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(この物語はフィクションです。画像は本文とは関係ございません)

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               1

「すみません・・・・」
24時間営業大型ディスカウントショップの駐車場でガタイの良い男が若い主婦に声を掛けた。

「・・・はい」
その若い主婦は振り向くと、一瞬、その大男のあまりの人相の悪さに顔を曇らせた。

「私、店の者ですが、何かお忘れになっていませんか?」
男は眉間に皺を寄せながら太い眉をゆっくりと釣り上げた。

「え?・・・なんでしょう?」
若い主婦は本当に何の事かわからなかった。

「そのバッグの中にまだ清算していない物がありますよね・・・」
男は若い主婦が持つ黒いバッグを鼻で指す。

「はぁ?」
驚いた若い主婦は男の目の前で黒いバッグの口を開け中を覗いた。

黒いバッグの中には、生々しい色と形をしたバイブが3本、無造作に転がっていた。

「え!何、コレ?」
若い主婦は驚きの表情を隠し切れず、狼狽した顔を男に向ける。

「・・・とにかく、ちょっと事務所に来て下さい」
男は若い主婦が逃げ出さないようにと若い主婦の前に立ちはだかり、ディスカウントショップの勝手口をゆっくり指差した。

「ちょっと待って下さい、主人がいますので・・・・」
後から買い物カートをガラガラとさせながら付いて来ていた旦那を若い主婦は探した。
しかし、つい今まですぐ後にいたはずの旦那はどこにも見当たらない。

若い主婦は、これはいったいどーいう事なの!?と、身に覚えの無い3本のバイブを眺めながら急いで旦那の携帯に電話を掛けた。

『・・・こちらはNTTドコモです、お客様のお掛けになった電話番号は電波の届かない場所におられるか電源が入っていないため掛かりません・・・・こちらはNTTドコモです、お客様の・・・・』

「とにかく、詳しい事情は事務所で聞きますので・・・」
繋がらない携帯に耳を押し付けたままの主婦に、大男は眉間のシワを更に深く刻みながらディスカウントショップの勝手口を再び指差した。

「・・・でも、こんな物、私、身に覚えがありませんし・・・」
若い主婦は今にも泣き出しそうな表情で大男を見上げた。

「事情は事務所でゆっくり聞きますから・・・」
大男はグローブのような大きな手で若い主婦の細い手首を掴むと、強引にグイッと引っ張った。

大男に連行されながらも、若い主婦は深夜の駐車場を何度も見渡しながら、旦那の姿を探していたのだった。

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               2


「・・・中山智子さん・・・で、生年月日は?」
大男は机に広げたA4のコピー用紙にボールペンを走らせながら聞いた。

「昭和58年・・・2月5日・・・・」
智子は旦那の携帯電話に何度も電話を掛けながら、とりあえず身元を明らかにした。

智子が連れて来られた事務所は、10畳ほどの部屋に事務机がひとつと事務机が三つ、そして部屋の奥には従業員が仮眠用に使っているのか布団が敷いたままの大きなソファーがひとつ置いてあるだけの、実に男臭く殺風景な部屋だった。

時計は深夜1時を過ぎている。
こんな時間に携帯が繋がらないなんて何か事件に巻き込まれたのではないだろうかと、智子は旦那の安否を気にしていた。

「奥さんね、あんた、25歳にもなって、高校生みたいな事してたらダメだよ・・・しかもこんなモノ・・・」
大男は、コピー用紙に万引きされたとされる商品名を書き込みながら、ブツブツと呟き始めた。

「私、本当に万引きなんかしてないんですよ」
智子が大男にそう言うと、大男はボールペンをピタッと止め、「じゃあどーしてコレが奥さんのバッグの中に入っていたわけ・・・」と、ねずみ色に濁った目をゆっくりと智子に向けた。

「だから、もしかしたら主人が間違って入れてしまったのかも知れないし・・・」

「その旦那さんはどこにいるの?」

「それがさっきから電話してるんですけど、電波が繋がらないんですよ・・・・」

「ふん・・・本当は旦那さんなんて来て無いんじゃないの・・・・」

「本当です!主人も一緒に来ていたんです!レジの人に聞いてみて下さい、主人は私の後ろからカートを持って付いて来ていたんですから!」

「だからどーだって言うの?たとえあんたが旦那と一緒に来てようが来て無かろうがそんな事は関係ないんだよ!ここにこーやって商品がある以上、あんたが万引きした事には変わりないでしょう!」

大男が大きな声を出すと、智子はジワリジワリと目を潤ませポトポトと大粒の涙を落とし始めた。

大男はそんな智子の泣き顔を見つめながら、既に机の下で勃起している股間を密かに揉み始めたのだった。


               3


そんな智子の泣き顔に欲情している男がもうひとりいた。
その男は、智子が連行されて来た隣りの部屋から、マジックミラー越しに智子の泣き顔を眺めていた。
そう、その男こそが智子が探し求めている智子の旦那、利光だった。

利光は顔を赤らめながらポロポロと涙を流している妻を見つめながらゆっくりとペニスをシゴいていた。
利光がいるこの部屋は、いわゆる「面通し」と呼ばれる部屋で、これは万引き犯人の顔を目撃者が犯人にバレないようマジックミラー越しに確認する部屋だ。
万引きが絶えないここ24時間営業の大型ディスカウントショップには、警察の取調室にも劣らない面通し部屋まで作られていたのだった。

利光は、さながら大型スクリーンで映画を見るかのように大型のマジックミラーに映る智子を眺めながら、ソファーの上で両足を擦り合わせてはペニスを必死にシゴいている。

(智子・・・おまえは変態マゾ女なんだ・・・・そーやって瞳を濡らしながらもアソコもヌルヌルに濡らしているんだろ・・・・)

利光はそう思いながらマジックミラーに映る妻にペニスの先を向け、品粗な包茎チンポをシコシコとシゴきながら長尾の次の攻撃に胸を膨らませているのだった。

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               4


利光が長尾と知り合ったのは『SM交流の場』というサイトだった。

そのサイトに書かれていた『万引き主婦にお仕置き』という長尾の投稿に激しく興奮した利光は、さっそく長尾とコンタクトを取りメル友になった。

長尾は利光よりも5歳年上の35歳。
24時間営業の大型ディスカウントショップの警備員をしている男だった。

長尾から送られて来るメールには、万引きした主婦や女子高生などに性的なお仕置きをしてやった体験談が赤裸々に綴られており、SMに興味があった利光はそのメールを読んではオナニーに耽っていた。

それを読んでオナニーをする場合、いつもお仕置きされる女を妻に置き換えて読んでいた利光には、いつか本当に妻がこうやってお仕置きされる姿が見てみたい・・・という願望があった。

利光の妻、智子25歳。
見た目は極々フツーの女だが、しかし裸にするとその裸体は匂ってきそうなくらいスケベなフェロモンを漂わせていた。
少し垂れ気味の大きな乳房には遊び慣れた乳首がいつも半立ちになっている。ウエストは見事なラインでくびれ、その下の大きな尻は、まるで水風船にパンパンに水を張らしたようなそんな張りのある尻だった。

そんな智子のアソコは男を狂わすほどの名器だ。
智子の小さな穴にペニスを挿入すると、膣の肉壁がグニュグニュとペニスにまとわりつき、腰を動かさなくとも利光はものの数秒で射精する事ができた。
その度に「おまえは素晴らしい名器だよ・・・」と智子のアソコを褒める利光。しかし、それはどー考えてもただ利光が早漏なだけであろう・・・。

そんな素晴らしい名器の持ち主だった智子だったが、しかし、その名器と呼ばれる膣は、見た目はかなりグロテスクなものだった。
ま、これはあくまでも利光の予想に過ぎないが、智子は相当なヤリマンだったらしい。

智子とセックスをしていると、いつも利光は智子のそのスケベなテクニックに圧倒されてしまう。
うん~うん~と唸りながらフェラをする仕草や、キスをしながら自分でパンティーを下ろす姿。
そして正常位の時に自ら腰を高く突き出して来たり、利光がイク瞬間に「顔に掛けて・・・」と呟いたりと、智子のソレは、まさしく利光が激安AVショップで買って来る3枚500円の「叩き売りDVD」のワンシーンのようなのである。

そんなドスケベ行為を利光は智子に教えた事は無い。
結婚して3年になるが、その間、利光が智子に教えた性テクニックといえば『肛門を舐めた直後にペニスをしゃぶるのは衛生的によくない』という事くらいで(これはテクニックではなく禁止事項だろ!)、それ以外は、何一つ教えた事はないのだ。

しかし、智子は「結婚前に付き合っていた人は2人だけ。それ以外の男とは寝た事が無い」などと、手コキをしながら耳元で「気持ちイイ?」と聞いて来るほどのドスケベ女のくせに、いけしゃあしゃあとそう答えるのであった。

そんな智子の本性を暴いてやろうと、利光はあの手この手で智子に変態行為を繰り返した。

ある時、バイブを買って来てみたら、智子は「初めて見た・・・」と爛々と目を輝かせながら何の抵抗も無くソレをオマンコに挿入し、三段階切換えスイッチを巧みに操っていた。
またある時、ピンクローターを買って来たみたら、智子は「使い方わかんない・・・」と言いながらも、迷う事無くソレをクリトリスに押し当て、豪快に潮を噴いた。
またまたある時、酔った勢いで『同伴喫茶』という怪しげな店に入ると、初めて入った薄暗い店内の中、後から付いて来た智子が「そこ、段差あるから気を付けて」と教えてくれた・・・・・。

しかし何よりも利光を確信させたのは、「縄」だった。
前々からSMに興味のあった利光は、いつか妻を縛り上げ、猿ぐつわを咬ませながら背後から激しく犯してやりたいという願望があった。
しかしSMに興味はあってもSMについて何の知識も無い利光は、SMのDVDを借りて来てはオナニーに耽るしか方法は無かった。

そんなある時、会社帰りにふと立ち寄ったアダルトショップで『SM用ロープ大特価セール』と書かれたコーナーを発見した利光は、10m200円という安さにおもわず衝動買いしてしまった。
何も言わず真っ赤なロープを持って帰って来た利光に、智子はいきなり「ヤダぁ~」といやらしく笑った。

(まだ何も言っていないのに、どーしてコレがエッチな物だとわかったんだ!)

不審を抱いた利光は、その晩、ベッドの上でさっそく真っ赤なロープをスルスルスルと解いてみせた。
妻はジッと黙ったままそんな利光を眺めている。

利光が見よう見まねで妻の足首や手首にロープを縛って行くと、妻はわざとらしく「何か変。このほうがちゃんと縛れるんじゃない?」などと首を傾げながらそう言い、利光が縛ったロープを簡単に解くと何やら本格的にロープを結び始め、そして歪に結ばれたロープをそのままスッポリと頭から被り、背中を利光に向けながら「最後にここをキツく縛って」と指示をした。

その間わずか10分。
利光が智子の指示通りに背中で垂れ下がっているロープをキュッと縛ると、白い肌に食い込む見事な亀甲縛りの出来上がりだった。

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「どうしてこんな事知ってんの?」
目を丸くした利光がそう尋ねると、焦った智子は「服屋さんでバイトしてる時にね、返品商品を段ボールに詰め込む時にはこうやって縛ってたの」と笑って誤魔化していたが、しかし、いくらオバカな利光とはいえ、返品の段ボールを亀甲縛りにするなどというヘンテコリンな話を信用するわけが無い。

怪しみながらも利光が縄で縛られた智子の体を弄ると、もう既に智子のアソコはヌルヌルに潤っていた。
こんな事は初めてだった。
いつも智子が濡れるまでには、AVやバイブやローターといった様々なアダルトグッズを駆使していたのに、しかしこの日はたった一本のロープごときでこの有り様だ。

真っ赤なロープを白い肌に食い込ませた智子は、アソコを弄られながら「乱暴にして・・・」と利光の耳に息を吹きかけて来た。
(こいつは間違いなくマゾだ!)
そう確信した利光の頭の中で「ロッキーのテーマ」がフェードインされた。
(最高のSMプレイで感じさせてやる・・・・)
妻を責めようとゆっくり立ち上がる利光。

いきなり妻の頬を何発も引っ叩き、腹・腰・尻を容赦なく蹴り上げた。
驚いた妻をベッドから引きずり下ろし床に顔面を叩き付け、鼻血を吹き出した妻の髪を鷲掴みにすると、妻の顔面にツバを吐きながら「てめー!何ガンつけてんだ!」と意味不明な言葉を叫び、脅える妻の脳天に「これでも喰らえ!」と力道山もびっくりの空手チョップをおみまいし、そしてベッドの上から床でぐったりとしている妻に向かって「エイドリアーン!」とあざけ笑いながら小便をぶっかけたのだった。

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その晩から、一週間妻から口を聞いてもらえなかった利光。
当然の事ながらSMプレイはお蔵入りとなった。

ある時、もう二度とこのロープは使わせて貰えないだろうな・・・などと淋しそうに利光が寝室のクローゼットの奥に隠してある「エログッズケース」を整頓していると、ふと不思議な事に気がついた。

そう、例の赤いロープが使われた形跡があるのである。
あの晩、大暴走して徹底的に妻を痛めつけてしまった利光は、自分のバカさ加減を反省しながらもベッドの下に散らかるアダルトグッズを片付けていたのだが、その時、確かに利光は亀甲縛りがされたままのロープを解いた記憶がある。
なのに、今、ケースの中に入っているロープは所々を固く結ばれ、広げて見て見るとそれはまさしく亀甲縛りにされているのだ。

(あいつ・・・誰と使ったんだ・・・・)

妄想が恐ろしいスピードで利光の脳の中を駆け巡る。

(酒屋の親父か?・・・それとも電気屋のシゲちゃんか?・・・いやまてよ、最近よく来るあの保険屋が怪しいな・・・)

気がつくと利光は、亀甲縛りを眺めながらオナニーをしていた。
亀甲縛りをされながら悶絶している妻・・・・・
ロープに縛られた妻の体を抱きしめ、激しく腰を振る謎の男・・・・
激しい嫉妬が利光の胸に襲いかかる。
嫉妬に目眩を感じながら、亀甲縛りのロープに向かって大量の精液をぶっかけたのだった。


               5


その晩、妻への不審を抱いたままの利光は「SM交流サイト」で知り合った長尾にこの事を相談してみた。

「恐らく奥さんは、自分で縛ってオナニーしてるんじゃねぇの・・・」

受話器の向こうから長尾の野太い声が響いて来た。
インスタントラーメンでも啜りながら電話をしているのだろうか、時折会話の間でズルズルズル!っという不快な音が聞こえて来る。

「・・・オナニーならいいんですが・・・」
利光は受話器の向こうから聞こえて来るラーメンを啜る音を聞きながら小さく呟いた。

「早いうちに調教しといたほうがいいんじゃないの?」
チュルチュルチュル・・・という小鳥のさえずりのような音を立てながら長尾が言った。きっとスープを啜っているのだろう。

「調教といいますと・・・・」

「あぁ。そーいうスケベな女はいつか必ず浮気すんだよね。だからソレをさせない為に今のうちにしっかりと調教しておくんだよ」
長尾はそう言うと、ゴクゴクゴク・・・と喉を鳴らしながら水を飲んだ。

「・・・それは・・・どーやって調教すればいいんでしょうか・・・」
長尾がプハーっと水を飲み干したのを見計らい、すかさず利光がそう聞くと、長尾は一言「癖にさせればいいんだよ」と笑った。

「癖?」

「そう、癖。マゾってのはサドと違って癖になるっつーからな、アンタの奥さんを完全なマゾ女に調教してしまうんだよ。そーすればアンタから離れなくなるよ」

「でも、そんなのが癖になっちゃったら、よけい他の男に・・・・」

利光の弱気な言葉に、受話器の向こうから大きな溜息が響いた。

「・・・アンタ、チンポ小ちゃいだろ?」
長尾が唐突に聞く。

「・・・ま、まぁ、そこそこ・・・・・」
中学時代からのコンプレックスを見事に突かれた利光。

「勃起して何センチ?」
爪楊枝でシーシー言わせながら長尾が聞く。
「・・・11センチ・・・くらいです・・・」
本当は8センチしか無い。

「例えばさぁ、アンタの奥さんが巨根マニアだったとしよう。そしたら11センチのアンタなんて一発KOだ。アウトだ。死んだ方がいい」

「・・・・・・」

「でもアンタが25センチ級のハリウッド並のデカチンポだったら奥さんはアンタにハマるぜ。アンタのチンポが癖になり、アンタ無しじゃ生きられねぇ体になっちまう」

「・・・・・・」

「それと同じだよ。アンタの奥さんがマゾならアンタもサドになればいい。しかも奥さんの嗜好を知り尽くした究極の御主人様になるんだ。・・・・そうなれば奥さんはアンタに責められるのが癖になり、アンタ無しじゃ生きられねぇ体になっちまう・・・・これが最高の浮気防止法だ」

「・・・・・・」

「これは早くやっといたほうがいいぜ。アンタの奥さんは自分で縛ってオナニーするっつーほどマゾっ気が疼いてムラムラしてんだ、のんびりしてると酒屋や電気屋に先を越されちまって、やつらが御主人様になっちまうぜ」

「そ、それは困ります!」

「だろ?だから急いで調教しねぇとダメなんだよ」

「でも・・・・僕に調教なんてできますかね・・・・」

「ま、無理だろうな。調教っつーのは感性が大事なんだ。アンタみたいにいきなりロッキーのテーマが流れるようじゃ、まず無理だろうな・・・・」

「じゃあどーしたらいいんでしょうか!」

「なんだったら俺が調教してやってもいいぜ・・・・」

長尾はそう言うと、受話器の向こうでライターの音をカチッ!と鳴らし、すかさずフーッと煙を吐く音を響かせたのだった。


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「どーしてこんな夜中に買い物なんて行くのよ・・・・」

風呂上がりの妻を強引に車に乗せた利光は、長尾が勤務する24時間営業の大型ディスカウントショップへと車を走らせていた」

「うん。特売でね『バカボンド』全30巻が5000円で売ってるってネットに出てから、早く行かないと売り切れちゃうと思って・・・」

助手席の妻はそんな利光を見て「もう、しょうがない人ね・・・」とクスッと笑った。

そんな妻は美しかった。
今からこんなに美しい妻が長尾という獣に調教されると考えると、利光は嫉妬と興奮で目眩がするのだった。



車は深夜の駐車場へと滑り込んで行く。
巨大な駐車場には店の入口に数台の車が止まっているだけで閑散としていた。

店内に入ると利光はポケットの中の携帯電話から長尾に電話を掛け、そしてすぐに切った。

それが警備員室の長尾との合図だった。

品数の多さに驚いた妻は、「ねぇ、私、あっち見て来ていい?」と婦人服コーナーを指差した。

「あぁ。僕はこの辺をウロウロしてるからゆっくりと見て来るといいよ」

利光の言葉に妻は「はーい」と可愛く返事をし、スカートにくっきりと浮かび上がる形の良い尻をプリプリさせながら通路を抜けて行った。

利光は妻が完全に見えなくなると、早足で「アダルトコーナー」へと向かう。

アダルトコーナーの一角にある「バイブ」のコーナーから3本のバイブを手にすると、ソレを買い物カートの中に積まれている「バカボンド」の一番奥に押し込んだ。

急いで妻を捜す。
妻がサド男に責められながらヒィーヒィーと随喜の涙を流すシーンを一刻も早く見たいと思う利光は、勃起しながら買い物カートを走らせたのだった。



「ねぇねぇ、これ見てよ、凄く安いんだよ・・・」
妻は棚に並べてあったジーンズを広げ、嬉しそうに眺めていた。

「履いてみたら?」
バイブを忍ばせた買い物カートに凭れながら利光は試着室を指差した。

「いい?」
「あぁ、行っておいで。バッグは僕が持っててあげるから」

智子は買い物カートの上に持っていた黒いバッグを置くと、コーナーの端にいた店員に「すみませーん」と言いながら遠離って行った。

ジーンズを持った智子が試着室に入って行くと、利光はカートを移動させ隣りのスキーウェアーのコーナーへと身を潜めた。
この場所は防犯カメラにも映らない死角だと言う事を、事前に長尾から聞いていたのだ。

利光はカートの奥から3本のバイブを取り出すと、それを智子の黒いカバンの中に押し込んだ。

異常興奮した利光は、もう後へは引けなかったのだった。


               7


「あのねぇ奥さん、そーやって泣いても、万引きしたのは事実なんだしね、素直に罪を認めたほうがいいんじゃないの・・・」
長尾はそう言いながらペンを置くと、目の前でポロポロと涙を流している智子をゆっくりと見た。

「でも・・・本当に私、万引きなんてしてないんです・・・・」

「ふーっ・・・・」
長尾は呆れた表情で大きく溜息をついた。

「それじゃあ仕方ないね、警察を呼ぶしか・・・・」
長尾がそう言いながら携帯電話を手にすると、俯いていた智子がハッと顔を上げた。

「本当に万引きなんてしてません!だから警察なんてやめて下さい!」

「万引きしてないっていうなら正々堂々と警察に行けばいいじゃないか。警察行って、奥さんのバッグの中に入っていたそのいやらしいおもちゃを見せて、身に覚えが無いんですって説明すればいい。ま、否認するって事になれば2、3日は帰れないと思うけど、でもいいんじゃない、本当に盗んでないのなら」

「・・・・・・」
智子は下唇をキュッと噛みしめ、長尾の顔をジッと見つめていた。

隣りの部屋からマジックミラー越しにそんな妻を眺めていた利光は、まるで『家政婦は見た!』の市原悦子のような表情をして事の成り行きにドキドキしていた。

「ま、奥さんがここで素直に認めるなら、警察沙汰にすることもなく簡単な書類を書いて終わりなんだけどな・・・」
長尾は薄ら笑いを浮かべながら智子の目をジッと見つめた。

智子は考えていた。
ややこしい事件に発展するくらいならいっその事万引きを認めてしまい、とっととこの場から去りたい。
でも、どうしてこんなモノが私のバッグの中に入っていたのか?それが不思議でしょうがない。
考えられるとしたら夫がこっそり入れたのかも・・・・・
だとしても、夫婦である以上、万引きの共犯者という事になってしまう。
まして、ブツは私のバッグの中に入っていたんだし・・・・・
だったら警察に行くだけ損だわ。
ここで終わらせられるのなら、とっとと終わらせちゃった方が得だわ。

そう決心した智子は、長尾の濁った目を見つめながら「ごめんなさい・・・もう二度と致しませんから許して下さい・・・」と小さく呟いた。

「そうだよ。そーやって最初から素直に認めりゃあコッチだって怒鳴る事もなかったんだよ・・・」
長尾はそう言いながら、机の引き出しから数枚の紙を取り出した。

それを机の上に広げる。
その紙には「供述調書」と書かれていた。

「んじゃ、簡単に状況や経過なんかを聞くから、素直に答えて下さいね・・・」
長尾は供述調書に智子の名前や生年月日を書き込みながらそう言った。

「あのぅ・・・それはなんですか?」

「これ?これは調書だよ。奥さんが万引きした状況なんかを書かなくちゃなんないからね・・・・」

「・・・それを・・・どうするんですか?」

「会社へ提出するんです。これを会社側が見て、あまりにも悪質だと判断したら刑事告訴する場合もありますよ。でも、ま、奥さんは素直に万引きを認めてんだし、そこんとこは穏便に書いておきますよ・・・」

長尾の言葉に、智子は無実でありながらもおもわず「ありがとうございます」と深々と頭を下げてしまった。

「じゃあ順番に聞いて行くけど・・・まず、万引きした商品名は『高倉健の肉棒』が1点と『ビッグマグナム黒棒先生』が1点、そして『電撃ローター!それいけ浅間山荘』の1点で、計3点のアダルトグッズに間違いないね?」

商品名を聞かされた智子は恥ずかしさのあまり俯いてしまった。

「で、動機なんだけど、これは何に使うつもりだったの?」
長尾は俯いたままの智子の頭を見つめながらそう言うと、ちくしょう・・・頭皮の毛穴まで舐め尽くしてやりたい程イイ女だぜ・・・と背筋をゾクゾクさせた。

「・・・何って言われても・・・・」

「例えば飲食なんかを万引きした場合、腹が減っていたから食べるつもりでした、とか、病気のおばぁちゃんに食べさしてやりたかった、なんてね、ま、万引きした理由を書かなきゃなんないんだよ、うん」

「・・・・・・・・」
智子は何と答えていいのか言葉に詰まった。

「オナニーか?オナニーするつもりでコレ盗んだの?それとも旦那と楽しむため?」

「・・・・・・・・・」

「素直に答えないと、悪質だと見なされちまうよ・・・・」

「・・・オ・・・オナニー・・・です・・・」

恥ずかしそうに答える智子。
長尾はバイブを突っ込む智子の姿を想像しニヤリと笑った。

「オナニーが我慢できなかったのか?」

「・・・・・・・」

「だってそうでしょ、万引きという犯罪を犯すなんてのはよっぽどの事がなけりゃしないぜ・・・腹が減って死にそうだったからパンを盗んだってのなら情状酌量の余地もあるってもんだよ・・・・ま、奥さんが遊び半分で万引きしたってのなら別だけどね・・・ただ、それだとかなり悪質だよな・・・・」

長尾のその言葉を指南だと受け取った智子は、長尾の誘導通り「・・・我慢・・・できなかったんです・・・・」と答えた。

「ふーん・・・オナニーが我慢できなかったのか・・・それは、その、なんて言うか、つまり奥さんは欲求不満が溜っていたの?それとも、その、奥さんは俗にいう変態性欲者なわけ?」

どう答えていいのかわからない智子は、ヘルプ目線で長尾の目を見た。
智子のそのなんとも愛くるしい瞳が、サディスティックな長尾に火を付けた。

「旦那さんと最近セックスした?」
長尾は静かに右手を机の下に移動させると、自分の股間をズボンの上からゆっくりと揉み始めた。

「・・・・・いえ・・・」
智子がそう答えると、マジックミラーの裏の利光も「10日間も御無沙汰だ!」とプンプンと怒る。

「奥さんは最近セックスをしていないから欲求不満が溜っていた、だからついついバイブを万引きしてしまった・・・・ま、これなら少なからずも情状酌量の余地はあると思うんだけど・・・・どうかな?」

長尾の言葉に、智子は「はい。そうです」と答えた。

「・・・ま、理由はこんなとこだね・・・あとは私の報告書を書き添えるだけだから、調書は以上です」

「・・・報告書と言うと・・・・」

「万引きGメンの私から見て、奥さんが嘘をついていないか、奥さんがどれだけ反省しているか、そんなのを報告しなくちゃならないんですよ・・・・」

「何卒、穏便に書いて頂けないでしょうか・・・・」
智子はこれ以上騒ぎが大きくならないためにも頭を深々と下げた。

「ま、私は真実を報告書に書くだけですからね。これから色々と調べて行きますが、奥さんが嘘をつかず素直に反省の色を見せてくれるなら、それなりに書かせて頂きますよ・・・」

「よろしくお願いします・・・」

「じゃあ、次は身体検査をさせて貰います。まず、ポケットの中にあるモノなど全部テーブルの上に出して下さい」

「し、身体検査ですか?」

「はい。あ、大丈夫ですよ、奥さんの体は女性調査官が調べますから、心配しないで下さい」

長尾はそう言いながら、智子の目の前で携帯電話を開いたのだった。


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携帯電話を耳に押し当てたままの長尾は、テーブルの上に私物品を並べる智子を眺めていた。

「ちっ!・・・・どこ行ったんだよあの女性調査官・・・・」
長尾は苦々しくそう言うと、ピッと電話を切りゆっくりと立ち上がった。

「多分、女性調査官は仮眠室で寝ちゃってますから、ちょっと私、仮眠室に行って起こして来ます」
長尾は智子にそう告げると、机の引き出しを開け、中からロープを取り出した。

「あのぅ、一応、規則なんで・・・・」
そう言いながらロープを手にした長尾が智子に近付く。

「え?何をするんですか?」
ロープを目にして驚いた智子が固まる。

「えぇ。被疑者を一人にする場合、逃亡防止の為に拘束しなくちゃならない規則なんですよ・・・手錠は人権侵害に当たるって事で、代りにこのロープを使う事になってるんですよ・・・」
長尾はゆっくりとロープを解き始めた。

「私、絶対に逃げませんから・・・」

「あぁ。わかってますよ。奥さんはちゃんと罪を認めてるし反省もしてる。それは私も十分わかってます。ただ、これは規則なんで・・・・」
長尾は床に垂れるロープをたぐり寄せながらそう言った。

「でも・・・・」

「じゃあ、拘束はやめますか?そのかわり警察を呼ばなくちゃなりませんよ?」

「それは困ります!」

「じゃあ縛りましょう。簡単に縛るだけですから心配しないで下さい・・・」

長尾は智子の返事を聞かずして、智子の白く細い手首をギュッと掴んだ。
ゴツゴツとした長尾の手の中で、まるでマシュマロのように柔らかい肌がクニュッと歪んだ。

長尾は慣れた手つきで智子の両手首を固く縛り上げ、両手を高く持ち上げるとそのまま後へと両手を下ろさせ、ロープの端を椅子の足に縛り付けた。
そして素早く智子の足下にしゃがみ込む。
智子の右の足首をナメクジのような湿った長尾の手がガッシリと掴む。

「あ、足も縛るんですか?」
慌てた智子がそう言うと「規則ですから」と長尾はポツリと呟いた。

右足を机の右足に縛られ、左足を机の左足に縛り付けられた智子は、椅子の幅ほど股が開いていた。
軽く開かれた股を上から眺め、そのスカートの中に手を入れたいという衝動に駆られた長尾は、勃起しているペニスがバレないようにとそっと股間のブツの位置をズラした。

同じく、マジックミラーの向こうからそれを見ていた利光も、軽く開かれた智子のスカートの中を覗き込みたいという衝動に駆られ、なんとか覗けないものかとマジックミラーの端から端へと行ったり来たりとしているが、それはまるで動物園の檻の中で精神異常を来したツキノワグマのようだった。

「それじゃ、女性調査官を起こして来ますので、そのまま動かずに待ってて下さい・・・奥さん、肌白いから、あんまり動くとロープが食い込んで痕がついてしまいますからね・・・」

長尾はロープで縛られた智子にそう告げると、薄ら笑いを浮かべたままドアを出て行ったのだった。

(つづく)

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