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スリル4・痴を求めて

2013/06/13 Thu 00:02

 AM八時二〇分。
 車内はスーツを着たサラリーマン達がぎっしりと詰まっていた。若いOLや女子高生のほとんどは女性専用車両へと非難し、この車両に女性の姿は皆無に等しかった。
 そんな満員電車に、恵美は会社の事務服を着て乗り込んだ。
 いつものデニムのミニスカートにノーパンという姿でこの男だらけの満員電車に乗り込むというのは、あたかも『私は痴女です』と誘っているようなものであり、それでは今までの行為と何ら変わりなかった。だからこの日の恵美は、敢えて地味な事務服を着用し、野暮ったい縁なし眼鏡を掛け、いかにも鈍臭い事務員が紛れ込んでしまった風を装いながら、この車両に乗り込んだのだった。

 車内はムッとした熱気に包まれていた。
 恵美は四方八方をスーツの男達に囲まれていた。
 背後には二人の男がピタリと密着していた。顔は見えなかったが、濃紺のスーツを着たサラリーマン風の男達だった。
 右側には二十代の青年がいた。初々しいリクルートスーツに、まだほんのりと茶髪が残る、いかにも新入社員風の大人しそうな青年だった。
 その反対側の左の真横には、ブヨブヨに太った三十代のサラリーマンがいた。寝癖の付いた髪に無精髭。頬には不摂生からなる吹き出物が広がり、その貪よりとした濁り目は完全に腐っていた。
 そんな四人に背後と左右を囲まれていた。そして真正面には、いかにも優しい係長といった感じの中年サラリーマンが、恵美の体を抱くようにして立っていたのだった。

 二駅目を過ぎた辺りから、さっそく尻に生温かい手の平の温もりを感じた。
 しかし、その手は随分と警戒しているようだった。撫でては引き、撫でては引きと、小刻みにそれを繰り返しながら、恵美の様子を伺っていた。
 恵美は抵抗する事無く、そのままジッと俯いていた。ふと異様な視線を感じ、顔を俯かせたまま恐る恐る視線だけを上げると、左側に立っていた豚男が澱んだ目でジッと恵美を睨んでいた。
 豚男と目が合った瞬間、再びスカートの尻に指が滑り始めた。指は先ほどよりも大胆になっており、尻の谷間に沿って上下に撫でていた。
 この豚男が触っているのだろうかと考えながら、恵美は再び視線を落した。
 すると、更に新たな指が左太ももに現れた。
 その指は、まるで尺取り虫のような動きをしながらスカートの裾をたくし上げ始めた。そしてスカートの裾が膝上にまで上げられた瞬間、いきなり三本の手がスカートの中に潜り込み、まるで申し合わせていたかのようにして、それぞれがそれぞれの場所を弄り始めたのだった。
 その素早さも然ることながら、赤の他人同士のこの暗黙の連係プレイに恵美は驚かされた。一人は下着の上から性器をなぞり、一人は背後から尻の谷間を弄っていた。そしてもう一人は、臍から下着の中へと指を滑らせ、ジリジリと陰毛を掻き分けながらクリトリスを探し回っていた。
 誰がどこを触っているのかわからなかったが、その位置からして、下着の上から割れ目を摩っているのは右側の青年が怪しかった。
 しかし、青年は週刊新潮の中吊り広告をぼんやりと眺め、痴漢をしている様子は欠片も無かった。それに、元々この青年は痴漢ができるようなタイプには見えなかった。
 となると、真正面にいる中年男が怪しかったが、しかし、その男は右手で吊り革に掴まり、左手でスマホを弄っていた。
 残るは、背後の二人と右側の豚男しかいなかった。これだけぎゅうぎゅう詰めに押し込まれていたら、それ以外の男の手が割り込む隙はないため、もはやこの三人の犯行としか考えられなかった。
 そうしている間にも、陰毛を掻き分ける指がクリトリスを捕らえた。既に勃起しているそれをコリッと転がされると、おもわず恵美の腰がピクンっと跳ね、それがスタートの合図でもあるかのように、残りの二本の手も容赦なく下着の中に指を入れて来たのだった。
 太ももの付け根から侵入した指は、ピタリと閉じていた太ももを必死に押し開こうとしていた。尻から侵入した指は、同じくピタリと閉じていた尻の谷間を強引に押し開こうとしていた。
 そんな二人の作業を手伝うかのように、クリトリスを転がしていた指の動きが激しくなった。
 たちまち恵美の腰が砕けそうになり、慌ててその場に踏ん張ると、今度は膝がカクンっと折れた。それと同時に、力んでいた恵美の股が弛むと、それを見計らっていたかのように男達の指が一斉に股間に潜り込んで来たのだった。
 それはまるで、大量のウナギが泥の巣穴に潜り込もうともがいているようだった。既にヌルヌルになっていた恵美の膣は、一瞬にしてその獰猛なウナギ達に塞がれてしまった。
 下唇を噛みながら、漏れそうになる声を必死に堪えていた。正面の中年男の胸に顔を埋め、ジッと黙ったまま肩を小刻みに震わせていると、恵美が無抵抗だという事を悟ったのか、男達は更にエスカレートして来た。
 スカートは腰まで上げられ、下着は太ももまで下げられた。いつしかブラウスのボタンは外され、そこから真っ白な乳房が引きずり出されていた。
 膣内は太い指でクタクタと掻き回され、そこから溢れた汁が太ももにまで垂れていた。
 そのヌルヌルとした汁が肛門に塗り込められ、そこに突き刺さった指先が内肛門括約筋をグニグニと広げていた。
 恵美は、寄りかかっていた正面の男の胸の中で、おもわず「あぁ……」と声を漏らしてしまった。
 そんな自分の声に、慌てて男の胸から顔を離すと、ふと、男が右手に持っていたスマホの画面が目に飛び込んで来た。
 その画面には、ハイアングルで撮影された下腹部の画像が映っていた。
 一瞬目を疑ったが、しかしその下着の柄からして、そこに映っているのは、紛れもなく自分の下腹部だった。
 恐る恐る男の顔を見上げると、ジッと恵美を見下ろしていた男は優しい目で小さく微笑んだ。
 男は、わざと恵美にスマホの画面を見せた。そして赤い録画ボタンをピコンっと押すと、それをそのまま下半身へと潜らせ再びニコッと微笑んだ。
 暫くすると、男はそのスマホを取り出した。そしてそれを恵美に見せつけながら、再生ボタンを押した。そこには、テラテラと濡れ輝く太い指が、恵美の穴の中をヌルヌルとピストンしているシーンが鮮明に映っていた。
「気持ちいい?」
 そう囁く男からサッと目を反らすと、いきなり右手に熱くて硬いモノが触れた。
 それは、右側に立っていた青年のペニスだった。あの大人しそうな青年が、真っ赤に腫れ上がったペニスを恵美の太ももにグイグイと押し付けてきたのだ。
「シコシコしてあげれば?」
 真正面の男が恵美の耳元にそう囁いた。
 恵美は恐る恐るそれを握ると、男の命令通りそれを上下にシゴき始めた。
 青年は、すぐに「うっ」と唸った。その熱い汁を恵美の太ももに飛ばした。
 その精液が発射されると同時に、背後から硬い肉の塊が恵美の穴の中にヌルっと滑り込んできた。
 名前も年齢も、顔すらも見えない男の肉棒が膣の中をヌルヌルと動き回った。その肉棒に膣と脳を破壊されながら、精液でドロドロになった青年のペニスを更にシゴきまくった。
 そんなシーンを、真正面の男は不敵な笑顔を浮かべながらスマホで撮影していた。
 そして恵美の顔をアップで撮影しながら、「この動画、ネットにばらまかれたくなかったら、次の駅で降りなさい……」と、男は囁いたのだった。

(つづく)

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