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昏睡(KONSUI)4

2011/07/19 Tue 10:46

    昏睡4



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 私はそのまま、ファミレスの奥にある「更衣室」と書かれた部屋に連れ込まれた。
 そこは、従業員達の休憩所も兼ねているのか、安っぽいソファーが並んでいるのがボンヤリと見えた。
 部屋は異様に埃っぽく、その部屋の中央にあるテーブルには食べかけのカップ麺が散乱していた。
 私は大男に担がれたまま、ロッカーの前に不自然に置いてある簡易ベッドへと連れて行かれ、そこに静かに寝かされた。

「こりゃあ、なかなかの上玉だぜ、イイ女の匂いがプンプンしてるよ」
 大男は私をうつ伏せに寝かせながら、グローブのような大きな手の平で私の胸を鷲掴みにした。
「でしょ、でしょ、僕もそう思ったんだよなぁ・・・・最初、シゲちゃんから電話貰った時、ジャーナリストなんて言ってる女なんてどうせガリ勉の鶏ガラみてぇなブスだろうって思ってたんだけど、店に来て見て、あんまり綺麗だったから驚いちゃったよ・・・・」
 A氏のそんな浮かれた声が背後から聞こえて来た。
 A氏はそう喋りながらズボンを脱いでいるのか、ベルトの金具がカチャカチャと鳴る音が部屋に響いていた。
 ベッドにうつ伏せにされた私は、そんな彼らの言動に強烈な恐怖を感じ、枕に顔を押し当てたまま、ただブルブルと震えているだけだった。

「でも、この女、記者なんだろ?ヤバくねぇか?」
 大男は少し怯えながらA氏に聞いた。
 A氏は笑う。
「この人だって、オマンコやってヒーヒーいってる動画をネットでバラまかれたくはないでしょう・・・」
 そう言いながら私の静かに撫でながら「ねっ?」と笑った。
 そんなA氏の言葉に安心したのか、大男は「そりゃあそーだな」などと笑いながらズボンのベルトを外し始めた。

 そんな男達の迫り来る熱い感情を受けながらも、私はどうすることもできなかった。
 全身はジンジンと痺れ始め、もはや自分の意思では指先さえも動かす事は出来なくなっていた。
 そして、猛烈な睡魔に襲われながら、シマリの無い唇からタラタラとヨダレを垂らすだけなのだ。
 このままいけば、私は完全なる彼らの玩具とされるだろう。
 悔しさと恐怖と悲しさに襲われるがしかしどうする事も出来ない。
 私はいっその事、このまま寝てしまおうかと思った。
 寝てしまって意識がなくなれば精神的にはこの地獄からは脱出できるのだ。
 そう思った私は一瞬軽い鼾をかくが、しかし自分のその鼾で目が覚めてふと思った。
 そう、私はジャーナリストなのだ、と。
 私は、わざわざこんな田舎のファミレスにまでレイプされに来たのではない。
 私は、この昏睡レイプ魔という極悪非道な男の手口を取材する為に、こんな危険な橋を渡ってまでもここにやって来たのだ。
 私は、襲って来る睡魔を振り払った。
 そして薄れいく意識の中で精一杯五感を働かせた。
 そう、私はこの最悪な状況の中、ジャーナリストとして、この極悪非道な昏睡レイプ魔の手口と、そして哀れな被害者の感情というものを細部まで見極めてやろうと思ったのだ。
 そう思ったら何やら凄い力が湧いて来た。
 これはただ単に昏睡させられレイプされるのではなく、これは体験レポなのだ、と自分を励ましたのだった。

 人形のようにダラリとうつ伏せになっていた私の両膝を、全裸になった大男がゆっくりと立て始めた。
 尻を突き出した私はまるで猫が背伸びをしているような体勢にさせられた。
 背後からA氏の手が伸び、私のスカートのホックを手慣れた指先でプチッと外した。
 そのままスカートがスルスルっと下ろされると、大男が「なんだこのエッチなパンツは・・・」っと下品に笑った。

 私は、今日履いているショーツがどんなものだったか思い出せなかった。
 すると、私の足首からスカートを抜き取るA氏が、「ピンクのサテンのTバック・・・きっとPEACHJOHNで買ったんだな」っと専門家のように呟き、やっと私はその日のショーツを思い出す事が出来た。

 A氏は、突き出した私の尻に頬を押し当て「僕、こんな知的でエッチなお姉さんに憧れてたんだぁ・・・」っと囁きながら、私の尻肉にナメクジのような舌を這わせた。
 全裸の大男は、「なんたってキャリアウーマンだもんなぁ」と嬉しそうに笑いながら、枕に顔を押し当てていた私の顔を横に向かせた。
 半開きの私の目に、大男の巨大なペニスが飛び込んできた。
 それは、今までに私が見た事もない巨大なペニスであり、私には大男のその巨大なペニスが凶器に見えた。
 こんなモノを入れられたら間違いなく裂けてしまうだろうと私の頭は混乱した。

 大男は、私の目の前でペニスをガッシリと握り、それを上下に動かしていた。
 そして、「えっ?」という感じで、慌てて半開きの目の私の顔を覗き込むと、「こいつ、寝てねぇゾ!」と叫んだ。
 とたんに「マジマジ!」と嬉しそうな声をあげてA氏が私の顔を覗き込んだ。
 私の目に、薄汚いタヌキ面したA氏のニヤニヤとする顔がボンヤリと浮かんだ。
「へぇ~さすがプロのジャーナリストだねぇあんた・・・その目でしっかりと事実を見ようって腹かぁ・・・いい根性してるねぇ・・・」
 A氏が濁った目をギラギラさせながら私の頬を指先で突きながら不敵に笑った。
「マズくねぇか?」
 大男はペニスをシゴきながらオドオドと聞く。
「いいじゃん。どうせ僕達がレイプ魔だってことはこの人最初から知ってたわけだし・・・」
 A氏はニヤニヤと笑いながらそう言うと、ヘビのような長い舌を私の唇に伸ばし、ゆっくりと舌先を動かし始めた。
 その舌先を私の唇からアゴへと移動させると、口内でペチャペチャと味わうかのような仕草をし、そして私の半開きの目をジッと覗き込むとポツリとこう言った。

「せっかくだからじっくりと取材するといい・・・濃厚なのをたっぷりと体験させてあげますから・・・」

私はそんなA氏の猟奇的な濁った目を見つめながら、叫び出したいくらいの恐怖に襲われたのだった。


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「この女、どことなく米倉涼子に似てね?」
 大男は、私の右足の爪先をペロペロと舐めながら呟いた。
 大男の太い舌は私の足の指の間をネチャネチャと何度も往復していた。
 そんな場所を愛撫された事のなかった私は、あまりのくすぐったさに失禁寸前にまで追いやられた。

 ここでわかった事は、いくらこのクスリの効き目で体が痺れていようとも、その感覚は消えないという事だった。
 いや、それだけではなく、今、私がこうして足の指を舐められているだけで失禁しそうなくらいにくすぐったいという事は、もしかしたらこのクスリの効き目によって神経が異常敏感になっている可能性もあるのだ。
 媚薬効果。
 確かにA氏は、このクスリにはその効果が含まれていると豪語していた。
 大概の女は、昏睡していても感じていると・・・・

 私の尻に何度も何度も顔を押し付けてながら唸っていたA氏は、そこからゆっくりと顔を離すと、ショーツの上から私の膣に指を押し当て、膣のワレメに沿ってゆっくりと上下に指を動かし始めた。
 その感触は、触られているという感触はあるものの、しかし性的に感じると言うほどではない。
 しかし、A氏は私の膣を指で弄りながら「凄く濡れてますよ・・・」っと私に語りかけるように呟いた。
 確かに、ショーツがずれる度に、股間に湿った感触が伝わっていた。
 しかし、股間が愛液で溢れるほど私は感じてはいない。

 A氏はそんな私のショーツの股間部分を指に引っ掛けた。
 そしてそれを横にズラすと、私の足をペロペロと舐めている大男に向かって「シゲさん・・・見てよ、この綺麗なアナル・・・」っと興奮を抑え切れない口調で呟いた。
「うわぁ・・・すげぇ綺麗なケツの穴だなぁ・・・この女、ウンコした事ねぇんじゃね?」
 私の尻を覗き込む大男の鼻息が私の肛門に吹きかかるのがわかった。

 大男の鼻が私の肛門に押しあてられた。A氏は私のクリトリスを指で弄りながら「今に狂ったように気持ち良くなるからね・・・」っと呟いていた。
 大男は私の肛門の匂いを嗅ぎながら、ソコに舌を伸ばして来た。
 生温かいヌメリが私の肛門を這い回る。
 私は性的にはまったく感じていなかった。ただただ気持ちが悪くて仕方なかった。
 しかし、A氏が私のショーツを剥ぎ取り、直にクリトリスに触れて来た瞬間、私の身体中に恐ろしい閃光が走った。
 それは初めて感じる快感だった。
 オルガスムス。
 これまでに、セックスの時に絶頂を感じた事は何度かあった。それは、毎回というわけでなく極々わずかに時々だった。
 あの時の絶頂感が、今、クリトリスに触れられただけで全身を走り抜けて行く。
 私は目を閉じる事も出来ず、そして声を出す事も出来ず、ただただ人形のように寝かされたまま、波のように襲いかかって来る快感に精神を踊らされているだけだった。
 大男が私の肛門から唇を離すと、今度はA氏が私の股間にむしゃぶりついて来た。
 それは飢えた犬のように荒々しいクンリニングスだった。
 部屋中にビチャビチャと下品な音が響き渡り、その音に刺激を受けた大男が巨大なペニスを私の唇に押し付けて来た。
 大男のペニスからは、夜勤明けの係長の靴下のような悪臭が漂っていた。
 私の唇や舌は動かず、それを拒否する事は不可能だった。
 口の中いっぱいに押し込まれたペニスは、レンジで温められたばかり肉の塊のようだった。
 私はそんな凶暴な肉棒を口内に感じながら、股間を這い回るA氏の舌の動きに耐えられなくなっていた。

「うわっ!」
 背後のA氏が突然叫んだ。
 私には、そのA氏の叫び声に心当たりがあった。
 そう、恐らく私は失禁してしまったのだ。

「お姉さん、おしっこちびっちゃったよ・・・・」

 A氏は呆れたようにそう笑いながら、私の太ももにダラダラと伝わる尿を、ズルズルと下品な音を立てて飲み始めた。

「お姉ちゃん、気持ち良くてオシッコちびっちゃったの?ダメじゃないか、キャリアウーマンのくせに行儀が悪いねぇ・・・」

 大男はそう呟きながら、私の顔を両手で固定しては口の中にズボズボと激しく腰を振った。
 そして更に欲情した大男は、いきなり私の口からペニスを引き抜くと、「そんな行儀の悪いお姉さんはお仕置きしちゃうぞ・・・」っと呟きながら、ハァハァと荒い息を吐いては私の口の中にナマコのような大きな舌を捻り込ませて来たのだった。
 そんな大男の口臭は、人間のものとは思えないような悪臭だった。
 そのニオイは、数日前、新宿公園でホームレスを取材した時に嗅いだ、あのビニールシートの小屋の中と同じニオイがした。
 私は必死で息を止めた。
 体は動かなくとも息だけは自由に止める事が出来た。
 そんな私の口の中を、大男の分厚い舌は縦横無尽に暴れまくっていたのだった。

 そうやって散々屈辱された後、私はA氏の手によって仰向けに寝転がされた。
 部屋の天井がボンヤリと私の目に映ったと思うと、とたんにA氏の顔がヌッと現れた。

「どうですか?実際に被害者になってみた感想は?・・・・」

 A氏はニヤニヤと笑いながら私の顔を覗き込んだ。
 当然、私は答えたくとも答えられない。
 私は半開きの目をしたまま、人形のようにダランと項垂れていた。
 ただ、ここでわかった事は、かろうじて声だけは出せると言う事だった。
 しかし、声は出るものの、唇の筋肉が言う事を聞いてくれないため、それは言葉にはならず、ただ「あぁぁぁ」や「うぅぅぅ」と唸るだけだ。
 しかもその声は、腹から大きな声を出すと言う事が出来ないため、悲鳴を上げる事は不可能だった。

「お姉さん、僕の舌でかなり感じてましたね・・・・どうです、3回くらいイッちゃったんじゃないですか?」

 A氏がそう言いながらニヤニヤと私を見下ろしていると、ハァハァと息の荒い大男が私のブラウスを必死に脱がし始めていた。
 確かに、悔しい事に私はA氏の舌で性的快感を感じていたのは紛れもない事実だった。ただ、それによってオーガスムスに達したかといえば、そこまではいっていないと思う。
 アソコを舐められながら、オーガスムスのような快感は何度も感じたのは確かだが、しかし、それに達した時のあの絶頂感までには至っていなかったのだ。
 そう思う私は、乱暴に全裸にされながらも、いつしか彼らの肉棒に期待してしまっていた。それは取材の為ではなく、本能からソレを期待してしまっていたのだ。
 そう思う自分に対し、叫びたい程に悔しかったが、しかし、それを欲しいと思う感情は隠し切れない事実だった。
 私は、そんな淫乱な気持ちに包まれながら、これまでレイプされて来た被害者達も同じような気持ちに犯されていたのだろうかとふと思い、改めてこのクスリの恐ろしさをひしひしと感じさせられたのだった。


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 埃だらけの簡易ベッドの上で、全裸で投げ出されていた私は、もはや性処理専用の人形そのものだった。
 そんな私の目の前で、A氏がペニスを握りながら「ジャンケンで決めますか?」と笑った。
「冗談じゃねぇ、ここは俺っちの店だぜ、俺が先に頂くに決まってるじゃねぇか」
 私から剥ぎ取ったブラウスに顔を埋めては匂いを嗅いでいた大男は、いきなりブラウスを床に放り投げると、そう言いながら私の股間へと移動して来た。
「そりゃあないですよシゲさん、このお姉さん連れて来たのは自分なんですから・・・・」
 A氏は、強引に私の股に入り込もうとする大男の体を止めながら笑った。
「いいじゃねぇか、おまえはいつも色んな女と楽しんでるんだしよ、たまには俺にもいい思いさせろよ・・・」
「そーいう問題じゃないっすよシゲさん。それはそれコレはコレですからね、はい、ジャンケンしましょう・・・」
 A氏が強引にそう言うと、大男は「ちっ」と舌打ちしながらもジャンケンに応じる構えを見せた。

「ジャンケンぽん!」
「あいこでしょ!」

 今、私の目の前で、見るからに醜い男2人が私の体を巡ってジャンケンをしている。
 これほどまでに屈辱を受けた事が、私のこれまでの人生にあっただろうか。
 今まで、死ぬ程にイヤだった上司からのセクハラも、この屈辱的なジャンケンに比べたら子供の悪戯のように可愛く思える。
 私は、この地獄のような屈辱を目の前にして、いつしか半開きの瞳から大量の涙を無言で流していたのだった。
 しかし、そんな感情とは別に、違う感情が私の心の中で沸々と沸き起こっていた。
 どちらでもいいから早く入れて欲しい・・・・
 私は溢れて来るそんな気持ちを懸命に打ち消した。
 しかし、そんな感情は消えるどころか益々激しくなってくるばかりなのだ。

「よっし!」
 何度かのジャンケンの末、そう叫びながらA氏がガッツポーズをした。
 その瞬間、大男が「ちぇっ」と舌打ちしながら、「いつもおまえの後はセイシでドロドロになってるから気持ち悪いんだよなぁ」と不貞腐れていた。
 中出し。
 とたんに私の頭の中にその最も不潔で忌々しい言葉が走り去った。
 私はゾッとした。最悪な事に、今の私は排卵日なのだ。
 焦った私は「お願いだから外で出して!」と必死に叫ぶが、そんな私の叫びは、「あぅぅぅぅ・・・・うぅぅぅぅ・・・・」っという唸り声にしかならない。
 しかし、そんな私の念力が利いたのか、A氏は不貞腐れている大男に向かって宥めるようにこう言った。
「わかりましたよ。中出ししないようにしますから・・・」
 A氏のその言葉を聞いた私はひとまず安心したが、しかし、大男の次の言葉で再び奈落の底へと落とされた。

「ありがてぇ・・・でも俺は久々だから中出しさせてもらうぜ・・・ひひひひひ、楽しみだなぁ美人姉ちゃんの中出し・・・・」

 そんな大男の言葉にたちまち絶望感に包まれた私は、A氏に両足を高く突き上げられながら自分の爪先をジッと見つめていた。
 A氏は左手で私の右足を高く掲げながら、右手の指で膣を弄った。
 ぷちょ、ぷちょ・・・・っという粘着力のある卑猥な音が響くと、それを覗き込んでいた大男が「ひでぇ濡れ方してんなぁ・・・」っと、まるで、グツグツと煮えたぎるすき焼きの鍋を、まだかまだかと覗き込む子供のような口調でそう言った。

 A氏の指は、絶望に叩き落とされていた私を、その深い穴の中から救い出してくれたようだった。
 今までに感じた事の無いような快感が、私の全身を包み込み、私の脳からは大量のアドレナリンがドクドクと溢れ出した。
 A氏が何本の指を私の膣の中に入れているのかわからなかったが、その指は膣の中でランダムに蠢きまくり、グチョグチョと卑猥な音を響かせては私の膣を掻き回した。

 A氏は私の膣を散々弄ぶと、「もう我慢できなくなっちゃったんでしょ?」と震える私を覗き込み、そしてグジョグジョになった私の膣にペニスの先をソッと押しあててきた。

 私は、そんなA氏に挑発されながら、心の中で気が狂ったかのように「入れて!お願い!」と叫びまくっていた。
 今まで、セックスに対してクールだった私が、これほどまでにペニスを愛おしいと思った事はなかった。
 そんな行為は、自立した女として恥ずべき行為だと私は思っていたのだ。
 今まで、セックスをスポーツのように思っていた私は、今日、この地獄の中で本当の女の悦びというものを教えられたのかも知れない。

「お姉さん、あんまり男と遊んでないでしょ?・・・ココのビラビラが全然オマンコ焼けしてなくて、とっても綺麗だもん・・・・」
 A氏は膣のワレメに亀頭をズリズリと擦り付けながらヘラヘラと笑った。
 するとすかさず大男が横から口を挟んだ。
「でもよ、このクリトリス、ちょっとデカくねぇか?」
 そう言う大男に、A氏はふふふふふっと笑いながら、「多分、忙しい仕事の合間にオナニーばかりしてるんでしょ」と、私の半開きの目を覗き込むようにして腰をゆっくりと突き出して来たのだった。

 A氏のペニスは、何の抵抗も無くヌルッと私の中に入って来た。
 まるで高圧電気を浴びせられたような快感が私の脳を貫いた。
 私は、無意識のうちにシマリの無い唇をブルブルと震わせながら、「あぁぁぁぁぁぁ・・・・・」っという深いアエギ声を出してしまっていた。

「感じる?ん?気持ちイイでしょ?・・・・」
 A氏はハァハァと荒い息を私の顔を吹き掛けながら、腰のスピードを段々と早めて行った。
 A氏の背後から大男がヌッと顔を出し、A氏の耳元で「具合はどうだ?」と聞く。
「凄いっすね・・・ハンパじゃなく締め付けて来ますよ・・・」
「だろうな・・・この女、多分、日頃からヒールの高いサンダルばかり履いてるからよ、だからきっとオマンコの筋肉がキュンキュンに締ってんだよ・・・・」
 大男は、何の根拠も無い事をブツブツと呟きながら、上下に揺れる私の乳房を手の平の中に包み込んだのだった。

 A氏は私の体を折り畳むようにして体の中に包み込みながら、ダルマのように丸めた私の体にズボズボと容赦なくペニスを突き刺して来た。
 私は何度も襲いかかって来るその快感に、ただヨダレを垂らしては「あぁぁぁうぅぅぅ」と唸っているだけだった。

 A氏はペニスを根元まで深く押し込んだかと思うと、今度は亀頭だけしか入れずにスポスポと浅くピストンさせたりするのを繰り返していた。
 根元まで押し込まれた時の快感がインプットされてしまっていた私は、スポスポと浅いピストンをされている間中、(奥まで入れて!もっともっと奥まで入れて!)と、頭の中で叫び狂い、その根元まで押し込まれる瞬間を今か今かと待ちわびた。
 A氏はそんな私の感情がわかっているらしく、わざとスポスポと浅いピストンをしながら私の顔を覗き込み、不敵な目をしてニヤリと笑うと「奥まで入れて欲しいですか?」と眉を上げた。
「もし、奥まで入れて欲しいんだったら、その綺麗な目玉を右に向けて下さい・・・・」
 そう私に囁くA氏は、かろうじて私の目玉だけが動く事を知っているようだった。

 私はそんな不敵なA氏を見つめながら、目玉を右に向けたい衝動を必死に堪えていた。
 なぜ私がそれを堪えていたのかというと、A氏の背後では大男がビデオカメラを構えていたからだ。
 今もし私が目玉を右に移動させれば、それはこの行為が合意の上だったという証明になってしまう。
 だから、A氏の背後にいる大男は、その証拠を捉えようと、私の顔にビデオカメラのレンズを向けているのだ。

 それに私が気付いた事を悟ったのか、A氏は膣のワレメに亀頭だけを入れたままペニスの竿を握り、まるでスプーンでコーヒーを掻き回すかのようにグニョグニョとペニスを動かし始めた。
 そんなA氏の亀頭は、膣だけでなくクリトリスまでも掻き回し、それに激しい刺激を与えられた私のイライラ度は爆発しそうなくらいに膨れ上がって来た。

「どうなの?・・・ズボッ!と奥まで入れられたくないの?・・・ん?今なら凄く気持ちイイと思うんだけどなぁ・・・・」
 A氏は、私の股間にグチョグチョと卑猥な音を立てながら私の半開きの目を覗き込みながら誘発する。

 私は今にも気が狂いそうになっていた。
 あの、根元までズッポリと奥まで入れられた快感を忘れられない私は、半狂乱のように悶え苦しみながらも、それでも必死になって目玉を動かさないように耐えていた。

「ん?・・・変だなぁ・・・欲しくないのかなぁオチンチンが・・・」
 A氏はそう呟きながら、不意にヌポッ!と膣の奥までペニスを突き刺した。
 強烈な快感が私の脳を襲い、私はその快感におもわず悲鳴をあげた。
 A氏はそんな私をせせら笑い、またペニスを元の位置に戻しながら、「どうなの?オチンチンを奥まで入れられてズボズボされたくないの?」と私の顔を覗き込んだ。

 ズボズボっというA氏の言葉が、脳の中でリアルに膨れ上がった。
 もう限界だった。
 今にも気が狂いそうな私には、これ以上、我慢する事は無理だったのだ。
 私は、A氏に見つめられながら、自分の目玉をゆっくりと右に向けた。
 右側にあるロッカーがボンヤリと私の目に映り、その床で散乱している自分の衣類が見えた。

「よし・・・ちゃんと撮りましたねシゲちゃん」
 A氏がそう言うと、背後でビデオカメラを構えていた大男は「ばっちりよ!」と嬉しそうに叫んだ。

「それじゃあ約束の御褒美をあげるからね・・・・」
 A氏はそう言いながら私の両足を更に高く突き上げ、そして、私の尻が宙に浮き始めると、いきなりヌポッ!とペニスを突き刺した。
 カナヅチで頭を殴られたような衝撃を受けた私は、とたんに失禁した。
 ビシャ、ビシャ、と私の尿が噴き出る股間に、A氏は容赦なく根元までペニスを突き刺し、「ほれほれ、御褒美のズボズボだよ!」と叫びながら高速のピストンを繰り返したのだった。


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 それからしばらくの間、私はありとあらゆる体位をさせられながら犯し続けられた。
 その間、私は人形のようにグッタリとしているだけだったが、しかし、既に5回のオルガスムスを感じていた。
 A氏は私の体をガンガンと揺らしながらも、私の身体中を舐め回していた。
 そんなシーンを大男は全てカメラに収めている。

 これほどまでにセックスで感じたのは生まれて初めてだった。
 今まで、何人かの男とベッドを共にした事があるが、これほどまでの快感を与えてくれた男は1人もいなかった。
 私は朦朧とした意識の中で、このクスリを使った昏睡セックスにハマってしまい、廃人になってしまったという女の事をふと思い出した。
 そして私ははっきりとこう思った。
 廃人になるまでハマってしまうのは当然だろうと。

 しかし、そんな快楽に溺れる私の頭の片隅には、まだジャーナリストとしての使命もしっかりと残っていた。
 ただ、そうは思っていても、今の私には何もできない。
 今はこの状況をしっかりと頭に焼き付けておく事だけが、ジャーナリストとしての今の私に出来る精一杯の使命だった。

 犬のように四つん這いにされたまま、背後からヌポヌポとペニスをピストンされていた私は、その屈辱を感じながら同時に性的快感も感じていた。
 もっと滅茶苦茶に犯して!
 そう叫ぶ私がいる。
 私は、そんな自分を客観的に捉えながら、きっとA氏に犯された真面目な女子高生も、彼氏の隣で犯されたお嬢様も、みんなみんなこんな気持ちになっていたのだろうと思っていた。

 四つん這いのままの私が、6度目のオルガスムスに達すると、A氏は「そろそろ僕も我慢が出来なくなって来たよ・・・」と、声を震わせながら笑った。
 A氏は、潮と失禁でグショグショに濡れたベッドの上に再び私を仰向けに寝かせると、そのまま正常位で腰を踊らせた。

「おい、早く代われよ・・・・」
 A氏のすぐ後で、巨大なペニスを天に向ける大男が、今か今かと順番を待ちわびていた。
(この大男に中出しされる・・・・)
 大男を目にした私はそんな恐怖に怯えながらも、一方では、大男のあの巨大なペニスでおもいきり膣を掻き回されたいという卑猥な妄想が膨らんでいた。

「あ・・・マジにイキそう・・・・あぁぁ・・・・」
 A氏は、折り曲げた私の両足を抑え付けながら、苦しそうな顔をして呻き始めた。
「絶対に中で出すなよ!」
 大男がA氏の耳元で叫ぶ。
 A氏の腰がいきなりスピードを帯びた。
 私のいやらしい汁がA氏の腰の動きに合わせてクチャクチャと音を立てた。
「あっ、あっ、イクよ!イクよ!」
 A氏は幼児のようなひ弱な声でそう叫ぶと、素早くヌルッとペニスを抜き取り、慌てて私が寝転んでいるベッドに飛び乗った。
「あぁぁぁ・・・・・」
 私の胸にペニスを向けて激しくシゴくA氏。ペニスの先から勢い良く飛び出した精液は、まるでボディーソープのポンプを連続で押したかのようにドピュ!ドピュ!と鈍く迸った。

 その瞬間、大男が私の両足を肩に担ぎ「細せぇ脚だなぁ・・・」と呟きながら私の股に潜り込んできた。
 A氏の熱い精液が鎖骨に向かってタラリと垂れて来た。それはウナジを滑り降りてはベッドのシーツにポトリと滴り落ちた。
 その瞬間、猛烈な快感が私の下半身を襲った。
 大男の巨大なペニスは私の膣をこれでもかと押し開き、強引な摩擦と共に私を快楽の底へ導いた。
 目の前のA氏のペニスからはまだ精液が噴出している。
 私はこの薄汚れた二匹の獣に見下されながら、その不敵な笑みの下で蕩けてしまったのだった。


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 その後、何事も無く私は今まで通りの生活を続けている。

 クスリを使用しての昏睡レイプは、その強烈なクスリの後遺症や精神的なショックにより心的外傷後ストレス障害になりやすいと、これまでの取材で明らかになっていたが、しかし私の場合、幸いにもそのような症状は今のところ全く見当たらない。

 結局、私はこの昏睡レイプ魔の記事をボツにした。
 私がこの事件の内偵に走っていた事を唯一知る同僚は、この記事をお蔵入りにする事に激しく反対した。
 その同僚も私と同じ女性で、まだ若く未婚だった。
 彼女は、それまでに私が集めた内偵資料に目を通しながら、彼らのような極悪非道なレイプ魔は社会の敵だと激しく怒り、この事件を絶対に記事にして、彼らには徹底した社会的制裁を加えるべきだと強く抗議した。
 そう、最初の頃の私のように・・・。

 私は、怒りに燃える彼女の大きな瞳を見つめながら、静かに彼女に尋ねた。

「一緒に戦ってくれる?」

 彼女はそんな私の目を力強く見つめながら、「もちろんです」っと、薄いピンクの口紅をキラリと輝かせた。

「・・・わかったわ。もう一度、コンタクトを取ってみるわ・・・・」

 私はそう言いながら席を立ち、携帯電話を握りしめたままオフィスを出た。

 ビルの屋上に出ると、太陽の光に照らされたビル群がキラキラと輝いていた。
 私は雨上がりの水溜まりを避けてフェンスの角へ行くと静かに携帯を開いた。

 A氏はスリコールで「久しぶりっすね」と電話に出た。
 A氏のその卑屈な声を聞くなり、あの時の記憶が瞬間に甦った。
 急激に胸が熱くなり、携帯を握る手と唇がブルブルと震え出し、なかなか言葉が出なかった。

「あのぅ・・・もう一度・・・取材を・・・させて欲しいのですが・・・」

 私は、震えた声で必死にそう言葉を搾り出した。
 電話の向こうでA氏が細く微笑むのがわかった。
 A氏は煙草を吸っているのか、深い息を吐きながら「いいっすよ」と呟いた。
 A氏の声の背後ではパチンコの音らしき電子音が鳴り響いていた。

「それで・・・」
 私は携帯を握る手を震わせながら言葉を続けた。
「・・・私の同僚が、同行しますが・・・よろしいでしょうか・・・・」

 A氏は一瞬間を置いたが、再びタバコの煙を吐き出すと同時に「男?女?」と聞いて来た。

「女性です・・・・」
「いくつ?」
「・・・・24・・・・」
「ふ~ん・・・可愛い?」
「・・・綺麗な子です・・・・」
「もちろん、その綺麗な同僚さんにも特製コーヒーをご馳走してもいいんだよね?」
「・・・・・・・・・・」
 私は答えなかった。
が、しかし、否定もしない。

「じゃあさ、明日の夕方5時、例のファミレスに来て下さいよ。シゲちゃんと特製コーヒーを用意して待ってますから」
 A氏は電話口に唾液をクチャクチャ言わせながら下品に笑うと、そのまま電話を切った。

 ビルの屋上に、突然、生温かい突風が吹き抜けた。
 私の髪は激しく乱れ、フェンスの隅に置いてあったバレーボールがコロコロコロっと走り出した。
 携帯をポケットに入れた私は、乱れる髪を掻き分けながらそのバレーボールが転がる方向に向かってヒールの音を鳴らす。
 そして、屋上に無数に作られていた小さな水溜まりのひとつを跨いだ瞬間、私は自分の股間に違和感を感じた。
 ショーツに感じるその粘り感は、明らかにA氏の声に誘発された獣の汁だった。

(昏睡(KONSUI)・完)

《←目次》



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