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撃沈魚雷3

2011/11/06 Sun 13:06

    撃沈3
「神聖なる青年団本部で淫らにも性交せしめたるとは、なんたる大胆不敵!」
 団長は大声でそう怒鳴ると、舞子と重なり合ったままの笠岡の髪を鷲掴みにしては引っ張ると、二人を強引に引き離した。
 笠岡はドテッと尻餅を付き、舞子は「きゃっ」と慌てて股を閉じると、小動物が隠れるようにして素早く布団のシーツに包まった。
「おまえらここをどこや思うてけつかんねん!」
 副団長が、畳にひっくり返る笠岡の尻をバシっ!と蹴飛ばした。
「ちょ、ちょっと待って下さい! これじゃあ話しが違います!」
 慌てて笠岡がそう叫ぶと、団長と副団長が二人揃ってニヤリと笑った。
「話し? そりゃあいったい何の事じゃ……」
 団長が副団長の顔を見てせせら笑った。
「なんじゃいその『話し』ってのは。じっくりと聞いたるさけぇ、その『話し』とやらを話してみんかい」
 副団長はニヤニヤと笑いながら笠岡の顔を見た。
 笠岡は言い掛けて、ふと舞子の顔を見た。シーツに必死に裸体を隠す舞子は脅えた目で笠岡を見つめていた。
 言えなかった。そんな舞子の目の前で本当の話などできるわけがなかった。

 躊躇した笠岡が「いえ……」と下を向いた瞬間、ニヤリと笑った団長が「これから取調べを行なう!」と怒声を発した。副団長が「了解しました!」とわざとらしく敬礼すると、すかさず入口に立っていたタケシに「男を第二取調室に連行しろ」と命令した。
 タケシが笠岡の腕を掴み、「来いや!」と強引に引っ張った。
「あなた!」という緊迫した舞子の声が小屋に響くと同時に、無惨にも全裸の笠岡は小屋の外に放り出されてしまったのだった。

 そのままタケシに小屋の裏に連れて行かれた笠岡は、鈴虫が鳴く雑草の上に投げ飛ばされた。
「舞子をどうするんですか!」と叫びながら立ち上がろうとすると、タケシは野球グローブのような大きな手で笠岡の肩を押さえ込むと「大人しゅうせいや」としゃがれた小声で叫んだ。
 一瞬は大人しくなった笠岡だったが、しかし舞子の事を思うと恐怖で体がガクガクと震え出し、おもわず尻に敷いた雑草を小便で濡らしてしまった。
「心配すなや。殺されやしねぇって」
 タケシは微笑みながら笠岡の震える肩をパンパンっと叩いた。
「で、でも」
「まぁ、気持ちはわかるがぁ、諦めぇや」
「あ、諦めろって……」
「そもそも、おめぇがバカなんだよ。あんなべっぴんをわざわざ東京からこんな田舎に連れて来っからよ。おめぇも知らねぇわけじゃあるめぇ、この村の恐ろしさを」
「…………」
「だから素直に諦めぇ。ここでジタバタした所で、嫁が助かるわけじゃねぇしよ、ヘタに騒いでヤキ入れられるだけ損だろ。な」
 タケシがそう笠岡の肩を叩いた瞬間、笠岡の足下で鳴いていた鈴虫がピョンっと跳ねた。
 笠岡の萎れた陰茎には舞子の汁がべっとりと付いたままだった。それが月夜に照らされてはテラテラと輝き、それを黙って見つめているうちに笠岡の目からポタポタと涙が零れ落ちた。

 そんな笠岡の頭を優しく撫でたタケシは、その場にノソッと立ち上がった。そして、雑草を照らす灯りが溢れる窓をソッと覗き込んだ。
 そこをジッと覗き込んでいたタケシの大きな喉仏が、ゴクリと動いたのを笠岡は見逃さなかった。
 そんなタケシの喉仏の動きに、きっと今頃小屋の中では凄惨なレイプが行なわれているのだと悟った笠岡は、体をガクガクと震わせながら「舞子は……苦しんでますか?」とタケシに聞きながら、大量に溢れる鼻水をズルズルッと啜った。

 タケシは何も答えなかった。無言のまま小屋の中を見つめ、時折、眉間にシワをギュッと作っていた。
「ねぇ、タケシさん……どうなんですか……舞子は、俺の嫁は、気が狂っていませんか……」
 タケシのズボンの裾にしがみつきながらそう啜り泣いていると、ふいにタケシが、呆然としたまま「自分の目で見てみろよ……」と呟いた。
「無理ですよそんなの……タケシさんは見れますか? 自分の嫁が二人の男にレイプされて、泣いて叫んで苦しんでる姿を、あなたは涼しい顔して見れるんですか?」
 笠岡は震える声でそう言いながら、タケシの足下に「わあっ」と泣き崩れると、タケシはいきなり笠岡の髪を鷲掴みにし「いいから見ろ!」と叫びながら、強引に笠岡を立たせた。

 そして、その窓に顔を押し付けられた笠岡の目に、団長の背中に彫られた中途半端な龍の刺青が飛び込んできた。
 その中途半端な筋彫りの龍は、団長が腰を振ると同時に、団長の背中でクネクネと怪しく蠢き、そしてそんな団長の腰には薄いピンクのペディキュアが施された美しい脚が絡み付いていた。
(あぁぁ……ヤられてる……)
 そう絶望を感じながら視線を横にズラすと、なにやら凄まじい光景が笠岡の目に飛び込んできた。
「えぇぇ!」
 おもわずそう叫ぶ笠岡。そんな笠岡の血走った目には、恍惚とした表情をしながらも副団長のペニスをプチュプチュとしゃぶる、舞子の卑猥な姿が映っていたのだった。

         ※

「気持ちええか? ん?」
 団長は舞子の小さな体に筋肉質な腰を激しく叩き付けながら、まるで少女に問い掛けるようにそう聞いた。
「うぐぅ……うぐぅ……」
 団長が腰を突き立てる度に、副団長のペニスを銜える舞子は、口内でそう喘いでいた。
「うぅぅ、うぅぅ、と言うたらあかんて。その声がチンポが響いてイキそうになるやないけぇ」
 副団長は野豚のようにブヒブヒと笑いながらそう言い、舞子のサラサラのボブヘアをベタベタと撫でていた。
「ほら、見てみい、ワシのチンポが動くたんびにオメコん中からヌルヌルの汁がようけ出てきよるでぇ」
 そう笑いながら団長がその結合部分を覗いていると、そこを「どれどれ」と覗いた副団長は、とたんに「あかん、ワシ、出そうや」と唸ると、舞子の口から慌ててペニスを抜き取った。
 口が自由になった舞子は、今まで腹の中に溜っていたモノを吐き出すかのように、いきなり大きなアエギ声を出し始めた。
 団長の腰の動きに合わせ、「あぁぁん! あぁぁん!」と喘ぐ舞子は、その細い首に青筋を立て、真っ白な肌を真っ赤に火照らせていた。
「タケシが言うた通り、ええ声出しよるなぁ……」
 腰を振る団長は「ふん、ふん」と鼻息を荒げながら副団長に笑いかけた。
 すると副団長は「そうかなぁ……」と笑みを浮かべながら、タプタプと揺れる乳を両手に包み込んでは首を傾げた。
「どういう意味や?」
 団長が不思議そうに副団長を見ると、副団長は尖った乳首をコリコリと摘みながら顔をあげた。
「この女がこんなに感じとるのは、団長のデカチンポの具合がええからでしょ……」
 副団長はそう言いながら舞子の頬を右手で押え、固定した舞子の顔を覗き込んだ。
「どないや。ワレの旦那のチンポと、団長のチンポ、どっちが気持ちええ?」
 副団長がそう聞くと、舞子は下唇を噛みながらキュッと目を綴じた。
「おおう、はっきり答えんかい。答えんのならこのままチンポ抜いてまうど」
 そう言いながらせせら笑う団長は、舞子の穴からヌポッとペニスを抜いた。
 そこに現れた団長のペニスは、笠岡のソレよりも明らかに二倍は大きく、しかも、その黒く逞しい肉棒には小豆のような玉が無数にゴロゴロと埋め込まれていた。

 そんな団長の獰猛なペニスを目にした笠岡は息が詰まった。
 今まで舞子はあんな凄まじいモノを入れられていたのかと思うと、強烈な目眩を感じその場に倒れそうになった。
 しかし、そんな笠岡は更に強烈なダメージを受けた。
 なんと、ペニスを抜かれた舞子が「いや、ヤメないで」と、大きく股を開いたままそう叫んだからだ。
 舞子のそんな叫びに、団長は興奮した牛のように鼻息を荒げながら再びペニスを穴の中に押し込み、副団長は「けけけけけけけ」っと下品な笑い声を上げ、そして笠岡は目の前を真っ暗にさせながらその場にガクンっと膝を落とした。

 そんな崩れ落ちた笠岡を、タケシが「立て」と起き上がらせた。
 そして再び笠岡の顔を窓に押し付けながら、「ちゃんと見るんや、これが東京のオナゴの本性なんや」と笠岡の耳元で叫んだ。
 笠岡の目に映る舞子は、まるで、猟犬に噛まれては振り回されている人形のようにボロボロに犯されていた。四つん這いにされ、その美尻を団長の腰でパンパンと音立てられながら、副団長の肉棒を獣のようにしゃぶっていた。
「違う! あれは舞子の本当の姿じゃない! 舞子は! 舞子は! あのヤーマという覚醒剤でラリッてるだけだ!」
 そう叫ぶ笠岡がワアッと泣き出すと、タケシが笠岡の耳元で「アホ」と叫んだ。
「さっきおまえにやった錠剤は覚醒剤なんかやない、あれはただのバファリンや!」
 タケシのその言葉に、笠岡の喉がヒクッと鳴り、一瞬泣き叫ぶ声が止まった。
「ワシらが覚醒剤なんて使うわけないやろ、そんなもんこの村で使うとったら、たちまち村八分じゃ、アホ」
「で、でも、あれは……」
 笠岡は、副団長の肛門をレロレロと舐める舞子を指差しながら声を震わせた。
「あれがあのオナゴの本性なんじゃ。あいつは、おまえが見とらんトコで、かなり村のモンと遊びまくっとる。池田んトコのター坊も、村瀬んトコの正樹も、隣の村の漁師共ともヤリまくっとるちゅう噂じゃ」
「……う、嘘だ……」
 愕然とする笠岡は、ブルブルと体を震わせながら奥歯をギリギリと鳴らした。
「嘘じゃねぇ。その証拠に、ほれ、よく見てみろ、あのオナゴの嬉しそうな顔を……」
 団長の巨大なペニスが、舞子の華奢な股間にズブズブと突き立てられていた。
 そんな激しい動きに、舞子は恍惚とした笑みを浮かべ、その笠岡が最も愛した唇で「イクぅ! イッちゃう!」と叫んでいだ。
「……タケシさん……俺、どうしたらいいんだ……」
 笠岡が声を震わせながらそう呟くと、団長が「ワシもイクっ!」と低く叫び、舞子の穴の中から慌ててペニスを抜いた。
「ああああああ」と叫びながら、団長が舞子の胸に射精しようとすると、舞子は大きく口を開きながら、こっちに射精してとばかりに舌を出した。
「ぬおっ!」という団長の唸りと共に精液が発射した。そんなペニスに舞子は自らしゃぶりつき、表情をうっとりさせながら団長の精液を口内で受け止めていた。

「別れろ……」
 乱れる舞子を見つめながら、タケシがポツリと呟いた。
「おまえはまだ若いけぇ、やり直すなら今のうちだ。あのオナゴは魚雷じゃ。あんなオナゴと一緒におったら撃沈されてしまうど……おまえはまだ若いけぇ、あんなオナゴは忘れてまた東京に出たらええ」
 そんなタケシの言葉と重なるように、遠くの山からキツツキのドラミング音が響いて来た。
 団長のペニスを丁寧にしゃぶりながら、その精液をゴクリと飲み干した舞子は、勃起する副団長の「ええか?」という言葉に、素直に股をゆっくりと開いた。
 野豚のように醜い副団長の体が、舞子の小さな体の上に伸しかかった。
 副団長は、舞子のグダグダになった女陰を弄りながら、「ほんまにカワイイ顔しとるのぉ……今、おっちゃんがチンポ入れたるさけぇ、その大きな目でワシの顔をジッと見といてくれや、のぅ」と囁くと、舞子は副団長の顔を見つめながら「くすっ」と微笑んだ。

 そんな舞子の笑顔を見た瞬間、笠岡の中で何かがフッと吹っ切れた。
 副団長の腰がゆっくりと動き始めた。それと同時に舞子の細い腰が怪しくくねり、ハァハァっという舞子の切ない吐息が聞こえて来た。
「気持ちええか?」
 そう聞く副団長の顔を、約束通りジッと見つめていた舞子は、まるで少女がはにかむようにコクンっと頷いた。
「おまえはホンマに可愛いのぅ……」
 そう唸りながら副団長が舞子の小さな体を抱きしめた。
 その瞬間、笠岡が最も好きだった舞子の唇の中に、副団長の大きな舌がヌルヌルと滑り込んでいったのだった。

         ※

 プルプルプルプルっと内線が鳴り響いた。携帯で電話をしていた主任が携帯を手で押えながら「おい、誰か!」と叫ぶと、すかさず「はい」と立ち上がった笠岡が素早く受話器を取った。
 慌てて携帯を切った主任が、受話器を握る笠岡に「誰だ」と聞いた。
 笠岡はそのまま受話器を下ろすと、「新宿駅で通り魔です、三人重症、そのうちの一人は駅員です」と馴れた口調で伝えた。
「よし、じゃあ香川と北村は新宿駅に走れ! あと、村上は渋谷署に走れ、全裸の女子高生の死体があがった!」
 主任の怒声でオフィスはたちまちドタバタと慌ただしくなった。
「笠岡さん! 警視庁から新しいメールが届いてます!」
 隣りの席の由香里が、大きく手を振りながら笠岡に叫んだ。
「了解!」
 慌ただしく走り回る記者達をすり抜けながら、笠岡は自分のデスクに向かって走り出したのだった。


 新聞記者の雑用。
 これが再び東京に戻って来た笠岡の肩書きだった。
 雑用という差別的な呼ばれ方は気に入らなかったが、しかし、一度都落ちしている笠岡にとっては、こんな仕事にあり付けただけでも幸せだった。

 デスクに座った笠岡は、警視庁の記者クラブから届いたメールを慌てて開いた。
『五日未明。荒川区。離婚がこじれ夫殺傷される。夫は東電のエリート社員』
 そんなメールを受け取った笠岡は、すぐにそのメールを関係記者に送信した。
 このように、笠岡のパソコンには、全国各地の支社からあらゆる速報が飛び込んできた。
 そんな事件を関係記者達に敏速に伝える。それが雑用係と呼ばれる笠岡の仕事だった。

「離婚のもつれかぁ……笠岡さんは大丈夫?」
 隣からパソコンを覗き込んでいた由香里が、ニヤニヤと笑いながら笠岡を見た。
「俺は大丈夫。もう正式離婚してから半年も経ってるから、今更刺される事もないでしょ」
 そう笑いながら速攻でキーボードを叩いていると、ふいに由香里が「ねぇ」と声を潜めた。
 一瞬、画面から目を離し、そんな由香里をチラッと見ると、「今夜も泊まってく?」と、上目遣いの由香里が怪しく微笑んだ。
 そんな由香里に笑顔を返しながら「どうしようかなぁ……」と勿体ぶっていると、再び笠岡のメールボックスがキコン!っという音を鳴らした。

 素早くメールボックスを開く。
 そこには懐かしい地名の支社名がポツンと浮かんでいた。
「ねぇ、ここって笠岡さんの地元でしょ?」
 由香里が細く白い首を伸ばしながらパソコンを覗き込んだ。そんな由香里のうなじからは昨夜と同じアナスイの香水の香りが甘く漂っていた。
「うん。そうだけど……なんだろうこんな田舎の町で……」
 笠岡は不思議そうにメールを開いた。

 『四日。昼。漁村で乱闘事件。一人死亡』

 そんなタイトルには、笠岡の村の名前がはっきりと書いてあった。
 いつもなら記事を読む事も無くそのまま関係記者に送るのだが、しかし、自分の村で起きた事件となると笠岡はその記事を読まずにはいられなかった。
 そんな記事には、タケシさんの写真と団長の写真が添付されていた。
 タケシさんの結婚披露宴に村の青年団が殴り込み、タケシさんは金属バットで頭を叩き割られ病院に担ぎ込まれたが、その二時間後に死亡。
 タケシさんの頭を叩き割った犯人は団長だった。
 そんな団長達の動機はまだ不明だが、その記者の推測では、三角関係のもつれではないかと書き記されていた。
「なに、この青年団って。暴力団の事?」
 由香里は眉間にシワを寄せながら笠岡を見た。
 笠岡はそんな由香里の眉間にくっきりと浮かび上がる美しい皺に、昨夜の激しさをふいに思い出しながら、「まぁ、そんなようなもんだ」とメールボックスを閉じた。
 そんな笠岡をそのまま見つめながら、「っで……今夜はどうするの?」と由香里が囁いた。
「もちろん……行くよ」
 笠岡がそう答えた瞬間、再び新たなメール着信音がキコン!と鳴った。
「んふっ」と満足そうに微笑みながら由香里が席に戻って行くと、笠岡は慌てて煙草を銜えながらメールを開き、新たに入ってきた速報を関係記者のメールに飛ばした。

 そんな笠岡が、結婚披露宴で殺されたタケシの婚約者を知ったのは、それから二日後に届いた『漁村結婚披露宴乱闘事件』の続報の記事だった。

 女の名前は、笠岡舞子という旧姓で報じられていた。

 その名前を目にした瞬間、笠原の脳裏に、あの時タケシさんがポツリと言った「あのオナゴは魚雷じゃ」という言葉がフッと浮かんではまた消えた。

(撃沈魚雷・完)






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