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バニラ4

2010/07/16 Fri 10:02

バニラ

               9


「アンタ、さっきからなにやってんねん。その子、嫌がってるやろ」

釣瓶は、きっと駅前の「富士そば」で、かけそばでも喰って来たのでしょう、ネギ臭い息を吐きながらそう怒鳴りました。

僕は慌てて優子の穴からペニスを抜き取り、そのギトギトに濡れたペニスをそのままズボンの中に押し込みました。

「この人、さっきからその子にチューしようとしてんねん。アホらしい。ええ加減にせぇや、いい大人が・・・」

釣瓶が別のサラリーマンに、ワケを説明し始めます。
幸いにも、セックスまでしていた事はバレていないようです。

少し離れた所から「今、携帯で警察呼びましたから、捕まえてて下さい!」というおばさんの声が聞こえて来ました。
急に車内はザワザワと騒がしくなり、車内で押し潰されている顔の目玉だけが、一斉に僕をジロリと睨んでいました。

「アンタ、大丈夫か?」
釣瓶が優子に声を掛けると、堰を切ったかのようにいきなり優子が泣き出しました。

「他に何かされたんか?おっちゃんに正直に言うてみぃ」
釣瓶は、鬼の首を取ったかのように声を張り上げながら、泣きじゃくる優子と僕の顔を交互に見ておりました。

キキキキーッと、電車が止まりました。

「アンタ、ちょっと一緒に来てもらうでぇ」

釣瓶が僕の手を掴もうとしたので、僕はいきなり「殺すぞ!」と大声で叫んでやりました。
僕のその叫びに、一瞬にして車内は静まり返ります。

ガァーーーーーッとドアが開きました。

「殺すぞ!殺してやる!ぶっ殺すぞー!」
叫びまくる僕。
とたんに、乗客達の目は、こんなキチガイと関わり合いを持って巻き添えを食らいたくない、という恐怖の目に変わり、一斉に電車から飛び出しました。

その人の波に紛れて僕も電車を抜け出しました。

ホームには、通報を受けて駆けつけて来たらしい制服のおまわりさんが、やる気なさそうにキョロキョロとしておりました。

ホームに溢れる人の波に紛れ込みながら、僕はそのまま知らん顔して前を進みました。
後の方から「チカンやー!チカン!」という釣瓶の声が聞こえて来ましたが、出口に向かう人々は、誰一人として後を振り向く者はいませんでした。


               10

それから1ケ月が過ぎました。

僕は、もう二度とあの電車には乗れないだろうと、優子に会いたい気持ちを必死に堪えながら電車の時間を大幅に遅らせています。

これ以上、優子に付きまとえば本当に危険です。
そんな事は、さすがの僕でもわかっています。
だから、あれから一度も優子の自宅にも行っておりませんし、優子の自宅に悪戯電話をする事もきっぱりとヤメました。

そんな僕は、まるで気の抜けた風船です。
このまま東京にいる意味はあるのか?と、そんな事ばかり思いながら毎朝会社に通い、そして帰りの電車では、いつも、このまま生きている意味があるのか?と、考える毎日が続いております。

そんなある日、僕はいつものようにラッシュを過ぎたガラガラの電車にモソモソと乗込みました。
会社は、精神科の診断書を見せたら、2時間の遅刻を特別に許可してくれましたので、もうあの悲惨な満員電車に揺られなくてもいいのです。
但し、2時間の遅刻と引き換えに、会社での僕の出世は完全に消えました。
でもいいのです。あの釣瓶に捕まるよりは・・・。

ラッシュを過ぎた電車は、まるで映画のワンシーンのように、ガタゴトとゆっくり揺れながら、ほのぼのとしたビル群をのんびり進んでおりました。
連結部の横に座っている僕の斜め前におばさんが一人、そして入口のすぐ隣の席で杖を持ったお爺さんがウツラウツラと眠りこけておりました。

僕が「ふぁ~あぁ~」と大きなアクビをすると、斜め前のおばさんがチラッと僕を見ました。

歳は40代後半でしょうか、保険の外交員といった感じのババアです。

僕はもう一度、大きなアクビをしながら、「死にてぇなぁちくしょう・・・」と、独り言を呟きながら背伸びをし、そしてそのままグタッと座席に崩れ落ちました。

座席にだらしなく座りながら、ボンヤリと電車の壁を見つめていると、ふいにあの時の優子の大きな黒目が浮かんできました。

(あいつ・・・どうしてあの時、ヤラしてくれたんだろう・・・)

僕は、自分から尻を突き出しておきながらも、しかしその後に被害者面して泣きじゃくっていた優子の気持ちがわかりませんでした。

優子を思い出していると、ふいに優子のあの時の生暖かい感触も甦って来ました。
(オマンコ・・・触りてぇなぁ・・・)
指を見つめながら、そう思っていると、いきなりググッとシートが沈みました。

「えっ?」
振り向くと、斜め前に座っていたはずのおばさんが僕の隣に座っています。

「こんにちは」
おばさんは、僕と目が合うなりいきなりそう言って微笑みました。
小皺と真っ赤な口紅が妙に不気味でした。

「・・・何ですか?」
僕はだらしなく座ったまま、おばさんを見上げました。

「あなた、何かに疲れていませんか?例えば、仕事の事とか家庭の事とか・・・」
おばさんはポッチャリとした身体を僕に斜めに向けながら、心配そうに僕の顔を覗き込みました。

「なんですか?・・・あんたは誰?」
僕はネクタイを弛めながらそう聞きます。もう今日は会社に行く気がしませんので、次の駅で降りてパチンコにでも行こうとその時そう決めました。

「深山の家って御存知ですか?」
おばさんはありったけの笑顔で微笑みます。

「・・・知らない」

「深山の家というのは、幸せになろう、幸せになりたいと思う人達が寄り集まる家族です。あなたは、今、幸せですか?」
そう言って微笑むおばさんの前歯には真っ赤な口紅が付いていた。

「・・・宗教?」

僕がそう聞くと、おばさんはゆっくりと深く頷きました。

「・・・幸せにしてくれるの?」

おばさんは背筋を伸ばしたまま、優しく微笑み、「信じれば・・・」と呟きながらまた深く頷きました。

「じゃあ信じる」

僕はそう答えると、だらしなく座ったまま、素早くズボンのチャックを開け、中からボテッと萎れるペニスを剥き出しにしました。

「しゃぶってよ」

僕がそう笑うと、おばさんはギョッとした目で僕とペニスとを交互に見ております。

「・・・金は全然持ってないけど、サラ金とかからなら借りられると思うよ。俺、まったく借金ないし」
僕はそう言いながら、ペニスをニョキニョキと弄り始めました。

「・・・お仕事は・・・何をしてらっしゃるの?・・・」

おばさんは恐る恐る聞いて来ました。
おばさんの目は、終始ブラブラと動く僕のペニスをジッと見ています。

「証券会社。なかなかの大手だよん♪」
僕は内ポケットから名刺を取り出すと、それをおばさんの太ももの上に投げました。

おばさんは慌ててその名刺を引ったくると、顔に近づけてはマジマジと見ております。
僕はその隙に、おばさんのスカートの中にソッと手を入れました。

「あっ」とおばさんは気の抜けた声を出しました。
僕はすかさずおばさんの手を掴むと、それをペニスにグッと押し付け、「シコシコしてよ」と笑いました。

おばさんはスカートの中でゴソゴソと動く僕の手から逃れようと尻をモゾモゾとさせながら、「ここで?」と呆れた顔をし、そして車内をキョロキョロと見回します。

「大丈夫よ。次の駅までまだ5分あるから。その間にシコシコしながらついでにしゃぶっちゃってよ」

僕がそう言いながらニヤニヤと笑っていると、おばさんはもの凄い勢いでスカートの中から僕の手を引きずり出し、そして迫力のある目付きでグッと僕を睨みました。

「シコシコしてやったら、深山の家に入会する?」

おばさんは太い声でそう言いました。

「しゃぶってくれなきゃヤダ」

僕がニヤニヤと笑うと、おばさんはもう一度車内をキョロキョロと見回し、入口近くでウトウトとしているお爺ちゃんを注意深く観察しながら、僕のペニスを握りました。

電車がトンネルの中に突入しました。それと同時におばさんの真っ赤なマニキュアをした手が上下に動き始めました。

「あなた、今日、会社は?」

「・・・うん。辞めようかと思ってるんだ・・・」

「どうして!せっかくこんないい会社に入ったのに」
おばさんは濃厚なアイラインを引いた目を大きく開きながら驚いた。

「つまんないから・・・もう死のうと思ってたし・・・」

僕がそう言うと、おばさんはシメシメといった表情で「あらっ!」とワザとらしく驚きました。

「あなたみたいな人がね、深山の家には沢山いるのよ。だから、もう何も心配しなくてもいいのよ・・・」

おばさんはそう呟くと、ゆっくりと身体を屈ませ、僕のペニスをシュルルっと吸い込みました。

それは今までにない快感でした。
おばさんの舌使いというか、このシチュエーションというか、もうとにかく色んなものが混ざり合って、僕を快感のド壷に叩き落としました。

僕はすかさず内ポケットから小さな瓶を取り出しました。
瓶の蓋を開け、そのスプレーの先をおばさんに向けてシュッ!シュッ!と吹き掛けました。

「なに?」

おばさんは、パックリと開けたままの口にペニスを入れたまま、怪訝そうに僕を見上げます。

「・・・僕の好きな香水」

車内は、瞬く間にバニラの香りが一杯に広がりました。
その香りを嗅いだ瞬間、僕のペニスは最高潮に勃起し、それを銜えるおばさんが「凄い元気だねぇ」と戸惑います。

ジュボッ!ジュボッ!ジュボッ!
おばさんの口から溢れる唾液の音が、次第にリズミカルになってきました。

僕は、快感に悶えながら、おばさんのスカートの中に手を入れます。

ストッキング越しに、ヌルヌルとした冷たい感触が伝わります。おばさんはあきらかに濡れていました。

「ねぇ、次の駅で降りて、ホテルに行こうよ」

僕はそう言いながら、おばさんの股間を弄っていた指の匂いを嗅ぎました。
腐ったスルメイカの匂いがツーンと僕の鼻を襲います。

おばさんはそんな僕を無視しながら、必死でガポガポとしゃぶりまくります。

「ねぇ、今度は僕がアソコを舐めてあげるから、ホテルに行こうよ」

僕は、その腐ったスルメイカが漂う指を嗅ぎながら、おばさんを顔を覗き込みます。

おばさんの大きく開いた鼻の穴から鼻毛の塊がモソッと出ていました。

おばさんは僕のペニスを銜えたまま、僕をジロッと見上げ、そして怪しく目を光らせながら、「いいわよ。そのかわり、深山の家に入会するのよ」と不気味に微笑みました。

電車は、もうすぐトンネルを抜けます。

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