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部長の妻

2010/07/02 Fri 10:27

75部長の妻

(解説)
妻との性行為を見てほしいと、部長に頼まれた部下。
そんな変態夫婦の異常なる性癖を見せつけられた部下は・・・・。
しかし、この夫婦の異常な行為の裏には、想像を絶する秘密が隠されていた。




               1


「だからキミに見て欲しいんだ・・・」

フランチャイズの居酒屋で「お徳な串焼きセット」というスーパーの特売品のような安っぽい名の大皿を前に、戸塚部長からふいにそう言われた雨宮は、戸塚の言う「だから」の意味がわからなかった。

居酒屋の店員達は、お客さんが動く度に何か大声でリアクションを起こす。
雨宮の隣の座敷にいたサラリーマンが「生おかわり」と言っただけで、店内の若い店員達が一斉に「おかげさまでー!」と叫び出し、店内は朝の漁港市場のような大騒ぎになった。彼らは、カウンターの女性が「トイレはどこですか?」と聞いただけでも「おかげさまでー!」と、首に青筋を立てながら必死に叫んでいる。新人アルバイトと思われる茶髪の少年などは、雨宮が店に来てから、かれこれ100回以上は「おかげさまでー!」と叫んでいるだろうか、彼はそれだけでもうヘトヘトにバテていたのだった。
そんな、体育会系な自己満足に酔いしれる店員達を眺めていた雨宮は、店員達のその叫び声になんの意味があるのだろうかと、考えれば考えるほどやるせなくなってきた。
ふいに大皿に並んでいた串を摘まみ上げた戸塚は「これは砂肝?」と雨宮に聞いた。雨宮が「レバーでしょ」と答えると、戸塚は「じゃあキミが食べなさいよ」と言った。雨宮は、戸塚が言う、その「じゃあ」の意味もわからなかった。

居酒屋を出ると、雨宮よりも遅れて出て来た戸塚が、会社名が書かれた領収書を財布に押し込みながら「ここ、まずいね」とポツリと呟いた。
2人は無言のまま駅に向かって歩き始めた。駅裏の飲屋街は相変わらず下品なネオンを恥ずかしげもなくチカチカと輝かせていた。ネオンの前でパンパンと手を叩きながら呼び込みをする蝶ネクタイの男が、目の前を通り過ぎて行く戸塚と雨宮に「どうですか?若い子いますよ」と声を掛けるが、2人は同時に「結構です」と露骨に避けてはそそくさと逃げ出す。早足で立ち去る雨宮は、あのような男達が必ず付けている蝶ネクタイにはいったい何の意味があるのだろうかと、ふとそう考えながら駅へと向かったのだった。


「だから・・・」
駅のホームで、急に戸塚が口を開いた。
「・・・返事を聞かせてくれよ。妻にも電話をしておかなくっちゃいけないから・・・」

雨宮はホームに入って来た電車を見つめながら答えた。
「いいですよ、別に。見るだけだったら・・・」
雨宮はそう答えながらも、この場合の「別に」というのは、いったいなんの意味が含まれているのだろうかと、自分が言った「別に」の意味を考えてみたが、全く答えは出て来なかった。

雨宮が電車に乗り込むと、戸塚はホームで妻に電話を掛けていた。
電車の窓に映る戸塚は、携帯電話に向かって何度も「うんうん」と頷いていた。そして頷きながらも戸塚は、右手で電車の扉をモジモジと触っている。
雨宮は座席を立ち上がり、入口からソッと戸塚を覗き込んだ。先程から、彼が何をそんなにモジモジと触っているのかが気になったのだ。
見ると、戸塚は電車の車体に付いているネジをコネコネと弄っていた。

「じゃあ30分ほどで帰るから・・・」
戸塚がそう言って携帯電話を切った。
「どうしてネジを触っていたんですか?」
戸塚が電車に入って来るなり雨宮はそう聞いた。
「妻のヤツ、恥ずかしがってたよ・・・」
戸塚はそう答えると、いやらしい笑顔を浮かべて「うふふふふっ」と笑った。
雨宮の質問は、いとも簡単に闇に葬られた。

20分ほど電車に揺られ、辿り着いたのは駅前にマックひとつない暗い住宅街だった。
そこから5分も歩くと、先を歩く戸塚は「着いたよ」と背後の雨宮に声を掛けた。

戸塚の家は、妙に昭和の香りが漂う古臭い一軒家だった。
家をグルリと囲んでいるコンクリートのブロック塀は、震度4以上の地震が来たら真っ先に崩れ落ちるだろうと思われる薄っぺらな物で、こんな塀はいったいなんの意味があるのだろうかと雨宮はさっそく思わされた。

「古い家だけど、ま、遠慮せずに入ってくれよ」
戸塚がそう言いながらブロック塀に設置されている鉄柵をギギギッと開けると、昭和チックな家にはお決まりの番犬が、尻尾と同時に体全体を揺らしながら犬小屋から出て来た。
えらく小さな雑種だった。汚い犬小屋には「ペス」とマジックで書かれている。雨宮は、こんな駄犬に番犬が務まるのだろうかと心配しながらも、どうせなら「ポチ」と改名してほしいものだと、密かにそう思った。

薄っぺらい磨りガラスの格子ドアをガラガラッと開けると、案の定、変なニオイがモワッと漂って来た。雨宮は(それ見ろ)と、勝ち誇ったかのように唇の端を歪め、下駄箱の上に置いてある、藻だらけの金魚鉢を見た。
靴を脱ぎながら、玄関の壁に掲げてある、貝殻で作った富士山の絵を見た。
「おやじの趣味だよ」
富士山を見つめる雨宮を見て、戸塚が恥ずかしそうにそう言った。

ギシギシと音を立てる木板の廊下は、完全に色褪せてはいたが、しかしそれでも綺麗に磨かれ年期の入った輝きを見せていた。
トイレを通り過ぎ、茶の間らしき座敷を通り抜けると、突き当たりにびっくりするくらい狭い廊下が現れた。
いわゆる「縁側」と呼ばれる、日本の和風屋敷によくある廊下だ。
その縁側を2人はモゾモゾと進む。縁側からは小さな庭が見えた。れいの弱々しいコンクリートブロックの塀に囲まれるその庭は、まるで「空き地」のように殺風景だ。
さっそく雨宮が、この庭は意味があるのかと聞こうとすると、先を歩く戸塚がそんな雨宮の心を読んだのか「おやじの趣味でね」と答えた。

戸塚が「客間」と呼ぶ、和室に雨宮は通された。
8帖のその部屋は、押入れと床の間と、そして積み重ねられた座布団があるだけで、あとは何にもなかった。
「今、お茶を持って来るから・・・」
そう言って戸塚が席を外した。
一人客間にとり残された雨宮は、いきなり座敷童が出たらどうしようかと、床の間に飾ってある鷲の絵が書いた掛け軸を見ながら不安に襲われたのであった。


               2


「夜分遅くにお呼び立てして・・・・」

客間に来るなりそう言った奥さんは、雨宮の前にお茶と茶菓子を順番に置きながら、「申し訳ございません・・・」と言葉を続けた。

雨宮は「いえ・・・」と、足下に置かれた茶菓子を見つめ、そこで始めて自分の靴下に穴が開いている事に気がついた。

戸塚の妻が、戸塚より3つ年下の42歳と聞いていた雨宮は、布団を敷き始めた奥さんのその官能的に動く腰や、匂いたつような生足をジロジロと眺めながら、これが40女か・・・と、少し驚いていた。
28歳独身の雨宮は、まだ40代のオンナというものを知らなかった。彼の周りにいる40代女性というのは、会社のパート事務員の西村さん(40)くらいしかいない。西村さんはとても太った女性で、昼の弁当を食べた後には必ず食用蛙の鳴き声のような奇怪なゲップをやらかした。子供を3人産んでおり、化粧気もほとんどなく、そして時々、こっそり放屁もした。
雨宮の中にあった40女はそんな西村さんだけであり、最初、あの居酒屋で戸塚からこの話しを持ちかけられた時には、西村さんがセックスしている姿ばかりが頭に浮かび、酷く気が進まなかったものだが、しかし、ここに来てこの若々しい奥さんを初めて見た雨宮は、40女というのもなかなか悪くないなぁ、と、そんな事を思いながらも40女に対する偏見がみるみると消えて行ったのであった。

「・・・変わった趣味でしょ、ウチの人・・・」

奥さんは敷いた布団の角を立てながら、雨宮に笑いかけた。
雨宮は、奥さんが前屈みになる度に、その丸い尻をチラチラと見ながら、「ええ、まぁ・・・」と苦笑いで答えた。

「雨宮さんはまだ独身でいらっしゃるとか・・・」
奥さんは枕をひとつポンと真ん中に置くと、意味ありげな目付きで雨宮を見た。
奥さんのそのどことなく「いやらしい目付き」に、一瞬ゾクっと背中が寒くなった雨宮は、二週間前にコンビニで買った投稿エロ雑誌の「熟女コーナー」に載っていた、変態露出狂妻の写真のおばさんによく似ているとふと思った。

そんな目で見つめられる雨宮はとたんにタジタジになった。
そして「まぁ・・・つまり、独身です」と、おもわず意味のない返事をしてしまい、この場合の「つまり」とはいったい何なんだ!と、心の中で自分を叱咤した。

布団の上で正座している奥さんは、そんな雨宮を見てクスッと笑った。

沈黙が続いた。
早くあっちへ行け!と、心の中で何度も何度も奥さんにそう呟きながら、こんなことなら座敷童の方が楽だったかも知れない、と、雨宮は気疲れしていた。
奥さんも何を話していいのかわからない様子で、やたらと腰の辺をモジモジとさせながら布団の端に付いているモサモサとした糸を弄っていた。

そんな沈黙を破るかのように、トランクス1枚の戸塚が現れたのは、それから30分も経った頃だった。
醜い肉体から湯気をモクモクと立ち上がらせた戸塚は、冷えたビール瓶とグラスを2つ手にしながら、頭にバスタオルを掛けたまま客間にやって来た。

「それじゃあ私もお風呂に・・・」
そう言って立ち上がろうとした奥さんを、戸塚は「キミはそのままでいいよ」と真顔でそう言った。
「でも・・・」
奥さんが困った表情で戸塚を見つめる。

戸塚は「いいんだ」と低くそう呟くと、急にがらりと態度を変え、「ま、一杯行こう」と雨宮にビールグラスを差し向けた。

風呂に入らなくてもいいと言われた奥さんは、戸惑いながらもスっと腰を上げ「何かおつまみ持って来ます」と言いながら、スリスリと部屋を出て行った。

「どうだい・・・私の妻は・・・」
戸塚がトポトポトポとビールを注ぎながら雨宮に聞いた。戸塚の裸体からは安物のボディーソープの匂いが漂い、雨宮はふと「これはビオレだな」と思った。

「あいつは凄く恥ずかしがり屋さんでね・・・ま、そんな所がイジメがいがあって楽しいんだけどね」
戸塚はそう言ってグビッとビールを飲み干した。

「恥ずかしがり屋さん」
雨宮はその言葉を何度も何度も頭の中で繰り返した。
恥ずかしがり屋さんというのは、恥ずかしさを売っているのか?その場合、「さん付け」は必要なのか?

そんな事をあれこれと考えていると、「あいつと何を話していたんだ?」と戸塚が急に声を潜めた。
「いえ・・・特になにも・・・」
「実はね、こうして他人に見て貰うというのは、私達夫婦は初めてなんだよ・・・」
雨宮は不安そうに声を潜める戸塚の顔を見て「でしょうね」と答えた。

「本当はね、見せるだけではなく、あいつを誰かに抱かせたいと思っているんだよ私は・・・でもね、やっぱりキミ、2人は夫婦だからねぇ・・・今後の夫婦生活に支障が起きる可能性もわるわけだしねぇ・・・もし子供なんかが出来てしまったら大変だキミ・・・・」

戸塚はそこまで言って急に口を噤んだ。そして淋しそうな顔をしてビールを飲む。
雨宮が「お子さんは何人いらっしゃるんですか?」と聞くと、戸塚は無言で首を振った。
「・・・結婚して15年。頑張ったけど、まだ出来ずじまいさ・・・・」
淋しそうにそう呟く戸塚を見ながら、雨宮は、だから奥さんはあんなに若々しいのかとふと思った。

「どうして奥さんをわざわざ他人に抱かせたいんですか?」
ビールを少しだけ口に含んだ雨宮が聞いた。
戸塚は、あぐらをかいたまま俯き、そしてなぜか大きな溜息を「ふーっ・・・」と付いた後、ゆっくりと雨宮を見上げ、そして「キミも結婚したらわかるさ」と微笑んだ。

先程から妙に演技がかかった戸塚の仕草に、だんだんムカムカし始めた雨宮は、ならもうそれ以上は聞いてやらないよ、とばかりに「あ、そうですか」と素っ気なく答えてやった。
すると戸塚は勝手に語り始めた。やっぱり本当は聞いて欲しかったのだ。

「あいつはね、本当は凄い色情魔ではないかと私は睨んでるんだよ・・・・」
そう声を潜める戸塚の息は虫歯のニオイがした。
「色情魔?・・・なんですかそれは、奥さんはなにか悪霊に取り憑かれているんですか?」
心霊マニアの雨宮は、色情魔という言葉にとたんに興味を示した。
「悪霊か・・・うまいこと言うじゃないかキミは・・・」
そう答える戸塚の仕草にまたしても演技が交じった。
「悪霊。うん。そうかも知れない。変態性欲というのは一種の悪霊なのかも知れないな・・・」
「変態性欲?・・・奥さんは変態なんですか?」
「・・・だと、私は睨んでるんだ。うん」
「なぜ?・・・根拠はあるんですか?」
そう尋ねる雨宮の顔を見て、「ある」と戸塚が深く頷いた。

「ここだけの話しだけど・・・・」
戸塚が更に声を潜めた。
「実はね、以前、私はあいつとアレをヤっている時に、『テレホンセックス』に電話をした事があるんだよ・・・」
雨宮は戸塚の虫歯の匂いに少し顔を背けながら黙って頷いた。

「ネットを見てたらね、女性無料のテレホンセックスがあったんだ。その番号をこっそり携帯に登録しておいてね、アノ最中にいきなり電話をしてやったんだよ・・・」
戸塚は、その時に余程興奮したのか、既にハァハァと荒い息を吐きながら目を充血させている。

「初めはあいつも驚いてね、電話に出るのはイヤだイヤだと言ってたんだがね・・・それがある日突然・・・相手と話し始めたんだよ・・・・」
戸塚はそこまで話すと、雨宮の目をジッと見つめながらゴクッと喉を鳴らしてビールを飲んだ。

「そりゃあ乱れたね・・・あいつのあんなに乱れた姿を見たのは初めてだったね、うん。相手の男性はまさか私が隣にいるなんて知らないからね、あいつに向かって『クリトリスを触れ』とか『舐めてと言ってみろ』なんてね、いやらしい命令をするわけだが・・・その度にあいつはね、そんな命令に従いながら、何度も何度もイってるわけだよ・・・・」

ふと見ると、戸塚のペニスが勃起していた。
トランクスの腋からニョッキリと顔を出す戸塚のペニスは、惣菜パンコーナーに置いてある「ウィンナーパン」のウィンナーのように細くて短かった。

「それで私もついつい興奮してしまってね、あいつが携帯に耳を押し当てながら他の男に命令されては感じている所にブスッ!と入れてやったわけだよ・・・」

雨宮は、戸塚のペニスを見ながら、これをブスッと入れられても大して感じないだろ・・・と、思う。

「するとね、今まで相手の男に『はい、はい』なんて返事ばかりしてたあいつがいきなり豹変してね・・・そりゃあ凄い乱れようだったよ、今までに口にした事もないような卑猥な言葉を叫びまくってね・・・」

雨宮は「例えば?」と聞いた。

「例えば・・・・『オマンコ気持ちいい』とか・・・・」

雨宮は亀頭にズキンという衝撃が走った。
あの大人しそうな奥さんがオマンコ・・・・
そう考えると、太ももがモゾモゾとくすぐったくなり、その部屋にある座布団や枕までもがまるで上質なエロ本のようにいやらしく感じてならなかった。

「だから私も負けずにね、あいつの尻を持ち上げて、アソコをバックリと広げては後からヌプヌプと突きまくってやったんだよ。もっと叫べ!もっといやらしい言葉をそいつに聞かせてやれ!ってね・・・」

「・・・ヌプヌプ・・・ですか・・・・」

「そう。ヌプヌプ。・・・するとあいつ、どうなったと思う?・・・・」

「・・・どうなったんです?」

「シャ!シャ!シャ!っと・・・・潮を噴いたんだよ・・・」

戸塚は悪魔のような目で雨宮を見つめそう言った。
奥さんのシャ!シャ!シャ!をたちまち想像した雨宮は、ゴクリと唾を飲みながらもう一度部屋の中を見渡した。

そこに奥さんがお盆を手にしてやって来た。
「何をこそこそ話してらっしゃるんです・・・」
そう笑いながらやって来た奥さん。お盆の上には、戸塚のモノによく似たウィンナーソーセージが、あっちにコロコロ、こっちにコロコロと、忙しなく転がっていたのだった。


               3


「彼はね、ウチの会社の早稲田出の中でも一番仕事が出来る男なんだ、うん。仕事ができる男としての基本は早稲田ですよ早稲田。うん基本」

戸塚はそう言いながらグビッとビールを飲んだ。
どうやら気の小さい戸塚は、酒で勢いを付けているようだった。

戸塚の横でしんなりと座っている奥さんは、戸塚の能書きにいちいち「あらそうなんですかぁ」などと相づちを打っているが、しかし戸塚の話しなどまともに聞いている感じではなく、いつ始まるかも知れない卑猥劇に、どこか脅えているかのようにも見えた。

「そう。早稲田の男が一番だ!早稲田の男は口が堅い!秘密厳守だよキミ、秘密厳守!」

「秘密厳守」を連呼する戸塚は、きっと「今から始まる夫婦の秘密を誰にも言うなよ」と、念を押しているのだろうと雨宮は思った。
そのあまりのしつこさに「絶対に誰にも言いませんから早く初めて下さいよ」と言ってやろうかとよっぽど思った雨宮だったが、しかしここで急かすのも何だか自分が「見せて下さい」と頼み込んでいるようなものであり、雨宮は戸塚の能書きを聞きながらもとにかく待つ事にした。

そんな調子が延々と続いていた。

もうすっかり戸塚の話しなんか聞いていなかった雨宮は、ビールをチビチビと飲みながら、目の前に座る奥さんの体をチラチラと観察した。

薄紫のサマーセーターが清潔そうだった。細く長い首。華奢な肩や腰のわりには妙に胸だけが膨らんで見えた。
そして、短いスカートからは、匂いたつような生膝が顔を出し、ムチムチとした白い太ももには青い血管が透き通って見えた。
雨宮は、奥さんの膝っ小僧がカサ付いているのが気になった。肘や膝のカサ付きは「更年期の症状」であると、あるエステティシャンのブログで読んだ事がある。

奥さんの下半身をジロジロと見ていたそんな雨宮の視野に、いきなり戸塚の手が飛び込んで来た。

「ここが見たいのかね?」

戸塚はいきなり奥さんのスカートを捲った。真っ白な太ももの間に薄ピンクのパンティーが顔を出した。
「えっ!」と奥さんが慌ててスカートを戻そうとすると、かなり酔いが回ったみえる戸塚は、ドロリンとした真っ赤な目を奥さんに向けながら「なんだね」と睨み返し、戸塚のその目に脅えたのか、奥さんはスカートを捲られてまま、恥ずかしそうに下を向いた。

反射的に雨宮は目を反らすと、戸塚は雨宮にも絡んで来た。
「せっかく妻の恥ずかしい姿を見て貰おうと来てもらったんだ・・・遠慮するなよ・・・」
戸塚は「ほら」と言いながら、閉じていた奥さんの太ももをこじ開けた。

「いや・・・なんだかいきなりだな部長・・・」
雨宮はそう言いながら俯いたままの奥さんをチラッと見て笑い、そして奥さんが俯いているのを確認すると、ゆっくりと視線を奥さんの股間へと移動させ、シャ!シャ!シャ!を思い出した。

それは40の女らしいパンティーで、とても清潔感が感じられた。薄いピンクが奥さんの真っ白な下半身にパッと咲いたカーネーションのようだった。
雨宮は「いやはやなんとも・・・」などと意味不明な言葉を発して笑いながら、少し顔を傾けて股間を覗き込んだ。股間にぴったりと張り付いた薄ピンクのクロッチが、桃の皮のように見えた。
ふいに奥さんが少しだけ顔をあげ、股間を覗き込んでいる雨宮をチラッと見た。
ふと雨宮は奥さんと目が合う。
慌てて目を反らした雨宮は戸塚を見た。戸塚も澱んだ目でジーっと雨宮の目を見つめていた。

「いや・・・はははは・・・まいったな・・・」
雨宮は頭をポリポリと掻きながら、2人の視線から逃れるように座り直すと、ふと、そんな自分の動きがとても無意味に思えては発狂したくなった。

「40のくせに、なかなかイイ体してるんだよ・・・こいつは・・・」
戸塚はロレツの回らない口調で、奥さんを布団の上に押し倒した。
そして「あなた、ちょっと待って・・・」と焦りながら小声で言う奥さんに、「いいから四つん這いになれ、尻を向けるんだよ尻を・・・」と強引に奥さんを四つん這いにさせた。

四つん這いにさせた尻の後で、戸塚は雨宮にウインクしながらニヤニヤ笑う。
そしてスカートをグイグイと枕あげると、まさしく桃尻と呼ぶに相応しい、薄ピンクのパンティーに包まれた尻が飛び出した。
「いい尻だろ・・・ほら、ピチピチだ」
戸塚は、国道沿いでスイカを売っている露天商のような口調で、奥さんの大きな尻をピタピタと叩きながら嬉しそうに笑った。

そんな奥さんの尻と、酔った戸塚の顔を見ながら呆れたように笑う雨宮だったが、しかししっかりとケツの谷間を見つめては、すでにズボンの中で勃起しているイチモツを肘でグイグイと押していた。

戸塚は、その尻を愛おしそうに撫でると、パンティーをギュッと掴み、尻の部分をTバックのようにさせた。そして奥さんの股間に食い込ませようと細くなったクロッチをグイグイと引っ張った。
「毛深いだろ」
食い込むクロッチから食み出る陰毛を見て戸塚がそう笑った。

戸塚は急に欲情し始めた。ハァハァと荒い息を吐きながら、これでもかというくらいにクロッチをワレメに食い込ませた。
そしていきなり食い込ませていたそれを横にズラすと、アナルを剥き出しにした。

40女のケツの穴を始めてみた雨宮は、まるで新種を発見した生物学者が顕微鏡を覗き込むかのように、フムフム・・・と奥さんのアナルを覗き込んだ。
色はドス黒いが、しかし筋肉の引き締まったいいアナルだった。
雨宮は、戸塚に向かって「綺麗ですね・・・」と呟くと、妻のアナルを覗き込む雨宮をジッと見ていた戸塚は、嬉しそうにニヤケながら、「おい、見られてるぞ・・・・」と、奥さんの耳元に囁きかけた。

「・・・あなた・・・お願いだからお風呂に行かせて・・・・」
奥さんが戸塚の耳元で小声でそう言う。
「ダメだ。せっかくおまえの恥ずかしい所を見て貰おうと雨宮君に来てもらったんだ、彼にはおまえのありのままの姿を見て貰おうじゃないか・・・」
戸塚は酔った赤目をギラギラさせながらそう言うと、雨宮の目の前で、奥さんの尻を犬のようにクンクンと嗅いだ。
「・・・恥ずかしいニオイだな・・・」
そう呟きながら、戸塚の鼻の頭はガッチリとパンティーが食い込む股間に降りた。
「わあぁ・・・なんだいおまえこのニオイは・・・まるでケモノじゃないか・・・いやらしい雌猫のようなニオイだぜ・・・」
戸塚は愛おしそうにクンクンとそう嗅ぎながら、そして雨宮にも嗅いでみろと笑った。

「いやよ・・・」
布団に顔を押し付ける奥さんは、恥ずかしそうに身を固くした。力の入った尻肉にペコッとエクボが出来た。

「では・・・・」
雨宮は戸塚に勧められるまま、奥さんの剥き出しになったアナルに鼻を近づけた。
ツーンと香ばしい香りが雨宮の鼻を刺激した。ふいに40女も僕と同じニオイがするんだと、なぜか嬉しくなった。
雨宮の鼻がツツツっと下がると、奥さんが「やめて・・・」と食い込むワレメを手で隠そうとした。
「動いちゃダメだ・・・」
戸塚が奥さんの細い腕を掴み、そのまま布団に押し付けた。

雨宮は、ニオイを嗅ぐ前に、ガッチリと食い込んだソコをマジマジと観察した。
恐ろしいほどの陰毛がまるで夏の雑草のように生え放題だった。もっこりと膨らんだワレメの肉は黒ずみ、その中心に食い込んでいるクロッチはじっとりと湿っていた。
(濡れてる・・・シャ!シャ!シャ!だ・・・)
雨宮は心臓をバクバクさせながら、奥さんの股間に鼻を近づけた。
とても官能的な、恥垢のニオイが漂っていた。

雨宮が、そんな40女のいやらしい香りに酔いしれていると、戸塚が奥さんの耳元で「脱ぐんだ・・・さぁ!」とブツブツと呟きながら、四つん這いのままの奥さんの服を脱がし始めた。
「恥ずかしくなんかない・・・これはおまえが望んでいた事だろ・・・」
戸塚は、奥さんを言い包めるように小声で呟きながら、奥さんのセーターを引き抜いた。
奥さんの尻がユサユサと揺れ始め、雨宮の鼻先に湿ったクロッチが微かに横切った。

「ちょっと待ってよあなた・・・そんなに慌てないで・・・」
雨宮は、そんな奥さんの言葉を聞きながら、どさくさに紛れてもう少しだけ鼻を近づけた。
四つん這いでアナルを嗅ぐ、そんな自分の姿が犬のようでアホらしかったが、しかし、奥さんのアソコから発せられる官能的な恥垢の匂いは、いつまでも嗅いでいたくなるような、そんな癖のある香りだった。

再び雨宮の鼻先がカサカサと奥さんの股間に触れる。
奥さんの股間から溢れた蜜が雨宮の鼻の頭に糸を引いた。
雨宮はドキドキしながら、戸塚にバレないように更に鼻を近づけた。
すると突然、股間がグッと迫り、尻の谷間が雨宮の顔面に押し付けられた。
微かに奥さんの腰がコキコキと上下に揺れるのを雨宮は気付いた。

戸塚は気付いていない。
今、これを知っているのは、自分と奥さんの2人だけなんだ・・・・
そう思うと、雨宮は奥さんの大胆な行動に激しく欲情した。
グイグイと迫って来る股間。鼻をグッシャリと濡らしながら、雨宮は少しだけ舌を出した。
卑猥な香りが漂う部分に雨宮の舌がヌッと押し付けられた。

雨宮は戸塚にバレないようにこっそり奥さんの蜜の味を堪能した。
それを知っているのは、雨宮と奥さんの2人だけだった。


               4


「よし・・・それじゃあ仰向けになりなさい」

自分の妻を他人の前で全裸にした戸塚は、奥さんの背中を愛おしそうに擦りながら奥さんを布団の上に仰向けに寝かせた。

奥さんの胸はかなりのボリュームだった。寝転ぶなり、まるでスライムのようにダランと身を崩したそのオッパイは、実に柔らかそうだった。

そんなオッパイを戸塚はタプタプと揉み始めた。
「スキモノ特有の柔らか乳だよ・・・どうだい、いやらしいだろう・・・」
戸塚は右手でオッパイを揉み解し、そして左の指で乳首をクリクリと転がした。

雨宮は、戸塚の「触ってみるかね?」の言葉を期待していたが、その気配は一向に見られなかった。

奥さんの陰毛はまさに剛毛と呼べるシロモノだった。
その剛毛は股間からモワモワと広がり、くびれたウェストの中心にあるヘソにまで伸びていた。
「剛毛は、淫乱の印なんだよ・・・」
戸塚はそう言いながら、まるでアフロヘアーのような剛毛をフサフサと撫でた。

「よし、それじゃあ、こいつの一番恥ずかしい所をじっくりと見て貰おうか・・・」
そう言いながら戸塚が奥さんの両足を開こうとすると、奥さんの太ももにギシッと力が入った。
「・・・なんだい・・・ここまできてまだ恥ずかしいと言うのか?・・・」
戸塚がニヤニヤしながら奥さんの顔を覗き込む。
「だってあなた・・・私、お風呂に・・・」
「いいじゃないか。彼は既にキミの臭いアソコのニオイを嗅いでしまっているんだ。今更恥ずかしがる事もないだろ、さぁ、早く足を広げなさい・・・」

それでも奥さんは抵抗した。
さっきはかろうじてパンツが履かされていたが、しかし今度は全裸である。さすがに風呂に入っていないアソコを他人の前で広げるのは苦痛のようだった。
「なにを言ってるんだ・・・ほら、早く開きなさい・・・」
戸塚と奥さんが小声でブツブツとやり取りしている。
それをボンヤリと眺める雨宮は、この夫婦はいったい何がしたいんだと、ふと疑問に思った。

どうしても嫌だと言い張る奥さんに、戸塚がいきなりキスをし始めたのはそれから10分も経った頃だった。
戸塚は、真っ赤な舌を奥さんの唇の中に押し込みながら、タラタラの巨乳を揉み解した。
ペチャペチャという卑猥な舌音が部屋に響き始める。
戸塚の人間技とは思えない口臭をよく知る雨宮は、そんな戸塚に濃厚なデイープキスをされている奥さんを見て、これは史上最悪な罰ゲームだ、と、ふと思った。

戸塚の舌が奥さんの首筋を滑り、プヨプヨの乳にまで降りて来ると、戸塚は、まるでアロアナが金魚を喰らうかのように、パクッ!と乳首を吸い込んだ。

「あぁぁ・・・・」
奥さんの引き締まった腰がしなる。真正面で見ていた雨宮は、少しだけ浮いた腰をそっと覗き込み、その中央で赤黒く濡れ輝いている性器を微かに見た。

奥さんの太ももがモゾモゾと上下に動き始めた。太ももがズレる隙間に戸塚の手がさりげなく潜り込む。
戸塚の毛深い手が、奥さんの剛毛の中でモゾモゾと動き始めた。
「あぁぁぁん!」
クチャクチャという湿った音と共に奥さんの悩ましい声が響いた。
「凄い濡れてるぜ・・・」
戸塚はそう言いながら、ゆっくりと奥さんの股を広げ始めた。
「・・・本当は見て欲しくて堪らないんだろ・・・色情魔め・・・」
まるで呪文を唱えるかのように戸塚がそう囁くと、奥さんの股は「ひらけゴマ」の如く、ゆっくりと開いたのであった。

戸塚は奥さんの股をカエルのように広げると、M字に広げられた太ももを自分の足でしっかりと固定した。

「どうだい・・・卑猥だろ・・・」
戸塚は、妻の性器が他人に見られるのが嬉しくて堪らない様子だった。

奥さんの剛毛はワレメの周囲までビッシリと生え揃っていた。
まるで泥棒の髭みたいだ・・・と、思った雨宮は、同時に、その剛毛の中心で赤黒く濡れ輝いているワレメが、寿司屋の「赤貝」のように見えた。

「・・・汚れてるから・・・あまり見ないで下さい・・・」
そう言いながら恥ずかしそうに両手で顔を隠す奥さんは、まるで女学生のようだと雨宮は思った。
しかし、ギトギトと濡れているソコは、決して女学生ではなかった。
かなり使いこなしたと思われるビラビラは、半焼けのカルビのように赤黒く変色し、牛の舌ベラのようにダラリと垂れ下がっていた。
そのビラビラに囲まれるようにしてポッカリと開いている穴からは、大量の汁がギトギトと光り輝き、そしてそんな汁には、白濁の「汚れカス」が交じっていた。

戸塚がニヤニヤと笑いながら、その涎を垂らす穴の中に二本重ねた指をグニグニと挿入した。
根元までズッポリと入れると、手首からクネクネと動かし始め、ピチャッ、クチャッ、と粘着力のある音を響かせた。

「あぁぁん・・・」
奥さんは恥ずかしそうに顔を両手で隠しながら、籠った声を上げる。
「なんだいこの濡れ方は・・・他人に見られるのがそんなに嬉しいのか?・・・」
戸塚は、手首をくるりと上に向けると、指先で膣の天井を刺激するかのように上に向かってピストンを始めた。

「あっあっあっあっ」
奥さんが戸塚の指ピストンに合わせて声を出した。
もう片方の手でクリトリスをクリクリと弄りながら、膣に入れていた指を抜く。
戸塚の二本の指には、根元までビッシリと白濁のカスが付着していた。

その指をクンクンと嗅ぐ戸塚。
ギロッと赤く澱んだ目を雨宮に向け、ソッとその指を雨宮の鼻先で立てた。
「嗅いでみろよ・・・これが色情魔のオマンコのニオイだ・・・・」

強烈な臭いだった。
おもわず「うっ」と顔を背けそうになった雨宮を見て、戸塚がヘラヘラと笑う。
雨宮はそんな戸塚を見て、頭がおかしくなってしまったのではないかと、思いながらも、どうしてこの夫婦は僕にこんな臭いモノばかりを嗅がせて喜んでいるのかと、不思議に思った。

もうどうしょうもなく欲情してしまったといった感じの戸塚は、日射病のゴールデンレトリバーのようにダラリと舌を伸ばしたまま、奥さんの股間に顔を埋めた。
乱暴に舐めまくる戸塚は、まさしく「野生の王国」。その光景はまるで、捕らえられたシマウマが雄ライオンに腸を貪り喰われるような、そんな激しいものだった。

喰われる奥さんも激しく悶える。自分で足首を掴んではM字に固定しながら、もっと奥へもっと奥へと言わんばかりに股を大きく広げていた。

戸塚が突然立ち上がった。股間の中央でパックリと開いたままのオマンコをそのままに、急いで奥さんの頭部へと行くと、寝転んでいた奥さんを乱暴に起こし、そしてそのまま自分の股間に奥さんの顔を押し付けた。

奥さんの目の前には、ウィンナーソーセージのような小さな突起物がピーンと立っていた。
奥さんはその突起物をペロンと唇の中へ吸い込むと、頬を凹ませながらベポベポとピストンし始めた。

「雨宮君・・・よく見てくれ・・・ほら、この変態女は、キミに見られながらもこんなにスケベな汁を溢れさせているんだ・・・」
戸塚は中腰になったままフェラされ、そして雨宮に向かってM字に開かれている奥さんの股間を乱暴に弄くった。

戸塚の5本の指が、奥さんのヒダヒダをビロビロビロっと乱暴に擦ると、奥さんの穴に溢れていた汁がピシャピシャと奥さんの太ももに飛び散った。

「うぐ・・・うぐ・・・・」
奥さんは悶えながらもペニスを離さなかった。奥さんの唇から溢れる唾液が、戸塚の小さなペニスを伝ってポタポタと布団の上に垂れていた。

「雨宮君・・・・」
突然、戸塚が真面目な声で呟いた。
「・・・はぁ・・・」
あぐらをかいたまま、弄られる奥さんの性器をジッと眺めていた雨宮は、突然真面目にそう呼ぶ戸塚に、驚いて顔をあげた。
「もう終電は出てしまった・・・今夜はここに泊まって行きなさい・・・」
戸塚は真っ赤に澱んだ目でジッと雨宮を見つめながらそう言った。

「はぁ・・・では、お言葉に甘えて・・・」
雨宮がそう答えると、戸塚は胸の中に堪っていた息をいきなりハァ・・・と深く吐き、そして、「暑いだろ・・・服を脱ぎなさい・・・」と言った。
その口調は、まるで命令のようだった。

雨宮は、何言ってんだこのおっさん?・・・と、またしても戸塚の気がおかしくなったのではないかと不安になった。
モジモジする雨宮に戸塚は言った。
「早く拭くを脱いで、この布団の中に入るんだ・・・もう遅いから眠るんだキミは・・・」

その瞬間、奥さんがヌポッとペニスを口から抜き、「・・・あなた・・・」と心配そうに戸塚の顔を見た。

「いや、そんなんじゃない。それだけはしないから心配するな・・・ただ、彼も今日は疲れているだろうし、もうそろそろ寝た方がいいかと思ってね・・・」
戸塚が奥さんにそう言うと、奥さんは「でも・・・」と戸塚の太ももをギュッと握った。

「・・・なんだ?おまえが我慢できないのか?」
戸塚はイヤミな表情でそう言いながら奥さんを見た。
「違います・・・・」
「ならいいじゃないか。彼はキミに手を出すような男じゃない。早稲田出身者は信用できるんだ。だから安心しなさい・・・」

戸塚は奥さんをそう諭すと、モジモジしている雨宮に、「早く脱いで布団に入ってくれ」と、厳しい口調でそう言った。
雨宮は、何かふしだらな結果を期待しながらも、黙ったままワイシャツを脱ぎ始めたのであった。


               5


全裸となった雨宮は、亀頭の先からニトーっと垂れる我慢汁をバレないように、両手で股間を覆い隠しながら、そそくさと布団の中に潜り込んだ。

戸塚は奥さんを布団の上から引きずり下ろすと、布団の上にうつ伏せに寝かせた。

「入れてやるからな・・・・」
戸塚は、うつ伏せで両足を閉じる奥さんの尻をいやらしく撫で回しながらそう言うと、奥さんの足を閉じたまま尻のワレメにヌプっとペニスを入れた。

「あん!・・・・」
うつ伏せの奥さんが背筋を反らした。
「ほれほれ・・・ほれ・・・・」
戸塚が黙々と腰を振り始める。

それを布団の中から見ていた雨宮は、なんとも迫力のないそのメインイベントに、(なんじゃこりゃ?)と、全国をドサ回りするインチキ興業師の「見世物小屋」をふと思い出した。

しかしよく見ると、そんなチンケなセックスは戸塚にとっては仕方がない事なのだとわかってきた。
というのは、戸塚は両手で奥さんの尻をギュッと押し寄せ、どうやらそのケツ圧が加わった尻肉にペニスを擦り付けているようなのだ。

(そっか・・・チンポが小さすぎるから奥さんの穴では感じないんだな・・・)

そう思いながらその醜い光景を見つめていると、なんだか戸塚が無性に可愛そうになって来た。

「あん!あぁぁん!」
それでも奥さんは、感じたフリをしては腰をコキコキと動かし、戸塚に両手で窄められた尻肉をプルプルと振った。
「見られて感じたか?ん?・・・ヤりたいか?おまえは雨宮君とヤりたいか?ん?」
戸塚はうつ伏せの妻の耳元にそう囁きかける。
そんな戸塚の囁きに、奥さんが「あぁぁん!」と答えると、戸塚はいきなり奥さんの髪を鷲掴みにし、「絶対に許さん!浮気をしたら殺すからな!」と、恐ろしい形相でそう叫び、そのまま奥さんのプニプニと揺れる尻肉の谷間に、ピュッピュッと弱々しい射精をしたのであった。


               6


射精した戸塚は、ハァハァと肩で息を吐きながら、妻の尻に飛び散った精液をティッシュで拭い取った。

そして、畳の上でぐったりとうつ伏せになったままの妻の髪を優しく撫でながら、「キミも疲れただろう。少し、布団で休むといい・・・」と囁いた。

しかし奥さんは返事をせず、ジッと畳に伏せたままだった。
何度も布団へ行くようにと戸塚が言うが、しかし奥さんは唖のように黙ったままだ。
そのうち戸塚がキレた。
酔いが回っているのかロレツの回らない口調で妻を怒鳴ると、そのまま髪を鷲掴みにし、布団に引きずり込んだ。

「寝ろ・・・・」
布団の中で、並んで座っている雨宮と妻を見下ろしそう言う戸塚は、茹で蛸のように顔を真っ赤にさせながら、酒臭い息をハァハァと激しく吐いた。

奥さんがそのままスッと布団に潜り込み、全裸の体をキュッとエビのように丸めた。

戸塚は苦しそうにハァハァと息を吐きながら、雨宮を見た。
「雨宮君・・・キミの事は信用しているからね・・・」
そう呟くと、戸塚は足取りをフラフラとさせながら歩き始めた。

「部長!」
おもわず雨宮が呼び止めた。

フラフラになりながらゆっくりと戸塚が振り向いた。

「・・・どうしたら・・・いいんですか?」

雨宮のその言葉に戸塚が「ふっ」と笑った。
「どうもこうもないよ・・・明日は早いんだから、もう寝なさいよ・・・」
戸塚はそう言うと、「おやすみ」と言いながら、いきなり部屋の電気を消した。

パッと部屋の中が真っ暗になった。
ズリ・・・ズリ・・・っという畳を歩く戸塚の足音だけが、真っ暗な部屋の中で不気味に響く。

庭から差し込む月明かりのせいか、すぐに雨宮の目は暗闇に馴れた。
部屋を出て行く戸塚の背中を眺めながら、雨宮が「しかし・・・」と呟くと、再び戸塚が振り向いた。

「もしヤったら・・・殺すからな・・・・」

月明かりに浮かぶ戸塚の顔は、まさしく阿修羅のような形相だった。

消えて行く戸塚を見つめながら、いったいこの夫婦はなにがしたいんだ!と、心の中で雨宮はそう叫んだのだった。


               7


部屋は静まり返っていた。
すぐ隣でエビのように丸まりながら布団に潜り込んだままの奥さんを暗闇の中でボンヤリ眺めながら、いったいどうすればいいんだ、と、雨宮は何度も自問自答した。

そのまま随分と時間が過ぎた。
屋敷のどこからかボーンボーンという不気味な時計の鐘の音が聞こえて来た。
雨宮はふと思う。家人たちが寝静まった深夜のあのボーンボーンという鐘の音は、どれだけ必要なのかと。

「横になったらいかがですか・・・」

布団に座ったままの雨宮に、布団の中から奥さんがそう囁いた。

「はぁ・・・しかし・・・」
全裸の雨宮は、勢いで全裸になってしまった事に照れながらも、しかし、心のどこかでは激しく何かを期待していた。

「ウチの人はもう来ませんよ・・・あの人、お酒弱いですから、きっと今頃は鼾をかいてる頃です」

「・・・はぁ・・・では・・・・」

雨宮は別に断る理由もないと思いながら、そのままズルズルっと布団の中に潜り込んだ。

布団の中は奥さんの匂いが充満していた。
そう言えばこの女はついさっきまでチンポを入れられてたんだ、と、思うと、その匂いが妙に生々しく感じた。

それにしても戸塚のセックスは奇妙だったと、雨宮は薄暗い天井を見つめながら思う。
奥さんのアソコが大きいのか、それとも戸塚のチンポが小さすぎるのかといえば、見た目だけでは明らかに後者だった。だからあんな奇怪なセックスをしているのだろうとそう思うと、隣でジッと丸くなっているこの奥さんは、きっとかなりの欲求不満が堪ってる事だろうと、雨宮はこの奥さんに対して変な同情心が湧いて来た。

そんな事を考えていると、突然、雨宮の太ももに奥さんの手が触れた。
奥さんのその手は、雨宮の肌を確認するかのようにジワジワとゆっくり動き、股間へ近付いて来る。
(マジかよ・・・・)
嬉しさと恐怖に困惑した雨宮は、身動きひとつせずジッと天井を見つめていた。

奥さんの指は、嬉しさと恐怖から立とうかどうしようか悩んでいる雨宮の半立ちペニスを、キュッと摘んだ。
そしてペニスの大きさを確認するかのように、5本の指先を静かに蠢めかせた。
奥さんの爪がカチカチに固まった金玉をスっと擦った。とたんにゾクっとした快感が雨宮の下半身に走る。
人差し指が尿道の入口をスリスリと擦り始めた。雨宮のペニスはグングンと力を漲り、破裂せんばかりに勃起しては尿道の先からタラタラと液を垂らした。

奥さんの5本の指がガッシリと勃起ペニスを握った。
もの凄い握力でペニスをニギニギと揉みながら、雨宮の耳元で「大っきい・・・」と囁く奥さん。
「あのう・・・」と、雨宮が隣の奥さんに顔を向けると、奥さんは「ダメ」っと小さな声で制止した。

「動いちゃダメ。喋っちゃダメ・・・あの人、そこの襖から見てるわ・・・」

奥さんのそんな囁きに、とたんに雨宮の脳に「何の為に?」という疑問が一杯に広がった。
僕は部長に試されているのか?と思っていると、ペニスを握る奥さんの手が微妙に上下し始めた。
布団の中なら襖から覗く戸塚には見えない為か、布団の中の奥さんは大胆になっている。
しかし、そこでまた雨宮の脳にある疑問が浮かぶ。

「これはいったいなんというプレイなんだ?」

奥さんがペニスを静かに上下しながら、雨宮の耳元に熱い吐息を吹き掛けた。
奥さんは雨宮の足を股間の中へと、まるで抱き枕のように挟み込み、そして腰がモゾモゾと動かし始めた。どうやら奥さんも自分で慰めているようだ。

ちょっと待ってよ、こんなの蛇の生殺しだよ・・・・と、雨宮がふと顔を横に向けると、縁側の襖の隙間から鬼のような形相でこちらをジッと見ている戸塚の姿が見えた。
襖から覗くその目は、まさしく嫉妬に狂った夜叉のような炎を灯し、まるで星飛雄馬の姉のようだと雨宮は恐怖に震えた。

奥さんはペニスをコキコキとシゴきながら、布団の中へと潜り込んで行く。下へ下へと潜る途中、雨宮の固まった乳首を蛇のような舌でペロリと舐め、脇腹、ヘソとその舌は這いながら太ももで止まった。
奥さんはペニスをコキコキとシゴかさせながら、舌先で金玉をチロチロとくすぐった。

うわあ・・・すげえウメぇ・・・
40女の濃厚な舌テクにおもわず感じてしまう雨宮は、腕を額に乗せては顔を隠し、そしてその隙間からこっそりと戸塚を見た。
戸塚は相変わらず鬼のような目をしては下唇をギュッと噛んでいた。

奥さんの舌は金玉からツツツーっと竿を昇って来た。尿道の先に唇を押し付けては我慢汁を吸い、そのまま亀頭のカリ首に沿って長い舌を絡ませた。
まるでアイスキャンディーのようにベロベロと亀頭を舐められ、その快感に雨宮が爪先をピーンと伸ばしていると、いきなり奥さんの唇は、ジュブジュブジュブ・・・と唾液の音を立てながら、雨宮のペニスを喉の奥まで飲み込んでしまったのだった。

亀頭をしゃぶられながら竿をシゴかれる雨宮は、もう我慢できなかった。
今まで、フェラだけでイキそうになった事など一度もない。相手の気分を高める為に、フェラの最中に「イキそうだ・・・」などと偽った事は何度もあるが、しかし今回は違った。
40女の濃厚な舌使いや絶妙な唇の吸い付き、そしてしゃぶりながらも、竿や金玉、はたまたアナルまでも指で刺激して来るこのテクニックに、雨宮は生まれて始めてフェラでイキそうになったのだ。

しかし、戸塚がジッと見ている以上、布団の中へ「イキそうです」と声を掛けるわけにも行かず、仕方なく雨宮は、奥さんの口からスっと腰を引いた。
そんな雨宮の仕草に奥さんは気付いたようだった。
素直にペニスから5本の指を解き、唇からハァハァと熱い息を吐きながら、また前のルートを辿り、枕元へと這い上がって来た。

まるでプールの底から這い上がって来たような奥さんは、布団から「はぁ・・・」っと息を吐きながら顔を出すと、いきなり雨宮の耳元に「・・・私のも・・・舐めて・・・」と囁いた。

雨宮は、正直言ってゾッとした。
つい先程、戸塚のハゲの豆コロちんぽが入っていた穴である。しかも戸塚のハゲはおびただしい量の精液を穴の表面にぶっかけているのだ。
それに・・・このおばさんは、今日、風呂に入っていない・・・・
雨宮はそう思いながら、いっその事、さっきフェラでイッてしまえば良かったと激しく悔んだ。

布団の中に潜り込もうとした雨宮は、もう一度、襖から覗く戸塚に目をやった。
戸塚は、布団の中に潜り込もうとする雨宮を見て、「えっ?うそ!」と焦った表情をしている。
(・・・いったい・・・なにがしたいんだあの親父は・・・)
雨宮はそんな戸塚を見つめながらそう思い、ふいに噴き出しそうになるのを堪えながら、布団の中へ潜る。それはまるで探検隊の気分だった。


               8


布団の中は真っ暗で、手探りでその場所を探し当てるしかなかった。
そんな雨宮の手が奥さんの裸体を弄った。
奥さんの肌は妙にプヨプヨと柔らかい。40の熟女というのはこんなに柔らかいものなのか・・・と、少し感動を覚えながらも、しかしそれは要するに「ピチピチではないという事だ」という事に気付き、すぐに感動を取り消した。

暗闇の中、とりあえず肌に唇を付けてみた。
そこは尻に近い腰だった。尻の肉を弄ると、異様に柔らかい。そのまま胸を揉むと、これまた尻よりも柔らかく、このおばさんは軟体動物なのではないかと怖くなった。

しかし乳首は固かった。まるで使い古した野球のグローブのようにガサガサしている。
そんな乳首を金庫のダイヤルを回すように指でクリクリと回すと、奥さんの体がピクンと反応した。
暗闇の中、乳首の位置と腰の位置から、今自分の顔はどの辺りにあるのかを認識した雨宮は、ふいに剛毛に鼻をくすぐられ、全身を濡れた犬のようにブルブルっと震わせた。

剛毛の中に顔を埋めると、既にそこら辺一帯は「イカ臭」の匂いが漂っていた。
どことなく、栗の木の匂いがプ~ンと漂い、ふいにあの戸塚のハゲの形相が甦る。
(あのジジイは俺にこんな事させて何の意味があるんだ!)
そう思いながら、奥さんのプヨプヨの太ももを開かせると、その栗の木の匂いは決定的なものとなった。

臭いし暑いし息苦しかった。
雨宮は急にムカムカと腹が立ち、掛け布団をガバッと剥いだ。
ハァハァと細いウェストを上下させる奥さんが、枕の上からジッと雨宮を見下ろしていた。
月明かりに照らされたその奥さんの妖艶な表情を見た雨宮は、それまでのムカムカがムラムラに変わった。

奥さんの両太ももを両手で押し広げ、マングリ返しのようなポーズにすると、そのタワシのような剛毛に包まれた赤貝が、縁側から差し込む月明かりにメラメラといやらしく照らされた。
(すげぇ濡れ方だな・・・・)
雨宮はその大量に蜜が溢れる赤貝をドキドキしながら見つめ、そして同時に襖の戸塚を見た。

戸塚は泣きそうな顔をしていた。いや、既に泣いているのかもしれない。
(これがお望みなんだろ変態親父め・・・)
雨宮はわざと奥さんの赤貝を戸塚に見えるような位置に向け、そこにおもいきり伸ばした舌をベロッと這わせた。

「あぁう・・・・」
奥さんが荒息と同時に声を洩らした。
雨宮の舌に塩っぱくも甘い「生暖かい汁」がネチャっと糸を引いた。

奥さんはハァハァと荒い息を吐きながら、股間の雨宮をジッと見下ろし、そして両手で自分の穴を開いた。
パックリと開いた奥さんのソレは、必要以上にグロテスクだった。
雨宮はふと思う。神は、なぜここをこんなにグロテスクに作ったのだろうかと。
そして奥さんの指で開かれた、トロトロの穴に唇を押し当て、猛烈なイカ臭に咽せながらも一心不乱に穴の中へ舌を捻り込んだのであった。


               9


顔中を臭い汁でネトネトにする雨宮は、そのまま奥さんのアナルにまで吸い付き、奥さんを激しく喜ばせた。

奥さんは腰をクネクネとくねらせながら、「入れて・・・入れて・・・・」と、39度の熱を出す子供のようにうわ言を呟く。

(入れるのは・・・マズくねぇか?)
そう思いながら雨宮が戸塚に振り向くと、襖から覗く戸塚はシコシコとセンズリをこいていた。
(アホか・・・・)

戸塚がそんな状態ならば、このままブスリと捩じ込んでも大丈夫だろうと思った雨宮は、一応、悶える奥さんに尋ねた。

「ゴムは・・・・」

すると奥さんは、自分の指でワレメをジュブジュブと擦りながら、「早く入れて・・・いいから早く・・・」と喉をヒクヒクさせた。

雨宮は「本当に生でいいんですね?入れますよ?」と、わざと戸塚に聞こえるようにそう言いながら正常位の体勢になると、奥さんの股をこれでもかというくらいに開いては戸塚の3倍はあろうかと思われる逞しいモノをワレメにジュブジュブと押し付けた。

「はぁぁぁぁ!焦らさないで!早く!早くぅ!」
ワレメの前で亀頭をジュブジュブさせる雨宮に腕に、奥さんがしがみついた。
それはまるで狂人のようだった。

(俺のは戸塚のハゲよりも格段にデカくて太い。カリ首だって韓国産の松茸のように広がっている・・・もしこれを入れたら・・・いつも戸塚の粗チンを喰らってるこの40女はたちまち失神するだろう・・・それこそ、シャ!シャ!シャ!だぜ・・・どうする?・・・そうなったら、今後の会社の俺の立場はマズくならないか?・・・)

雨宮は、狂人のような熟女にしがみつかれながらも戸惑っていた。
奥さんは、戸惑う雨宮のペニスを握ると、それをワレメの前で固定し、自らグイっ!と腰を突き出した。

「あっ!あぁぁぁぁぁ!」
亀頭の侵入だけで奥さんは絶叫した。
そんな奥さんを見て、雨宮はもう限界だった。

ガバッ!と奥さんの両足を腕に抱えると、ガッチリと奥さんの体を押さえ込んだ。
そして亀頭しか入っていないペニスをイッキに押し込んだ。
ズルッ!と半分まで入る。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
奥さんが顔をしわくちゃにして涎を垂らした。
さすが、戸塚の粗チンしか入れていないオマンコだ、半端じゃなくシマリが凄い!

っと、思ったら、大してシマリは良くなく、いや、どちらかというとユルユルだ。

雨宮は浮き上がった奥さんの腰を両手でガッシリと固定すると、ズン!ズン!と浅く突き、そして3回目でスボボっ!と根元まで押し込んでやった。
奥さんは酷い表情で叫んでいた。その顔からはあのお淑やかな部長夫人の顔は消え、それはまるでジェットコースーターで連続回転している時のような醜い顔になった。

ズボズボズボッと太いマラを狭い穴にピストンしながら、同時に「おらおらおら!」っと叫んでやった。
そんな雨宮の乱暴な声に奥さんは激しく反応し、「もっと突いて!もっともっと!」と貪欲に叫んだ。

奥さんは全身に汗をびっしょりとかきながら、布団のシーツを掻きむしっていた。
雨宮は正常位で腰が抜けるほど激しく突き、そして乱暴にひっくり返ると、そのまま奥さんを騎乗させた。
もっと速く動かせとばかりに奥さんのプヨプヨの尻を叩くと、奥さんは「もう許して!」と髪を振り乱しながら、コキコキと高速で腰で振りまくった。

雨宮がふと縁側を見ると、戸塚は縁側の板廊下の上にピーンと姿勢正しく仰向けに寝転がり、目を瞑ったまま小さなチンコをシコシコとシコり、そして、小声で「♪都の西北~早稲田の森に~♪」と早稲田大学の校歌を歌っていた。
月明かりに照らされる戸塚のそんな姿が妙に神々しく、それはまるで月夜に浮かぶ霊魂のようだった。

再び奥さんを正常位に押さえ込んだ雨宮は、奥さんの耳元で「どこで出せばいいですか?」と聞いた。
奥さんはそんな雨宮の言葉を無視し、いきなり雨宮の唇にしゃぶり付いて来た。

それは蕩けるようなキスだった。
口の中のどの部分をどうしたら感じるのかを知り尽くしている熟女のディープキスだった。

答えないという事は中で出してもいいんだな・・・・
雨宮はそう思い、この蕩けるようなキスの状態でイッてしまいたいと、そのまま激しく腰を振ったのだった。


               10


「雨宮君・・・」

退社しようとした瞬間に、戸塚部長から呼び止められた。
退社間際に部長から声を掛けられるという事は、まず間違いなく飲みに誘われると思ってもいいだろう。

雨宮は、嬉しそうに「はい」と戸塚に振り向いた。
「今晩、いいかなぁ・・・」
戸塚はいつものようにのんびりとした口調で雨宮を誘った。

「もちろん。喜んで」
雨宮は乾いた唇をペロリと舐めた。
「じゃあ・・・いつもの駅前の居酒屋、あそこに先に行っててくれるかなぁ・・・僕は遅れて行くから・・・」
戸塚はそう雨宮にそう言うと、「そう言えば井上君!れいのコピーはどうなったかね!」と、叫びながら、円形脱毛症で悩んでいる事務員のデスクへとスタスタと去って行った。

雨宮は、うひひひひひっと心で笑いながら、スキップしたい気持ちを必死で堪えては会社を出た。
2ケ月前のあの晩、戸塚の奥さんと一戦交えてからというもの、戸塚からの誘いは一度もなかった。
40女の柔らかい肌と濃厚なテクニックに魅了されてしまった雨宮は、あの晩以来、奥さんとの激しいセックスを思い出しながらオナニーばかりに耽っていたのだ。

今夜はもっとアクロバティックな体位で攻めてやろう・・・
そんな事を考えながら、胸と股間を膨らませてはいつもの居酒屋に辿り着いた。

居酒屋の扉を開けると、いきなり店内から「あれ?」っという声が聞こえた。

雨宮が縄のれんから顔をあげると、玄関脇の座敷に見慣れた顔ぶれが勢揃いしている。

「なんだよシロアリ、もしかしておまえもか?」

大学時代の先輩だった吉村が雨宮の顔を見て呆れたようにそう言った。
因みに、雨宮の学生時代のアダナはシロアリだ。

「もしかしてって事は・・・もしかして?」
雨宮がそう言うと、鳥皮をクチャクチャと下品に噛んでいた葉山が「そ。みんな戸塚部長に呼ばれたの」と、不貞腐れたようにそう言った。
この葉山という男は雨宮の大学時代の同級生だったらしいが、会社に入社してから互いに同じ学校だったという事を知り、急に仲が良くなった。

雨宮は嫌な予感を感じながら、座敷に座る6人の男達をもう一度見渡した。

そんな雨宮を見て、「そうだよ」と吉村が物知り顔でそう言い、そして「お気づきの通り、ここにいるヤツラは全員早稲田出の野郎達ばかりさ」と鼻で笑った。

そこにガラガラっと扉が開いた。

「らっしゃい!」とカウンターから声が飛ぶと、戸塚部長が縄のれんを潜って入って来た。

「やあやあ諸君待たせて悪い」
戸塚はそう言いながら、ズカズカと座敷に上がった。

「部長・・・どういう事ですかこれは?」
吉村が、納得いかない顔を戸塚に向けた。

「うん。・・・みんなにお知らせしたい事があってね・・・」
戸塚は勿体ぶってそう言うと、カウンターに向かって「とりあえず焼酎」と言った。
戸塚はテーブルの上で散らかっている物をサッサと整頓し始め、そして立ったままの雨宮に「キミも座りたまえ」と笑った。

「・・・この数ヶ月前からみんなには色々と御協力してもらっていたが・・・まぁ、この度、ようやく妻に子供ができましてね・・・」

戸塚が嬉しそうにそう笑うと、座敷の野郎共は一瞬「えっ?」と顔を驚かせた。
戸塚部長が「種無し」という事は、社内では誰も知らないくらい有名なのだ。

「いやぁ、ミキ達のおかげだ。うん。まあ、この際、誰が父親だとかという問題は抜きにして、我々早稲田を母校とする男達の共同作業の結果という事でだね、みんなで産まれて来る子供を祝福してほしいわけだよ、うん」

座敷は一斉に静まり返った。

戸塚は店員が持って来た焼酎を「ありがとう」と受け取ると、お通夜のように静まり返った全員を見渡した。

「私も早稲田だし、妻のヤツも早稲田を出てるもんだからね・・・やっぱり子供も早稲田に入れたくてね・・・だからどーしてもキミ達の協力が必要だったんだよ・・・」

戸塚は嬉しそうにそう語ると、ゆっくりと焼酎のグラスを持ち上げた。
そして座敷にズラリと並ぶ、早稲田の種をもった男達をもう一度見渡し、「早稲田のDNAに乾杯!」と勝ち誇ったように叫びながら1人で焼酎を飲んだ。

その瞬間、枡席に座っていた田村が申し訳なさそうな顔をしながらポツリと呟いた。

「部長・・・実は俺・・・裏口入学なんですよね・・・・」


おわり

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