った。
 青年はギョッと目を開いた。慌てて私から目を反らすと急いでブリーフに足を入れようとした。

「あ、ちょっと待って」

 そう止めると、青年は片足を上げたまま、「えっ?」と振り返り、私を見ながら「僕ですか?」と小さく首を傾げた。

「ええ、キミです」

「……なんでしょう……」

 青年は、そう狼狽えながらも一気にブリーフを履こうとしたため、私は再び、「だから、それ、ちょっと待ってよ」とブリーフを指差した。
 青年は不思議そうな顔で私を見ながら、「これ……ですか?」と、履きかけていたブリーフを摘み上げた。
 私はコクンっと頷くと、怪しまれないよう笑顔を取り繕いながら青年に近づいた。
 単刀直入に、「キミ、ゲイだよね」と尋ねると、青年は少し戸惑いながらも「はぁ……」と頷いた。

「やっぱりネコだよね? つまりヤられる側だよね?」

「……そ、そうですけど……何かご用ですか?」

 そう訝しがる青年に、「いやね……」と呟きながら、青年のそのか細い肩に腕を回すと、壁に両手をついたまま尻を突き出しにしている妻を目で指し、「あの女とヤリませんか……」と、池袋のポン引きのように囁いた。
 青年は「えっ……」と戸惑いながらもソッと横目で妻を見た。
 突き出た尻からは、陰部だけでなく肛門までが剥き出しになっていた。今まで指で掻き回されていた陰部はだらしなく口を開き、そこから覗く真っ赤な粘膜がいやらしい汁でテラテラと輝いていた。
 薄暗いロッカールームの奥で、丸い尻だけがポコンっと浮かんでいるその光景は、先日、二次元エロサイトで見た、『尻だけ肉便器・御自由にどうぞ』というエロ漫画のワンシーンのようだった。

ウツボ184

「なかなかいいケツしてるでしょ……オマンコもキュッキュッと締まって最高だよ」

「……でも、僕は……」

「だよね、キミはヤられる側だもんね」

「…………」

 反論しない彼に、私は「でもさ……」と言いながら視線を下ろした。そして、無数の血管を浮かび上がらせながら膨張している肉棒を見つめながら、「キミ、勃ってるよ……」と笑ったのだった。

ウツボ185

 それは、太さも長さも私のモノを遥かに超えていた。そのカリ首の張り具合と勃起の角度には底知れぬ若いパワーが漲っており、ヤられる側にしておくのには勿体ないほどに立派な肉棒だと思った。
 それを見た私はすぐさま嫉妬した。それを見ただけなのに、もう既に嫉妬に駆られ、怒りが脳みその中をぐるぐると回っていた。
 それは、自分よりも立派なペニスを持っている彼に対してではなく、この若い男の巨大なペニスを突き刺されて歓びに狂う妻の姿を想像して湧き上がった、実に自己中心的な怒りだった。
 私は、怒りのこもった深い息をゆっくりと吐き出しながら、その化け物のようなペニスを握った。

ウツボ186

「あっ」と戸惑う青年の目を見つめ、「ヤられるキミは、いつも最後はどうやって射精してるの」と聞いた。
 青年は、がっしりと握られた自分のペニスをジッと見つめながら、蚊の泣くような声で「手か口でイかせてもらってます……」と呟いた。
 私は「そうか……」と頷きながら、ペニスを握ったまま歩き出した。まるで青年と手を繋いでいるようにして進み、尻を突きだす妻の背後で足を止めた。

「キミは女をヤった事があるか」

 青年はモジモジしながら、「一度だけ……」と答えた。

「いつ?」

「十六歳の時ですから……十年くらい前です」

「って事は……その十年間、ずっと男たちに掘られてきたのか?」

「はぁ……」

「もったいない!」

 私はそう叫びながら、いきなり彼のペニスを上下にしごいた。

「キミのように若くてイケメンなら女とヤりたい放題だろ。しかもこれほどの巨チンだ、こんな化け物をぶち込んでみろ、女は面白いように狂喜乱舞するぞ!」

 そう叫びながら、いきなり私は妻の尻肉に両手を押し付けた。そしてゆっくりと尻の谷間を広げると、そこにベロリと顔を出した陰部の両端を両手の親指で押さえながら、それをおもいきりくぱぁっと開いてやったのだった。

ウツボ187

(つづく)

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