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哀奴 まどか5

2012/01/15 Sun 02:07



第4章「子 猫」

5月の連休も終ったあの日、父と母は晩餐会を兼ねたピアノリサイタルに夕方から外出されたのです。
出かける時、11時頃までには帰宅するからと、言っておられました。

妹は、学校のクラブ活動のためでしょうか、父と母が出かける時には、まだ帰宅していませんでした。
それで私は暫くの時間を、一人だけで過ごしたのです。
その頃の私は、一人になると何時も考えてしまうのです。

私の、あの欲求は満たして頂けるのでしょうか・・・
身体の奥で、咽び泣いているあの欲求を・・・
私の敏感なところを責めて下さるだけでは、もう満たされないのです・・・
このことに・・・何時ご主人様は、気が付いて下さるのでしょうか・・・


ご主人様と、二人だけになる日のお料理は、私が作るのです。
私は全裸のまま、小さなエプロンだけを着けた姿で、台所に立つことになっているのです。

その日も、時間が来ると命令されている通りの姿で台所に立ち、いろいろとご主人様のお好みのお料理を、作り始めたのです。

そうなのです。
私は、ご主人様がいないからといって、ご主人様の命令に背くことはしないのです。
そんなことは考えることさえ、しなくなっていたのです。

ご主人様の子猫――その頃には、かなり大きくなっていましたが――のミミが、こんな時はいつも私の足にじゃれています。
私の裸足の臑に、爪を立ててじゃれるので、とても痛いのです。

でも、私はミミを追い払うことができないのです。
もし、追い払おうとしてミミに触ったり、いや、私が逃げようとしてさえも、ご主人様に酷く怒られてしまうのです。

ミミもそれを知っているのでしょうか、いつも台所に来ては、私の足に爪を立てて遊んで行きます。
だから私の足には、いつも小さな擦り傷が、たくさん付いているのです。


その日、もう暗くなってから帰宅されたご主人様は、何か嫌なことがあったのでしょうか、とても不機嫌なご様子でした。

こんな時はいつも、私に辛く当たられるのです。
今日も、きっと残酷な、耐え難いほどのお仕置きをされるのでしょう。
わたしは、その時が来るのを想像するだけで、期待に胸が騒ぐのです。

どんなお仕置きなのでしょうか・・
どれ程辛い眼に遭わされるのでしょうか・・

お願いです、ご主人様・・今日もまどかを、愛して下さい・・・
そして、機嫌を直して・・・いつもの、朗らかなご主人様に戻って・・・
まどかに、どんなことをされても・・構いませんから・・・

でもお願いです・・・その後で、私を、まどかを満足させて下さい・・・

私は、心の呟きを声にだすことはできませんでした。
私はご主人様から話しかけられた時しか、お返事することができないのです。
勝手にオシャベリすることは、許されていないのです。

それでご主人様と私は、黙ったまま食事を済ませたのです。
ご主人様は食事が終わると、さっさと2階に上がって行かれました。
私は急いで、食後の後始末を始めたのです。

「まどかっ!!・・早く来なさいっ!!・・・」

まだ、幾らも時間の経たない内に、ご主人様の大声です。
私は慌てて、それでもイソイソとして寝室に上がったのです。

私の寝室のベットは、布団も上掛けも取り払われていて、マットレスの上に直接ビニールのシートが敷いてありました。
四隅の脚には柔らかい綿のロープが結ばれています。

私には、直ぐに判りました。
今日はこの上で、手足を「X」字型に固定されて、嬲られるのです。
私は期待を胸に、ご主人様が何も言う前にベットに上がり、手足を伸ばして横たわったのです。

ご主人様は私の手足を固定すると、いつものように私を責めるための、道具を集めに出て行かれました。
戻って来られたご主人様が持っておられるのは・・牛乳のパックと小皿、それに小さな絵筆なのでした。
ご主人様が開けたままにしていた扉から、ミミがのんびりとした様子で入って来ました。

イヤ・・たとえミミでも・・・・こんな私を見られるのは・・恥ずかしい・・・

でも、ご主人様は一向に構わないご様子です。
それどころかミミを抱き上げると、意地悪なことを言われます。

「ミミちゃん・・お腹が空いたでしょ・・・。
今日はね・・・・変わったミルクを、たくさん飲ませてあげるね・・・」

そう言ってミミを、私のお腹の上に降ろしたのです。

『あぁっ、イヤッ・・・』

私は反射的に身を捩り、ミミを振り落とそうとしたのですが、却って爪を立てるようにして、しがみついて来るのです。
鋭い爪が私のお腹に食い込み、とても痛いのです。

「フフフ・・・今からそんなに、喜んでいいのかしら・・・
今日はミミちゃんが、素敵なお仕置きをしてくれる筈よ・・・
ゆっくり楽しんでね・・・」

ご主人様が、牛乳を小皿に注いでいます。
そして私の横に立たれると、私のお腹の上に、お臍の当たりに、その牛乳を少しかけたのです。
ミミは喜んで、私を舐め始めました。

アアァァッッ・・クスグッタィッ!!・・イヤァッ!!・・・

私はそれまで知らなかったのです。
猫の舌が、あんなにザラザラしたものだったとは。

とても、我慢のできる擽ったさではありません。
ミミがペチャペチャと音を立てて、私を舐め回しています。

ヒィッ・・ヒィッ・・アゥッ・・ヤ、ヤメテッ・・・ヒィィィッッ・・・

私は何とか逃れようと、僅かにしか動かせない、不自由な体を必死に捩ったのです。
でもそのことは、ミミに一層強く爪を立てられるだけにしかなりませんでした。
私は擽ったいのと痛いのと、二重の苦痛に苛まれたのです。

ミミが牛乳を舐め終わると、またご主人様がかけてくれます。
私は、何時終わるとも知れぬお仕置きを、耐え続けるしかなかったのです。

それが・・・

最初は擽ったかったミミの舌が、同じところを・・私のお臍の周りを、何度も、何度も舐められている内に、痛みに変わり始めたのです。
私のお腹の、その辺りは真っ赤になってしまい、その中に何本もの掻き傷が走っていたのです。

今度は、ご主人様は絵筆を取り上げると小皿の牛乳に浸し、私の脇腹をス~っと撫で上げられたのです。

キャアアゥゥゥッッッ・・・ヒィィッッ・・・

予想もしていなかった部分に加えられた刺激に、私は固定されている手足に必死の力を入れ、身体を丸めて脇腹を庇おうとしたのです。
もちろん、叶うはずもない、無益な抵抗でしかありませんでした。
しかもその上に、私のお腹から飛び降りたミミが、喜んでそこを舐め始めたのです。

アアアァァッッ!!・・ヒッ!・・ヒッ!・・ヒェィッッ!!!・・・・

先程よりも、もっと、もっと辛い擽り責めです。
私は半狂乱のように、笑っているような、泣いているような悲鳴を上げ続けていたのです。

執拗に、何度も何度も、私の脇腹と腋の下が狙われます。
私は汗と涙と鼻水と涎で、顔をグチャグチャにしながら、泣き叫んでいたのです。
ほんの僅かに動かせる手足をバタバタさせ、身を捩り続けたのです。


どれ程の時間を責められたのでしょうか、私は荒い息をつきながら僅かな休憩を許されたのです。
私は必死にお願いしたのです。

これは・・とても・・が、我慢・・できません・・・
お、お、オネガイですから・・・・あ、あの・・ほかのことを・・・

ご主人様が、ジッと私を見つめています。
ご主人様の瞳がキラキラと、本当に美しく輝いていました。
あぁっ、きっと許して頂けないのでしょう・・・

私がもう一回、お願いしようとした時、ご主人様が言われたのです。

「ミミちゃん・・変だよね・・ミルクは、そんなとこから出て来ないよね・・・
やっぱりミルクは、オッパイからじゃないと・・おかしいよね・・・」

アァッ!!・・・そ、そんな・・・

私がなにも言う暇もない内に、ご主人様は私の胸の上に小皿を翳されると、乳首に牛乳を垂らされたのです。
ミミは、流れてきた牛乳を追うように、私に飛び乗ると、私の胸を前足で押さえ付けるようにして、乳首を舐めたのです。

爪を立てられた乳房の激痛を感じる暇もない内に、乳首に加えられた信じられない刺激に、私はそれこそ絶叫を上げ、身を悶えたのです。

私が身を揉み、捩るたびに、ミミは振り落とされまいとして、しがみついてきます。
私の乳房に、一層深く爪を立てるのです。
しかし私には、そんなことを考える余裕などなかったのです。

アアァッ!!・・アアァッ!!・・アアアアァァァッ!!・・・・

それは、まるでヤスリをかけられているようなものでした。
忽ちの内に、私の乳首は充血し、大きく尖り、なにもされなくてもズキズキと疼く位なのです。

その、血を噴き出すかと思うばかりに膨らんだ、そっと触られても飛び上がる程敏感にされた乳首を、あのザラザラの舌で舐め回されているのです。
あのご主人様の作られた、特製の洗濯バサミで苛められた時とは比べることもできない、辛い、本当に辛いお仕置きです。

ご主人様が手を休め、やっと許して頂けたと思った次の瞬間。

ッッキイィィィッッ!!!!

まだ牛乳を飲み足らないミミが、鋭い歯で私の乳首に噛み付いたのです。
その激痛に、あまりの激痛に、私は目の前が真っ白になったかと思い・・・そして、あの欲求が、あの疼きが、身体の奥で弾けるのを感じたのです。

アアァァッッ!!・・・オネガイッ・・・オネガイデスッ・・・
ワタシの・・机の・・一番上のヒキダシに・・・オネガイッ!!・・・

一瞬、怪訝な顔をされたご主人様は、それでも私の机に行き引き出しを開けられたのです。
そしてご主人様が取り出したのは・・・

もう、1ヶ月も前になるのでしょうか、私がインターネットを通じて購入したバイブレータだったのです。
太さは3cmもあるのでしょうか、イボのたくさん付いた、とても淫靡な器具だったのです。

暫くの間、ご主人様は凍りついたように、呆然とそれを見つめておられました。
漸く私のところに戻られたご主人様は・・

「まどかって・・・まどかって・・・
不潔よっ!・・・きらいっ!!!・・・」

いきなりバイブレータを、床に投げ捨てるようにしたご主人様は、そのまま私の寝室から走るように出て行ってしまわれたのです。
ミミもその後を追うように出て行きました。

一人残された私は、乳首から血を流したまま、肉体の奥で燃えさかる炎に、身を焦がし続けたのです。


あぁ・・ご主人様・・・この炎を、消して欲しいのに・・・
この、疼きを満たして欲しかったのに・・早く・・お願いです・・・
私は・・私は、我が儘なのでしょうか・・・欲張りなのでしょうか・・・


どれ程の時間が経ったのでしょうか、あの疼きも漸く静まり、私も少しは冷静になったのです。
気怠い頭で、暗澹とした気持ちを抱えながら、考え続けていたのです。

ご主人様・・私は・・私は・・・・我が儘でした・・・
ご主人様の気持ちを・・考える・・・・ことも・・ありませんでした・・
でも・・判って欲しい・・のです・・オネガイ・・です・・・
このまま・・見捨てないで・・・クダサイ・・・・・


いつの間にか、私はウトウトとしていたのでしょう、ふと気が付くと、ご主人様が戻って下さっていたのです。
ご主人様の顔にも、涙の跡が光っていました。

「まどか・・さっきはゴメンね・・・ビックリしちゃった・・・
そうなの・・まどかは・・まどかは・・・して欲しかったのね・・・

でも、今日はイヤなの・・・私もまだ・・気持ちが落ち着かないし・・・
それに、もう遅いわ・・・もうすぐ、お父さん達も帰ってくる時間よ・・・
今度・・・この次の時は・・必ずね・・・」

ご主人様は、いつものように私の傷の手当をされると、縛めを解いて下さり、そしてご自分の部屋に帰って行かれたのです。


私はその夜、微かな疼きを感じながらも、満ち足りた気持ちで眠れたのです。
その頃、眠れない夜が多かったのに、本当に安らかに眠れたのです。


有り難うございます、ご主人様・・・・私は待っています・・何時までも・・・

       - つづく -

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