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吐泥(へろど)51

2013/06/13 Thu 00:01

 あの潔癖症の妻が、自らの意思で見ず知らずの親父のペニスを舐めていた。
 夫である私のペニスが少しでも匂えば、「シャワーを浴びてきて」とフェラを拒んでいたあの妻が、今は、『さきいか』のような強烈な臭いを発し、酒粕のような恥垢がびっしりとこびりついている亀頭を、何の躊躇いもなくペロペロと舐めていた。
 私に隠れてタクシー運転手の肛門を舐めていた事や、私に見られているとも知らず、この恥垢だらけのペニスを平気で舐めている事などから見て、妻が『隠れ変態』である可能性は高かった。
 つまりこの女は、夫の前では本性を隠しているが、しかし相手が見ず知らずの他人だと、その変態性を剥き出しにするという危ない女なのだ。
 確かに、私にもそんな性癖は少なからずもあった。出会い系で知り合った女に、日頃妻にはできないような残虐なSM行為をした事は何度もあった。又、二度と会うことはないであろう風俗嬢に排泄行為を見せつけたり、突然バブバブと赤ちゃん返りをしてみたりと、とても妻には見せられないような痴態を晒す事は多々あった。
 が、しかし、私は男であり、妻は女である。男の隠れ変態は趣味や嗜好としてみなされるが、女のそれは明らかに病気だ。ましてやそれが、日頃は上品でお淑やかな人妻となれば、それは病気よりも更に悪化した狂気であり、まさに多重人格を持つ色情症と言えた。

 そう考えてみると、確かに妻には怪しげな行動が幾つかあった。
 それは、今から三ヶ月ほど前のことだった。その日、取引先を回っていた私は、たまたま自宅の近くを通りかかったため、ちょっと一服していこうと自宅に立ち寄る事にした。
 門扉のチャイムを鳴らしたが、しかし妻の対応はなかった。いつも家にいるはずなのに変だなと思いながら門扉を開けた。
 玄関扉のノブを回してみると鍵は掛かっておらず、開いた扉の向こうには、玄関の上がり框で並んで座っている妻と若い男がいた。
 その若い男は、ここ数週間前からちょくちょくセールスにやって来る保険屋だった。妻は、保険に加入する気などなかったが、「隣の松崎の奥さんの紹介だから話だけでも聞いてあげないと」と言い、その男が訪ねて来る度に、渋々話を聞いてやっていたのだった。
 私が玄関の扉を開けるなり、二人が一斉に振り返った。妻が、「あら、こんな時間にどうしたの?」と私を見て驚くと、男が、「いつもお世話になっております」とお辞儀をした。
 二人は、突然の私の登場に別段慌てている様子はなかった。が、しかし、私は動物的直感で、何やら二人が焦っているような感じがした。
 二人の衣類が乱れているわけでもなく、玄関マットがズレているわけでなく、スリッパも綺麗に並べられていた。そこに、二人がいかがわしい行為をしていたらしき形跡は何一つ見当たらなかったが、しかし私は、この昼下がりの玄関で妻と若い男が並んで座っているという光景に、ドロドロとした背徳的なエロスを感じていた。
 そう感じた一番の理由は、妻が、日頃は絶対に履かないようなミニスカートを履いていた事だった。しかも、いつも家にいる時は簡易的な化粧だけなのに、その時の妻はくっきりとアイラインを引き、グロスの入った口紅までつけていたのだ。
 それらと、門扉のチャイムを鳴らしても対応しなかった事が重なり、即座に私は、妻と若い保険外交員との昼下がりの情事を想像してしまった。
 但し、その時の私は、本心では妻がそんな事をするわけがないと思っていた。私は異常妄想狂であるがゆえ、すぐにそんな想像を膨らませてしまうのだが、実際には妻が裏切るわけがないと信じていた。
 しかし、今、あの色情狂とも思えるような妻の貪欲な姿を見れば、あの時、あの狭い玄関で、若い保険屋と獣のように交わっていた可能性はあり得ると確信できた。

ウツボ279

 またある時など、こんな事もあった。
 それは、妻が大学時代の同級生の結婚式に出掛けた時のことだった。
 その日、妻が帰ってきたのは深夜二時を過ぎていた。三次会まで付き合わされた妻は、大学時代の同級生達にかなり飲まされたらしく、一人でタクシーを降りられないくらいの泥酔状態だった。
「ごめんなさい、飲みすぎちゃった」と何度も謝る妻を抱え、やっとの思いで寝室へと連れて行くと、ベッドに寝かせるなり妻はグーグーと鼾をかきながら寝てしまった。
 取り敢えずコートだけでも脱がそうとすると、突然コートのポケットの中で妻のスマホが鳴った。取り出して見てみると、『佐伯君』という者からメールが届いていた。
『君』と登録されている以上、こいつは男だった。恐らくこいつは、今まで飲んでいた大学時代の同級生の一人であり、泥酔した妻が無事に家に辿り着けたかどうかを確認するため、みんなを代表してメールを送ってきたのであろう、この手の、飲み会好きなバカ共がやりそうな事だった。
 そうとはわかっていても、しかし、相手が男であるせいか、そのメールが気になって仕方なかった。
 そこで私はぐったりとした妻の手を持ち上げ、人差し指をスマホに押し当てて指紋認証し、そのメールを開いた。

『今夜は楽しかったぜ! またみんなで飲もうぜ!』

 メールにはそう書かれているだけだった。泥酔した妻の安否を気遣う事もなく、まるで高校生が合コンした後のメールのような稚拙なメールだった。
(アホか)と思いながらスマホを閉じた私だったが、しかし、そのあまりにも幼稚臭い内容が逆に私を焦らせた。

(こんな幼稚なバカ共が、酒を飲めない妻を泥酔させるほどに飲ませた……こんな奴らが、泥酔状態の妻に何もしないはずはない……)

 そう思うなり、いつもの如く異常な妄想が掻き立てられた。

 二次会後、帰ろうとしていた妻を呼び止めた佐伯は、「俺たちだけで三次会やろうぜ」、などと妻を誘った所からその妄想は始まった。
 妻は既に酔っ払ってしまっていたため、軽い気持ちでそのバカ男達と共に駅裏のカラオケボックスに行く事にした。
 三人のバカ男共が下手くそな歌を歌いまくっていた。その間、妻は取っ替え引っ替えやってくる男達に酒を飲まされ続け、ふと気がつくとブラジャーが外されていた。
 エグザイルの新曲がメロディーだけ流れていた。
 いつの間にか乳房を曝け出されていた事に妻が驚くと、佐伯がいきなりキスをしてきた。酒臭い息を吐きながら、狂ったように口内に舌を動かしてきた。
 突然の出来事に、妻は(ダメ! ダメ!)と佐伯の口の中で叫びながら必死にもがくが、しかし、隣の席に座っていた男に「大っきなおっぱいだね」と耳元で囁かれながら豪快に乳房を揉まれると、途端に全身の力が抜けた。
 佐伯の獰猛な舌に口内を掻き回されながら、もう一人の男に胸を揉みほぐされていた妻は、大量のアルコールと思わぬ衝撃により、脳味噌がグルグルと回っていた。
 すると、そんなどさくさに紛れ、また別の誰かが足元に忍び寄ってきた。  
 その男は、「こんな所でヤっちゃって、本当に大丈夫のかなぁ……」と心配しながらもスカートのホックを外し始めた。
 朦朧とする意識の中、「大丈夫だよ、さっさとヤッちゃおうぜ」という佐伯の声が聞こえた。
 慌てた妻が必死に「いや!」と叫ぶと、まるで口を塞がれるかのように、再び佐伯が酒臭い舌を口内に潜り込ませてきた。
 狂ったように動き回る佐伯の舌に、「うぐ! うぐ!」と必死にもがいていると、男は素早くスカートを下ろし、すぐさまストッキングとショーツを同時に下ろした。そしてそれを足首から抜き取ると強引に太ももを押し広げ、洗っていない汚れたままの陰部にむしゃぶりついてきたのだった。

ウツボ280

 そんな妄想を悶々と繰り広げていた私は、いつしか泥酔した妻の寝顔を見ながらペニスをシゴいていた。
 そんな三流エロ漫画のような出来事が本当にあるわけない事はわかっていた。しかし、そんな願望を常に抱いていた私は、今までに一度も見た事のない、この泥酔した妻の姿に異様な欲情を覚え、妄想と手淫に耽らずにはいられなかったのだ。
 恐る恐るスカートを捲ると、真っ白な下腹部に、黒いパンティーに包まれた恥骨がポコンっと盛り上がっていた。ゆっくりゆっくり足を開かせると、それまで太ももに圧迫されていたクロッチが現れ、すかさず私は麻薬探知犬のようにそこをクンクンと嗅ぎまわった。
 妻の股間には、全体的にバラのような甘いコロンの香りが漂っていた。しかし、そんなコロンの香りの中、ただ一点だけ、クロッチだけが饐えた匂いを発していた。
 長時間そこにピタリと密着していた布切れには、蒸れによる汗と小便の残り汁が乾いた匂いが漂っていた。幸か不幸か、そこには精液の匂いや、コンドームのゼリーの香りは全く感じられず、私は安心すると共に落胆した。
 しかし私は見逃さなかった。そんな真っ黒なクロッチの中に、ジメッと湿った一点のシミがテラテラと輝いていた事を。
 その一点に指を這わしてみると、そのシミは鼻水のようにヌルヌルしており、ほんのりと温かかった。
 その部分が白く浮き上がっていないところから見て、オリモノではないことは確かだった。又、糸を引くほどに粘着性があるところからして小便でもなかった。という事は、性的興奮による膣分泌液としか考えられなかった。
 たちまち興奮した私だったが、しかしそれと同時に疑問が湧いた。どうして前後不覚の泥酔女が、クロッチから染み出るほどにアソコを濡らしているのかと。
 そう思うと、やはり妻は、あの佐伯とかいう男に何かされたのではないかと疑ってしまった。
 それは、妄想していたような大袈裟な出来事ではなく、例えば、居酒屋のトイレで酔い潰れていた妻を介抱するふりをして、こっそり妻の体に悪戯するといった、そんな卑劣なセクハラ行為である。

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 そんな新たなる妄想を抱きながら、私はその見たこともない佐伯とかいう男に激しい怒りを感じた。そして、その一方でゾクゾクするエロスを感じ、どんな風に妻はアソコを見られたのか、恥ずかしい肛門まで見られてしまったのだろうかなどととあれこれ妄想しては、大量の我慢汁をシーツに垂らしていた。
 そう興奮しながらも、もちろん、そんな事が現実にあるわけないとは思っていた。あれこれと妄想をしながらも、心のどこかでは妻を信用していた。
 が、しかし、現実に妻のアソコは濡れていた。前後不覚に泥酔している妻のアソコが、これほどまでに濡れているというのは明らかに不自然なのだ。
 現実と妄想の間で悶えていた私は、ならば現物を見れば一目瞭然だろうと思い、ハァハァと荒い息を吐きながら黒いパンティーの両端を摘んだ。
 もし肉棒を挿入されていたり、指で弄られていたとすれば、そこはそれなりに汚れているはずであり、乾いた汁でバリバリになった陰毛には、白い粉が吹いていてもおかしくなかった。
 私は、もし本当にそこがそんな風になっていたらどうしようと脅えながらも、パンティーを太ももにズラした。
 妻は全く気づかなかった。ひたすら一定の寝息をスースーと立てていた。
 そんな妻の寝顔を覗き込みながら、妻の両足首を片手で掴んだ。そしてその両足を高く掲げ、オムツを取り替える赤ちゃんのような体勢にすると、妻の股間にピッタリと張り付いているそのクロッチを恐る恐る剥がしたのだった。

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 クロッチの裏側と縦一本線のワレメに、粘着力のある汁が長い糸を引いていた。それは、濁り一つない透明の美しい液体であり、まさに妻の膣内から分泌された、混じりっけなしの純正汁と言えた。
 陰毛はサラサラしていた。カピカピに乾いた白粉は一つも見当たらず、蟻の門渡りや肛門にもそれらしき汁の形跡は全くなかった。
 肝心のワレメは、半焼けのカルビのような色をした二枚の小陰唇がピタリと重なり合い、その口を固く閉ざしていた。
 そんな小陰唇をペロリと捲り、その内部を探った。鮮やかなピンク色をしたその粘膜は、胃カメラを飲んだ時に見せられたモニター画像のように美しく、そこに白濁の残液など欠片も見当たらなかった。

 あの時、それを見た私は正直安心した。願望では、そこを開いた瞬間、中出しされた大量の精液がドロドロと溢れ出して欲しかったが、しかし現実では、それを目の当たりにする勇気など私にはさらさらなかった。もし本当にそんなことがあったなら、恐らく私は強烈な嫉妬にトチ狂い、妻をそのまま殺してしまうか、もしくは私が、ガレージの奥でテルテル坊主のようにぶら下がっていたであろう。
 あの時私は、(妻が濡れているのは泥酔しているせいだろう)という、何の医学的根拠もない結論により自分を納得させた。
 あの時はそう自分に言い聞かせ、ひとまず安堵した私だったが、しかし、今となってみれば、あの透明の液体は明らかに怪しかった。
 今、見知らぬ親父の恥垢だらけのペニスを、自らの意思で舐めまくている妻のあの姿を見れば、やはりあの時妻は、その佐伯とかいう男と背徳的な性行為を行っていたに違いないと確信できた。
 陰部が汚れていなかった事や、陰毛にラブホのボディーソープの香りが漂っていなかった事などからして、二人はセックスまではしていないとは思うが、しかし、帰りのタクシーの中で、佐伯が酔った妻の体に悪戯した可能性は大いに考えられた。そして妻も、酔った勢いで佐伯に体を預け、その淫らな行為に興奮していたのであろう、でなければ、これほどまでにアソコを濡らして帰って来るはずがないのだ。
 
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 アクリル窓の向こう側で、薄汚いペニスを必死に舐めている妻を見ていると、そんな過去の怪しい出来事が、今、確信へと変わった。

(やっぱりあいつは、あの時あの若い保険屋と玄関でヤッていたんだ……そしてあの晩、あの佐伯とかいう男に、タクシーの中でオマンコを弄らせていたに違いない……)

 そう脳味噌をグルグルさせながら、私は少女の膣の中にペニスを激しく擦りつけていた。連続して狂ったように腰を振りまくる私に、少女は悲鳴に近い喘ぎ声を発し、それを誰もいない大浴場に響かせていた。

(多重人格の色情狂……夫の前では本性をひた隠し、夫の見ていない所では獣と化す淫乱女……)

 そんな事をブツブツと呟きながら、少量の精液を少女の膣に吐き出していると、それまで恥垢だらけの亀頭にチロチロと舌を動かしていた妻が、そこからソッと顔を上げた。
 妻は、椅子にふんぞり返る親父の股の中で正座していた。親父は股をガバッと開き、そこに正座する妻をニヤニヤしながら見下ろしていた。
 そんな二人に言葉なかった。二人の口元は微動だにせず、口を噤んだまま無言で見つめ合っていた。

(妻は……何をしようとしているんだ……)

 そう思った瞬間、一瞬、妻が微笑んだ。微笑むと同時に妻はソッと下を向き、そのタプンと垂れている大きな乳を両脇から両手で押さえた。
 見ると、ムニュッと歪んだその真っ白な乳肉の中に、真っ黒な肉棒が挟まれていた。

(パイズリだ……)

 そう気づくなり、いきなり、ドーン! っという重い衝撃が脳を襲った。
 それはまるで、『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造に呪文をかけられたかのような衝撃であり、愕然とする私は、そのままその場に崩れ落ちてしまったのだった。

ウツボ284

(つづく)

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