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地下室の蝋燭

2011/07/29 Fri 10:37

104地下室の蝋燭

(解説)
「私の妻なんですけどセックスしませんか?」突然背後から声を掛けられたサラリーマン。
蝋燭の灯が不気味に揺れる地下室で、他人の妻を陵辱する・・・。



「私の妻なんですけどセックスしませんか?」
 突然背後からそう声を掛けられた坂下は驚いて振り返った。
 夜の新橋の雑踏の中に、テレビCMでよく見かけるヌクミズという男によく似た男が、まるで濡れ鼠のようにみすぼらしい姿を晒しながら卑屈な笑顔を浮かべていた。
 坂下はその男を精神異常者かと思いそのまま無視して歩き出した。すると男は慌てて坂下に駆け寄り、再びそのネチャネチャと粘着性のある声で「お願いします、私の妻とヤって下さい」と背後で呟く。
「なんだねキミは気持ちが悪い。あっちへ行きなさい」
 坂下がそう一括すると、それでも男はしつこく坂下に付きまとった。
「美代子が、私の妻が、貴男がいいって言うんですよ、だからお願いします、私の妻を」
「うるさいねぇ、何を言ってるんだキミは、気持ちが悪いんだよ、警察を呼ぶぞ」
「そう言わずに、何とかお願いします、しゃぶらすだけでもかまいませんから、なんとかお願いします」
「どうして私がそんな事をしなくちゃならないんだ、アホかねキミは、あっちへ行きなさい、付いて来ないでくれ気持ち悪い」
「そこをなんとかお願いしますよ……」
 まるで死神が取り憑いているような、その男が漂わす不気味な影の暗さを気味悪く思いながら、坂下は駅への足を速めたのだった。

 男は日比谷口駅前広場まで付いて来た。
 ビルの上で輝く消費者金融の看板の灯りが、駅前広場のドス黒い機関車を不気味に照らしていた。
 そんな機関車を背景に、男は「アレが私の妻です」とドラッグストア方面を指差しニヤリと笑った。
 坂下は「だからそれがどうしたんだ……」と足早に駅に向かいながらも、男が指差すほうをチラッと見た。
 ドラッグストアの大きな看板の下に女がポツンと立っていた。顔はよく見えないが、一見した所、三十代後半と思われる女だった。髪型も服装もスタイルも全てそこらへんにいる普通の主婦といった感じで、雑踏の夜の繁華街には少し地味な感じが漂っていた。
「妻は変態なんです。見知らぬ男の人に乱暴にされたいという願望がありましてね、でも、そこらへんの危ないヤツに捕まってしまったら大変でしょ、ほら最近は変な事件が多いですからね、だから、まぁ、私がこうやって信用できそうな相手を見つけてやっているというわけなんです……」
 男は口内をネチャネチャとさせながらそう言うと、なぜか恥ずかしそうに「へへへへ」っと笑った。
 男の薄くなった頭には、弱々しい前髪が新橋の夜風に靡いてはフワフワと浮き上がっていた。そんな男の前髪を、坂下は昆虫の触角のようだとふと思った。
「いかがでしょう、もちろんタダで結構ですので、どうか妻を満足させてやってはもらえないでしょうか……」
 男は右頬をヒクヒクと引き攣らせながら、笑ったり真顔に戻ったりと繰り返した。
「満足ったってなぁ……」
 坂下はそう言いながら足を止めた。
 既に坂下はその変態女に興味を持ち始めていた。今まで残業に追われ続けていた坂上は、当然女遊びなどする暇などなく、風俗へもここ十年以上は御無沙汰だった。まだ五十を過ぎたばかりの坂下の性欲は堪る一方だったが、しかしヒステリックな妻を抱く気にもなれず、その処理はもっぱら残業後にこっそりエロサイトを眺めては自慰をするといった、実に悲しいものだった。
 そんな坂下はドラッグストアの前で恥ずかしそうにモジモジしている女を見つめながら、最近、自慰時によく見るエロブログをふと思い出した。
 それは、Mの妻を持つ旦那のブログだった。その旦那はMの妻にあらゆる卑猥な行為をさせてはそれを記事にしているという変態SM系のブログで、まだ若い妻が全裸で公園を歩かされたり、公衆便所でオナニーをさせられたりと過激な内容だった。
(こんな変態夫婦、本当にいるんだな……)
 坂下はそう思いながらゆっくりと男に振り返った。
 男は坂上と目が合うなり「へへへへへへ」っと粘着性のある笑みを浮かべ、「ゴム付けなくてもいいですから、中出しでお願いします」と卑屈に笑ったのだった。

 とりあえず女の顔を見てから決めようと思った。あまりにも酷かったらそのまま逃げればいいと思い、好奇心に駆られた坂下は男の後に付いて行った。
 男は歩きながらドラッグストアの前の女に手を振り、なにやら暗い路地の方へ指を差した。男に指示を促された女は恥ずかしそうにコクンと頷くと、そのままゆっくりと歩き出した。
「いつもこんな事してるのか?」
 坂下は男の貧弱な背中に向かってそう聞いた。
「ええ。あいつは本物の変態ですからね、私がこうやって相手を見つけてやらないと誰にでも股を開いてしまうんですよ……困ったものです」
 男はそう言いながら坂上に歩調を合わせ、坂下の横にソッと寄り添った。
「この間なんてね、新宿で相手を捜していたんですがね、雨が振ってたからほとんど人通りが無くてね、なかなか相手が見つからなかったんですよ。で、困った私がひょいと妻を見ると、そこに妻がいないんです。それで慌てて辺りを捜してみますとね、なんと、ホームレスに腕を引っ張られた妻がトボトボと歩いてるじゃありませんか……あの性癖にも困ったものですよ、ホームレスでもなんでもいいんだから」
 男はいやらしい笑みを浮かべてニヤニヤと笑った。
「それでどうしたんだ」
 坂下が男に聞いた。
「えっ?何がです?」
「いや、だから、あんたの奥さん、ホームレスに連れて行かれたんだろ」
 坂下は妙な興奮に包まれながらも、それを男に悟られぬようにさりげなく聞いた。
「あぁ、はい。連れて行かれました。最初は焦りましたね。妻が殺されるんじゃないかと思って怖くなりましたよ。でもね、あいつは元々世間知らずのお嬢様育ちですからね、そういう経験もしておくべだと思ったんですよ」
「殺される経験をかね!」
 坂下はおもわず声を張り上げて驚いた。
「いやいや、もしそんな目に遭わされそうになったらすぐに助けるつもりでしたよ。へへへへ当然ですよ。だから私、妻にもホームレスにも見つからないようにね、すぐ近くでこっそり覗いてたんです……」
 坂下は勃起していた。なぜこんな下品な話しで勃起するのか自分でもわからなかったが、坂下のズボンの股間ではコリコリと固い肉棒が歩く度にパンツに擦れて刺激されていた。
 男は暗い路地の前で不意に足を止めた。そして後をそっと振り向き、後からトボトボと付いて来る妻を確認すると、その路地にスタスタと入って行った。
 その路地は、まるで戦後の闇市がそのまま残っているような荒れ果てた路地だった。細い路地には全く人気が無かった。ただ闇の中を何匹もの野良猫が走り去って行く。
 そんな路地を左に曲ると高架下の細い路地に出た。
「ここをもう少し行った所に倉庫がありますので……」
 男は暗闇を指差してそう言った。おもわず坂下は「そこでヤルのか?」と足を止めた。こんな場所ではあまりにも危険すぎると思ったからだ。
 突然足を止めた坂下に、慌てて振り向いた男は「へへへへ、妻はこんな所で犯されるのが好きなんです」と卑屈な笑顔を浮かべた。
 こんな所ではヤっている最中に後からバットで頭を殴られ、身ぐるみ剥がされてしまう危険がある。そう思った坂下は「近くのビジネスホテルじゃダメなのか」と強気でそう言った。
 そんな坂下に、男はまたしても「へへへへへ」っと笑いながら寄り添って来た。
「……その新宿でね、妻がホームレスに犯されたのは、なんとビルとビルの隙間だったんですよ……」
 男はいきなりそう語り始めると、後から付いて来ていた妻に手を振り、こっちに来るようにと指示を出し、そして話しを続けた。
「私、正直言ってびっくりしましたよ。妻が薄汚いホームレスに壁に押し付けられながら、立ったままアソコを舐められているんですからね。想像できますか、新宿のど真ん中でですよ……私は自販機の影からそれを見てたんですけどね、そんな所で野良犬のように犯されてる妻も、満更ではなさそうなんですよ。はい、妻が自らホームレスのペニスにしゃぶり付くのを、私はこの目ではっきりと見たんですから」
 男はそう言うなり、ゆっくりと坂下の横で足を止めた妻に向かって「こいつはどーしょーもない変態なんですよ!」と吐き捨てると、いきなり妻の頬を平手で叩き、「きゃっ」とフラつく妻の髪を鷲掴みにした。
「へへへへへ、すみません急に変な事して……」
 男は妻の髪を鷲掴みにしたまま坂下に笑いかけた。坂下は妻を殴る瞬間の男の凶暴な目をまともに見てしまい、そのあまりにも病的な男の目の輝きに、全身の毛穴が一斉に広がるほどの恐怖を感じた。
「驚かないで下さい、もともとこの女はこうやって乱暴されるのが好きなんですから、な?」と、男は言いながら女の顔を覗き込む。
 そして、女が返事をせずに俯いていると、いきなり女の髪をおもいきり引っ張り、女の顔を天に向けながら「自分の口ではっきり言えよ、ここでチンポ入れて下さいって!」と、まるで何かに取り憑かれたかのような凶暴な表情で自分の妻に向かってそう怒鳴った。
「うぅぅ……お願い……します……ここで入れて下さい……」
 女は苦しそうに天を見つめながら唇を震わせてそう呟いた。
 坂下はそんな女の顔を見つめながら、今までにない恐怖と性的興奮に包まれたのだった。

 坂下の目に映る女は、決して美人とか可愛いといった女ではなかった。かといってブスだとか気持ち悪い女でもない。そう、その女はどこにでもいる普通の女なのだ。それは、スーパーの鮮魚売場でサンマの鮮度をそっと確かめているような、そんなどこにでもいる普通の主婦なのだ。
 そんな女の普通さが、坂下の欲情を更に高めた。こんな普通の女がなぜ? と考えれば考えるほど、坂上は目の前で苦痛に顔を歪める主婦に性的欲情を感じた。
「もう濡れてるんだろ? どうなんだもうココがヌルヌルになってるんだろ」
 男はそう言いながら女のスカートをたくし上げた。濃紺のスカートがバサバサッと乱暴な音を立てた。ストッキングに押し潰された白いパンティーが高架上の街灯にボンヤリと映し出された。
 そんな女の股間に、男の右手が乱暴に押し込まれた。
「ホラ見ろ、ストッキングの上からでもヌルヌルじゃないか」
 男は女の耳元で吐き捨てるようにそう言うと、そこを弄っていた指を坂下に向けて「どうしょうもない変態でしょ」と卑屈に笑った。
 確かに男の指先はしっとりと濡れていた。それが女の汗なのかそれとも乱暴された瞬間に失禁してしまった尿なのかは坂下にはわからなかったが、しかしもうそんな事は今の坂上にはどうでも良くなっていた。
(この女を、この変態人妻を虐めてみたい……)
 坂下は熱く込み上げて来るものを感じながらそう思った。
「だから、この先の倉庫で犯してヤって欲しいんです……ホテルのでノーマルなセックスではこいつは感じないんですよ……」
 男がそう言いながら女の髪を乱暴に手放した。
 坂下は胸に込み上げて来る興奮を、溜息のようにカモフラージュしながら「仕方ないな」と頷いて見せたのだった。

 薄暗い高架橋の下には小さなガレージがいくつか並んでいた。ガレージにはシャッターは無い。
 その中のひとつに男はスタスタと入って行く。
 その小さなガレージは古いレンガ壁に囲まれ酷く老朽化していた。ガレージに車は止まっておらず、古タイヤやドラム缶などが無造作に押し込められていた。
 坂下は真上を走る電車の排気ガスの匂いに胸をムカムカさせながら、「ここでヤルのか?」と驚いてみせた。
「いえ、ここには地下室があるんですよ」
 男は薄気味悪い笑顔を浮かべながら、ガレージの奥へと進んだ。
 男は暗闇の中、床に敷いてあった板木の隙間に指を入れると、そのままそれをガバッと開いた。猛烈な埃が辺りに立ち籠めた。暗闇であるが故、埃は目に見えないが、しかしこれだけ息苦しくなるのは相当な埃だぞと坂下は慌てて手の平で鼻と口を塞いだ。
 板木を壁に立てかけた男は、ポケットの中から携帯を取り出すと、そこにLEDの白い照明を灯した。
「ここなら誰にも見られませんから」
 男はそう言いながら携帯で地下を照らした。レンガの階段が五段ほどあり、その奥には段ボールが転がっていた。
「私、先に降りてロウソク点けて来ますから」と男はそう言いながら携帯で足下を照らし階段を下りていった。シーンと静まり返った埃っぽいガレージに、坂下と女だけが取り残された。坂下はチラッと女の横顔を見た。すると、女も坂下の横顔をジッと見ていたらしく、不意に2人は目が合った。
 慌てた坂下は、動揺しながらも「い、いつからこんな事してるんだい……」と女に聞いた。
 女は答えなかった。女は黙ったままゆっくりと俯き、そして小さな声で「ごめんなさい……」と呟いた。
「どうして謝るの?」
 坂下は女に振り返りそう言った。女はスカートの前で手をモジモジさせながら下唇を噛んでいる。
「怖いの?」と坂下が聞くと、女は暫くしてコクンと頷いた。
「じゃあどうしてこんな事するの?」
 坂下はそう聞きながらも、このままこの女を攫ってどこか快適なビジネスホテルへ逃げ込もうかとふと考えた。ホームレスに妻を攫われても自販機の隅で見ていたほどのバカ夫だから、それをしても大丈夫だろうとそう思った。
 坂下は急にドキドキしながら「ねぇ」と女に言った。女は俯いたまま小さな声で「はい」っと返事をした。その女の小さく動いた唇が妙にイヤらしく、とたんにゾクッとした坂下はそのままソッと女の尻に手をやった。
 濃紺のタイトスカートの尻はパンパンに張っていた。かなり張りのある尻をしてるなと思いながらそこをいやらしく撫で回す。そしてスカートの裾をそっとたくし上げ、そこに手を入れようとするといきなり女が「やめて下さい……」と呟いた。

 女の股間が本当に濡れているのかどうかをどうしても確かめたく思った坂下は、そんな女を無視してスカートの中に手を潜り込ます。
 女の体に触れるのは何年ぶりだろう。そう思いながらハァハァと荒い息を吐きながらスカートの奥へ奥へと指を忍ばせる。
 今まで、何度満員電車の中でコレをしようと思った事か……
 坂下は痴漢になった気分でストッキングの上から女の股間に指先を押し付けた。
 ストッキングのナイロン地にベタッとした湿りが広がっていた。
(本当に濡れてる!)
 驚いた坂下はおもわずそのままスカートから手を抜いた。あまりの刺激に目眩を感じ、ハァハァと言う荒い息が無意識に漏れて来る。
 興奮した坂下はおもいきって「このままどこかに逃げようか」と女に言おうとした。その瞬間、コンクリートの床から濡れ鼠のような男がヌッと顔を出したのだった。

「この階段を降りると小さな部屋になってますから。まぁ部屋っていってもベッドや冷蔵庫なんてありませんがね」
 男はそう言いながら「ぐひぐひぐひ」と嬉しそうに喉を鳴らして笑った。
 女の濡れたストッキングの感触が指から離れない坂下は、興奮覚めやらないまま「ここはいったいなんだ? 勝手に入っても大丈夫なのか?」と男に問い質した。
「ここは近所のスーパーの倉庫に使ってた所です。でももうそのスーパー潰れてますから誰も来ません。大丈夫ですよ、私たちは何度もここを使ってますから」
 男はそう笑うと、さ、どうぞ中に入って楽しんできて下さい、と下品な笑いを漏らしながら坂下の背中を押したのだった。

 地下の奥から漏れて来るロウソクの明かりがレンガ壁を怪しく照らしていた。そんな灯りを頼りに、坂下は階段をゆっくりと降りながら「あんたはどうするんだ?」と男に振り返った。
 振り返ると、男と女が抱き合ったままキスをしていた。坂下は見てはいけないものを見たように慌てて顔を伏せる。
「いいか、ちゃんとあの人の言う事を聞くんだぞ……逆らったりしたら絶対にダメだからな……」
 男の囁きが坂下の耳に届いた。坂下はなにか自分が悪者になっているような気がして気分が悪かった。が、しかし、坂下のパンツの中では我慢汁が溢れ、それが太ももにまで垂れてはヌルヌルしている。今更、やめるわけにはいかないのだ。
 そう思いながら、地下から溢れる不気味なロウソクの明かりを見つめていると、いつの間にか女が坂下のすぐ後ろに立っていた。
「それでは、私は誰も来ないようにここで見張ってますから」と男が言った。そして地下をゆっくりと覗き込みながら「あと、部屋には色んな道具もありますからどうぞご自由に使って下さい。殺さなければ何をしてもかまいませんから」とそう言いながら下品に笑った。が、しかしそんな男の表情がいきなりがパッと真顔変わった。
「ちゃんと中出ししてやって下さいね」
 男は真面目にそう呟くと、もう一度女をジロッと睨み、そのまま静かに姿を消したのだった。

 階段を降りると2メートルほどの細い通路があった。そこに転がる段ボールを跨ぎながら奥へ進むと、畳三帖ほどの小さな空間に出た。
 壁と天井は古いレンガで作られていた。壁付けのロウソク立てが古いレンガをメラメラと照らし、まるで西洋のワイン貯蔵庫のような雰囲気を醸し出していた。
「こんな場所があったなんて知らなかったよ……」
 そう言いながらレンガに囲まれた空間をぐるりと見渡していると、部屋の隅に置いてある黒い箱に気がついた。
「なんだろう……」
 そう呟きながら箱を開けると、中には赤くて太いロウソクや黒い皮のムチ、そして真っ赤なロープなどが綺麗に整頓されて置いてあった。
「これは……」っと坂下が驚きながら振り向いた。ポツンと俯いたまま立っていた女が、ゆっくりと上目遣いで坂下を見た。
「……好きなようにして下さい……」
 女は今にも泣き出さんばかりに声を震わせてそう言った。
 坂下は女のその声やその表情、そしてその卑猥な言葉に突然ムラっと来ては、ゆっくりと女に近寄った。
「乱暴にされたいのか?……」
 そう女に呟きながら、女の胸の膨らみをブラウスの上から弄った。
 女の胸は思っていたよりも大きく、妻とは比べ物にならないほどの弾力性だった。
 コクンと小さく頷いた女の顔を覗き込んだ。ほとんど化粧はされてなく、限りなくスッピンに近い。
「キミはいくつだ?」
 坂下はそう尋ねながら女のブラウスのボタンをひとつひとつ外し始めた。
「三十です……」
「ほぅ……三十にしてはイイ身体をしてるじゃないか……」
 そう微笑みながらブラウスを脱がし、素早くブラジャーを外した。
 ムチムチの乳と真っ黒な乳首がロウソクの灯りに照らされていた。
「知らない人に裸を見られるのは恥ずかしいか?」
 坂下がそう呟くと、女は下唇をギュッと噛みながら頷いた。
「でも、キミはこうして欲しいんだろ?……」
 坂下はそう言いながら女のスカートのホックを外し、スルスルとそれを女の足下まで滑らせた。
 パンティーストッキングがヘソの下の肉に食い込んでいた。三十には思えぬ見事な体だった。胸はムチムチに腫れ上がり、ウェストはキュッとくびれ、そして大きな尻はパンパンに突き出していた。
「スカートを履いてる時には気付かなかったけど、大きなお尻だなぁ」と笑いながら、ストッキングの上から股間を触った。
 股間はさっきよりも激しく湿っていた。その湿りは、まるで卵の白身のようにヌルヌルとしており、それは明らかに性的興奮時に溢れる女の汁だった。
 坂下はそんな女の変態性欲に強烈に興奮した。そのまま女の足下にしゃがみこみ、ザラザラとするストッキングに頬擦りしながら下から股間を覗き込んだ。
 ストッキングの中で押し潰されているパンティーはTバックだった。ストッキングの中に、Tバックのヒモからはみ出す性器のビラビラが微かに見えた。それはキクラゲのように真っ黒なビラビラだった。そこに指を這わせると、締め付けられたストッキングの中で黒いキクラゲがヌルヌルと滑る。
「オマンコ見せてみろ……おまえのその腐ったオマンコを自分の指で開いて見せるんだ……」
 坂下はそう呟く自分の言葉に興奮した。こんな言葉を人に言ったのは初めてだった。ましてこの女は全くの赤の他人だ。他人の妻であり風俗嬢ではない。そんな赤の他人にそんな卑猥な言葉を囁く事によって、坂下は今までにない興奮を得た。
「ほら、早く自分で脱いで、自分で開きなさい……」
 そう言いながら女の大きな尻をパシンっと叩いた。尻を叩かれた瞬間、女は目を半開きにさせながら、鼻から「ふん」と大きな息を吐いた。
「叩かれると感じるのか?」
 そう言いながらもう一発叩くと、今度はゆっくりと唇を半開きにさせ「はぁん」といやらしい声を出した。
 女のその仕草に突然我慢できなくなった坂下は、ハァハァと荒い息を吐きながらストッキングを乱暴にずり下げた。
「いや……」
 女が顔を顰めながら白いTバックを両手で押えた。
「いやじゃないだろ、こうして欲しいんだろ」
 坂下は乱暴にそう言いながら、股間から女の手をどけると、すのままスルッとTバックを足首まで下ろした。
 目の前に現れた女の股間に陰毛はなかった。青黒い毛根が恥骨部分に点々と広がっている。そんな剥き出しの恥骨の真ん中に、まるでナイフで斬り付けられたかのような赤黒いワレメが少しだけ顔を出していた。

「ふふふふ……三十才のパイパン人妻か……」
 そう笑いながら、そのミミズのような色をしたワレメに人差し指を押し付けた。女は「いや」と小さく言いながら太ももをぴったりと閉じた。しかしいくら太ももを閉じてもパイパンの恥骨には赤黒いワレメの先が顔を出したままだった。
 指先でワレメのヒダをこじ開けた。黒いヒダの中からプクッと膨らんだ豆粒が顔を出す。
「大きなクリトリスだな……これだけ大きいとさぞかし感度もいいだろう……」
 そう言いながらワレメに滲み出るヌルヌル汁を潤滑油に、膨らんだクリトリスを指先でコロコロと転がした。
「あぁぁん」
 いきなり女は唸り出し、その場スッとしゃがみ込んだ。
 坂下は閉じた女の太ももをスリスリと擦りながら、しゃがんだ股間の裏を覗き込む。
 ロウソクの灯りにうっすらとワレメが照らされていた。しゃがんだ股間に盛上がる女のワレメは、まるで生き物のようにヒクヒクと動いていた。
 坂下はその奥にある肛門が妙にでかい事に気がついた。しゃがんだ股間にそっと手を入れ、そのプクッと盛上がる肛門を指先で撫でてみた。
 しゃがんだ女の体がピクン!と反応した。肛門の表面はしっとりと湿り、まるで火山口のようにボコボコしている。
「肛門でヤッたことあるのか?」
 坂下がそっと女を見上げながら聞くと、女は無言でコクンと頷いた。
 その瞬間、坂下の脳に「肛門でヤッてみたい」という欲望が一気に広がった。
「後でここに入れてもいいか?」
 そう聞きながら人差し指の先を肛門にグイグイと押し付けた。
「イヤです」
 女は今にも泣き出しそうな表情でそう呟いた。
「どうしてだ?」
 そう聞きながら肛門の中に強引に指先を入れようとすると「どうしてもイヤです……」と言いながら女は開いていた尻肉をキュッと閉じた。
「じゃあ小便しろ」
 女の閉じていた股を強引に押し開いた。パイパンの股間に黒いキクラゲがダラリと垂れ下がりテラテラと輝いていた。
「そのビラビラを自分の指で開いて小便するんだ、ほら、早くしろ!」
 一瞬女の頬を叩こうとしたが、しかし今までに人の頬を叩いた事など一度もない坂下は手を振り上げたもののそのまま躊躇ってしまった。すると女は両腕で顔を庇いながらもその腕の中でグスングスンと泣きだした。
「泣いたってダメだ、ほら、小便をするんだ、俺の目の前でその汚いオマンコから小便を噴き出してみろ」
 坂下は振り上げていた手を女の胸に下ろし、そのまま真っ黒な乳首をおもいきり抓った。
「うっ!」と女は下唇を噛んだまま顔をあげた。そして乳首を抓られる痛みに耐えながら、しゃがんだ股間の下でビシャビシャと小便を洩らしたのだった。
 女が小便するシーンを生で見るのは初めてだった。以前、アダルトサイトのサンプル動画で、トイレを盗撮する放尿シーンを見た事があるが、生で見るのはこれが初めてだった。
 パックリと口を開けたワレメの先から、シュブ、シュブ、シュブ、と蛇が威嚇するような音を立てながら、透明の尿が噴き出していた。辺りにはモワッとした生温かいアンモニア臭が漂い、地下のカビ臭さと不気味に混じった。
 女は小便をしながら泣いていた。スッピンの人妻の泣き顔というのは妙に残酷でエロかった。
 噴き出す尿が雫となって、性器を囲むビラビラを伝ってはコンクリート床にポタポタと落ち始めると、坂下は、もう我慢できん、と心で叫びながらいきなり立ち上がり、カチャカチャと音を立てながらズボンのベルトを外し始めた。
 ズボンの中のトランクスは既に我慢汁でネトネトに濡れていた。そんなトランクスのゴムをずり下げ、強烈に勃起したペニスを突き出した。
 坂下はペニスに自信があった。最大勃起時十九センチのペニスは長さだけでなく太さも逞しかった。が、しかしそんな芸術的なペニスは残念な事に仮性包茎だった。
 それは勃起していても皮を被っていた。獰猛な爬虫類のような紫の亀頭は半分を皮に包まれ、その先端の尿道部分がかろうじて顔を出している程度で、それはまるでチョコレートの「アポロ」のようなツートンカラーのペニスだった。
 そんなペニスをしゃがんでいた女はゆっくりと見上げた。坂下は先っぽしか出ていない亀頭を指で弄りながら、透明の糸を引く我慢汁をネトネトさせた。
「風呂に入ってないからさ、ごめんね……」
 坂下はそう言いながら、女の目の前でゆっくりと皮を捲り始める。メリメリメリっと皮が捲れて行くと、まるで火傷を負ったかのように真っ赤に腫れ上がった痛々しい亀頭が顔を出した。
「うわぁ……凄く恥垢が溜ってるなぁ……」
 坂下はそう顔を歪めながら自分のペニスを覗き込み、同時にソレを女の目の前に突き出した。痛々しい亀頭の根元に、白くネトネトとした垢が溜っていた。何とも言えない据えた匂いが辺りに充満する。
「口で綺麗にして」
 坂下は、自分のその言葉にムラッと興奮した。若い頃はいつもベッドの上で「イカ臭い!」と妻に怒鳴られていた坂下にとって、この言葉ほど優越感を感じるものはなかった。
 くちゅ、くちゅ、くちゅ、と、皮を上下させながら固い肉棒シゴき「ほら」と言いながら女を見下ろす。女はそんな坂下の顔をぼんやり見つめながら、ピーンっと反り立つペニスをゆっくりと握ったのだった。
 女はソレに顔を近づけた瞬間、ギョッと目を開きながら一瞬躊躇った。そしてマジマジとソレを見つめながら眉間にシワを寄せた。
「臭いのか?」
 坂下が冷静にそう聞くと、女は脅えながらもコクンと頷いた。
「新宿のホームレスとどっちが臭い?」
 女はとたんに羞恥の表情を浮かべながら無言で下唇を噛んだ。
 女のその表情に坂下は一瞬躊躇ったが、しかし、(この女は変態なんだ……乱暴にされるのが好きなんだ、こいつの旦那がそう言ってたじゃないか……)と自分に言い聞かせ、ここは徹底的に楽しまなければ損だと強く思った。
「ほら」
 坂下は、先程あの男がしていたように女の髪を掴み、女の顔を天井に向かせると、閉じた唇に恥垢だらけの汚れたペニスを押し付けた。
「舐めろ、変態豚女……」
 坂下はエロ動画のセリフを真似て言ってみた。自分のその言葉に益々感情が高揚する。
「ほら、そのホームレスのチンポをしゃぶった口でさぁ、俺のも舐めてくれよ……」
 唇に亀頭をグイグイと押し付けると、女は眉間にシワを寄せたままゆっくりと口を開いた。
 女の口内に入るなり、生温かいヌメリが亀頭を包み込んだ。皮を剥きたての敏感な亀頭に女のヌルヌルと生温かい舌が絡み付く。
「あぁぁぁぁ……」
 坂下はおもわず唸りをあげた。こんなに気持ちの良いフェラチオは生まれて初めてだと思った。
 口内でヌルヌルと舌を動かしていた女は、肉棒を唇でキュッと締めた。そして顔をゆっくり上下に振りながら、チュプっ、チュプっ、チュプっ、というコケティッシュな音を立て始める。
 深い息を吐きながら、女の身体を見下ろした。女が首を動かす度に大きな乳がタプタプと揺れていた。しゃがんだ太ももがロウソクの茶色い光りにメラメラと照らされては、そのムチムチ感をエロチックに浮かび上がらせていた。
 入れたい、この変態人妻のオマンコや肛門にペニスをズブズブと出し入れしたい、と、そう思いながら女の唇の動きに身を捩らせていると、ふと通路のレンガ壁にぼんやりと人影が映っているのが見えた。
 身体を捩らすフリをしながら薄目で通路に目をヤルと、そこには旦那が潜んでいた。
(そんなに心配ならこんな事しなけりゃいいのに……変わった男だなこいつは……)
 坂下はそう思いながら、旦那の出現によって今までの高揚した感情が一気に萎れて行く気がした。
 確かに、この肉付きの良い人妻に肉棒を突き刺し、獣のように犯しまくりたいのは山々だが、しかし、旦那に見られていてはさすがに気が引けた。いや、今こうして赤の他人の男に勃起するペニスを見られる事すら恥ずかしいのだ。
 坂下は男にハッキリと言ってやろうと思った。キミの妻を殺すような事はしないから安心して外で待っててくれ、と。
 しかし、そう言おうとした坂下は壁に映る男の影を見て「えっ?」と止まった。
 その影は一定のリズムでクネクネと動いていた。そう、まさしくその影の動きはセンズリしている動きなのだ。
 焦った坂下は、わざとらしく「うぅぅ」と身体を捻りながら、もう一度通路を覗き込んだ。
 やっぱりセンズリしていた。男は自分の妻が他人の汚れたペニスをしゃぶるシーンを、悲しい目でジッと見つめながらシコシコとペニスをシゴいているのだ。
(こいつも変態だ……)
 一瞬背筋がゾッとした坂下は、旦那のソレを見ていないフリをしながら「あぁぁ」と天井に顔をやり、そして冷静に考えた。
(こいつは最初からこれが目的だったんだ。そうだ、妻がサカリの付いた猫のようなヤリマンで、誰にでも見境無くヤラせてしまう為に、自分がこうして安心できる相手を選んでは妻の性癖を解消させている、というのは真っ赤な嘘だったんだ。この男は、この変態旦那は妻が他人に犯されるシーンを見たくて、自分のその性癖の為に他人に妻を抱かせていたのだ)
 そう思った瞬間、坂下の中で何かが吹っ切れた。それならそれでこいつに騙されたフリをしたまま、思う存分楽しんでやろうじゃないかという気が芽生え、再び感情が高揚して来たのだ。
 気がつくと、女の口元から聞こえる音は、チュプっ、チュプっ、から、ジュブ、ジュブ、に変わっていた。
 女は巨大なペニスを喉の奥にまで滑り込ませ、卑猥な音を寂れた地下室に響かせてはアメリカンポルノのような豪快なフェラを繰り返していた。
 そんな女の股間を見ると、しゃがんだ尻をツンっと突き出し、その尻肉の間で指を蠢かせていた。突き出すその尻は旦那が覗いている通路に向いていた。そう、それはまさしく、覗いている旦那へのサービスなのだ。
 坂下はなにかとっても楽しくなって来た。今までセックスに対しては射精するだけを最大の目的にしてきた坂下だったが、しかしここで初めて変態行為を楽しむという官能に目覚めたのだ。
(よし)
 そう細く笑う坂下は、女の口からペニスを引き抜くと、例の黒い箱へと歩み寄った。
 その箱を覗き込みながら「奥さん」と、あえてその女を奥さんと呼びながら静かに振り返った。
「見ず知らずの男のチンカスだらけのチンポを舐めるなんて、あんたはとんでもない変態だな……そんな奥さんには、やっぱりお仕置きが必要だね……」
 坂下はそう薄ら笑いを浮かべながら、箱の中から赤いロープを取り出した。
「……許して下さい……」
 歩み寄る坂下に、女は脅えて表情でそう呟きながら下唇を噛んだ。
 そんな女の仕草は満更演技には見えなかった。坂下はもしかしたらこの女は旦那に無理矢理強制させられているのかも知れないなと思った。しかし、そんな事はもうどうでも良かった。今はこの女に散々変態行為を繰り返してやり、自分も、そしてあの旦那も楽しめればソレでいいと思っていたのだった。

 床に敷いた段ボールの上に女を四つん這いにさせた。その大きな尻は通路から覗く旦那に見えるようにしてやった。
 しかし、女を四つん這いにしたものの、坂下はどうやって縛ればいいのかわからない。SMなど今までに見た事もやった事もないのだ。
 わからないまま、とりあえず女の股にロープを通した。そしてロープを尻の谷間に這わせ、それをギュッギュッと引っ張りながら、ワレメにロープを食い込ませてみた。

 女が「うぅぅ」っと唸りながら、四つん這いになってた手を曲げ、床の段ボールに顔を押し付けた。それは、ヨガでいう「伸び猫のポーズ」のような体勢であり、尻が更に突き出される形になった。
 そうしながら再び黒い箱の中からバイブを取り出した。それは黒光りした大なモノだったが、しかし坂下の巨大ペニスよりはひとまわり小さかった。
 女の尻の前にしゃがみ、赤いロープがギュンギュンに食い込むオマンコを眺めた。黒くビラビラとしたキクラゲが赤いロープを両サイドから包み込んでいた。この穴にペニスを入れると、こうして黒いビラビラがペニスを包み込んでくれるのか、と、今まで女の性器のそのビラビラには何の用途があるのだろうと不思議に思っていた坂下は、そこで初めて納得した。
 ロープが食い込むワレメに顔を近づけ、女にもそして旦那にも聞こえるような鼻息でそこをクンクンっと嗅いだ。
「臭いなぁ……変態メス豚のいやらしい匂いがプンプンするよ……」
 坂下はそう笑いながら女の大きな尻肉をおもいきり平手打ちした。
 ピシャン!という乾いた音と共に女が「うっ」と体を捩らせる。それと同時に、通路の壁に映る旦那の影の手の動きが速くなった。
 ワレメに食い込んでいたロープをずらす。赤いロープは女の汁でジュブジュブに湿り、それを引っ張ると透明の糸が無数に引いた。
 まるで内臓を抉り取った魚の腹のように赤黒くパックリと開いたオマンコが剥き出しになった。その穴に黒いバイブをクチュクチュと音を立てながら押し込む。
「あぁぁぁ……」
 段ボールに顔を押し当てたまま女が喘ぐ。バイブを根元まで入れるとそのまま、プチョ、プチョ、プチョ、とピストンさせた。そして「変態……気持ちいいか……」と笑いながら、女の尻を何度も叩いてやった。
 バイブを根元まで押し込みそのままスイッチを入れた。ヴィヨン、ヴィヨン、ヴィヨン、ヴィヨン、ヴィヨンというモーター音が地下室に響く。しかし、バイブから手を離すと、頭をくねらせたバイブはいとも簡単にヌポッと抜けてしまう。
「ヤリ過ぎでユルユルになっちゃってるんだなぁ……」
 そんな屈辱的な言葉を浴びせながら、そこにバイブを突っ込んだまま、再び尻肉の谷間にロープを食い込ませた。
 食い込むロープに支えられたバイブは、しっかりと固定されながら女の膣の中で暴れ回っていた。

「これなら落ちないだろ」
 そう言いながらゆっくりと立ち上がった坂下は、女が自ら自分の乳首を弄っているのを発見した。
「ダメだよ、勝手な事をするんじゃないよドスケベ……」
 そう言いながら乳房から女の手を引き離した。そして、レンガ壁にズラリと立てかけてあった1メートルほどの竹竿を1本取ると、それを女の顔の前に横たえらせた。
「勝手な事をしないように拘束するからね」
 女の脅えた顔にそう笑いかけると、坂下は竹竿の両端に女の両手首をロープで縛り付け、手の自由を奪った。そしてついでだからと、両足首にも同じように竹竿を括り付け、股を閉じれないようにし、そして、膝が曲げれないようにと膝にも1本竹竿を括り付け、その四つん這いの状態から身動きできないように拘束した。
 拘束された事で急速に感じたのか、はたまた本当に脅えているのか、女はいきなり「もういや、ヤメて下さい」と髪を乱し始めた。
 坂下は四つん這いのまま悶える女の顔を覗き込みながら「どうして? お仕置きは今からだよ?」と薄ら笑いを浮かべ、そのまま女のハァハァと息づく唇に舌を押し込んだ。
 坂下の舌が女の口内に侵入すると同時に、女の舌は坂下の舌に激しく絡んできた。女は鼻で「ふぅん、ふぅん」と声をあげ、坂下の歯茎の隙間にまで舌を滑り込ませて来た。
 ブチョ、と舌を抜くとそのまま女の乱れた髪の中に顔を押し込み、耳元で「旦那が見てるぜ」と小さく囁いた。
「いや」と女は首を振りながら、坂下の言葉を遮るように再びキスを求めた。そんな女の唇からそっと逃げた坂下は、再び女の耳に唇を押し当てた。
「旦那はいつもああやっておまえが犯されるのを見てるのか?」
 女は静かに頷いた。
「おまえも旦那に見られて感じてるんだろ?」
 女はその言葉に欲情したのか「うぅぅん」と喘ぎながら、苦しそうにコクンと頷いた。
「それじゃあもっともっと旦那とおまえを感じさせてやるよ。どうして欲しいんだ、言ってみろ」
 坂下は、リンスの香りが漂う髪の中に顔を押し込みながら聞いた。
 女はバイブの動きに「あぁん、あぁん」と喘ぎながら、段ボールに頬を押し当てたまま坂下をソッと見つめ、そして小さな声で「お尻に入れて」と唇を動かしたのだった。

 坂下は目眩を感じるほどに興奮していた。
 旦那に見られながらも、見ず知らずの男に肛門を犯して欲しいなどと言う女がこの世に本当に実在したという事実に、底知れぬ性的興奮を感じていた。
 坂下はフラフラと立ち上がりながら、四つん這いに固定されてはバイブを入れられている女を見下ろした。
 そして通路から覗いている旦那にわざと聞こえるように「なんだって?声が小さくて聞こえないよ。もう一度聞こえる声で言ってみろ」と、言いながら服を脱ぎ始めた。
 ネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ、YGのランニングシャツを脱いでいると、女がボソボソッと小さな声で呟いた。
「そんな小声じゃ聞こえないね。もっとはっきりと言わないとわからないだろ」
 そうせせら笑いながらズボンとトランクスを同時に脱ぎ、黒いナイロン地だけの靴下だけの姿になると、女が「肛門に入れて下さい」と地下室に響き渡る声ではっきりとそう言った。
 その瞬間、今までカサカサと動いていた旦那の影がピタリと止まった。それは明らかに動揺している感じだった。
 そんな旦那の影を見ながら、全裸になった坂下は四つん這いになる女の背後に静かに抱きついた。
「あんた、三十のババアのくせにイイ身体してるなぁ……肌もピチピチしてるし、贅肉もないねぇ……」
 そう言いながら女の身体中を弄り、そしてブヨンっと垂れ下がる乳肉を鷲掴みにした。
「どうだ、あんな甲斐性無しの旦那なんかと別れて、俺と一緒に暮らさないか? ん? 毎月三十万やろう、三十万あれば生活して行けるだろう。それに毎晩このでっかいチンポをおまえの好きな穴に入れてやるぞ」
 坂下はわざと旦那に聞こえる声でそう言いながら、「肛門に入れて欲しいのか? ん?」と、タプタプの乳を弄んだ。
「お願いします、入れて下さい」
 女が尻を振った。
 そんな女の尻を押さえ込み、肛門に食い込むロープを静かにズラした。肛門の下のオマンコには未だバイブが元気に暴れている。
 ペニスの竿をつまみオマンコに食い込むジュブジュブに湿ったロープのヌルヌルの汁を亀頭に塗り込んだ。そしてネトネトになった亀頭を肛門に押し付けてはグチャグチャと擦り付けた。
「俺のチンポはでかいけど大丈夫か? いきなり裂けて血とかが噴き出すんじゃないだろうな」
 坂下がヘラヘラと笑いながら聞くと、女は「入れて、入れて」と女の子のような声で啜り泣いた。
「よし……」と言いながら腰に力を入れ、そのままそっと通路の壁に目をやった。旦那は息を飲んでいるのか、その影はピクリとも動かず止まったままだった。
 火山口のように盛上がった肛門に亀頭の先を少しだけ押し込んだ。肛門はいとも簡単に口を開き、まるで早く奥まで入れてといわんばかりにヒクヒクと痙攣した。
 四つん這いの女の尻の上で、中腰の体勢で腰を突き上げた。亀頭はヌルッと滑り込み、女が悲鳴のような声を張り上げた。

 それは今までに感じた事のない強烈なシマリ具合だった。亀頭が肛門の筋肉でキュンキュンと締め付けられ、おもわず坂下も女と一緒に声を上げる。
「まだ入るぞ、もっと奥まで入るぞ」
 坂下は旦那に実況中継してやりながら、ゆっくりと腰を落とした。
 みるみるとペニスが飲み込まれ、肛門からメリメリメリッという不気味な音が聞こえた。
 ペニスはスッポリと根元まで入ってしまった。強烈な締め付けに坂下が「うぅぅ」っと唸っていると、女が「動かして! チンポ動かして!」と獣のように乱れ叫び、同時に大きな尻をユッサユッサと揺らして来た。
 堪らなくなった坂下は背後から女の体にしがみついた。そしてそのまま腰を振り、ぶちょ、ぶちょ、ぶちょ、という卑猥な音を地下室に響かせた。
 この体勢なら結合部分も丸見えだろう……と、そっと旦那の影に目をやると、そこに旦那の影は消えていた。
 坂下は正直残念だった。
 己の妻を他人に寝取られ、それを覗き見しながら興奮すると言う、これほどまでに官能的な旦那を最後まで見届けられなかったのは非常に残念だった。
 坂下は「しょうがないな」と思いながら、ならば存分に自分が楽しもうと四つん這いになる体の下でタプンタプンっと激しく揺れる乳を両手で鷲掴みにした。
 坂下の巨大ペニスは、女の狭い肛門をヌメヌメと行ったり来たりした。今までのセックスはいったいなんだったのかと疑問を抱くほどに、肛門性交は強烈な快感を坂下に与えた。
 これなら何発でもイケそうだ、と思いながら、とりあえずここで一発抜いておき、その後にダラダラと膣をほじくっては、再び肛門で抜いてやろう、などと計画しながら、フィニッシュら向けて激しく腰を振り始めた。
 それまで女は「あぁぁ、あぁぁ」と喘いでいた女の声が、腰が激しくなったと同時に「きゃん、きゃん」という子犬のような声に変わった。
 こりゃあ相当感じてるなこの変態中年女は、と嬉しくなった坂下が、もっと感じさせてやろうと膣に押し込んだままのバイブに手を伸ばした時、なにやらモジャモジャとした陰毛の感触が坂下の指先に触れた。
 こいつは確かパイパンのはずじゃ……と、後ろを振り向くと、そこに旦那が「へへへへへ」っと笑いながら、女のオマンコにペニスを突き刺していた。
「わあっ!」と驚いた坂下が腰の動きを止める。
「あぁ、ダメですよ止めちゃ、もっと激しくガンガンと攻めてやって下さい」
 旦那はそうニヤニヤと笑いながら、坂下の脂肪が弛んだ腰をペタペタと叩き、自分も女の尻にコキコキと腰を振り始めた。
「いったいどう言う事だね」
 坂下はとりあえず腰を振りながら男に聞いた。
「いや、あなたのいやらしい変態セックス見てましたら、私もついつい我慢が出来なくなりまして……」
 男はそう笑いながら、坂下の背中にハァハァと生暖かい息を吹き掛けた。
「しかしキミ、そうならそうと最初から」と、坂下が困惑した表情で言い始めると、男は「あっ」と言いながら、「このメス豚、ふた穴責められて小便チビってますよ」とケラケラと笑い、更に激しく腰を振り出した。
 いきなり男の腰が早くなった事で、肛門の坂下とのリズムが崩れた。
「おいおい、もうちょっとゆっくり動かしてくれよ、これじゃあこっちが抜けちゃうよ」
 坂下が呆れたように笑って言うと、男は坂下のリズムに合わせながら「どうですか、いい女房でしょ」とふいに聞いて来た。
 肛門の中のペニスが、膣で蠢く男のペニスとぶつかり合い、コリコリとした新感触が坂下を襲った。
 坂下はそんな新感触に「んふぅ……」と深い息を吐きながら、「うん、素晴らしい奥さんだ」と答え、大量の精液を肛門の中に放出したのだった。

(地下室・完)

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