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狂った熟女

2010/08/20 Fri 08:37

狂った熟女

(解説)
念願のマイホームを手に入れた中村夫婦。
しかし隣に住む熟女は狂っていた。
そんな隣の熟女の悪質な嫌がらせに悩む妻は実家に避難し、一人残された旦那。
そんな旦那が見たものは・・・・
背筋も凍る衝撃のラスト!


               1


「ウチのゴミ袋だけが・・・荒らされてるのよ・・・」

私が帰宅するなり深刻な表情をした妻がポツリと呟いた。
そんな妻の顔を見つめながらダイニングテーブルに腰を下ろした私は、居間で積み木遊びをしている幼い娘の後ろ姿に底知れぬ不安を感じた。

「気のせいじゃないのか?」

妻が出してくれた湯呑みをそっと両手の平に握り、その温かさに心を落ち着かせながら、どうか妻の気のせいでありますようにと祈る。

「気のせいじゃないわ・・・今朝、町内会長さんにも言われたんだけど、いつもウチのゴミだけが荒らされているらしいの・・・今月に入ってこれで6度目らしいわ・・・・」

アンサーチェック!と居間のテレビが叫んだ。不安な気持ちの中にテレビから垂れ流される妙に明るい音楽が違和感を感じさせた。

「・・・またあいつか・・・」

私は湯呑みを力強く握りながら、キッチンの窓から隣の家を睨んだ。
妻は黙ったまま私を見つめていた。

「もう我慢できない。あの糞婆、今度という今度はもう許さない!」
私が語気を荒く唸りながら立ち上がると、妻が「でもはっきりした証拠もないんだし・・・」と心配そうに私の袖を掴んだ。
「いや、あいつだ。あいつに決まってる。そんな気味の悪い事をするのはあいつしかいないじゃないか!」
私が玄関に向かって歩こうとすると、「ドコ行くのよ・・・」と妻が私の袖を引っ張り、「隣の家だ!」と私が怒鳴る。すると妻が「もう一度、町内会長さんに相談してみるから、ちょっと待ってよ・・・」と私の前に立ちはだかり、私が「どきなさい!」と怒鳴ると、幼い娘がその異様な空気に泣き出した。

いつもの我家のパターンだった。
我家は、このパターン化した光景を、いつも隣の狂った奥さんに演出されているのだ。

そう、あれは一ヶ月前、この家に引っ越して来て間もない我家の玄関に、連続して犬の糞が置かれるという不気味な事件が起きた。なんと5日間連続、毎朝我家の玄関には犬の糞が並べられたのだ。しかもその糞は丁寧に踏みつぶされているためその悪臭はお向かいの笹嶋さん家まで匂い、近所中が大騒ぎになった事があった。警察が調べた所、当初、犬の糞かと思われていたソレは、なんと、人糞である事が判明し、まったく心当たりのないこの不気味なイタズラに、我家は一瞬にして凍り付いた。
その糞事件がやっと治まった一週間後。今度は我家の玄関のドアに奇怪な言葉が殴り書きされた張り紙がベタベタと張られるというイヤガラセが5日間続いた。その張り紙は全て「宇宙からの侵略者へ!」から始まり、書いてある内容はまったく意味不明なものばかりだったが、しかし中には「オマンコの声がうるさいのだ!」や「性器を舐め合う不潔夫婦!」などといった卑猥な言葉が書かれたものもあり、駆けつけた交番のお巡りさんも私達夫婦を見つめ苦笑いするほどだった。

それらの悪質なイヤガラセが隣の奥さんだと決定づける事件が起きたのは、そんな張り紙事件が治まった3日目の事だった。それは、何の前触れもなく突然始まったイタズラ電話の嵐だった。最初のうちは無言電話だったのが、そのうち意味不明な言葉をもの凄い早口で喋るようになった。ある時、私はその言葉を留守番電話に録音しておき、その早口言葉を何度も何度も聞き返しながら解読してみると「赤でも緑でもどっちでもいいだろ!」と叫んでいるのが判明した。
そんなテープを聴きながら、私が「わけわかんねぇや」とケラケラ笑うと、妻がいきなりビクッ!と体を固め、一点を見つめたまま真っ青な顔をしている。慌てて「どうした?」と妻に聞くと、妻はダイニングキッチンに置いてあった新聞折り込み広告をソッと指差した。そう、私達は、そのイタズラ電話が掛かって来る数分前、その広告に載っていた子供用のベビーカーについて話し合っていたのだ。妻が「赤色のベビーカーがいい」と言い、私が「緑のほうが落ち着いてていいよ」と反論しては、赤にするか緑にするかを話し合っていたのだ。
一瞬にして私の体も固まった。そして私と妻はほぼ同時にキッチンの窓から見える隣の家に振り向いたのだった。

それからというもの、ベランダに干してあった洗濯物にトマトケチャップを掛けられたり、ガレージに止めておいた車がパンクさせられたり、ポストの中に腐乱したカエルの死骸を数十匹も入れられたりと悪質なイヤガラセは続き、その度に私は隣の家に怒鳴り込みに行こうとしては妻に「証拠がないから」と止められていたのであった。

「とにかく・・・町内会長さんに任せましょうよ・・・下手に私達が何か言って、隣の奥さんを余計刺激する結果になっちゃったら・・・・」
妻はそう言いながら、居間で積み木遊びをしている幼い娘を心配そうに見た。

「・・・わかったよ・・・」
私は幼い娘の後ろ姿を眺めながら、泣き寝入りするしかなかったのだった。


               2


翌朝、けたたましいドアチャイムの音で目を覚ました私は、隣でまだぐっすり寝ている妻を慌てて起こしながら携帯電話を開いた。時刻は6時。こんな早朝に人が尋ねて来た事など今までに一度もない。

「誰かしら・・・」
妻が不安そうな表情で私を見上げ、ベッドで寝息を立てている娘をソッと抱く。

階段を降りると、階段の窓にパカパカと赤灯の光が点滅しているのが見えた。
正体不明の朝の訪問者に恐怖を感じていた私は、本来は不安にさせられるべきその赤灯の点滅が、今は妙に安心感を与えてくれた。

「朝早くすみませんね・・・」
申し訳なさそうにそう言う制服警官の手には、見覚えのある封筒が握られていた。
「この封筒に書いてある住所を見て来たんですが・・・この封筒、あなたの物に間違いありませんよね?」
「ええ・・・それは確かにウチの会社の封筒ですが・・・」
私はそう言いながら「中村様」と宛先の書かれた封筒を受け取る。それは、数日前、取引先の会社から私個人に送られて来たダイレクトメールで、中身を読み終えた私がそのままゴミ箱に捨てた封筒だった。
「これが何か?」
私がそう尋ねると制服警官は急に気難しい顔をした。
「実はですね・・・お宅の物と思われるゴミが、すぐそこの保育園のグラウンドに撒き散らされているんですよ・・・」
後で聞いていた妻が「えっ!」と絶句した。
「それもね・・・かなりの量なんですよね・・・」
「かなりというと?」
私はすかさず警官の目を見つめた。
「うん・・・まあ、ゴミ袋が10個分くらいかな・・・中身が全部巻き散らかされているから正確にはわからないんですけどね・・・」
再び後から妻の「うっ!」という絶句が聞こえた。

とりあえず妻と子供を残し、私一人で現地に行ってみた。
保育園の前には近所の人達がいくつかのグループに分かれては固まり、ヒソヒソと小声で話しながら保育園のグラウンドを見つめていた。

パトカーから降りた私はその光景を見て愕然とした。
見覚えのある我家のゴミが、保育園のグラウンド一杯に綺麗に並べられているのだ。

「お宅のゴミに間違いありませんよね?・・・」
愕然としながらゴミを見つめる私の背後から、白い手袋をした私服刑事がヌッと現れ、足下に並べられているスナック菓子の袋をつまみながらそう聞いた。
「・・・えぇ、多分・・・」
「何か、心当たりありますぅ?」
白い手袋をした刑事が眠たそうに聞く。
グラウンドの真ん中では鑑識らしき刑事が、パシャパシャとシャッターを焚きながらゴミのひとつひとつを写真に収めていた。鑑識刑事の足下には、丸められたティッシュペーパーと、使用済みのコンドームが無惨にも広げられていた。


「この子、もうあの保育園には行けないわ!」
警察署から帰って来るなり、娘を抱いた妻が狂気に満ちた叫び声を上げた。
「落ち着きなさい!」
私は興奮する妻を一喝しながらダイニングテーブルに腰を下ろした。座ったと同時にドッと疲れが全身に襲いかかり、このまま寝てしまいたいと素直に思った。

この一件で見事にノイローゼに陥った妻を、娘と共に妻の実家へと避難させた。
まだ購入して間もない念願のマイホームに一人残された私は、キッチンの窓から隣の家を見つめながら「いったい俺達が何をした?」と呟く。

新築一戸建て2980万円。
それほど広くはないが、それまで暮らしていたウサギ小屋のようなマンションに比べれば、かなりの開放感が感じられた。
結婚4年目にしてやっとできた1人娘。それを機に途方もない住宅ローンを覚悟で購入したマイホームだった。
私32歳、妻30歳。30代で一国一城の主になれたという優越感も、隣の異常者の手によって、わずか半年足らずで脆くも崩れ落ちた。

実際、私は隣の奥さんという人物をまともに見た事が無かった。何度かキッチンの窓から庭先にいる奥さんを目撃しているが、しかしその姿はチラッとしか見た事が無く、顔などは一度も見た事が無かった。

我家に対する一連のイヤガラセが、どうして隣の奥さんの仕業だと思ったかは、前に話した通りだが、しかしそれはあくまでも決定付ける出来事であって、実はこの家に越して来た時から隣の家は何かが変だと薄々感づいていた。

犬山家。
その隣の家は4人家族だった。白髪混じりの妙に老けた旦那さんは55歳。失業中にも関わらず、毎朝自宅を出ると深夜まで帰宅しなかった。息子28歳。こちらも定職に就かず、毎日家の中に籠っては朝方までゲームの音を響かせている、いわゆるニートと呼ばれる者だ。以前、我家から3軒隣りの三塚さん家の猫が何者かに首を捻られ惨殺されるという事件があったが、どうやら犯人はその息子らしく、刑事が何度も我家に聞き込みに来た事があった。結局、物的証拠が見つからず、隣の息子が捕まる事もなく、時が経つにつれいつしか事件は有耶無耶に消えて行ったのだが、しかしすぐ隣に住む私達は娘の事が心配でならず、それから間もなくして、隣りとの境界線に高いコンクリート塀を作ったのであった。
そしてもう1人の住人は寝たきり老人だった。それは90歳を越す旦那の父親だった。しかし、介護をしている様子はまったく見られない。ある時、役所の職員とボランティアの介護士たちが隣の家を尋ねて来た事があったが、しかし奥さんのヒステリックな叫び声に瞬く間に追い返されていた。近所の噂では、老人は既に死んでいるのではないかと言われており、そんな噂は隣に住んでいる我家をより一層恐怖のどん底へ突き落としたのであった。

そして問題の奥さん。年齢42歳。20年前にこの家に嫁いで来たこの奥さんは後妻だった。
息子を産んで直ぐに蒸発してしまった前妻は、旦那の父親、つまり姑に性的なイヤガラセをされ続けられた事が原因で家を出て行ったらしい。
その後、息子が小学校に入学する頃になると、どこからともなく新しい奥さんがこの家にやって来たらしい。初めの頃は近所付き合いも良く、近所のスーパーでレジのパートをしては家計を支える働き者の奥さんだったらしいが、しかし、そのうち姑が寝たきりとなり、続いて息子がニートとなり、そして旦那がリストラされると、それまで明るかった奥さんの人格はガラリと変わってしまい、次第に狂気に満ちた言動を繰り返すようになっていったらしい。

これらの内情を私達に教えてくれたのは、当時、隣の奥さんがパートしていたというスーパーの奥さんだった。スーパーの奥さんは、私の妻にこれらの「噂話」を大袈裟に捏造しては話して聞かせ、悪戯に妻を恐怖のどん底に叩き落としては楽しんでいるようだった。
「これは交番のお巡りさんに聞いたんだけどさ、あの奥さんは放火の前科があるらしいのよね・・・だからさ、下手に注意して逆恨みでもされてさ、火なんか付けられたら堪ったもんじゃないじゃない、それが一番怖いわよね・・・」
スーパーの奥さんが楽しそうに妻にそう言うと、妻は決まって私に「引っ越しましょうよ・・・」と脅えたものだった。


               3


妻と子供が実家に避難して数日後が過ぎたそんなある日。
私は遂に隣の狂った奥さんをハッキリと目撃した。
あれは深夜1時を過ぎた頃だったろうか、居間で一人淋しく晩酌をしながら、ついついウトウトしてしまった私は、奇妙な物音でふと目を覚ました。
それは何かが風に飛ばされるようなサワサワサワっという軽い音だ。
何だろう?・・・と、その物音がするキッチンに目をやった。
キッチンにはメラメラと炎が舞い上がっていた。
「えっ!」と思った瞬間、すぐにその炎はキッチンの窓の向こう側で燃えている物だと気付いた。
隣の家の庭で燃える炎がキッチンの窓を通し、キッチン内を真っ赤に染めていたのだ。
(なにやってんだ!)
私は急いで立ち上がると、窓から隣の庭を覗き込んだ。

そこには焚き火の炎をジッと見つめる女がポツンとしゃがんでいた。
その炎の明かりにメラメラと照らされた女の顔には妖気が漂い、その姿はなんとも言えない不気味さを醸し出していた。
(こ、こいつが・・・隣の奥さんか・・・・)
私は、ふいに見られてはいけないという錯覚に取らわれ、ソッと頭を下げては窓の隅から覗き込んだ。

女はバケツの中から何やら白いモノをひとつひとつ取り出してはそれを焚き火に焼べていた。
目を凝らして見ると、女が燃え盛る炎に中に投げ入れている白いモノは、どうやらオシメのようだ。
そのオシメを焚き火の中にバサッと放ると、焚き火の火の粉がまるで花火のように飛び散り、ニヤニヤと焚き火を見つめる女をフワッと包み込む。それは幻想的というよりも狂気に近い光景だった。

(ウチは火災保険にいくら入っているんだろう・・・・)
ふとそんな事を考えながら、その不気味な女を観察する。

奥さんは異様に目を輝かせながら、バケツの中の汚物にまみれたオシメを見つめていた。
きっと寝たきり老人のオシメを溜めておいたのであろう、その数はバケツにてんこ盛りとなっている。
奥さんはオシメを手にすると、さっきと同じようにガサガサと中を広げた。上から覗く私の位置から、オシメの中身がハッキリと見えた。それはバナナほどの大きさの大便だった。
奥さんはその大便に鼻を近づけ、クンクンと匂いを嗅いではクスクスと笑っている。そんな狂った奥さんを眺めながら、以前ウチの玄関に並べられていた人糞をふと思い出した。

私は急に怖くなった。これまでとは違った恐怖が私に襲いかかって来た。
私は足音を立てないように居間に戻ると、グラスの中に残っていた焼酎を一気に飲み干した。
カラカラに乾いていた喉にカッと焼酎が焼け付き、更に喉が癒しを求めた。


               4


ふと目を覚ますと時計の音だけが響いていた。
「あれ?」っと思いながら顔を横に向けると見慣れたテレビのリモコンが置いてあった。
どうやら昨夜、このまま居間で寝てしまったらしい。

昨夜のあの光景が冷静に思い出される。
一夜明けたその記憶は、恐怖というよりエロスを感じさせた。
メラメラと燃え滾る炎を狂気の目で見つめる奥さんの表情は、20年前に駅裏の映画館で見た三流ポルノ映画のワンシーンのようだった。

庭をピョンピョンと跳ねながら歩く二羽のスズメが、レースのカーテン越しに見て取れた。
ふと下半身に手をやるとペニスは猛烈な勢いで固くなっていた。
パジャマのズボンをずらし、シーンと静まり返った朝の居間でペニスを天井に向けた。
肉棒に血管が浮かび上がり、ざくろのような色をした亀頭はパンパンに腫れ、我ながらその姿は卑猥だと思った。
上下にシゴくと、そこは思った以上に敏感になっていた。心地良い快感がゾクゾクと全身を包み込んで行く。
私は炎に包まれた奥さんを思い出した。姑の汚物を眺めながらニヤニヤと笑っている不気味な奥さんを思い出し、そして妄想の中で奥さんをこの居間に連れ込んだ。
妄想の中の奥さんは私の下半身に馬乗りとなり、あの炎を見つめる目付きで私を見下ろしながら激しく腰を振り出した。私は40熟女の形のくずれた乳首とドス黒い性器を勝手に想像し、腰を振りながらペニスをシゴく。
「2人の内緒だぞ・・・絶対に誰にも言うんじゃないぞ・・・」
私は妄想の奥さんにそう呟きながら、ペニスを握る手を早め、同時に卓袱台の下に転がっていたティッシュの箱から素早くティッシュを数枚抜き取った。
暴発寸前のペニスにティッシュを被せ、そのままムクリと起き上がるとキッチンの窓から隣の庭を覗いた。
荒れた庭の隅に、まるでイカスミをひっくり返したような真っ黒な焚き火の後が、痛々しくも官能的に佇んでいた。
カサカサカサ・・・・
中腰に前屈みになる私の下半身からティッシュの擦れる音が響く。
「奥さん・・・中で出すぞ・・・・」
そう声に出して呟くと、尿道にニュルッという感触が伝わったのだった。


その日から私は居間に布団を敷き、そこで寝起きをする事にした。
「火事にでもされたら堪ったもんじゃないからね。居間で見張ってるのさ」
私は電話で妻にそう言いながらも、本当はもう一度、あの火の粉に包まれた奥さんが見たいと思っていたのだ。
そしてその時こそは、この居間に奥さんを引きずり込み、アソコが擦り切れる程に犯してやるんだと、狂った妄想を抱いていたのだった。

しかし、あの日から奥さんは一度も庭に姿を現さなかった。あの時のバケツの中には大量のオシメが入っていたが、もしかしたらオシメが溜るまで焚き火はしないのかもしれない。
私はなかなか現れてくれない奥さんに痺れを切らし、毎晩深夜になるとキッチンでペニスをシゴき、窓の隙間から隣の庭に向かって射精した。その度に、誰かに視られているようなゾクゾクした視線を感じていた。

そんなある日、近所のスーパーに夕食のお惣菜を買いに行った私は、スーパーの奥さんから衝撃の事実を知らされた。
「あの奥さん、どうやら息子さんと・・・らしいわよ」
スーパーの奥さんは肝心な部分をわざと省き、そう言っていやらしく笑った。
「まあ、血は繋がってないから問題は無いんだろうけど、でも旦那さんが可愛そうよね」
全然可哀想だと思っていない表情でそう笑う奥さんは、サービスだからといってパック入りのひじきをくれたが、よく見ると賞味期限が2日も過ぎていた。

ひきこもりの息子と肉体関係を持つ後妻の変態熟女。
まるでネットの三流エロ動画のタイトルのような言葉を呟きながら、キッチンの窓から隣家を覗く私は、まだ昼間だというのにペニスは固くなっていた。

その時だった。隣家の縁側にふと隣の奥さんが現れた。
奥さんは花柄のワンピース姿で気怠そうに縁側から庭に降りた。そして持っていた袋の中から何かを取り出し、それを庭の木に投げつけている。庭の木に当たって転がるそれをよく見ると、それは腐ったミカンだった。

私の胸は高鳴った。そして同時に、「こんなキチガイ、強姦したってバレないだろう」という焦りが芽生えた。

私は居間の縁側からサンダルを履いて裏庭に出ると、隣家との境界線となっているブロック塀へと足音を忍ばせた。
「くそジジイ!」
腐ったミカンを投げる度に小さな声でそう叫ぶ奥さんの声がブロック塀越しに聞こえて来た。

私がブロック塀越しに奥さんの姿を見ようとソッと顔をあげると、瞬間に奥さんと目が合ってしまった。
おもわず「どうも・・・」と私が頭を下げると、予想外にも奥さんはどこにでもいる普通の主婦のように「こんにちは・・・」と恥ずかしそうな笑顔を浮かべながら挨拶をして来た。

奥さんは今投げつけようとしていたミカンをソッと袋の中に仕舞うと、「お隣の御主人様ですよね?」と大きな目をギロッと私に向けた。
「あ、はい・・・」
私が苦笑いでそう微笑み返すと、奥さんは「御挨拶が遅れてしまいまして・・・」と頭を下げ、そして頭をゆっくりあげながら「初めまして犬山です」と丁寧に挨拶をした。
しかしその挨拶は丁寧ではあるが何かが変だった。

互いに簡単な挨拶を交わした後、肥料として庭にミカンを撒いているのだと話し始めた奥さんは、ミカンが庭木に与える栄養素云々を延々と語り始めた。
私はそんなデタラメな話しに「ほぅ・・・」などと頷きながら聞いている。が、しかし、私はそう頷きながらもこの主婦を残虐に視姦していた。

「庭木とみかん」について、意味不明な説明を延々と続ける奥さんの目は、やはりどこかおかしかった。
大きな目はやたらと輝きをおび、途中、ふと気がつくとその目は私ではなく我家の庭を見つめながら喋っている。
しかし、その顔立ちは美しく、口調や仕草はどこか品というものを感じさせた。白痴の女は美しいと何かの本で読んだ事があるが、この奥さんはまさにそんな妖艶な美しさを全身から漂わせており、ワンピースにくっきりと映し出されている体のラインは、40を越した女にしては胸と尻に張りを感じさせた。
私はそんな奥さんの豊満な肉体を見つめながら、ズボンの中で勃起しているペニスをブロック塀に押し付けていた。

「・・・いかがですか?」
そう奥さんに問われ、はっと我に戻った私は、「えっ?」と奥さんに顔を見る。
「ですから、もしよろしければミカン茶をお召し上がりになってみませんか?」
奥さんはそう笑いながら、私を庭の裏口から家の中へ招こうとしている。
「いやしかし、御迷惑では・・・」
私は焦った。ズボンの股間にはくっきりと肉棒の形が浮き出ているからだ。
「さぁどうぞどうぞ遠慮なさらずに・・・」
奥さんはそう言いながら境界線のブロック塀までやってきた。そしてそのブロック塀の端へと行くと、そこに朦々と茂るキンメツゲの葉をサッと掻き分け、「さぁ、ここからどうぞ」と、まるでケモノ道のような細い通路を見て笑った。

そこは丁度ブロック塀が途切れている部分だった。今まで、隣家と繋がるそんな場所があると知らなかった私は素直に驚いた。と、同時に、奥さんのキンメツゲの葉を掻き分ける妙に手慣れた仕草が気になった。
(もしかしたら・・・この女、ここからウチの庭へ・・・)
そう思った瞬間、夜な夜なキッチンでオナニーをしている時に感じた、あのゾクゾクする視線を思い出した。
はっ、と自分の家の裏庭を振り返る。その裏庭からは、居間からキッチンにかけて筒抜けで見下ろす事が出来た。
(見られていたかも知れない!)
引き攣った表情でもう一度隣家に振り返ると、キンメツゲの葉を両手で掻き分けた奥さんが「どうかなさいましたか?」と私を見た。

「いえ・・・こんな通り道があったなんて知らなかったものですから・・・」
私は、オナニーを覗かれていたかも知れないという恥ずかしさと緊張から、額から汗が噴き出した。
「ここは御近所の猫ちゃんたちの通り道なんですよ・・・」
奥さんはそう微笑みながら、「さ、どうぞ」と品やかに首を傾けた。
私は完全に萎れている股間をもう一度確認した。そして、どうせ見られていたのなら話しは早い・・・と冷静に考え、「では、お言葉に甘えて・・・」と、繁茂するキンメツゲの葉をゆっくりと潜ったのであった。


               5


縁側から隣家へ上がると、ひんやりとした空気が私を包み込んだ。
人がいる気配はまったくなかった。
しかし、この家には寝たきり老人とひきこもりの息子がいる事は間違いないのだ。

庭が見渡せる客間を通り抜け、奥のリビングへと案内された。
古い屋敷だった。近代的な物といえばキッチンの流し台くらいで、後はまるで昭和初期の時代にタイムスリップしたような古い家具ばかりだ。
テレビも無いリビングに通された私は、かなりの年代物と思われる四本足の黒皮ソファーに腰を下ろし、天井のシミや柱の傷など眺めていた。

「古い家でしょ・・・汚い所でごめんなさいね・・・」
奥さんがそう笑いながら、何やら大袈裟なティーセットを持って現れた。

私の正面に座り、薄いワンピースから細い足を覗かせた奥さんは、西洋アンティークのようなティーカップにトポトポと赤いお茶を注いだ。
「みかんで作ったお茶なんですよ。とっても体が温まりますから・・・」

そこに注がれるお茶はドロッとしていて気持ち悪かった。とたんに庭に転がっているカビだらけの腐ったミカンを思い出した。

「なにか甘い物を持って来ますので、ごゆっくりお召し上がりになってて下さい・・・」
奥さんがそう言って席を立とうとした時、私はふいに「すみませんがお手洗いを・・・」と、聞いた。
奥さんは立ち上がりながら「あ、こちらでございます・・・」と笑顔を見せ、私を長い通路まで案内すると、「廊下の突き当たりですので・・・」と教えてくれた。

もちろん、私はトイレなど行きたくなかった。
我家に散々イヤガラセを繰り返したこの狂った女にお仕置きをする為には、どうしてもこの家の内部を探っておく必要があるのだ。

私はトイレに続く長い廊下を進みながら、その途中にある部屋の襖をひとつひとつ開けては中を覗いた。
部屋は2つあった。しかしその部屋はいずれも古い畳が敷かれた客間で、薄汚れた座布団が積み重ねてあるだけで他には何もなかった。それらの部屋はもう随分と使われていない部屋なのか、どの部屋からも猛烈なカビ臭さが漂っていた。

私は庭に面したカビ臭い客間に忍び込むと、ウニウニと腐りかけた畳を踏みしめながら奥の窓へと向かい、そこの鍵をこっそりと開けた。

部屋を出て、突き当たりのトイレまで行くと、その更に奥にも部屋があるのに気付いた。
廊下を振り返る。薄暗い廊下はシーンと静まり返っていた。
私はトイレのドアを開け、そしてそのままカシャッとドアを閉めてはトイレに入った音を捏造すると、そのまま奥の部屋へと足を忍ばせた。

部屋の襖に近付くと、なんとも言えない悪臭が中から漂って来た。
カサっと少しだけ襖を開け中を覗く。部屋の奥に低いベッドが置かれ、そこに青い縦縞の浴衣を着た老人が寝ていた。
猛烈に漂う悪臭から、もしかしたらこの老人は死んでいるのではないかと思ったが、しかし天井を向いている老人の口がモゴモゴと動いているのが見え、私は安心すると同時に怖くなり、慌てて襖を閉めた。

老人の部屋の正面に、わりと近代的なドアがひとつある。
ソッと襖を閉めた私はすかさずそのドアを開けた。
ぷ~んと洗剤の香りが洩れて来た。
そこは洗面所と浴室だった。

ドアを閉めようとしてふと足下を見ると、古ぼけたカゴの中に湿ったバスタオルが無造作に投げ入れられていた。
もう一度廊下を覗き、奥さんが来ない事を確認すると、私は静かにその場にそっとしゃがみ、篭の中を漁った。

湿ったバスタオルの下に男物のトレーナーがあった。恐らくひきこもりの息子の物であろう、LLサイズと妙に大きい。
そのトレーナーを剥ぐると、ヒラヒラとフリルの付いたベージュのブラジャーが転がっていた。それをソッと摘まみ上げると、その下にテラテラとした生地のショーツが丸まっているのが見えた。
ドキドキする私は、おもわず私はそのショーツをポケットに入れてしまった。

洗面所を出ると、そのまま忍び足でトイレに向かった。
トイレのドアの鍵を閉め、ハァハァと深い息を吐きながらポケットの中のショーツを取り出した。
バスタオルの湿気を含んでいるのか、そのショーツは全体的にしっとりと湿っていた。
ショーツの前後を確かめながら広げると、一カ所だけ黄色く汚れている部分があった。
その黄色い汚れは、水分が抜けカサカサに乾いており、指で触ると破片がポロポロと崩れ落ちた。
匂いは酷いものだった。
中学生の頃の、部活動の後にペニスの皮を剥いた時のような据えたニオイが、その黄色い汚れから漂っていた。

それでも私はそのショーツの汚れを見つめながらペニスをシゴいた。我慢汁が上下する指に絡み付きトイレに卑猥な音を響かせる。
黄色汚れの強烈なニオイをクンクンと嗅ぎながら、便器の横に置いてあった汚物入れの缶の蓋を開けた。
真っ黒な血を含んだ生理用品がぎっしりと詰まっている。
そのグロテクスな汚物缶を覗き込みながら、あの夜、奥さんが老人のオツムのニオイを嗅いではクスクスと笑っていた姿をふと思い出した。

すぐにイキそうになった。ショーツをペニスに被せ、黄色いカサカサな汚れを尿道に擦り込ませた。
(中で出すぞ・・・・中で出すからな・・・・)
そう呟きながらショーツに包んだペニスを激しくシゴくと、テラテラな生地に亀頭を刺激されたペニスはすぐさま精液を吹き出した。
奥さんのテラテラなショーツがみるみると精液で滲んで行く。ショーツから溢れた精液がスリッパの上に零れ落ちると、トイレのドアのすぐ前で、廊下がミシッと音を立てたのだった。


               6


精液だらけのショーツをそのままの状態で籠の中に押し込んだ。
バレてもいい。これがあんなキチガイ女にバレた所でどうなるわけでもない、こっちは今まで散々イヤガラセをされた被害者なんだ。
そう思いながら堂々とリビングに戻ると、奥さんは何事も無かったかのように銀のスプーンでティーカップを掻き回していた。

(トイレを覗いてたんだろ・・・変態女)
私は心の中で奥さんの首筋にそう吐きかけながら、黙ってソファーに腰を下ろした。

「中島さんって御存知でしょ?あの児童公園の前の・・・」
何の前触れも無くいきなり話し掛けて来た。
「はい・・・」
「おいくつ?」
「・・・歳ですか?」
「お砂糖」
「・・・あぁ、1杯で・・・」
「あそこの旦那さん、肺ガンらしいですよ・・・」
奥さんはそう頷きながら砂糖を1杯入れたティーカップをゆっくりと官能的に掻き混ぜた。

「そうなんですか・・・まだお若いのに・・・」
私は奥さんの白い指先を見つめながら呟く。
すると突然奥さんの指がピタリと止まった。

「罰が当たったんでしょう。あそこの奥さん、ゴミの日にちを守らないから」

「えっ?」と、私が顔をあげると、私を見つめる奥さんの目は異様に黒目が小さく、まるで爬虫類のような目をしていた。

しばらくジッと止まったその小さな黒目で私の目を見つめていた奥さんは、再びティーカップを掻き回し始めた時には、黒目は元に戻っていた。

底知らぬ寒気が私の背筋を襲った。

「スーパー春木にはよく行かれるんですか?」
奥さんは、またしてもいきなりそう聞きながら、もう1杯砂糖を入れた。
「・・・はぁ・・・まあ・・・時々・・・」
「やめたほうがいいですよあそこ。野菜は農薬だらけだし、肉や魚は古いですしね。それに、あそこの奥さん、おトイレの後でも一度も手を洗った事がないんですよ。いつもお店が終わると鮮魚売場の厨房で髪を洗ってますしね」
「・・・・・・」

またしてももう1杯砂糖を入れた。

「村橋酒店の旦那さんが中学生と援交をしているのは御存知ですよね?」
「・・・いえ・・・・」
「相手はお得意先の木下さんの娘さんなんですよ。あの娘さん、見た目は普通なんですけど本当は知能遅れなんですよ。前世の罰が当たってるんでしょうねきっと」

4杯目の砂糖を入れた時、私の膝は恐怖のあまりガクガクと震え始めた。

奥さんは私をジッと見つめたままひたすらティーカップをスプーンで掻き回している。
私は恐怖のあまりに身動きひとつできず、ただ膝をガクガクと震わせたままティーカップを見つめていた。

「長瀬の奥さんが両足が不自由になったの御存知ですか?」
「・・・・いえ・・・・」
「・・・あなたは何も知らないんですね、御近所の事・・・」

突然、二階から「死ねっ!」という叫び声が聞こえ、私は心臓が止まるかと思った。

「長瀬の奥さんが昔水商売をしていたのは御存知でしょ?」
「・・・・・・・・・」
「二番目の息子の父親が誰だかわからないという事も知りませんの?」
「・・・・・・・・・」

奥さんは深い溜息を付きながら5杯目の砂糖を入れた。ティーカップから赤い液体がドロッと溢れた。

「昔は色んな人と関係してらっしゃったみたいよ長瀬さん・・・まだ50代なのにあの歳で両足が不自由になるなんて・・・やっぱり罰が当たったんでしょうね・・・」

奥さんはそう呟きながら、ドロドロになった真っ赤な液体の入ったティーカップを私の前にソッと突き出した。
そして「ミカンのお茶は体が温まりますのよ・・・」と妙に甲高い声で笑った。

私はそのティーカップを見つめたまま黙っていた。

「ところで・・・奥さんと娘さんはいつ実家からお戻りになるんですの?」
奥さんがそう言った瞬間、再び二階から「殺す!」という悲痛な叫び声が聞こえた。

「息子のマサヒトがテレビゲームをやってるんですのよ・・・」
奥さんがそう笑った瞬間、どうしてこの女は、私の妻と子供が実家に帰っている事を知っているんだと、背筋に冷たいモノが走った。

そして唯ならぬ気配を感じた私が「ぱっ」と顔をあげると、私の正面に座っていた奥さんは、両足をソファーの上に乗せ股をM字に開いていた。
大きく開かれた股間からは青いショーツが曝け出され、そのショーツの股間部分には丸いシミがジットリと浮かび上がっていた。
奥さんは爬虫類のような小さな黒目を小刻みに動かしながら私を見つめ、そして「冷めないうちに召し上がれ」と甲高い声でそう言った。

「失礼します」
私は慌てて立ち上がった。そして後を振り向かずカビ臭い客間を抜け、逃げ出すかのように庭に飛び出した。
サンダルを履きかけのまま走り出し、蹴躓きながらもキンメツゲの茂みの中へ潜り込むと、私の背後で何かがブチャ!と潰れた。
振り向くと、家の中から飛んで来た腐ったミカンが、我家の壁に投げつけられては無惨にも潰れていたのだった。


               7


やはり隣の奥さんは狂っているとしか考えられない。これ以上、関わり合うのは危険だと思った私は、それ以来、キッチンの窓から隣家を覗く事をやめた。
しかし、あの時に見た奥さんの濡れた股間が脳裏に焼き付いていた私は、あのシーンを何度も何度も思い出しながら自らの手で性欲を満たしていた。

そんなある夜、いつものように居間で晩酌をしていた私は、テレビの深夜放送に映し出された若い女性の下着シーンに、ふいに欲情を覚えた。
この歳になってそんなシーンに欲情する自分が情けなかった。
「ちっ」と舌打ちをしながら残っていた焼酎をグッとあおり、テレビを消して電気を消すと、そのまま布団に潜り込んだ。

広い我家がいきなりシーンと静まり返った。最近ではこの居間で寝起きする事も馴れた。一人暮らしの身の上にとっては、すぐ近くにトイレやキッチンがあるというのはなかなか便利だった。
しかし、いつまでこんな生活が続くのだろうか・・・と、暗闇の中、1人でそう思うととたんに淋しくなる。

私は妻の品やかな腰つきを想像しながら、知らないうちに膨らんだ股間を揉んでいた。

さっきのテレビに刺激されたかと思うと悔しかったが、しかしこのままでは悶々として眠れなくなる。
私はテレビの下の棚の中にある裏DVDをセットしようかどうしようか悩んだ。
布団の中で勃起したペニスを揉みながら悶々と悩んでいると、庭からカサっという音が聞こえた。

今までならそんな物音をいちいち気にしなかった。この辺は野良猫が多く、深夜になると庭中を駆け回っているからだ。
しかし、あの時からは違っていた。あの、隣家と繋がる通路を知ってからというもの、私はどんな小さな物音にでも反応するようになっていた。

私はしばらくの間、布団の中でジッと息を殺しながら耳を澄ましていた。
風の音と共にミシッという土を踏む音がはっきりと聞こえた。その足音はあきらかに猫のものではないとわかった。

天井の一点をジッと見つめていた私の視野に、ヌッと大きな影が入り込んで来た。
(あいつだ・・・・・)
私は大きく息を吸った。そして気持ちを落ち着かせると、寝返りをするふりをして体を横に向け、そして庭に面した窓にさりげなく目をやった。

目玉がジッと私を見ていた。
レースのカーテンの隙間から私をジッと見つめる目。月の明かりがぼんやりと灯る薄暗い庭で、ジッと息を殺してはこちらを覗いているその影は、間違いなく隣の奥さんだった。

(やっぱりあそこから忍び込んでいたんだな・・・・)

私は恐怖を感じながらもそれ以上に怒りを感じていた。
このキチガイ女はどこまで我家を苦しめたら気が済むのだと思えば思う程、胸がムカムカとして来た。

(よし・・・今夜こそはこのキチガイ女を羽交い締めにして、血が出るほどに犯してやる・・・)

私はゆっくりと掛け布団をずらした。そしておもむろにパジャマのズボンを下ろすと、ずっしりと太いペニスを月明かりに照らした。
そっと横目で窓を見る。奥さんのあの爬虫類のような目が私の獰猛に聳え立つペニスをジッと見ていた。

(コレが欲しいんだろ変態・・・)

私は官能的な指使いで太いペニスを上下に動かした。変態に覗かれていると思うといつもより興奮した。
私は大袈裟に「あぁ・・・」という声をあげながら、必要以上に激しい演技をした。
四つん這いになりアナルに指を入れては女のように喘ぐ。こうされたいんだろ・・・こうやって尻の穴まで弄られたいんだろ・・・そう思いながら、そんな痴態を見せつけてやった。

布団の上で七転八倒しながら大袈裟なオナニーショーを繰り広げていた私はタイミングを狙っていた。
悶えるフリをしてジワリジワリと窓へ近付き、その瞬間を狙う。
そう、いきなり窓を開け、覗いている奥さんを部屋に引きずり込むのだ。
恐らく奥さんのアソコは永谷園の麻婆春雨のようにヌルヌルになっているだろう。床に押さえ付けてパンティーを引き千切って腰をグイっと突き刺せば、たちまち私の巨大ペニスが奥さんのオマンコで暴れ出し、後はもうメロメロの潮吹きだろう・・・。

私は「あぁぁぁ!」とイキそうなフリをして窓のすぐ前まで転がった。きっと精液が飛び出すフィニッシュを見たいはずだ、今なら逃げないだろう。
そう確信した私は、いきなりガバッ!と起き上がり、素早く窓の鍵を開けた。そしてレースのカーテンを左手で掻き分けながら右手で窓を開けた。

シーン・・・と静まり返っていた。
物音ひとつしない裏庭に人影はなく、夜露に濡れた葉っぱが月明かりに輝いているだけだった。

(くそっ!逃げられた!)

私は下半身裸のまま裏庭に飛び出した。私のサンダルの音に反応したのか、隣家との通路に生い茂るキンメツゲの葉がカサっと揺れた。
(逃がさないぞ・・・)
私は身を屈めながら暗闇のキンメツゲに突進した。
カサカサカサッ!茂みの中から慌てふためいた三毛猫が飛び出して来た。三毛猫は1メートルを越す塀の上にヒョッイ!と身軽に飛び乗り、塀の上からクルッと私に振り向いた。

(ふざけやがって!)
私は勃起したペニスを剥き出しにしたまま隣家の裏庭に忍び込んだ。こうなったら何としてでもあの女を犯してやらないと気が済まないのだ。

縁側のサッシは全て鍵が掛けられていた。
慌てて逃げ込んだのだろう、いつも奥さんが履いているサンダルが縁の下にだらしなく転がっていた。

数日前この家に忍び込んだ時に事前に鍵を開けておいた部屋へと向かった。
糞尿が漂うジメジメした便所の裏を擦り抜ける。突然侵入して来た私に、驚いたコオロギの大群が、便所の裏の雑草の中で一斉に飛び跳ねた。

例の客間の窓は、思った通り鍵が開いたままだった。
ソッと窓を開け中を覗くと、あの時と同じカビのニオイがムアッと鼻を襲う。サンダルを脱ぎ、裸足のまま忍び込むと、腐った畳がまるで絨毯のように柔らかかった。

廊下の襖を開ける。恐ろしい程に静まり返っている。
あいつの寝室はどこだ?・・・・
今だ衰えぬ勃起したペニスを、まるで凶器のように握ったまま廊下の真ん中で立ち止まった。

その時、「あぅぅぅ・・・」という呻き声が廊下の奥から聞こえた。
それは寝たきり老人がいる部屋の方だった。しかし、今のあの呻き声はあきらかに女のものだ。
私は廊下をミシミシと言わせながら寝たきり老人の部屋へと足を忍ばせた。

トイレの角まで来ると、その喘ぎ声が次第に激しくなって来た。しかも、何やらブツブツと呟く声も聞こえる。
私は寝たきり老人の部屋の前で足を止め、襖に耳を傾けた。

「臭いんだよ・・・気持ち悪い・・・・死ぬなら早く死になさいよ・・・」

それはあきらかに奥さんの声だった。
老人虐待、という言葉がふいに私の脳裏に浮かぶ。

「ほらぁ・・・もっとちゃんと舌を動かして・・・」

その言葉の後に、再び「あぁぁぁ・・・」という喘ぎ声が響き、私は瞬間に凍り付いた。
乾いた喉にゴクッと唾を飲みながら、私は襖をほんの少しだけ開けた。

蛍光灯の下に重なり合う2つの物体が見えた。
浴衣を開けた老人の上で豊満な白い肉体が艶かしく蠢いていた。
(く・・・狂ってる・・・・)
私はそのおぞましい光景に身の毛がよだった。
仰向けに寝る老人の顔に股間を擦り付け、そして死んだウナギのようにダラリンと萎れた老人のペニスを一心不乱にしゃぶる熟女。

私は恐怖を感じながらも、その光景を覗き見しながら知らず知らずのうちにペニスをシゴいていた。

「ちゃんと舌を伸ばして・・・綺麗に舐めるのよ・・・」
奥さんは、唾液でギラギラと光る寝たきり老人の萎れたペニスを頬擦りしながらそう呟き、そして老人の顔面を跨がる股間に腕を回し、自らの手で性器を開いた。

私の位置から奥さんのその性器は丸見えだった。パックリと開いた性器は赤黒い穴底をヒクヒクと痙攣させていた。その赤黒い穴からは涎の如くダラダラと汁が溢れ出し、蛍光灯に照らされたそこは実にグロテスクだった。
性器を目の前にする老人は、ただひたすらに口をモゴモゴと動かしているだけだ。喜んでいるのか苦しんでいるのかわからない表情だった。

奥さんはいやらしく腰をくねらせながら、指で押し開いた赤黒い穴を老人の顔に押し付けた。その瞬間、奥さんはすすり泣くような声で喘ぎ声を捻り出した。そして声を上げたまま萎れたペニスを口に含み「うぐうぐ」と苦しそうに喉を動かしては、赤黒い穴の中にヌプヌプと指を入れたのだった。

もう我慢できなかった。私は足の親指に我慢汁がポタッと垂れ落ちたのを合図に、ガサッ!と襖を開けた。
慌てて振り向いた奥さんは、一瞬、何が起きたのかわからない表情でジッと私を見つめている。

私はズカズカと2人のベッドに近付き、勃起したペニスを奥さんの顔の前に突き付けた。
「欲しいんだろ・・・これが・・・・」
私は眉間にシワを寄せている奥さんの頭にソッと手を置き、20センチは優に超える極太のペニスに顔を押し付けた。
奥さんは、それを見つめゴクリと唾を飲み込んだ後、躊躇う事無く私のペニスに食らい付いた。
上目遣いに私の目をジッと見つめ、警戒しながらペニスを喉の奥まで吸い込む。
そんな熟女の濃厚な舌使いは、経験の浅い妻とは比べ物にならなかった。

卑猥な音を立てながら金玉の裏までしゃぶり付く奥さんの顔を払い除けた私は、老人に跨がる奥さんの尻を覗き込んだ。
ふと老人と目が合う。老人は入れ歯の外れた口をモゴモゴとさせながら、死んでいるのか生きているのかわからないような無気力な目で私を見ていた。

ダラダラと卑猥な汁を垂らすザクロにむしゃぶりついた。
奥さんは「うぐぅ!」と四つん這いの腰を反り上げ、もっともっとと言わんばかりに大きな尻を突き出した。
オマンコからは唯ならぬ悪臭が漂って来た。しかしそのニオイは、私の顔のすぐ下で口をモゴモゴとさせている老人の口臭だとわかった。

肉付きの良い尻を両手で抱え込み、パックリと割れたザクロを乱暴にベロベロと舐めた。目の前でヒクヒクと喜ぶアナルに、尻を鷲掴みにしていた親指をずらしてはブスッと押し込んだ。

「冥土の土産に、ジジイにも見せてやるよ・・・」
私は寝たきり老人にそう囁くと、老人の真上でパックリと開いているザクロに、20センチ級の極太ペニスを突き刺した。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
奥さんがすすり泣いた。
寝転がる老人のすぐ目の前で、ヌプヌプヌプ・・・とゆっくり上下するペニス。老人は小さな目をギロッと開き、その結合している部分をジッと見ていた。

「こっちへ来い・・・」
私は奥さんの髪を鷲掴みにすると、ベッドの下に仰向けに寝かせた。
「服を全部脱ぐんだ・・・」
私は床の奥さんを見下ろしながらそう言うと、パジャマの上着を素早く脱いだ。

奥さんの体は熟れていた。大きな乳は垂れ、その先の真っ黒な乳首は小指のように大きかった。
全裸になった奥さんを見下ろしながらオナニーをしろと命令する。
奥さんは黙ったままゆっくりと目を綴じ、そして乳首とクリトリスを同時に指で弄り始めた。

「・・・どうしてウチにイヤガラセをする・・・」
私は奥さんを見下ろしながら問い質した。
「・・・・・・」
奥さんは無言で指を舐め、その唾液の付いた指を再び乳首へと持って行った。

「もうしないか?」
「・・・・・・・」
「もうイヤガラセをしないと約束するなら、コレを入れてやる・・・」

私は鉄アレイのように重いペニスをわざとグラングランと振って見せた。
「どうなんだ。もう二度とウチにイヤガラセをしないと約束するなら、コレをオマエのアソコにぶち込んで皮が捲れるくらいに激しく突いてやる・・・どうだ、約束できるか?」

奥さんは砂漠を彷徨う遭難者のように喉をヒクヒクさせながら、コクンと小さく頷いた。

「よし・・・」
私は奥さんの両足を肩に抱えた。奥さんの尻が畳から浮き上がり、畳に垂れていた奥さんの汁が糸を引く。
ペニスの根元をギュッと握り、握り拳のような亀頭でザクロの入口をグチャグチャに掻き回した。
奥さんは「入れて入れて」と悶え苦しみながら畳の上で激しく首を振った。

「おらっ!」
一気にぶち込んだ。
底なし沼のようなザクロは私のペニスを根元まで飲み込んだ。
「あうっあうっあうっ」とアザラシのように喚く奥さんの垂れた乳と大きな尻を同時に鷲掴みしながら、激しく腰を振った。

奥さんの体はブニョブニョに柔らかかった。それでもウェストは引き締まり足もカモシカのように美しい。
尻と胸だけが異様に発達しており、しかも形は崩れている。典型的なヤリマンの体だ。
私はそんな奥さんのいやらしい体を貪りながら、学生時代に雄琴のトルコ風呂で抱いた中年女を思い出していた。

両足を肩に抱え大股開きさせた股間にカクカクカクカクっと激しく腰を振ると、結合部分がぶちょぶちょぶちょっという泥沼を駆け足するような音を響かせた。
熟女にしてはシマリが良い。やはり子供を産んでいないせいだろうか、と、ついつい緩い妻のアソコと比べてしまう。

ヌポッとペニスを抜き、そのまま奥さんを反転させた。
パンパンに張った大きな尻に、まるで熊の爪で引っ掻かれたような肉割れが無数に広がっていた。
しかし柔らかい尻だった。水風船のようにタプタプと柔らかい尻は、若い妻では味わえない熟女だけの醍醐味だ。
そんな尻に長いペニスを突き刺し、ヌプヌプヌプ・・・とゆっくりと挿入していく。
奥さんの恥骨がペニスの竿にゴリゴリと当たり、おもわず奥さんは「ひぃ!」と悲鳴を上げながら立てていた膝をガクンと下ろし、畳にベタリと腹這いになった。

私は畳に腹這いになる奥さんの両足をカエルのようにM字に開かせると、奥さんの体を包み込むように背後から抱きしめ、そしていきなり高速ピストンを始めた。
「あぅあぅあぅあぅあぅ!」
腰の動きに合わせて奥さんが叫ぶ。
私は背後から奥さんの耳にしゃぶり付き、奥さんの口の中に指を押し込んだ。
「おらおらおらおらおらおら!」
部屋中がギシギシと軋むくらいに腰を振ると、私の指を銜えたままの奥さんは「死ぬ死ぬ死ぬ」と叫びながら、大量の小便を洩らした。

小便でビタビタに濡れた畳を尻に、再び仰向けにする。
引き千切らんばかりに激しく垂れ乳を鷲掴みにしながら、亀頭から根元までの長いピストンを繰り返し、私は「変態」や「キチガイ」といった罵声を奥さんに浴びせた。
そしてこれ以上は無理だというくらいにペニスが深く挿入する体勢になると、バスッ!バスッ!バスッ!バスッ!と乱暴な高速ピストンを続け、やっと奥さんに「イグぅ!」という悲鳴を上げさせた。
と同時に私のペニスからも大量の精液が飛び出した。ドクドクと脈を打ちながら射精するペニスを奥さんのザクロはギュンギュンと締め付けて来た。
その巧みな技に、私は(さすが熟女だ・・・)と思いながら、奥さんの口から伸びて来た蛇のような舌を素直に受け入れた。激しく舌を絡ませ合いながら、ふと奥さんの顔を見つめると、奥さんの目は黒目が異常に小さかった。

ペニスを抜くなり、私はベッドの下に転がっていたパジャマの上着を手にすると、床でハァハァと余韻に浸っている奥さんに何も言葉を掛けないまま部屋を出た。

襖をガサッ!と開けると、薄暗い廊下に太った男が呆然と立ちすくみ、出て来た私をジッと睨んでいた。
そいつが息子だとわかった私は一瞬身構えたが、しかし息子のジャージの股間はまるで小便をチビッタかのように濡れており、それを見て急に強気になった私は(センズリ野郎が・・・)と心で呟きながらドカドカと廊下を進んだ。
息子とすれ違う瞬間、息子が私の目をジッと睨んでいたので、「なんだ!」と大きな声を出してやった。
私の大声に、息子はクルッと踵を返すと、そのまま廊下の奥へと消えて行ったのであった。


               8


晴天の青空に、真っ赤な「大売り出し」の旗がバタバタと靡いていた。
チリンチリンっという自転車のベルの音と遠くから聞こえて来る電車の音が、気怠い午後の商店街に響いていた。

「よいっしょ!・・・」
光代は「特価!傷つきリンゴ」と張り紙のされた段ボールを店先にドカッ!と下ろすと、店前を自転車で通り過ぎて行く床屋の奥さんに「こんにちわぁ」と笑顔を見せた。

「ねぇねぇ奥サン・・・」
背後からそう声を掛けられ、額の汗を手拭で拭きながら光代が振り向く。
二丁目の銭湯「松の湯」の奥さんが、「出前一丁」のお得セットを抱えて立っていた。

「聞いた、犬山さん家の事件・・・」
松の湯の奥さんは、顔面神経痛のように顔の右半分を歪めながらそう言った。
光代は、今日この話しをするのは何度目だろう・・・とふと思いながら、「怖いわねぇ・・・」と松の湯の奥さんの真似をするかのように顔を歪めた。

「もう1年も前から亡くなってたって言うじゃない・・・よく旦那さんは平気で住んでたわよね・・・」
松の湯の奥さんがしんみりとそう言うと、急に光代は声を潜めた。
「ここだけの話しだけどね、どうやらその御主人が殺したって噂だわよ・・・・」
「えっ?・・・3人とも?」
松の湯の奥さんは目を丸めた。
「そう。たまたま早く帰宅した旦那さんがね、奥さんと息子さんがアレしてる所を偶然見ちゃったらしくてね・・・」
「殺しちゃったの?」
「金属バットで2人とも殴り殺したらしいわよ・・・・」
松の湯の奥さんは「うわ・・・」と言いながらも目を輝かせる。
そんな松の湯の奥さんの目の輝きに更に調子が乗って来た光代は、「でね、」と話しを続けた。
「旦那さん、頭がおかしくなっちゃったらしくてね、もうどうしていいのかわからなくなって、ついでに寝たきりのお爺ちゃんもバーン!と・・・」
光代が「バーン」と言う言葉を強調して言うと、松の湯の奥さんは、もうやめてとばかりに、肩をすくめながら「ひぃぃぃ」と耳を塞いだ。

「きゅうりはどこですか?」
店先でトマトを見ていた若い主婦が光代に聞いた。
「あぁ、きゅうりは奥の野菜コーナーにありますよぉ」
光代がそう言いながら店の中を指差すと、若い主婦はトマトを籠に入れながら、スタスタと店の中に入って行った。

「・・・自分で殺しておいて、よく平気であの家に住んでたわね旦那さん」
若い主婦が去って行くなり松の湯の奥さんが再び光代に話し掛けた。
「・・・やっぱり頭が狂ってたんでしょうね・・・ニオイなんかも凄かったらしいわよ」
「そう言えば、半年前くらいにあの家の裏庭で猫が大量に死んでるんじゃないかって噂出てたもんね・・・」

松の湯の奥さんはウンウンと頷きながらそう言うと、「で、どうして事件がバレたの?」と光代の顔を見た。
「それがさぁ、ほら、犬山さん家の隣に住んでた中村さんっていたでしょ、ノイローゼの・・・」
「あぁ、あの保育園にゴミをばら撒いたり、玄関にウンコなんか並べたりするあのおかしな人でしょ。確か、少し前に奥さんが子供連れて出てっちゃったって聞いたわよ」
「そうそう。あのノイローゼの旦那さん。奥さんに出てかれてからずっと1人で生活してたらしいんだけどね、それがさぁ、夜な夜な犬山さん家に忍び込んでたりしてたらしいのよ・・・」
「えっ?死体がある家に?」
「そうなのよ・・・しかも全裸で・・・」
松の湯の奥さんが再び「うわぁ・・・」と顔反面を顰めた。

「毎晩、夜中になると犬山さん家で大声で叫んでたらしくてさ、それで近所の奥さん達が警察に通報したらしいわよ」
「それで、死体が発見されたのね・・・」
松の湯の奥さんはそう納得すると、光代はここがいよいよクライマックスとばかりに、辺りをキョロキョロと見渡し、そして松の湯の奥さんに顔を近づけては、「ココだけの話しだけどさ・・・」と声を潜めた。

出前一丁の袋を抱えたままの松の湯の奥さんが、光代のそんな大袈裟な態度に好奇心の目を輝かせた。

「どうやら、中村の旦那さん・・・毎晩あの家で・・・死体とヤってたらしいわよ・・・」

光代の言葉に、さすがの松の湯の奥さんもキッと眉間にシワを寄せた。
そして、松の湯の奥さんは、その汚い物でも見るかのような表情のまま「怖いわね・・・」と呟くと、ブルブルッと肩を窄めたままスーパーの奥へと消えて行った。

「本当、怖いわよね・・・」
松の湯の奥さんの背中にそう呟いた光代は、再び『特価!傷付きリンゴ』の段ボールの中からリンゴを取り出し、それを古新聞でひとつひとつ包み始めた。

チリンチリンとベルを鳴らしながら自転車がスーパーの前を通り過ぎて行く。
若い大工が運転する軽トラックがカーラジオから流れるキャンディーズの歌を響かせながら商店街の細い路地を曲がって行った。
スーパーの前に立てかけてある「大売り出し」の真っ赤な旗が、バタバタと激しく風に靡いていた。

おわり

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