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図々しい彼(後編)

2012/03/16 Fri 16:03

    図々しい彼2
「ヤダぁ、キスだけだって言ったじゃない……颯君が起きちゃうよぅ……」

 僕の体はまるで瞬間冷凍に掛けられたバナナのように一瞬にして固まってしまった。
 今、確かにコタツの向こうの女は、『颯君』と、僕の名前を言ったのだ。

 もう疑う余地はなかった。コタツの向こうで彼とイチャイチャしているのは紛れもなく僕の彼女、優奈なのだ。

「ヤダ、あん、ダメ……」
「ダメって言いながら、なんだよコレ……」
「ヤダヤダ、ホントにヤメて、颯君が起きたらどうするのよぅ」
「いいよ、起きたって。あいつが何か文句言ったら、俺が秒殺で眠らせてやるよ」

 氷のように固まってしまった僕の脳裏に、彼のグローブのような大きな握り拳が浮かんだ。
 確かに彼はケンカが強い。小学生の時から極真空手を習っていた彼は、中三の夏休みにゲームセンターでばったり出会した補導員の顔面を殴り、一撃で相手を気絶させてしまった程の腕力持ち主だった。

 勝てるわけがない……。
 僕は愕然と諦めながらも、しかし優奈の事は諦めきれなかった。

 今、目を覚ましたフリをして二人に気付かせよう、さすがの図々しい彼でもまさか僕が起きたとわかったら素直に優奈を諦めるだろう。
 そう思った瞬間、不意にコタツの中の僕の足に誰かの足がコツンっと触れた。
 開いていたコタツ布団の中を何気にチラッと覗いた。
 いきなり僕の呼吸が「ひっ!」と止まった。なんと、大きく開いた優奈の股間に、彼の太い指がまるでタランチュラのように這い回っているではないか。

 僕はおもわずゴクリと唾を飲み、それを黙って見つめた。
 そんな僕は、凄まじい絶望感に襲われながらも、なぜか異様な興奮に包まれていた。

 イチゴのパンツの股間部分を、まさに優奈のワレメをなぞるかのように上下する彼の卑猥な指。
 そんな彼の指が移動する度に、イチゴのパンツの股間部分がチラッと見えた。
 そこには丸いシミが出来上がり、残酷にも優奈のソコがヌルヌルに濡れているのを物語っていた。

 一瞬鼻の奥がツーンとした。
 おもわず泣きそうになった。あれだけ二人は愛し合っていたのにどうして優奈は裏切ったんだ、と声を出して泣き出したくなった。
 が、しかし、不思議な事にその光景は、優奈に裏切られたというショックよりも激しい性的興奮のほうが強かった。

 彼の図々しい指はそのままイチゴのパンツのクロッチをひょいっと横にズラした。
 ついさっきまで僕のチンポが出たり入ったりしていた優奈のワレメはテラテラと輝いていた。
 コタツの赤い光りが卑猥感を一双高め、ワレメの端にポツンとくっついているティッシュの破片が妙に生々しかった。
 そんな優奈のワレメを彼の指がネトネトと糸を引きながら捏ねくり回した。
(やめろ!)と心で叫ぶが、しかしそんな僕の叫びも空しく、図々しい彼の指は遂に僕の大事な彼女の体内に侵入して行ったのだった。

「凄いじゃん。もうヌルヌルだぜ」
「やだ、ダメだって……」

 優奈は口ではダメだと言いながらも、しかしコタツの中では彼の指が動きやすいようにと自らの意思で腰を浮かせているようだった。
 くちゃ、くちゃ、くちゃ、っと、まるでチューインガムを噛むような音がコタツの中で響いていた。
 卑猥に掻き回される穴の中から透明の汁が溢れていた。その汁はグニグニと動き回る彼の指を伝って床のコタツ布団の上にピトンっと落ちては丸い水玉となっていた。

「俺のも触ってみろよ……カチカチだぜ……」

 彼はそう言いながら腰を浮かせ、ジャージのズボンを一気に膝まで下げた。
 おもわず目を疑いたくなるような巨大ペニスがビーンっと飛び出した。それはまるで金属バットのクリップのように太く長くそして黒かった。

 彼は優奈の細い腕を乱暴に引き寄せると、その小さな白い手を黒い巨大ペニスに押し付けた。

「ヤダぁ、どうして?」

 優奈が笑いながらそう聞くと、彼は「おまえがエッチだからだよ」と呟き、そして腰をコキコキと振りながら優奈の手にペニスを擦り付けた。

「おまえ、雑誌の読者モデルやってんだってな」

 彼はペニスを擦り付けながらも突然話題を変えた。

「うん。でも一年生の時だけどね……」
「どうしてヤメたんだよ」
「だって、ウチの学校、モデルは禁止されてるもん……」
「学校にバレたのかよ」
「うん。バレちゃった……」

 コタツの外ではそんな会話が交わされていた。
 しかしそんな会話とは別に、コタツの中では凄い事になっていた。なんと優奈は、彼の質問に答えながらもペニスをギュッと握り、しかもそのペニスをゆっくりと上下に動かしていたのだ。

 これにはさすがに参った。
 優奈は彼に強制される事無く自らソレをシコシコとシゴき始めたのだ。
 まさにその瞬間が、僕が奈落の底に突き落とされた瞬間だった。

「なぁ……俺のチンポと颯太のチンポとどっちが大きい?」

 激しいショックに打ちひしがれていた僕に、彼は更にダメージを与えるべく残酷な質問をした。

「ええ~どっちかなぁ……」

 優奈はクスッと小さく笑うと、その大きさを確かめるかのように、改めて彼のペニスを握り返した。

 その答えを聞くのが怖かった。百歩譲っても僕のチンコと彼のペニスでは勝負にならない。それはまるで、歴史の教科書に載っていた『マッカーサーと天皇』の写真くらい違いがハッキリしているのだ。

「……どっち?」と彼が図々しく聞いた。
「……うぅん……やっぱりわかんない……」と優奈が曖昧に答えた。

 すると彼はその言葉を待っていたかのように、すかさずこう言った。

「じゃあ舐めてみれば……そうすればわかるよきっと……」

 彼のその図々しい提案は、僕の後頭部に激しい衝撃を与えたのであった。

 しばらくするとコタツ布団がモゾモゾと動き出した。

「絶対に颯君には内緒だからね……」

 そう言いながら優奈がコタツの中に潜り込んで来た。
 コタツを覗いていた僕は、迫り来るニーハイに慌てながら急いで目を綴じた。
 コタツに潜り込んだ優奈は、寝ている僕のすぐ横に細く長い脚を伸ばし、その小さな顔を彼の股間の前でストップさせた。

 恐る恐る薄目を開けると、すぐ目の前に黒いニーハイが横たわっていた。
  そのまま視線をソ~ッと下げて行くと、優奈のミニスカートの中が丸見えとなり、先程まで悪戯されていたイチゴのパンツが無残な姿を晒しているのが見えた。

 そんな優奈の股間は、斜めに寝転がっている僕の腹の辺りで止まっていた。
 どちらかがもう少し下がれば、それは横向きのシックスナインのようなポーズとなった。
 そんな優奈のスカートの中からソッと視線をズラすと、優奈が彼のペニスをジッと見つめているのが見えた。
 優奈は目の前でペニスを上下させながら、グロテスクな亀頭にゆっくりと赤い舌を伸ばした。

(や、やめろ優奈!)

 おもわず僕は薄目の目を開いてしまった。
 そんな僕の目に、子猫がミルクを飲むかのように小さな舌をチロチロと動かす優奈が、彼の亀頭を丁寧に舐めるという実に残酷なシーンが飛び込んで来た。

 優奈はペニスの隅々までチロチロと舌を這わした。そして金玉まで下がると、極太な竿に舌をツツーッと滑らせては上がり、そのまま大きな口を開いては獰猛な亀頭をパクッと銜えた。
 最初のうちは口内でモゾモゾさせていたが、しかし次第に優奈の顔は上下に動き始めた。
 ちゅぷっ、ちゅぷっ、ちゅぷっ、という湿った音がコタツの中で響いていた。
 トレードマークのツインテールが犬の尻尾のようにブラブラと揺れ、それに合わせるかのように彼の両足がスリスリと動いていた。

 強烈なショックだった。
 優奈がここまで積極的になるとは思ってもいなかった僕は、まるで頭上にタライを落とされたかのようなショックを受けていた。
 が、しかしショックはそれだけでは治まらなかった。
 なんと、優奈は彼のペニスをしゃぶりながら、彼に内緒でこっそりと自分の股間に指を這わせてはオナニーをしていたのだ。

 僕の位置からは、そんな優奈の指の動きが丸見えだった。
 最初のうちはパンツの上からクニクニと股間を弄っていたが、しかししばらくすると、パンツの隙間から中に指を忍ばせ直接その部分に指を蠢かせ始めた。

「どうだ?……どっちが大きいかわかったか?……」

 コタツの外から彼の声が聞こえると、優奈は慌ててパンツの中から指を抜き取った。
 そんな優奈の人差し指は、まるでシロップを素手で掻き回していたかのように、トロトロとした透明の汁がベットリと輝いていたのだった。

 コタツの外へ引き戻された優奈は、またしてもつまらない質問を彼に投げ掛けられていた。

「どっちが大きかった? やっぱり俺だろ?」
「えぇ~わかんない~」

 優奈はブリッコしながらクスクスと笑った。そんな優奈のブリッコな笑い声を聞きながら、なぜか僕は(こっそりオナニーしてたくせに……)と優奈を責めた。

「じゃあ入れてみようぜ。そうすれば一目瞭然だよ」

 なんとも図々しい提案を出す彼に、優奈は「それはマズいよ」と小声で抵抗した。
 が、しかし、そんな抵抗も所詮はニヤニヤと笑っいながらの抵抗であり、僕はそんな優奈のやる気のない抵抗を聞きながら、再び(こっそりオナニーしてたくせに……)と優奈を責めた。

「大丈夫だって、あいつは絶対に起きないよ……」
 そう言いながら彼は、図々しくも優奈のパンツをスルスルと下ろした。

「ダメだってぇ……」
 優奈はそう言いながらも、微妙に腰を浮かせる。

「ぜってぇに俺の方がデカいって……」
 そう言いながら彼は、図々しくも優奈の細く長い脚の間に太い太ももを挟み込んだ。

「ホントにダメだってぇ……」
 優奈はそう言いながらも、彼を股に誘い込むかのように大きく股を開いた。

 コタツの外と中。まさにそこは理性と本能だった。
 今、僕の目に映るコタツの中は、二匹の獣の本能が剥き出しにされているそんな光景だった。

 黒いニーハイだけの優奈の下半身。
 その細く長い太ももに、彼のペニスがドテッと横たわってはまるで生きているかのように息づいていた。
 コタツの狭い空間で怪しく輝く赤い明かりに照らされながら互いの性器を弄り合う図々しい彼と僕の彼女。
 息を殺しながらそれを覗く僕は、異様な興奮に包まれていた。

 この感覚はいったいなんなんだ。
 悔しくて堪らないのに、泣きたいくらいにミジメなのに、なのに、なのに、今の僕は信じられない程に興奮している。
 悋気、嫉妬、焼きもち……。これはそんな生易しいものではない。
 失望、落胆、絶望……。そう、絶望だ。これはまさに想像を絶する絶望的な状況なのだ。
 なのに僕はどういうわけかペニスの先から我慢汁を垂らしては変質者のように興奮しているのである。
 結婚したいと思うくらいに愛している優奈が、今、僕の目の前で犯されようとしているのに……。

いや、強姦ならまだしも、これは明らかに和姦だ。愛する優奈が浮気しているのだ。そして何をトチ狂ったのか僕はそれを見て興奮しているのだ。

 気が付くと、僕はコタツの中にペニスを剥き出していた。
 彼のように立派なモノではないが、しかし僕のペニスは懸命に必死に勃起していた。
 コタツの赤い灯が、我慢汁でネトネトに輝く亀頭を卑猥に照らしていた。そんな僕の亀頭は、図々しい彼にねっとりと弄られている優奈のダラダラな性器と同じ赤紫だった。

 そんな優奈の卑猥な性器を見つめながら(優奈……)とペニスをシゴいていると、不意にコタツの外から優奈の切ない声が聞こえて来た。
 彼はペニスの根元を握りながら、まるで『電動コケシ』のようにそれを左右に振っては、優奈の開いた膣の入口に巨大な亀頭を擦り付けていた。
 コタツの中に、ぺちゃ、ぺちゃ、という粘着力のある音が響くと、コタツの外から「いじわる……」っという優奈の甘える声が聞こえてきた。

「入れて欲しいか?」

 そう図々しく聞く彼に、優奈は『クスッ』と笑って答えながら、そのまま細い腰を微妙に浮かせた。

 優奈のケツの穴が丸見えだった。
 今まで散々僕が舐めたチョコレート色のケツの穴に、どちらのものかわからない不浄な汁がタラリと垂れていた。
 図々しい彼が両膝を立てて戦闘態勢に入った。
 いよいよだ、と何故か僕はそれを心待ちにしていたかのように目をギラギラと輝かせた。

 彼が腰を突き出し、彼の尻肉の両サイドがゆっくりと凹んだ。
 とたんに「あんっ!」と叫びながら細い腰をひねらせる優奈。
 そんな優奈の小さな尻を片手で支えながら、彼は巨大ペニスを深い穴の中に、ぶじゅじゅ、と沈ませて行ったのだった。

 彼の腰はまるで工場の機械のように一定のリズムで動いていた。
 腰が動く度にコタツの上に置いてある優奈の飲みかけのダイエットコーラが地震のようにゆらゆらと揺れた。
 よくぞあんな大きなモノが根元まで入ったと驚きながらも、僕はもしかしたら優奈は僕に隠れて結構遊んでいるのではないだろうかと疑惑の念が湧いてきた。

「おっぱい小ちゃいね」

 不意にそんな言葉がコタツの外から聞こえ、コタツの中でシコシコとチンポをシゴく僕の手を止めさせた。

「ヤダぁ、イジワル……」

 笑いながら囁く優奈のその言葉に、僕は小さなショックを受けた。

 以前、やはり僕が彼と同じように「小さくて可愛いオッパイだね」と言った事があったが、その後優奈は三日間僕と口を聞いてくれなかった。

 同じ言葉でも、僕と彼とでは全く対応が異なっていた。それを考えると、もしかしたら優奈は体だけでなく心までも彼に奪われてしまったのではないだろうかと怖くなってきた。

(僕はこのまま優奈に捨てられるかも知れない……)

 そんな恐怖に駆られていると、コタツの外から聞こえて来る優奈の声と彼の腰の動きが同時に激しくなって来た。

 トロトロに濡れた穴の中に巨大な肉棒が出し入れされる度に、その動きに合わせて「やん、やん、やん」と喘ぎ始めた優奈は、自ら股を大きく開きながらも「イっちゃうよぅ」と切ない声で囁いた。

 そんな切ない喘ぎ声を耳にしたとたん、優奈が彼の巨大ペニスで『イク』その瞬間を見て見たいと思い始めた。
 僕に隠れてコソコソと浮気している優奈が、いつもどんな感じで絶頂に達しているのかをこの目で確かめてみたくなったのだ。
 っというのも、実は僕は優奈をペニスでイカせた事がないからだ。
 今更改めて言うのもなんだが、優奈という女の子は正直言って滅茶苦茶に可愛い。スタイルもイイし、性格もそれなりにエロいし、それにいつもイイ匂いがした。
 そんなAクラスの美少女とのセックスは、ものの三分も持たなかった。
 細い両脚を腕に抱えながら腰をスコスコと振っている最中、決まって優奈は僕の目をジッと見つめながらクスッと笑う。笑った瞬間、優奈の膣がキュッと締り、締め付けられた僕はたちまちイってしまうのだ。

 だから僕は優奈をイカせた事がない。いや、舌や指でならイカせた事は何度もあるが、しかしペニスでそれをした事は一度もなかったのだ。

「あぁ……俺もイキそう……」
 彼がハァハァと荒い息を吐きながら囁いた。

「一緒にイクぅ?」
 ブリッコしたその言葉。きっと今頃、優奈は例の切ない目で彼を見つめながら、小動物のように首を傾げているのだろう。

「中で出していいか?」
 相変わらず図々しい彼はとんでもない事を言い出した。

「今日はダメ」

「いいじゃん……」

「今日は本当に危険なの。だから、お口に出していいよ……」

 彼に負けず、優奈もとんでもない事を言い出した。

 僕は茶髪のツインテールを激しく振りながらとんでもない事を呟く優奈を想像し、激しい嫉妬と共に激しい欲情を感じた。

「じゃあ、おまえから先にイケよ。俺も後から続くから……」

「うん……じゃあもっと激しくシテ……」

「……こ、こうか……」

 突然コタツが激しく揺れ始めた。その揺れは間違いなく震度五強はあり、既に飲みかけのダイエットコーラは床に転がってしまっていた。

「あぁぁん、凄い……」

 優奈は開いた両脚を自分の手で固定しながら、更に奥まで入れて欲しいと要求した。
 そんな二人の結合部分は、もう凄まじい事になっていた。
 出たり入ったりする巨大な肉棒はネチャネチャと糸を引き、優奈の穴からは白濁のトロトロ汁が溢れていた。
 そんな白濁汁は床のコタツ布団に丸いシミを作り、それはまるで子猫が小便を洩らした跡のようだった。

「ああイクっ!」

 いきなりそう叫んだ優奈は、細い腰を激しく撓らせながらブリッジの体勢になった。
 そんな優奈を彼は腰は容赦なく振りながらパンパンと攻めたてた。

「あぁぁぁん、ダメぇぇぇぇぇ」

 優奈の切ない断末魔と共に、彼はいきなりペニスをヌポッと抜き、急いでコタツから飛び出した。
 とたんにコタツの外からプチュプチュプチュっといういやらしい音が響いて来た。
 それがどんな光景なのかコタツの外を見たい気がしたが、しかし、それよりもコタツの中は凄い事になっていた……。

 いきなりペニスを抜かれた優奈の穴は、まるで餌を欲しがる鯉の口のようにポッカリと空いたままだった。
 魑魅魍魎とした粘着汁がそこらじゅうでテラテラと輝き、綺麗にカットされていた陰毛も摩擦によってヘナヘナになっていた。

 そんなだらしなく口を開いたままの股間に、いきなり優奈の細い指がスルリと滑り込んで来た。
 ピンクとホワイトのグラデーションに飾られたネイルが、陰毛の奥でプクッと膨れているクリトリスの上でクニクニと動いていた。
 コタツの外でペプペプペプっというコケティッシュな音が響き、同時に彼が「くふっ」と攻撃的なため息を吐いた。その瞬間、なんと優奈の膣からまるで水鉄砲のような小さな噴射が起きた。

 僕はおもわず「あっ」と声を上げてしまった。それは優奈が飛ばした汁が剥き出しになっていた僕のペニスに直撃したからだ。

(ああ!もう無理だ!)

 そう思った瞬間、僕のペニスからも精液が噴射した。
 強烈な快感が全身を襲った。
 僕は優奈の汁を潤滑油にしながらその悲惨な余韻を存分に味わっていたのだった。

「やべ、ティッシュどこだろ……」

 コタツの外から彼の声が聞こえ、僕は慌ててズボンの中にペニスを押し込むと、そのままソッとコタツの外に顔を出した。
 コタツの外は妙に清々しい空気だった。
 付けっぱなしのテレビには『龍が如く』のオープニングが繰り返されていた。

 ティッシュをガサゴソと探していた彼が、テレビの下の棚を覗き込みながら「あった」と呟くと、いきなり優奈が「少なかったから飲んじゃった」と笑った。

 そそくさと服を着た二人は、まるで証拠を隠滅するかのように、乱れたコタツ布団をせっせと直し始めた。
 するとその時、コタツの中を覗き込んだ彼が突然「あれ?」と呟いた。
 たちまち僕の心臓がドキンっと跳ね上がった。そう、コタツの中には僕が噴射した精液が飛び散っているからだ。

「なんだコレ?……」

 そう言いながら床に飛び散った僕の精液を彼はティッシュでズリっと拭いた。

(ああ……これで全てが終わったな……)と思いながら、優奈になんと言い訳しようかと必死に考えていると、突然優奈が「ヤダぁん、見ないでよぅ」と恥ずかしそうに笑った。

「えっ?」

(えっ?)

 僕と彼は同時に眉を顰めた。

「だってぇ……おチンチン抜くの早すぎるんだもん……」
 優奈は今にも消えてしまいそうな小声で恥ずかしそうに呟いた。

「じゃあコレ……いわゆる『潮』ってヤツか?」

「知らない」

 そう恥ずかしそうに笑う優奈の顔が、僕の脳裏にムンムンと浮かんだ。
 すると、やはり彼も優奈のその言葉にムンムンを感じたのか、「なぁ……もう一回ヤろうぜ……」と呟きながら優奈をその場に押し倒した。

 彼と言う男は本当に図々しい奴なのだ……。



 その日から、僕と優奈の関係が崩れた。
 崩れたと言っても破局したわけではなく、つまり、今までのノーマルな肉体関係がアブノーマルに変わったという意味だ。

 今まで優奈という存在を大切に思っていた僕は実につまらないセックスばかりして来た。いわゆるプラトニック・セックスというイカ臭いセックスだ。
 しかしあの日から僕は変わった。ネットでアダルトグッズを買い漁り、様々な玩具で優奈を弄んだ。
 そしてガムテープで優奈の身体をグルグル巻きにしたり、可愛いおシリに蝋燭を垂らしてみたり、挙げ句の果てにはノーパンでコンビニにイカせるなど、僕は親父顔負けの変態行為を楽しんだ。

 そんな僕の人生はたちまち楽しくなった。
 これはある意味、彼の図々しさに感謝しなければならない。
 が、しかし、そんな感謝の気持ちも、たった三ヶ月で消え去った。
 三ヶ月後のある晴れた日、僕は優奈から突然、とんでもない事を告げられた。

「子供ができたみたいなの……三ヶ月だって……」

 そう困った顔で項垂れる優奈を見つめながら、僕の脳裏に、あの時、彼の精液を口で受け止めた優奈が言った『少なかったから飲んじゃった』という言葉が谺した。

 何度も言うが、彼は図々しい。
 しつこいようだか、彼は図々しい。
 そんな図々しい彼の精子が少ないわけがない……

 あの野郎、あの時、中出ししてやがったな……


(図々しい彼・完)



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