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スリル5・変態スカウト

2013/06/13 Thu 00:02

 男に脅された恵美は、男の指示通り次の駅で電車を降りた。
 そのまま男の後ろについて行くと、駅前にある二階建てのバーガーショップに連れて行かれた。
 一階は朝食セットを求める客で溢れかえっていた。
 恵美は、お金を要求されるのか、それとも体を要求されるのかと不安を覚えながらも、しかし、それにしてはこんな場所に連れて来られるなんて何か変だと思っていた。
 二階に上がると、男は一番奥の席を指差しながら「あそこで待ってて」と言い、再び階段を下りて行った。
 席に着くなり恵美は、テーブルに置いてあった紙ナプキンを指で摘み、電車の中で太ももに飛ばされた精液を拭き取ろうとした。しかし太ももに飛び散ったそれは既にカピカピに乾いており、指で擦るとカサカサと白い粉を吹いた。
 それをフーッと吹き払うと、腹に力を入れた勢いで膣内の精液がヌルっと絞り出された。
 恵美は慌てて更に三枚の紙ナプキンを摘まみ上げ、ソッと店内を見回した。
 階段脇のテーブルには女子高生が三人いた。すぐ目の前の窓際の席には、OLが一人でスマホを弄っていた。
 恵美は彼女達を交互に監視しながらスカートをスルスルと上げた。そして恐る恐る下着のフロントのゴムを引っ張ると、乾いた精液でゴワゴワになった悲惨な陰毛が現れた。
 本来ならトイレで処理するべき事だったが、しかし二階にトイレは無く、あの男に身柄を拘束されていると思い込んでいる今の恵美には、勝手に一階のトイレに行く勇気はなかった。
 すぐ目の前にいるOLに脅えながら、下着の中に紙ナプキンを押し込んだ。それを陰部に押し当て下腹部に力を入れると、誰の物かわからない精液がドロドロと溢れ出し、それが紙ナプキンにジワジワと染み込んでいった。
 そこにアイスコーヒーを両手に持った男がヌッと現れた。
「あいつら、中出ししてたみたいだけど大丈夫?」
 男はそう言いながら恵美の真横に座った。そして紙ナプキンが押し込まれた股間を見下ろしながら、「卑猥だね」と笑った。
 いったいこの男は何が目的なんだろう。そう思いながらアイスコーヒーのカップに滴る雫を見つめていた。階段脇のテーブルにいた女子高生達がガタガタと椅子を鳴らして立ち上がった。女子高生達がキャッキャッと笑いながら階段を下りて行くと、二階の店内には、窓際のテーブルでスマホを弄っているOLだけとなった。
 男は、恵美を見つめながらニヤニヤと笑ってばかりいた。
 そんな沈黙に耐えきれなくなり恐る恐る顔を上げると、それを待っていたかのように男は「キミ、ウチでバイトしてみない?」と言って来た。
 恵美は、その唐突な言葉に「えっ?」と聞き直した。
 男はスーツの内ポケットの中から素早く名刺を取り出すと、それを恵美の前にソッと差し出した。
『松橋観光株式会社』
 そんな名刺の裏には、『人材派遣』や『各種イベント』といった業種がズラリと並んでいた。しかしそこには、『公認不動産コンサルティングマスター』と書かれていれば、『おしぼりリース』なども書かれており、その業種の幅の広さに、かなり胡散臭い会社だと思った。
 男は藤田という名前だった。肩書きには『営業部長』と書かれていた。
 藤田は、残り少ないアイスコーヒーをズズズっと吸い込むと、「早い話がデリヘルだよ」と言った。
「ウチの会社、デリヘルも経営してるんだ。キミだったらさ、腹一杯稼がせてやる自信あるんだけど、どう?」
 男はそう優しく微笑みながら恵美の顔を覗き込んだ。
 恵美はデリヘルというものが、いまいちわからなかった。何となくはわかったが、それは、『エッチなことをする仕事』という程度の知識であり、それ以外は何も知らなかった。
 恵美は、下唇を噛みながら黙っていた。
 確かに、今の生活は苦しかった。収入は無く、貯金も底を尽きかけていた。
 だけど仕事はしたくなかった。そもそも気が狂ってしまった今の自分に、仕事などできるわけがないと思っていた。
 無理です。
 そう言おうとした瞬間、突然藤田は、持っていたスマホの再生ボタンを押した。
 スマホから、ガタンガタン、ガタンガタン、という電車の音が店内に響くと、窓際のテーブルに座っていたOLが迷惑そうにこちらを見た。
 そんな画面には、唇を半開きにした恵美の悶える顔がアップで映っていた。濡れた陰部に何本もの男の指が蠢くシーンや、その穴の中に真っ黒なペニスが出たり入ったりしているシーン、そして恵美が青年のペニスを必死にシゴいているシーンなども鮮明に映っていた。
 そんな動画を立て続けに三本見せた藤田は、スマホを内ポケットの中に滑り込ませると、「こんなの撮られてたら、もうノーとは言えないでしょ?」と笑った。
 恵美は胸を激しく締め付けられた。必死に「でも……」と声を絞り出し、蚊の鳴くような小声で、「私……異常者なんです……」と告白した。
 しかし藤田は全く驚きもせず、恵美を見つめながらニヤニヤと笑っていた。
「本当なんです……精神科にも通ってるんです……そんな私に仕事なんて……」
 すると藤田は「わかってる」と力強く頷いた。
「ウチの会社はデリヘルを六店経営してるんです。そのうちの一店に、キミみたいな人を求めている店があるんです」
「キミみたいな……人?」
 恵美は不思議そうに首を傾げた。
「そう。キミみたいに狂っちゃってる女の子ですよ。その店はね、頭がイッちゃってる子を専門に扱ってる変態の店なんですよ」
 そう笑い出した藤田だったが、しかしその目はギラギラと輝き真剣そのものだった。
 狂ってる女の子。その言葉が恵美の頭の中を駆け巡り、それが次第に大きな黒い渦となって蠢き始めた。
 突然さっきの痴漢電車の興奮が蘇った。男たちの指の動きまでもが鮮明に蘇り、とたんに胸がゾクゾクし、脳がクラクラした。
 すると藤田は、そんな恵美の様子を察したのか、いきなりベルトの金具をカチャカチャと鳴らしながらズボンの前を開け始めた。
 窓際のカウンターに座っていたOLが、不審なそうにこちらをジッと見ていた。
 それでも藤田はおかまいなしに、そのゴリゴリとした逞しい肉棒をそこにピーンと突き出し、それを恵美とOLに堂々と見せつけながらニヤニヤと笑った。
 OLが、マッチ棒のような細い目をギョッと見開いた。藤田は、そんなOLを見つめたまま恵美の髪をいきなり鷲掴みにすると、強引に恵美の顔を股間に押し付けた。
「ひと月に二百万は稼がせてやる。最低でも五十万は保証してやる。これはその実技試験だ。ほら、しゃぶってみろ。あの女にしゃぶってるとこを見せるんだ」
 すぐ目の前に、焦げ茶色した肉棒がヌッと迫っていた。獰猛にエラを張った亀頭が恵美の唇にグイグイと押し付け、「やめて下さい」と言おうとすると、その開いた唇の隙間から亀頭が滑り込み、前歯を強引に押し開いた。
 ウグウグと唸りながらも、その柔らかくも硬い感触を口内に感じた。
 気が付くと、恵美は無我夢中でそれにしゃぶりついていた。肉棒に吸い付き、亀頭に舌を絡ませ、顔を上下させながら、じゅぷ、じゅぷ、と卑猥な音を立てていた。
 それを見たOLが慌てて席を立ち上がった。逃げるようにして階段を駆け下り、ヒールの音がカツコツと店内に響いた。
 恵美は、いつ店員が階段を駆け上がって来るかというスリルに身悶えながら、咥えた肉棒の根元をシコシコと手淫していた。
 「合格だ」
 ふと、そんな藤田の声が頭上から聞こえた。
 それと同時に、生温かい精液が、ビュッ! と口内に迸ったのだった。

(つづく)

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