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(解説)

ヒキコモリ女の直美(23)のパンツを盗んでいた糞馬鹿変態男の六助は、ひょんなことから直美のブログ「たまごかけごはん」を発見。
ブログにコメントを入れる六助は、無知な直美を洗脳し、アレやコレやと無謀な変態行為を命令。直美の中で眠っていたM心がムラムラと目覚め始め・・・・ついでに恋心も芽生え始め・・・早く人間になりたい!っといった、愛と笑いとエロスと人情のセンズリ小説です。
章が進むにつれジワリジワリとエロくなって来ます。過激なバイオレンスと、ホロリの人情劇と、切ない愛情劇もジワリジワリと出て来ます。
どうぞ最終章までじっくりとお楽しみ下さい。




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カチ、カチカチ・・・・・

直美の部屋にはいつものキーボードの音だけが響いていた。
この音は朝の9時から深夜の3時までひっきりなしになり続いている。
だからといってこの直美という女が小説家というわけではない。
一日中部屋の中に閉じ篭っては朝から晩までパソコンの前に座るこの女は、そう、いわゆるヒキコモリの女なのだった。

ピピッ!ピピッ!ピピッ!ピピッ!
パソコンの横に置いてあった直美の携帯が突然電子音を鳴らした。直美は必死に書き込んでいた2ちゃんねるの掲示板からゆっくりと目を移し、パソコン横に置いてあった携帯を手にするとそれをパカッと開いた。
PM6時。
それは直美に夕食を告げる合図だった。

直美は2ちゃんねる等の掲示板に没頭するあまり、「時間」というものが狂ってしまっていた。
たった今パソコンの前に座ったはずなのに気がつくと夜中の3時だったという事など日常茶飯事で、先日など、気がついたら2日間連続でパソコンを続けていたなどという信じられない生活をしていた。

(このままだと、気がついたらお婆ちゃんになってるかもしれない・・・)

そんな恐怖に駆られた直美は、携帯電話が1時間ごとにピピッ!と知らせてくれるようにセットし、その電子音を合図に少しでも人間らしい暮らしをしようと心掛けていたのだった。



直美がヒキコモリになったのは今から4年前、直美が高校3年生の1学期だった。
内向的な性格の直美には小・中・高と友達はおらず、高校に入ってから人と直接接すると言えば両親か担任の先生くらいだった。そのため人と接する事に馴れていない直美は、人と付き合うことや対人関係といったものが最も苦手で、高校生になってからはコンビニへ行く事すら恐怖を感じるようになっていた。

そんな直美は卒業まであと1年という所で高校を辞めた。ある事件をきっかけにして、人と接する事が怖くて怖くて堪らなくなったのだ。
そんな病的な直美を両親は温かく受け入れてくれた。何も文句を言わず退校の手続きもしてくれた両親は、1日中家の中に引き蘢っている直美の面倒を献身的に見てくれた。
しかし直美は、「無理をしなくてもイイから」と優しく微笑んでくれる父親にさえ、次第に恐怖を抱き始める。

家族にさえも心を塞ぎ始めた直美は、18才から20才までの2年間、6帖一間の暗い部屋で過ごした。
その部屋を出る時はトイレと風呂だけ。何もない部屋の中で1日中ジッと1人で籠っている娘を心配する両親は、カウンセラーのアドバイスにより直美に1台のパソコンを与えた。
両親は、1日中、直美の部屋から聞こえて来るカチカチカチっというキーボードの音を聞きながら、娘はまだ生きている、と胸を撫で下ろす日々が続いた。
そして直美が21才になったある日、母親の携帯に二階の部屋にいる直美のパソコンからメールが届いた。
『一人暮らしがしたい』
直美のメールにはそう一言だけ打ち込まれていた。

さっそくカウンセラーに相談した両親は、カウンセラーの言う「自立したいと思う気持ちは回復の兆しです」という言葉を信じ、実家から徒歩10分程度の場所にあるワンルームマンションを、この引き蘢りの1人娘の為に借りる事にしたのだった。


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直美という女は決して醜女ではなかった。
母親譲りの白い肌はまるでマシュマロのように柔らかく、スタイルも23才の女らしくそれなりに発達し、特に胸は巨乳と呼べるくらいの膨らみを持っていた。
又、長年ヒキコモリをやっているといっても、髪の毛ボサボサ吹き出物ボツボツ巨漢ブヨブヨといったバケモノではない。美容師である母親が、直美のマンションで髪をカットしたり、時には茶髪に染めてみたりと、直美を女らしく保っていたため、かろうじてバケモノ化だけは防ぐ事ができたのだった。


PM8:00。
いつものようにマンションのチャイムが鳴った。
2時間をあっという間に2ちゃんねるで過ごしてしまった直美は、もうこんな時間か・・・と、キーボードの手を止めると、肩を右手でトントンと叩きながらデスクを立ち上がり、徒歩7歩掛けて玄関へと向かった。

ドアスコープを覗き込み、誰もいない事を確認すると、直美は静かにマンションのドアを開けた。
社会の生暖かい空気と共に人間達が暮らす生活臭が一気に直美を包み込む。遠くから聞こえて来る救急車の音とマンションの前を通り過ぎて行く自転車の車輪の音が随分と懐かしく思えた。
直美は1日ぶりに感じる社会の音や匂いに敏感になりながらも、ドアの横のガス給湯器が置いてある小さな倉庫の扉をガチャン!と開けた。

ボストンバッグは、いつものように同じ場所に置いてあった。
このボストンバッグが直美のライフラインだ。
いつもこうして夜の8時になると、近所に住む母親がこの給湯器の倉庫に生活必需品が詰め込まれているボストンバッグを置いてくれているのだ。

直美は素早くボストンバッグを手にすると、隠れるようにして玄関のドアを閉めた。
ドアの鍵を締めると、そのまま玄関の床に腰を下ろした直美は、慣れた手つきでボストンバッグのチャックを開けた。
一番上に銀紙に包まれたおにぎりが3個転がっている。それは握りたてらしくまだ温かい。
おにぎりの下には、先日出した洗濯物が、洗剤の香りを漂わせながら綺麗に畳まれていた。
その他、ボストンバッグの中には、チョコレートやスナック菓子、ジュースや飲料水、そして数冊の週刊誌などがぎっしりと詰まっており、それらの品々を確認した直美は、ひとまず胸を撫で下ろした。

さっそくボストンバッグの中から中身を取り出した直美は、その空になったボストンバッグの中に溜っている洗濯物を詰め込んだ。と、同時に、次回購入して来て欲しい品々が書き綴られた日記帳も一緒に入れた。

ボストンバッグのチャックをジジジッと締めると、再び玄関のドアを開けた直美は生暖かい夜風に包まれた。裸足のまま玄関からヒョイと出た直美は、そのボストンバッグをまた給湯器の倉庫の中へと置いた。
また明日の8時になれば、母親がこの洗濯物の詰まったボストンバッグと引き換えに、ライフラインがたっぷり詰まったボストンバッグを置いていってくれるはずだ。

直美は玄関前の通路に散らばる小石を足の裏にチクチクと感じながら急いで玄関のドアを閉めると、玄関のたたきで足の裏にくっ付いていた小石をパラパラと手で払い落とした。
そして下駄箱の上に置いておいた品々を両手に抱えると、またパソコンを目指して7歩の道のりを進んだのであった。


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床に広げたティッシュに転々と付着する“抜いた鼻毛”の数を数え、「また8本も抜けたよ・・・」と独り言を呟やいた。
このまま鼻毛が抜け続ければいつか俺の鼻毛は絶滅する、と妙に不安に駆られながらムクっと起き上がった六助は、壁に掛けてある時計の針を見た。
深夜3時。
そろそろだな・・・
鼻毛が並べられたティッシュを慎重に持ち上げた六助は、テレビの横に置いてある牛乳瓶の中へと鼻毛をサラサラっと落とした。その牛乳瓶の底には、これまでに抜いた歴代の鼻毛達がまるで毛虫のように固まっていた。
六助は牛乳瓶の下に敷いていたメモに今日の日付と抜いた鼻毛の本数を書き込んだ。
このマンションに越して来て1ヶ月。1ヶ月で36本の鼻毛が抜けた。というより抜いた。
六助はペンを置き、そして牛乳瓶の蓋をポカッと締めると、まるで水槽の熱帯魚を眺めるかのように目を輝かせながら牛乳瓶の底を眺め、(目標1000本!・・・)と嬉しそうに笑ったのだった。

マンションのドアを開けると、いきなり2匹の野良猫が六助の部屋の前を走り去って行った。
深夜のマンションの通路は、どこからか響いて来るボイラーの音だけがブゥゥゥゥ・・・と谺し、それ以外は何の音もなく静まり返っていた。
2階に住んでいた六助は、エレベーターホールとは反対側の非常階段へと健康サンダルの音を響かせた。1階に降りるのならわざわざエレベーターを使うよりも非常階段の方が早いのだ。
錆びた鉄板の非常階段に健康サンダルの底をペタペタと響かせる六助は、階段を下りながら、鼻毛というのはいつの間に伸びているのだろうか?とふと考え、そして、いつか鼻毛が伸びる瞬間というものを見てみたいものだ、と思った。

マンションの一階に降り立った六助は、そのまま何喰わぬ顔をしてマンションから道路へと出た。車が一台通れるくらいの狭い道路はひっそりと静まり返り、時折走り去る野良猫だけが不気味に蠢いていた。
そんな深夜の道路をペタペタと歩き出した六助は、マンションの裏手へと足を進める。

「売り地」と看板が立てかけてある空き地には背丈ほどの雑草が生い茂っていた。
その空き地越しに、自分が住んでいるマンションを眺める。
4階建てのその古ぼけたマンションは、全ての居室の電気が消え、まるで廃墟のようにひっそりと静まり返っていた。
六助は背伸びをしながら、生い茂る雑草に目隠しされている1階の103号室のベランダをもう一度確認した。103号室と言えば、六助が住んでいるのは203号室だから、六助の部屋の真下の部屋だ。
六助は103号室の電気が完全に消えているのを雑草の隙間から確認すると、よしよし・・・と小さく頷き、再び健康サンダルの底をペタペタと鳴らしながらマンションへと戻って行ったのであった。

マンションの1階通路を歩く六助は息を殺していた。健康サンダルのペタペタと言う足音を意図的に消しながら1階通路を進む六助は、103号室の前で静かに足を止めた。
そして辺りをキョロキョロと見回す。それはまるでドリフのコントに出てくる“泥棒”の仕草そのものだった。

辺りに誰もいないのを十分に確認した六助は、ゆっくりと身を屈ませながら、103号室のドアの横にあるガス給湯器の扉を覗き込んだ。
その小さな鉄扉はしっかりと閉まっている。しかし、この扉に鍵が付いていない事は、このマンションに住む者なら誰もが知っていた。
鉄扉の取っ手を摘まみ上げた六助は静かに深呼吸をした。ここが一番の難解なのだ、慎重に扉を開けなければ、その鉄扉の音は静まり返ったマンション中に響き渡ってしまうのだ。

六助は鉄扉の取っ手をゆっくりと引いた。鉄扉がガッ!という小さな音を立てて揺れる。
そのまま一気に引っ張ると、鉄扉はもう一度ゴワン!という音が響かせながら口を開けた。
扉を開けた六助は、とたんに「ひい!」と肩をすくめ、そのまま足を忍ばせてその場を立ち去る。
今の物音に気付いたこの部屋の住人がドアスコープを覗く危険があるから、その場にいてはマズいのだ。
マンションの入口にある郵便ポストの影に素早く身を隠した六助は、103号室に耳を傾けながら、しばらくの間、そこでそのまま息を殺していたのだった。

5分が経過しようとしていた。静まり返ったマンションから何一つ変わった物音が聞こえて来なかったという事は、103号室の住人はガス給湯器の扉を開けられた事に気付いていないという証拠だ。
六助は暗闇でノソッと立ち上がると、再び103号室に向かって歩き出した。

静まり返ったマンションの通路に立つと、ズラリと居室が並んでいる通路に、103号室のカズ給湯器の鉄扉だけがポッカリと開いているのが見えた。
そのまま足を進め103号室の前で静かに足を止める。
ポッカリと鉄扉が開いたガス給湯器の倉庫の中には、ボストンバッグが無造作に押し込められていたのだった。


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六助がそのボストンバッグの存在に気付いたのは、今から丁度1週間ほど前の事だった。

六助は、自分が住んでいる203号室の真下、つまり103号室に、何やら変なヤツが棲んでいるぞというのは、このマンションに越して来た日から何となく気付いていた。
夜中じゅう下の部屋から聞こえて来る物音に耳を傾けていた六助は、こいつはいったいいつ寝るんだ?と、いつもそう不思議に思っていたのだった。


8年前に女房と子供に逃げられた六助が、5年間住み込みで働いていた高田馬場の寿司屋をクビになり、このワンルームマンションに越して来たのは丁度1ヶ月前のことだった。

六助が寿司屋をクビになった原因は、こっそりネタを犯していたのがバレたからだ。
ネタ、つまり寿司の“具”の事である。

六助という変態は、寿司ネタであるマグロの赤身ブロックに包丁でワレメを入れ、そこに穴子のタレを塗っては滑りを良くし、それを夜な夜なのオナホールにしていたのだ。

そんな猟奇的なオナニーを繰り返していた六助は、六助が散々犯しまくった挙げ句に中出ししたという“精液づけマグロ”を、常連客達が旨い旨いと食べるのを眺めては密かに感激していた。
しかし、そんな六助の変態行為はバイトに来ていた掃除婦・ケサ子(62)にあえなく発見され終止符を打つ。
焼き栗のように怒り狂った旦那さんに刺身包丁を突き付けられた六助は「出て行きやがれこの変態野郎!」と怒鳴られながら店を叩き出された。
店の信用に傷が付くからという理由で警察沙汰には至らなかったが、しかし退職金も貰えず無一文で放り出された六助は、唯一厨房から盗んだ包丁1本サラシに巻いて旅に出たのであった。

そして流れ流れに辿り着いた場所が、このワンルームマンションであった。

築23年・1DK・バス・トイレ・エアコン付き・家賃4万円。今年40歳になる働き盛りの男にしてはなんとも侘しい我家だったが、しかし元々甲斐性無しの六助にはこんなオンボロマンションでも十分満足出来る城だった。
礼金敷金といった金の一切合切は、新しい職場のオーナーが全部面倒見てくれた。
新しい職場というのは大型チェーンの回転寿司屋だったのだが、しかし、六助は入社2日目にしてその新しい職場もクビになった。またしても冷蔵庫からマグロを引っ張り出しては犯していたのがバレたのだ。
幸い、礼金敷金は分割で返してくれればいいとそのオーナーが言ってくれたため、このマンションに残る事はできたが、しかし、職を失った六助は今後このマンションの家賃をどーやって払って行こうかと、そればかりを悩む日々が続いていたのだった。


六助が“103号室の秘密”を知ったのはそんな時だった。

その頃の六助は、毎日のように始発から終電まで電車に揺られながら痴漢のチャンスを狙っていたのだが、しかし、いつもまともな痴漢ができた試しがなく、結局その日も、内山君のようなデブ女子高生の、自分よりも3倍はあろうかと思われる巨大な尻をコチョコチョと撫で回しただけで、大した収穫はなかった。

トボトボと歩く六助は、(今夜の射精はどうしようかしら・・・)などと、まるで夕飯のおかずを悩む主婦のように呟きながらマンションに辿り着いた。
エレベーターよりも非常階段を使った方が近道な六助は、錆だらけの非常階段をトボトボと上り始める。
と、その時、非常階段を半分まで上る六助の目に不思議な光景が飛び込んできた。

マンションの1階通路に不審な中年女性がしゃがんでいた。その中年女性は手にボストンバッグを抱えながら、103号室のドアの郵便受けを静かに指で開いては部屋の中を覗き込んでいるのだ。

(泥棒か?・・・いや、もしかしたらストーカーか?)
六助は非常階段で身を潜めながら、その中年女性の不審な行動を上から見ていた。

郵便受けを覗いていた中年女性は、しばらくするとゆっくりと立ち上がり、103号室のドアの横にあるガス給湯器の扉をガシャン!と音を立てて開けた。
持っていたボストンバッグをその中に押し込んだ中年女性は、再びガシャンという音を立てて扉を閉めると、ふいに103号室のドアチャイムを押し、そして慌てて逃げた。

六助は、サンダルの音を響かせながら慌てて走り去って行く中年女性を非常階段から眺めながら、「なんじゃありゃ?」と不思議そうに呟いた。
あの歳でピンポンダッシュというのもあまりにも大人気ない。しかも、なぜボストンバッグをわざわざあんな所に隠さなければならないのか?
六助は(なにかあるぞ・・・)とその秘密めいた謎に興味を示した。

すると、ふいに103号室のドアがゆっくりと開いた。そのドアの開き方は、普通にスっと開くものではなく、まるで何かに脅えているような妙にオドオドとした開き方だった。

更に怪しいと睨んだ六助は、ドアから出てくる住人に見られないように再び非常階段に慌てて身を潜めた。

中から若い女の顔がソーっと出て来た。どことなく蒼井優に似た、カワイイのかカワいくないのかわからない“つかみ所のない女”だった。
女はドアから首だけ伸ばし、通路をキョロキョロと伺う。
そして通路に誰もいない事を確認すると、裸足のまま通路に出て来て、ガス給湯器の扉をガシャンと開けたのだった。

六助はその女の年齢を22、3才と推理した。ジャージのスボンに食い込んでいるケツのワレメがやたらとプリプリしている事からそう推理したのだ。

女は給湯器の中からボストンバッグを取り出すと、また辺りをキョロキョロと伺った。

六助はその女の顔を見て、こいつはセックス中にやたらとキスばかりを求めて来る“欲情キス魔”だと推理した。女の「ポニョポニョした頬」と「プチプチした唇」を見て、勝手にそう推理したのだ。

女がボストンバッグを抱えたまま給湯器の扉をガシャンと締めると、ふいに女の手からボストンバッグが転げ落ちた。

六助はボストンバッグを拾い上げる女を見て(こいつは騎乗位でお乳を顔面にパフパフさせる派だな)っと推理した。ジャージの中でリズミカルにバウンドする大きな胸を見て、勝手にそう推理したのだ。

女はボストンバッグを抱えたまま逃げるようにして部屋の中へ消えて行った。

アレコレと推理した六助はいつしか股間を熱くさせていた。
しかし、アレコレと推理したワリには、肝心なボストンバックの謎については何も推理していない。

非常階段の上で103号室をジッと見つめながら股間を揉む六助は、このままここでセンズリをして、あの103号室のドアノブに精液をぶっかけてやろうかと悩んだ。

以前にも六助はそんな事をしたことがある。
昔、住んでいたマンションの隣の部屋に新宿のキャバクラで働く女がいた。その女は毎晩深夜2時頃になると部屋に帰って来るのだが、それを見計らっていた六助は、1時50分になると部屋をコッソリ抜け出し、隣の部屋のドアノブに大量の精液をぶっかけた。そしてそのままマンションの非常階段に隠れながらキャバ嬢の帰りを待っていたのだ。
いつものように2時に帰って来たキャバ嬢は、何も知らずにそのドアノブをギュッと握る。それを非常階段の影からこっそり見ていた六助は、あたかも自分のペニスが握られたかのように静かに悶える。
とたんにキャバ嬢は「きやっ」と小さな悲鳴を上げながらドアノブから手を引いた。そしてキャバ嬢はピンクのマニキュアがキラキラと光る自分の手をジッと見つめ、恐る恐るその手を鼻に近づける。
その匂いを嗅いで「うっ!」と眉間にシワを寄せるキャバ嬢のその表情を見つめながら、六助も同時に「うっ!」と射精する。たとえ射精したばかりといえど、これだけの上等なネタがありさえすれば、六助はたちまち無敵絶倫男となり何発でも射精する事が出来たのだった。

あの時のあの快感を思い出した六助は、さっきのムチムチ姉ちゃんがギュッと握ったあのドアノブに、おもいきり精液をぶっかけたいという衝動に駆られ、ハァハァと荒い息を吐きながら非常階段を降りようとした。

と、その時、再び103号室のドアが静かに開いた。
慌てて非常階段に伏せる六助。
ドアから裸足で出て来た女は、かなりの巨乳と思われる胸をユッサユッサと揺らしながら、再びボストンバッグをガス給湯器の中へ押し込んだ。そして女は後も振り向かず、サラサラの黒髪を靡かせながら疾風のように部屋の中へと消えて行ったのだった。


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(ゼッテェ・・・怪しいぞ・・・)
六助は錆だらけの非常階段に顔を押し付けながら、103号室のガス給湯器を見つめたまま唸るようにそう呟いた。
当然の如く、そのボストンバッグの真相を確かめようと六助は忍び足で103号室へと進み、まんまと給湯器倉庫からボストンバッグを持ち出した。

ボストンバッグを抱えたまま必死で非常階段を駆け上る六助は、自分の部屋の前に来ると慌ててドアを開け、まるでラガーマンがタックルするかのように、ボストンバッグを抱えたまま玄関へとヘッドスライディングした。

(もしかしたら麻薬の取引かもしれない・・・)
ゆっくりと起き上がる六助は、胸に抱きかかえたボストンバッグをそっと床に下ろしながら、何やら犯罪の香りが漂うこの怪しいボストンバッグを見つめ、ふいにブルブルっと背筋を震わせた。

恐る恐るボストンバッグのジッパーを開ける。
みるみると口を開いて行くボストンバッグの中を覗き込みながら、ラーメンマンみたいな中国人の生首が入ってたらどうしよう!などと心で叫んでは1人ワクワクする六助。

そうやって開けられたバッグの一番上には、ポツンと1冊の日記帳が置いてあった。
ヤクの取引の場所と時間が記されてるかも知れないぞ・・・などと思いながら日記帳の最初のページを捲る。

『お母さん、お父さん、ごめんね。私、口では上手く言えなくて・・・』

その一行を見た六助は、「おもいっきり興味ねぇ!」と日記帳に向かって叫び、瞬く間に日記帳をパタンと閉じた。
が、しかし、何か変だぞ?っと素早く思い直し、日記帳の黒いレザーカバーをジッと見つめる。
親子で交換日記ってのは何か臭ぇなぁ・・・と、再び日記帳を開いた六助は、そのまま玄関の床にゴロリと仰向けに寝転がると、分厚い日記帳を1ページ目から読み始めたのであった。

その日記帳は、ヒキコモリ女・直美とその母親が互いの日常を記した『交換日記』だった。
内容は極々平凡な日常が綴られている、実につまらないものだったが、しかし六助はこの交換日記から、直美という女がヒキコモリだという情報を得た。
そんな六助は、この日記を読みながら、あの、蒼井優に似たムチムチの女は1日中部屋に閉じ篭りっぱなしの社会不適合者なんだという事実を受け止め、そして頭の隅のどこかに(もしかしたらヤらせてもらえるかも・・・)という、六助的な実に勝手な妄想を繰り広げた。

難しい漢字を飛ばしながらも、一通り日記を読み終えた六助は、日記帳をパタン!と閉じると、「まぁ、なんと申しましょうか、世の中というのは・・・」と呟きながら起き上がり、玄関のドアに向かって日記の感想を語ろうとするが、しかし、それ以上の言葉は出て来なかったため、アホらしくなってやめた。

そして、1人静かに大きく深呼吸をする。
そう、六助は、このボストンバッグの中に直美の洗濯物が入っている情報を、あの日記帳から得ていたのである。
日記帳の最初のページに書いてあった『お母さん、いつも直美の下着を洗濯してくれてありがとう。今日もお願いします』という一言を目にした時点で、六助はそのボストンバッグの中身に激しい期待感を膨らませていたのだ。

ふいに天井を見上げた六助は、ウキキキキっ!と、なぜかチンパンジーのような仕草を見せては喜び、いきなりガバッ!と立ち上がるとボストンバッグを部屋の奥へと運んだ。

部屋のど真ん中に敷きっぱなしの、寿司酢の香りが染み込んだ煎餅布団に腰を下ろす。この酸っぱい布団は、2日間だけ働いた回転寿司チェーンの寮から盗んできたものだ。
そんな酸っぱい布団の上でパックリと口を開いているボストンバッグの中からは、無造作に衣類が詰め込められているビニール袋が少しだけ顔を出していた。

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そのビニール袋を恐る恐る指でつまみ上げた六助は、天井の照明にそれを照らしては中を観察する。照明に照らされた透明のビニール袋の中には、淡いブルーや薄いピンクの布がストッキングと一緒に丸まって詰め込められており、それを目の当たりにした六助は、おもわず「おぉぉぉ・・・・」と感動に近い唸りを上げた。

まさか染みパンが手に入るとはなぁ・・・と、手を震わせながらビニール袋を開ける六助。
彼が染みパンを最後に手にしたのはかれこれ半年前、深夜の「のぞき」に出向いた公園の、公衆便所の便器の横に捨ててあった花柄パンツを偶然拾った時以来だった。
その誰のものかも知れない花柄パンツをこっそり部屋に持ち帰り、花柄パンツのクロッチにビッシリとシミ付いていた激臭な黄色いオリモノを何の躊躇いもなく舐めまくってはペニスに擦り付けた六助は、次の朝、チンコの先から紫色の膿が出ていてとんでもなく驚いたが、しかしパンツの快楽は六助をどっぷりと虜にした。
それからというもの、下着泥棒と化した六助は静まり返った深夜の街を徘徊するのだが、しかし、バルコニーに干したままのパンティーは全て洗濯済みの物ばかりで、干してあるソレらにはあの公園で拾ったパンツのような体臭は微塵も感じられなかった。
下着泥棒は、「泥棒」というリスクを背負うワリにはリターンが少なく、そんな理由から、次第に深夜の下着泥棒から遠離っていった六助だったが、しかし、まさかこんな所で、若い女の使用済み下着が手に入るとは夢にも思っていなかった六助は、激しい興奮に包まれながらも、固く縛られているビニールの結び目をゆっくり嬉しそうに解いたのであった。

ブツっと解れた結び目に、ドキドキと心臓を踊らせる六助は、お約束通り、まずはそのビニール袋を口にあて、まるでシンナー遊びをするかのようにビニール袋の中をスーハースーハーと吸い始めた。

ビニール袋の中から漂う香りに、女の子らしさを感じさせるような香りは一切無かった。
若い女の子ならば、下着から少しばかりの香水の香りが漂ってきても不思議ではないはずなのに、しかしその下着類からは香水らしき香りは全く感じられなかった。
それどころか、そこからほんのりと漂って来るのは「汗」の匂いなのである。

(さすがはヒキコモリだな・・・人に会わねぇから香水なんて必要ねえもんな・・・)
六助はそう思いながら、ビニール袋の中に手を差し伸べると、中から薄ピンクのパンティーを摘み出した。

指に伝わる触り心地が柔らかい。
まるで危険物でも扱うかのように、薄いピンクのパンティーを床の上に置いた。
オマンコにピッタリフィットしていた部分を開き、その形通りにパンティーを広げると、それをジッと見つめていた六助は「もう堪らんばい・・・」と呟きながら、それまでズボンの中で激しい鼓動を打っていたペニスを解放してやる。
すると、ビーンと天に向かって勃起するペニスの先から、ネトー・・・っと大量の我慢汁がキラキラと輝きながら床へ滴り落ちた。

六助はハァハァと荒い息を吐きながら、床に広げられたパンティーを眺めてはペニスを上下にシゴく。
六助が鋭く見つめる広げられたパンティーのクロッチには、薄っすらとした黄色いシミが、彼女の膣の形を物語るかのようにクッキリと刻印されていた。
床に四つん這いになった六助は、そのパンティーの黄色いシミを犬のようにクンクンと嗅ぐ。
人間の匂いがした。飾りっけナシの性器の匂い。汗と垢とアンモニアが混じった陰部独特の饐えた匂いがパルメザンチーズのような貪よりとした重たい香りを醸し出している。

すげぇ・・・・

見知らぬ女の性器の匂いを嗅ぐという秘められたシチュエーションに欲情した六助は、その不潔な香りを漂わせる黄色いシミをいつしかペロペロと舐めながら、床に大量の精液を迸ったのであった。

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そんな、103号室の秘密を知ってからというもの、六助は、毎週月・水・金の下着交換日には、必ずといっていいほど103号室のガス給湯器の鉄ドアを開けては、中から使用済み下着を拝借していた。

おかげさまで、この上質なズリネタによって六助の性欲はかなり満足させてもらっていたのだが、しかし、六助と言う男は、本来“欲の固まり”を絵に描いたような卑しい男である。パンツだけで満足出来るような男だったならば、仕事を転々とする事もなく女房に逃げられる事もなかったであろう。
六助は、自分をコントロールする事ができない社会不適合者なのである。特に性欲が絡むとその精神は暴走し、自分の意思ではどうにも止められなくなるという“発情期の阿呆犬”のような特性を持っているのだ。

そんな自己コントロールができない六助は、過去に2回、強姦未遂と婦女暴行という罪で逮捕された前科を持っていた。

そんな狂った六助なだけに、103号室の女の使用済みパンツだけでは物足りない六助は、なんとしても103号室のヒキコモリ女をモノにしたいと日々考え続けていた。
しかし、今回は慎重にヤらなければならなかった。今度逮捕されたらかなり長い実刑を覚悟しなければならないからだ。
(同じ過ちを繰り返さない為にも、今回は計画的に実行せねばなるまい・・・)
前回の刑務所で、刑務官から耳にタコができるくらい散々聞かされた『同じ過ち』という言葉の意味を履き違えた六助は、パクられずに103号室の女をヤる良い方法はないものかと考え倦ねながらも、なにげなく日記帳をパラパラと捲っていた。

すると、日記帳の中にこんな文を発見した。

『お母さん、私ね、今、ネットでブログってのを作ったの。ブログってのはネットに書き込む日記みたいなモノなんだけど、写真とかも載せる事が出来るから楽しいよ。まだ誰も私のブログを見に来てくれないけど、そのうちきっと沢山の人が私のブログに遊びにきてくれると思うんだ。そうしたらお友達も出来るかも知れないから心配しないでね。暇があったらお母さんも私のブログに遊びにきてね。っていうか、お母さんパソコン出来ないから無理だね(笑)でも、一応、ブログのURL書いておくね』

さっそく六助は、部屋の隅に転がっていたノートパソコンを開いた。このノートパソコンは、以前2日間だけ働いた回転寿司屋の寮から盗んできたシロモノだ。
六助は、このノートパソコンで毎晩エロサイトを眺めては、画面に映る垂れ乳の人妻などに迷う事なく精液をぶっかけているため、そのノートパソコンは開かれるなりプ~ンと栗の匂いを発した。

おぼつかない指でキーボードをひとつひとつ叩き、そのURLを打ち込む。

しばらくすると、栗臭い画面に『たまごかけごはん』という、なんだか意味不明なタイトルのブログがアップされた。黄色を背景にしたなんとも女の子らしいデザインのブログだ。
すかさず六助は、つい先程103号室のガス給湯器から拝借して来たボストンバッグを漁った。
いつものようにボストンバッグの底にはビニール袋が押し込められており、その中には使用済みパンティーが3枚とブラジャー1枚、そしてストッキングが1足、くしゃくしゃに丸められて詰まっていた。
その中からかなり履き込んだと見られる木綿の白パンツを摘み出す。
歴史を感じさせる木綿の白パンツには大量の毛玉が付着し、バックプリントの猫のキャラクターはほとんど剥げていた。そして毛玉混じりのクロッチには、いつもの黄色いシミが、まるでサンドイッチに塗られるマスタードの如くネチャっと擦り付けられ、陰部独特の据えたニオイをムンムンと発していた。

六助は、そんなチーズ臭が漂うクロッチに戸惑う事なくペロペロと舐めながら、103号室の女のブログ、『たまごかけごはん』を最初から読み始めたのだった。

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直美は、テーブルの上に無造作に置いてあるアイスクリーム『ザクリッチ』をデジカメで何枚か撮影すると、1人ニヤニヤと嬉しそうに笑いながらデジカメとパソコンを繋いだ。
その画像を、直美のブログ『たまごかけごはん』にアップするためだ。

このブログは、直美の「食事記録」とでも呼べるようなそんなブログで、直美の毎食の献立から、その日直美が食べたお菓子やジュースなどが写真付きで紹介されているという、なんだか食事療法されている糖尿患者のカルテのようなブログだった。
本人自身、こんなブログはつまらないとは思ってはいるのだが、しかし、毎日部屋の中に閉じ篭っている直美にはブログ更新のネタが無い。この部屋の中で毎日変わるものと言えば、お母さんが買って来てくれるお菓子くらいのもので、それ以外はブログに載せられるような変化はないのだ。

ちなみに、ブログ名の「たまごかけごはん」というのには特に理由はない。ただ単に、直美の好物が「たまごかけごはん」というだけの事である。

直美は、ブログの最新記事に『ザクリッチ』とタイトルを打ち込みながら、撮影を終えたそのアイスクリームをガシッ!と齧り、キーボードにコーンのカスを巻き散らかした。
アイスクリームを食べながら、今のその気持ちをそのままブログに書き綴る直美だったが、しかし、書いた文を最初から読み直してみると、その内容があまりにもくだらなさすぎてとたんに嫌になって来た。
(ちっともおもしろくない・・・こんなつまらないブログを楽しんで見てくれる人、この世の中にいるのかなぁ・・・)
自分の書いた文に疑問を持ち始めた直美は、書きかけの記事をジッと見つめながら、次第にウツに入っていくのだった。

実際、ブログを立ち上げてから2ヶ月が過ぎようとしているが、この『たまごかけごはん』に訪れる人はほとんどなく、訪問者を示すカウンターも23人で止まったままだ。
時々、迷い込んで来る訪問者もいたが、しかし、その人達は『たまごかけごはん』にやってくるなり、数秒で瞬間移動してしまっている。
つまり、せっかくブログに訪問してくれても、この直美が書いた記事はほとんど読まれていないという事だった。

直美はそんな淋しいブログを見つめながら、ネットの世界でも私は1人ぽっちなんだ・・・と、ひたすら落ち込んだ。
日に何度も何度も自分のブログを開き、訪問カウンターを見ては深い溜息を洩らし、一人も書き込みのないコメント欄を見ては肩を落とした。

引き蘢りで友達のいない直美にとって、この「たまごかけごはん」というブログは、ある意味、人生の転機だった。
このブログが他人との交流の場になると信じていた直美は、このブログを通して多くの人と接し、そして、学校では出来なかった友達を沢山作ろうと考えていたのだ。それが、今のこの地獄のような暗い日々から抜け出す為の、社会復帰への第一歩に繋がると直美は思っていたのだが・・・
しかし、それが裏目に出た。
このブログを作った事により、直美は更に落ち込み、今までに味わった事のない絶望感に襲われたのだ。
(もう死のうかな・・・・)
と、思ったそんな時だった。
絶望感に包まれた直美が、もう何もかもが嫌になったそんな時、ふいにコメント欄に(1)という数字が現れたのだ。

「えっ!うそっ!」
おもわず直美は声に出して叫んでしまった。
Comments:(1)をクリックしようとする直美の、マウスを握る手が小刻みに震えていた。
たとえ出会い系の宣伝でもいい、たとえ誹謗中傷でもいい、無視されるくらいならなんだっていい!
そう思いながら直美は、震える手で恐る恐るコメント欄を開いたのだった。

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(第2章/洗脳の章へつづく)



(たまごかけごはん/目次)
第1章/下着泥の章 
第2章/洗脳の章 
第3章/強姦の章  
第4章/痴漢の章  
第5章/恥骨マッサージの章
第6章/寝取られの章
最終章/天誅の章 

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