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吐泥(へろど)38

2013/06/13 Thu 00:01


「それだけのイチモツを持っておきながら、女の良さを知らないまま親父になるなど愚か過ぎるにもほどがある」

 そう言いながらポッカリと開いた妻の穴を見せつけてやった。
 そしてゆっくりと立ち上がりながら、「キミは若いんだ。まだまだ人生をやり直せるんだ。さぁ、入れろ。遠慮せずに好きなだけ入れまくれ。この穴の中にヌルッと入れて男になるんだキミ!」とそう叫ぶと、青年は私のその馬鹿げた鼓舞激励にまんまと奮いたち、「本当にいいんですか」と喉仏をゴクリと鳴らした。

「ああ、いいとも! 男になれ! 女の味を知って男になるんだ! ヤれ! ヤっちまえ! ぶち殺しちまえ!」

 そうトチ狂いながら妻の尻をパシッと叩くと、青年は目を血走らせながらハァハァと荒い息を吐き、そのド太い肉棒の先を妻の穴に向けた。
 青年は、「本当に入れちゃっていいんですね……」と私を横目で見ながら、そのぽっかりと開いた穴に巨大イチゴのような亀頭をカポッとハメた。
 すると、そこでまた、私は新たな絶望に襲われた。今まで、ヤれヤれぶち殺しちまえなどと散々ケシかけておきながらも、いざその巨大な肉棒が妻の内臓をえぐる瞬間になると、たちまち怖じ気づいてしまった。

(や、やめてくれ……)

 そう嘆く私の目の前で、穴に突き刺さった巨大な肉棒がゆっくりと進み始めた。
 やはりそれは相当太いのか、私の時のようにヌルリとは滑り込まず、まるで膣壁をギシギシと押し開くようにしながらゆっくりと進んでいた。
 それが根元まで突き刺さると、青年は腰を止め、そのまま固まってしまった。そして、一仕事終えたかのように「はぁぁぁ」と深い溜息をつきながら、ソッと私に振り向いた。

「す、凄いですね……温かくて柔らかくてヌルヌルしたこの感触は、男の肛門とは全然違います……あああ、こうしてるだけでイッちゃいそうですよ……」

 青年は、快楽に満ちた笑みを浮かべながらそう呟くと、今度は根元まで突き刺していた肉棒をゆっくりと引き始めた。
 真っ黒な肉棒に絡みついた白濁の液が糸を引き、まるで納豆を掻き混ぜているようなネチネチとした粘った音を鳴らした。
 穴から抜け出るその長い竿は延々と続いた。こんなに奥まで入っていたのかと驚きながら、そこに顔を近づけて見ていると、ようやく紫色の亀頭が現れ、その大きく開いたカリ首が真っ赤な膣口にキュッと挟まった。

ウツボ188

 そんなカリ首には白濁の液が溜まっていた。
 そのカリ首が、妻の膣内に溜まっていたカスやオリモノやいやらしい汁など、全て掻き出しているのだろうと思うと、不意に、孫の手で背中を掻いたときの気持ち良さを思い出した。
 きっとこのカリ首は、孫の手のようにして妻の膣壁をガリガリと掻いていたのだ。そう思いながらソッと妻の顔を覗き見ると、案の定妻は眉を八の字に下げ、唇を半開きにし、その快楽をひしひしと脳で感じていた。
 ふと、そんな妻と目が合った。妻は即座にその快楽を表情から消し、今にも泣きそうな顔をしながら「もうやめて……」と呟いた。
 瞬時に変化した妻に、背筋がゾッとした。

(妻は私を騙している……今、妻は……咄嗟に誤魔化した……)

 そう思うなり、途端に妻が一匹の変態肉便器女に見えた。二年前、赤坂のマンションの一室で開かれていたイベントで見た、あの時の変態肉便器女と今の妻が重なった。

ウツボ189

 激しい焦燥を感じた。自らの意思で妻と自分をこの状況に導いておきながらも、激しい焦燥感に駆られていた。
 このままでは妻は……このままでは妻は……このままでは妻は……
 そう頭の中で繰り返すリズムに合わせ、青年の腰が動き出した。それはまるで蒸気機関車が発車する時のような、ゆっくりとした動きだった。
 長い肉の棒が、一定のリズムで行ったり来たりと繰り返していた。それを滑らせていた淫らな汁が、熱した天ぷら油のように、ピチ、ピチ、と音を立て、その音が私の脳髄を掻き乱しては、今、命よりも大切なものを他人に汚されているという現実と絶望を思い知らされた。
 青年の腰は徐々にスピードを増していった。いつしか、ピチ、ピチ、という音は、ぐちゅ、ぐちゅ、という音に変わっていた。
 そこまで行くと、当然、妻にも変化が現れてきた。
 ピチ、ピチ、の時には、かろうじて下唇を噛みながら必死に耐えていた妻だったが、しかし、それが、ぐちゅ、ぐちゅ、となると、さすがの妻でも限界だった。
 増してこの時の妻は、散々私に焦らされていた。もはや一触即発の状態であり、そんな状態で、この巨大な肉棒によって、ぐちゅ、ぐちゅ、とされれば、例え目の前に夫がいようと乱れてしまうのは当然の結果だった。
 コンクリートの壁に頬を押し付けていた妻の口から、はぁ、はぁ、という息が漏れ始めた。
 青年は、そんな妻の背中を優しく抱きしめた。そして、妻の耳元に「ほっぺが痛いでしょ」と囁くと、結合したまま妻の体をロッカーの前へと移動させた。
 タプタプと揺れる妻の大きな乳房がロッカーの扉に押し付けられた。妻は自らの意思で腰を反り曲げ、これでもかというくらいに尻を突き出しながら青年を奥深くまで受け入れていた。
 青年は、そこにコキコキと腰を動かしながら、「凄いです……凄いです……」と唸っていた。青年が腰を振る度にロッカーの扉が、ガシャン、ガシャン、と音を立て、その扉にしがみついた妻が淫らに蠢いていた。

ウツボ190

 青年の腰は更にスピードを増した。妻の尻肉と青年の太ももが衝突し、卑猥な破裂音が、パン、パン、と響いていた。
 妻は髪を振り乱し、夫の私がすぐ真横で見ているにもかかわらず、「あぁん! あぁん! 」と獣のように喘ぎまくっていた。
 そんな残酷なシーンを目の当たりにしながら、私はウォッカを一気飲みしたかのようにカッカッと熱くなっていた。
 それは、私がマゾからサドへと変貌した瞬間だった。
 妻が必死に耐えていた時までは、かろうじてマゾだった私だが、しかし妻が、その巨大な他人棒に翻弄され、私という存在を忘れてしまった時点で、今までの私の悲しみは怒りへと変わり、猟奇的な性的興奮を抱き始めた。
 
(お前は肉便器だ……変態男たちに中出しされまくる、薄汚い肉便器だ……)

 そう投げやりに思いながらそこにしゃがみ込むと、グジュ、グジュ、と卑猥な音を立てている結合部分を下から覗き込んだ。
 激しく交わる醜い生殖器に、クラクラとした目眩を感じながらペニスをシゴきまくった。青年が射精すると同時に、その結合部分に精液をぶっかけてやろうと咄嗟に思い、妻の穴の中で、他人の精液と自分の精液が混じり合うシーンを想像しながら、その瞬間を悶々と待ちわびていた。
 すると、不意に青年と目があった。青年は私をジッと見つめながら何やらブツブツと呟いている。
 私はゆっくりと立ち上がると、訝しげに青年を見つめながら、「何だ……」とその口元に耳を傾けた。

「入れてください……僕の肛門にそれを入れてください……」

 青年はコソコソ声でそう囁くと、いきなり私の耳をベロリと舐めた。
 驚いた私が「わっ」と顔を上げると、青年は今にも泣き出しそうな表情で私を見つめ、「我慢できません、今すぐ入れてください」と、必死に腰を振っていたその尻を大きく突き出した。
 一瞬、頭の中が真っ白になった。
 が、しかし、妻を犯す男を犯す、という、数珠繋ぎになった三人の滑稽な姿が頭に浮かび、すぐさま(面白い)と思った。
 私は素早く青年の背後に移動した。そして、コキコキと動きながら激しく妻を攻めている青年の尻を見下ろした。
 凸たり凹んだりと繰り返すその尻は、まるで女のように綺麗だった。さすがはネコだけあり、その尻はゆで卵のようにツルンっと輝き、妙な色っぽさを漂わせていた。
 しかし、その谷間から見え隠れする肛門は違った。随分と使い込まれたと思われる穴はだらしなく緩み、まるで死んだ鯉の口のようにポッカリと口を開いては、紫色の内部を醜く曝け出していた。
 一瞬、(エイズ)という言葉が頭を過ぎり、生で挿入する事に躊躇いを感じた。
 が、しかし……と私は思った。もしこの青年がエイズだとすれば、この青年と生で性交してしまっている妻は既に感染してしまっているわけであり、となれば、遅かれ早かれ自分も感染するのだ、と。
 そう思うなり、その躊躇いは一瞬にして消え去った。自暴自棄な欲情がムラムラと沸き上り、今までに増した異常性欲がヘドロとなって渦巻き始めると、私は左手でペニスを固定し、右手で肛門を開いたのだった。

ウツボ191

 男の肛門は、見るも触れるも初めてだった。もちろん挿入するのも初めてであり、私はその未知の極地に恐怖と興奮を感じていた。
 ペニスの根元を摘み、肛門に亀頭を押し付けた。その女性器とは違う感触に、ふと、さっきの豚女とのアナルセックス未遂が頭を過ぎった。
(ローションとか塗らなくても入るのだろうか……)
 そう心配しながら肛門に亀頭をヒタヒタと押し付けていると、みるみる肛門から透明の汁が滲み出し、それが亀頭に付着してはネバネバと糸を引き始めた。
 恐らくそれは、サウナでホモ男たちに中出しされた残液だった。事実、亀頭で肛門の襞を押し開くと、それと思わしき白い液が、穴の奥からトロトロと溢れ出てきた。

 その無残な穴を目にした瞬間、不意に、妻が単独男に中出しされたシーンが頭に蘇った。
 あの時、単独男は腹出しするつもりだった。契約ではそうなっていた。しかし、初めての寝取られにトチ狂ってしまった私は、突然、射精寸前の単独男に中出しを悲願した。
 最初、単独男は、「マジっすか」と躊躇っていたが、あまりにも私が執拗に頼み込むため、渋々それを承知してくれた。
 が、しかし、そんな私と単独男のやり取りに気づいた妻は、「中で出さないで!」と叫びながら必死に抵抗し始めた。
 結局、妻は中出しされた。激しくピストンする結合部分には白濁の精液が溢れ、ブチュ、ブチュ、と卑猥な音を奏でた。
 それを目の当たりにしていた私は、そのあまりの興奮と絶望感でその場に崩れ落ちた。そしてベッドの下に無残に横たわりながら、自らの手で絶頂に達したのだった。

ウツボ192

 あの時の異様な興奮が蘇った。
 ムラムラと胸を熱くさせた私は猛然と腰を突き出し、そのぽっかりと口を開いた紫の穴の中に亀頭をのめり込ませた。
 しかし、ヌルヌルに濡れた女のアソコのように、スムーズにはいかなかった。穴の先端は精液で湿っていたが、穴の中はまるで乾いたゴムのように滑りが悪く、そのため、半分まで突き刺さった竿は『く』の字に曲がり、途中で止まってしまったのだ。
 青年が慌てて振り返った。切羽詰まった形相で自分の尻を見下ろしながら、「唾を垂らしてください」と、私を急き立てた。
 私は「わかった」と頷きながら、恐る恐る腰を引いた。穴から出てきた亀頭は、肛門の圧力により、潰れた紀州梅のように変形していた。
 私はペニスの根元を握りながら、亀頭に目掛けて唾を垂らした。肛門に亀頭を宛てがい、その泡状の唾液を肛門に塗りたくると、改めてもう一度腰を突き出したのだった。

ウツボ193

 濡れた亀頭はツルンと滑り込んだ。そのままゆっくりと腰を押し出して行くと、亀頭はキュンキュンに締まった肉をメリメリと掻き分けながら進んだ。 
 すぐに肉棒の根元まで潜り込んでしまった。
 そのギシギシと締め付けてくる肉圧は、今までに感じたことのない凄まじい快感だった。学生の頃、トイレットペーパーの芯の筒の中にちぎったコンニャクを詰め込み、そこにペニスを挿入したことが何度かあったが、この肛門の肉圧は、あの時の具合によく似ていた。
 これは凄いぞ……と、その締まり具合に身悶えながら腰を振り始めると、青年は快楽に満ちた表情で天井を見上げ、女のように「あん」と声を上げた。
 私は腰を振りながら、青年の背中に、「入れる方と入れられる方とどっちが気持ちいい?」と聞いた。
 すると青年は、妻の尻にスコスコと腰を振りながら、「わかりません。チンポもアナルも、どっちも気持ちいいです」と答え、まるで淫乱女のように激しく悶え始めた。
 異常な3Pだった。私は強烈な肉圧に悶え、青年は刺しつ刺されつ悶え、妻は巨大なペニスに悶えていた。
 その異様な快感は生殖器を伝って連鎖し、繋がる三人を同時に悶えさせていた。私の腰が速くなれば、青年の腰も速くなり、それによって妻が悶え始めれば、それを見ていた私の腰は更に速度を速めた。
 そんな刺激的な3Pは、当然のことながら長くは続かなかった。
 早々と音をあげたのは青年だった。青年は、二つの生殖器で二倍の快楽を得ていたため、絶頂に達するのも早かったのだ。
 青年は、急いで私に振り返ると、「もう無理です、イキそうです」と顔を顰めた。そして、両手で押さえていた妻の柔らかい尻肉に、十本の指を食い込ませながら、「このまま中で出しちゃってもいいですか?」と聞いてきた。

ウツボ194

 こんな場所に妻を連れて来ている以上、当然そうなる事は覚悟の上だった。逆に、妻が見知らぬ男たちに散々中出しされまくる願望を抱いているほどだった。
 が、しかし、改めて「中で出してもいいですか?」と聞かれると、そんな覚悟や願望は一瞬にして消え去った。その言葉により現実に戻された私は、妻のその悲惨な姿を目の当たりにされ、途端に激しい恐怖に襲われた。

「や、やめろ!」

 思わずそう叫んでしまった。
 青年は慌てて妻の尻から腰を引いた。
 ヌルッと抜けたペニスは、ヒクン、ヒクン、と脈を打ち、亀頭は今にも射精せんばかりに真っ赤に腫れ上がっていた。
 青年は、そんな一触即発のペニスをがっしりと握り締めた。そして、未だ彼の肛門に挿入したままの私に振り返りながら、「抜かないでください! そのまま! そのままでお願いします!」と叫ぶと、そのドロドロに濡れたペニスを、自らの手でシゴき始めたのだった。

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 そんな青年の肛門の中を、肉棒で掻き回してやった。
 青年は「あーっ」と声を上げながら尻を振り、「もっと滅茶苦茶にしてください」と唸っていた。
 ふと見ると、妻が床にへたり込みながらハァハァと肩で息をしていた。恐らくイッていないのだろう、そんな妻の表情には、未だ欲望の熱がメラメラと浮かんでおり、今ならば、ホームレスであろうと醜いデブ親父であろうと、誰でもすんなりと受け入れるに違いなかった。
 そんな妻に、敢えてそれを見せつけるかのように、私は青年の尻に激しく腰を打ち付けた。
 ペニスがヌポヌポとピストンする度に、青年は「あっ、あっ」と女のような声をあげ、汁でドロドロに濡れたペニスをグジュグジュとシゴいた。

「イキそうです! 出ちゃいます! もっと! もっと激しくお願いします!」

 そう叫ぶ青年のペニスは、床にへたり込んでいる妻のすぐ目の前にあった。妻は、欲情に満ちた目でそれを黙って見つめている。
 私は、青年の背中に向かって、「その女にぶっかけろ! そいつの顔にぶっかけてやれ!」と唸りながら、壊れた機械のように滅茶苦茶に腰を振りまくった。
 すると青年は、「あぁぁぁぁ! イク、イク、イキます!」と悲痛な声で叫び、両足の膝をスリスリと擦り合わせると、いきなり「んんっ!」と呻きながら、今度はその両足をピーンっと引き攣らせ、妻の顔に目掛けて大量の精液を放出した。
 と、その瞬間、私は目を疑った。
 なんと妻は、自らの意思で口を大きく開いていたのだ。私が何も指示していないのに、妻は密かにそこから噴き出す精液を口内で受け止めようとしているのだ。

ウツボ196

 プシュという発射音が聞こえた気がした。実際には、そんな音は鳴っていないのだろうが、私にはそう聞こえた。
 精液は妻の頬をかすめた。残念ながら妻は、それを口で受け止めることはできなかった。
 妻は、その瞬間を私に見られていた事も知らず、何もなかったかのようにソッと項垂れていた。
 そんな妻を見ていると、さっきまでの恐怖が、沸々と怒りに変わってきた。

(この女は……私に内緒で、見ず知らずの男の精液を飲もうとしていた……)

 そう思えば思うほどに激しい嫉妬が沸き上り、この青年共々、この場で撲殺してやりたい殺意を覚えた。
 私は青年の尻に腰を振りながら、床で項垂れている妻に「おい……」と声をかけた。
 恐る恐る顔を上げた妻のその表情は、まさに万引きGメンに連行される、惨めな主婦のようだ。

「先に浴場に行ってろ」

 私は憎しみを込めてそう言ってやった。この裏切り者の羊を狼の群れの中に放り込み、滅茶苦茶にしてやりたいと本気で思ったのだ。
 すると妻は、今にも泣き出しそうな表情を浮かべながら、「……私一人で……行くの?」と呟いた。
 そんな妻が、先日、エロ動画サイトで見た、夫に隠れて不倫しまくっている淫乱女に見え、更に怒りを覚えた私は、「早く行け変態女!」と、狂ったように怒鳴った。
 妻はゆっくり立ち上がった。髪は乱れ、大きな乳肉はだらしなく歪み、陰毛には白濁の汁がねっとりと付着していた。その姿は、今まで激しいオマンコをしていましたと言わんばかりに堕落していた。
 立ち竦む妻は、項垂れたままソッと私を見た。乱れた前髪越しに見える妻のその目には、恨みと悲しみと恐怖が入り乱れ、まさに絶望に満ち溢れていた。
 妻はソッと私に背を向けると、そのままフラフラした足取りで、浴場へと続く廊下に向かって歩き出した。それはまるで、絶望に駆られた女が、暗黒の海に向かって入水自殺しようとしているようであり、ふと私は、このまま妻が私の元から消えてしまうのではないかという焦燥感に駆られた。
 思わず「待て」と呼び止めようとした。するとその瞬間、不意に青年が、「……アウトだ……」と呟いた。
 私は、青年の肛門に滑らせていたペニスを止め、「どう言う意味だ?」と聞いた。

「だって今夜は……たちの悪い客が多いですから……」

 途端に背筋がゾクゾクしてきた。ネズミ男が言っていた、(一度奴らに捕まったら最後、朝までヤリまくられると覚悟しておいたほうがいいよ)という言葉が頭をかすめ、それまで悲観的に見えていた妻の背中が欲情的に見えてきた。
 異常な興奮に包まれた私は腰の動きを早めた。
 再び喘ぎ始めた青年の背中に、「そいつらは、そんなに酷いのか?」と聞くと、青年は、女のように「あん、あん」と喘ぎながら、「あの人、肉便器にされちゃいますよ」と呟いた。
 肉便器という言葉が脳をクラッとさせた。同時に胸に熱いものがムラッと込み上げ、不意にリビングで掃除機をかけている普段の妻の姿が脳裏に浮かんだ。

ウツボ197

(妻が……私の大切な妻が……見知らぬ男たちに肉便器にされる……)

 そう呟くなり、居てもたっても居られなくなった私は、すかさず「おい!」と妻を呼び止めた。
 暗幕カーテンを開けようとしていた妻が、ビクッと肩を跳ね上げながら足を止めた。

「いいか、約束しろ。絶対に中出しだけはさせるな。それだけは絶対に拒否しろ。いいな。約束だぞ……」

 声を震わせながらそう言うと、妻は振り向きもしないまま、黙って暗幕カーテンの中に消えていった。

 拒否しようとすれば拒否できたはずだ。抵抗しようとすれば抵抗できたはずだ。なのに妻は、自ら淫窟に吸い込まれていった。
 そんな妻に異常興奮した私は、青年の尻に激しく腰を振りまくった。半ば自暴自棄になりながら、その不浄な穴にこの不浄なペニスを、狂ったようにピストンした。
 青年は「あっ、あっ、凄い」と悶えながらも、ソッと私に振り返った。

「中出しさせないなんて……そんなの無理に決まってるじゃないですか……」

 そう不思議そうに眉を顰める青年に、私は震える声で答えた。

「わかってるよ……」

 そう確信的に呟いた私は、雪見大福のような青年の尻を鷲掴みにした。そして妻の名前を、蚊の泣くような小声で何度も呟きながら、青年の直腸に大量の精液を吐き出したのだった。

ウツボ198

(つづく)

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