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149女湯の箱

《解説》
女装して銭湯に侵入した。
決して覗きや盗撮が目的ではない。
僕の狙いは、女湯のロッカーの中にある脱ぎたてホヤホヤの使用済みパンティーである。




なで肩に細いウェスト。
スラッと伸びた脚と小さな尻。
元々、顔立ちもスタイルも女系だった僕は、化粧をしてスカートを履けば、どこからどう見ても女にしか見えなかった。

薄いメイクを施した僕は、用意していた花柄ワンピースを素早く着ると、後頭部に束ねていた髪をパラリと下ろした。
栗色のロン毛は、この日の為に二年間伸ばし続けたものだった。

『お風呂セット』が入ったキティーちゃんのビニールバックを小脇に抱え部屋を出た。
履き慣れない女物のサンダルをカラカラと鳴らしマンションの階段を下りた。
マンションの前でいつも朝のゴミ出しで挨拶を交わしている204号室の大学生と擦れ違った。
大学生は僕の横顔をチラッと見ただけで挨拶もなくそのままマンションに消えて行った。
大学生は女装した僕に全く気付いていなかった。
僕は自分の女装に益々自信を持った。

狙いは二丁目の路地裏にある『鶴の湯』だった。
なぜそこをターゲットにしたかというと、鶴の湯のすぐ裏手には繊維工場の派遣社員専用の女子寮があるからだ。
もちろん、その寮にも共同浴場はあるのだが、しかしブラジルから大勢の出稼ぎ労働者が来るようになってから、日本の若い派遣社員達は隣りの鶴の湯を使うようになった。
異国人と同じ湯を使いたくないという、島国ニッポンならではのセコい人種差別だった。

その噂を聞いたのが今から二年前、まだ高校生だった僕は、さっそく鶴の湯の暖簾を掻き分けた。
鶴の湯の番台に座るオババはかなりの高齢だった。
素知らぬ顔してスロットのコインを出しても、きっとそれを五百円玉と間違えてお釣りをくれるだろうと思うほどにボケていた。
そんなオババを見て(これならイケる)と確信した僕は、続いてロッカーの鍵を調べた。
その木製のロッカーはかなりの年代物で、案の定、針金一本あればいとも簡単に鍵を開ける事が出来たのだった。

その日から約二年間、子供の頃から念願だった女風呂潜入に向けて着々と準備を進めた。
そして今、やっと髪の毛も肩まで伸び、ダイエットにも成功した。
だから今日、いよいよ実行する事となったのであった。



時刻は午後七時。
バイトを終えた僕は手慣れた仕草で素早く女装すると鶴の湯へ向かった。
暗い路地にぼんやりと灯がともる銭湯の暖簾を、タバコ屋の角の郵便ポストの影からジッと見つめる。
せっかく女湯に侵入したものの、中には萎れた婆さんしかいなかったではシャレにもならないため、目当ての女工員が銭湯に入るのを、このタバコ屋の角から伺っているのだ。
そうこうしていると、七時十五分、さっそく工場帰りの女工員らしき若い女が暖簾を掻き分けて行った。
しかし、その女工員はデブだった。
僕はデブは嫌いだ。
だから次の女工員を待つ。

続いてやって来たのは二人組の女工員だった。
僕は怪しまれないようにわざと携帯で話すフリをしながら路地に出た。そして擦れ違い様、こっそり二人組の容姿を物色する。
ひと昔前の関西系漫才コンビかと思った。
ここまで危ない橋を渡ってまで、どうして女漫才師のパンティーなんか盗まなければならないんだバカ、と、携帯電話に呟きながら再びタバコ屋の角に身を隠した。

八時五分。
先程のデブが濡れた髪をぺちゃんこにさせながら出てくると、そのデブと擦れ違うようにして、新たな女工員が鶴の湯に入ろうとしていた。
その若い女工員は、雰囲気がどことなく大島優子に似ていた。
来たっ、と小さく呟きながら携帯をパタンと閉じると、周囲を確認しながら路地に出た。

暖簾を掻き分け中に入ると、大島優子に似た若い女工員は安っぽいサンダルを下駄箱に入れながら僕をチラッと見た。
大きな目だった。
『かわいい』を絵に描いたような三次元的な瞳だった。
ドキッとしながらも慌てて彼女から目を反らすと、素知らぬ顔で彼女の横の下駄箱の蓋を開け、そこにサンダルを入れた。

しゃがんでいる彼女の尻がすぐ目の前にあった。
突き出したチノパンの尻に、一瞬パンティーラインが浮かんでは消えた。
僕は興奮した。
もうすぐ彼女の下半身を包むあのパンティーの匂いが嗅げるかと思うと、ガムテープで固定していたペニスがズキズキと疼き、ふいに心地良い痛みを感じたのであった。

少し遅れて脱衣場へ入った。
番台で支払いを終えた彼女は、既にロッカーの前で靴下を脱いでいた。
番台の婆さんは、生きているのか死んでいるのかわからない表情で、テレビ東京系の安っぽいドラマに夢中になっていた。
五百円を番台に置くと、婆さんはテレビをジッと見つめたまま指先でそれを確認し、番台の上にお釣りの五十円をペタンと置いた。
一度も僕の顔を見なかった婆さんを見つめながら五十円玉をポケットに入れた僕は、これならスロットのコインでも行けそうだったとふと思った。

彼女のロッカーは23番だった。
その番号をしっかりと記憶しながら、そのすぐ隣の列の16番のロッカーを開けた。
彼女は僕に不信感を抱く事もなく、僕の目の前で服を脱ぎ始めた。
下着は女工員らしく白無地の木綿のパンティーだった。
マツキヨで三枚五百円で山積みされてそうなくらい安っぽい。

白いパンティーがスラリと細い太ももをスルスルと下りて行くと、まるでゴムまりのような美しい尻がぷるるんっと突き出した。
僕はそんな彼女の身体をしっかりと頭にインプットした。
できれば正面からじっくりと見たかったが、しかしそれはあまりにも危険過ぎた。

全裸になった彼女の背中を見つめながら、素早く携帯電話のアラームを開いた。
そしてメロディー確認のボタンを押すと、昭和の香り漂う脱衣場にピリリリリリリっと携帯の音を響かせた。
あたかも電話が掛かってきたかのように携帯を耳にあてた。
しかし『もしもし』とは喋れない。
外見は女に変身できても声帯は男なのだ。
携帯を耳に当てながらボソボソと小声で話すフリをしていると、彼女はチラッと僕に振り向きながらも、タオルとお風呂セットを持って浴場へと向かった。
皮をツルンっと剥いた巨峰のような、そんな初々しい桃尻だった。

しかし、不意に彼女は浴場のドアの前で足を止めた。
お風呂セットとタオルをマッサージ器の上に置くと、くるりと僕に振り向き、見事なまでにムチムチとした裸体を僕の前に曝け出した。
手の平に治まるほどの貧乳の先には桜貝のような乳首がちょこんっと顔を出し、贅肉ひとつない下腹部には栗毛色した陰毛がふわふわと広がっていた。

彼女はマッサージ器の横に置いてあった年代物の体重計の前に立った。
そしてその場にスっとしゃがみ込むと、体重計の下にある目盛りを指先でカリカリと調節し始めた。

しゃがんだ彼女の丸い尻が僕の目の前でふるふると揺れていた。
僕は素早く番台の婆さんに振り向く。
婆さんは相変わらず生きているのか死んでいるのかわからない状態で小さなポータブルテレビに釘付けになっていた。
僕は迷う事なくその場にしゃがんだ。
そして年期の入った板床に頬を押し付けながら、彼女のしゃがんだ尻の裏を覗き込んだ。

真っ白な尻のワレメの中心に、実にグロテスクな赤黒い物体が蠢いていた。
足を閉じているためパックリと開いたそれを拝む事は出来なかったが、しかし、陰毛に囲まれた一本線のワレメやアポロチョコレートのような肛門は拝む事が出来た。

(あれがチンポを出し入れするワレメか……)

本物を見た事がなかった僕は、そう感動しながら彼女のしゃがんだ尻の裏を見つめ続けた。
そして、写メで撮影しようと思った瞬間、惜しくも彼女はスっと立ち上がってしまった。
因みに彼女の体重は45キロだった。

彼女が浴場へ消えて行くと、僕は急いで23番のロッカーに手を伸ばした。
何度も男湯で練習した通り、鍵の隙間に針金を差し込み、爪楊枝で虫歯の奥歯をほじくるようにして針金を動かした。

鍵に付いてる小さなポッチがカチッと飛び出した。
ロッカーの扉を開けると、微かに女の子の香りが漂ってきた。
その奥に積み重ねられている衣類に手を押し込むと、手の甲に彼女の温もりが伝わってきた。
目当てのパンティーはすぐに見つかった。
それをロッカーの中で手の平の中に握りしめると、そのままロッカーの扉を閉めた。
閉めた瞬間、浴場のドアがガラガラガラっと開いた。
女漫才師風の女工員が白い肌からホカホカと湯気を立ち上らせながら出てきたのだった。

間一髪だった。
もう五秒遅れていたら、女漫才師達にロッカーを物色している所を目撃されていた。
僕は携帯を耳に押し当てたまま番台に向かった。
そして、婆さんを無視したまま玄関の扉を開けると、婆さんは僕の背中に「ありがとね」と呟いた。
僕は「こちらこそ」と心で呟きながら扉を閉めると、一目散に真っ暗な路地へと飛び出したのだった。


マンションに向かって足を速める僕は、記憶にインプットされた彼女の裸体をリアルに甦らせていた。
小柄ながらもムチムチとした身体には、小ぶりな尻と手の平サイズの貧乳が健康的に輝いていた。
ふわふわの陰毛と、そのカワイイ顔に似合わぬグロテスクなワレメ。
下着が盗まれた事に気付いた彼女はいったいどんな顔をするのだろう。
そう思うと、不意に大島優子が頬をプッと膨らませた表情が浮かんで来た。
そのとたん、股間に強烈な痛みが走り、僕はおもわず「うっ」と唸りながら足を止めた。
なんと、股間の裏側にガムテープで固定されていたペニスが、ギンギンに勃起しながらガムテープを押し剥がそうとしていたのだ。

今までにない強烈な痛みを股間に感じた僕は、もう我慢できないと近くの児童公園に飛び込んだ。
薄暗い公園の中を、一刻も早くガムテープを剥がそうと更に暗い場所を探し求め、奥へ奥へと進んだのだった。

児童公園の奥にお地蔵さんの祠があるのが見えた。
その裏を覗くと、大きな用水路がコポコポと音を立てながら流れ、その用水路と祠の間に潰れたダンボールが敷いてあった。
きっとホームレスが昼寝でもしていたのだろうと思いながら、祠の裏にソッと身を隠すと、しゃがんでいたワンピースのスカートを大きく捲った。

汗ばんだ股間に夜風が心地良かった。
しゃがんだまま赤いパンティーをスルスルっと下ろすと、白い下腹部に剃ったばかりの陰毛が無精髭のようにポツポツと広がっていた。
ヘソの下まで伸びているガムテープの先を爪の先で剥がし、ゆっくりゆっくりガムテープを剥がして行く。
 水路を流れる漆黒の水をジッと見つめながらその痛みに耐えていると、いつしか肛門まで伸びていたガムテープがパラリと剥がれた。
それと同時に、十七センチのペニスがまるで『飛び出す絵本』のようにビヨーンっと突き出したのだった。

勃起したペニスの表面には、所々ガムテープの糊が引っ付いていた。
それを爪先でカリカリと毟る。
用水路の水がコポコポと音をたて、遠くの方ではマフラーを違法改造した原付バイクの音が響いていた。
ガムテープの糊を剥がしていると、再び彼女の白い尻が頭に浮かんで来た。
あの子は着替えのパンツを持ってきているのだろうか。
もし持ってきていなかったらノーパンで帰るのだろうか。
そんな事をあれこれと想像しながら、彼女をこのお地蔵さんの祠の裏に引きずり込み、滅茶苦茶にレイプするシーンを妄想した。

猛烈な欲情を覚えた僕は、もはやマンションまで我慢できなかった。
夜の不気味な用水路と、誰もいない夜の児童公園という怪しい野外シチュエーションがムラムラと自虐なエロスを作り出した。
興奮のあまり脳味噌をクラクラさせる僕は、いつの間にか「いや、やめて」と小声で囁きながら反り立つペニスを握りしめていたのだった。

用水路に反射する月灯りが、捲れたワンピースから伸びるM字の股間を怪しく照らしていた。
しゃがんだノーパンの尻に雑草がツンツンと突き刺さり、時折、剥き出した肛門までも刺激してきた。

彼女がレイプされるのを想像しながらペニスをシゴいた。
そんな僕は、ハァハァと荒い息を吐きながら盗んだパンティーを摘み出したのだった。

クロッチには黄色いオリモノが滲んでいた。
彼女の顔と貧乳と尻を思い浮かべながら、その黄色いシミにそっと鼻を近付ける。
強烈なアンモニア臭が漂ってきた。
それはまるで駅の公衆便所の小便器から漂うオシッコ臭そのものだった。

(小便の残り汁だな……)
 
工場のベルトコンベアーの前でせっせと働きながら小便を我慢している彼女の姿を妄想し、クロッチ全体を顔に押し付けた。

(女工員のオシッコ臭い陰部……)

そう官能的に呟く僕は、ダラダラと我慢汁が滴る亀頭に人差し指を這わせると、そこをヌルヌルさせては「もうこんなに濡れてるじゃないか……」と、まるで彼女の陰部を弄っているかのように呟いた。

妄想の中で彼女を地面に押し倒した。
妄想と同時に僕自身も湿ったダンボールの上に横たわる。
おもいきり股を開き、夜空にぽっかりと浮かぶ満月に向けてペニスを突き立てた。
握ったペニスをシコシコと上下し、同時に腰をヒクヒクと動かした。

妄想の中で大股開きの彼女の股間に顔を埋め、顔に似合わぬグロテスクなワレメに舌を這わせる。
そんな妄想をしながら、同時にクロッチの黄色いシミに舌を這わせた。
無我夢中でペロペロと舐めた。
クロッチのザラザラ感が舌先に伝わり、ピリっとしたしょっぱさが口内に広がった。

(今僕は、見知らぬ女の性器から滲み出たオリモノを舐めている)

そんな感覚が更に気分を高揚させ、口内に溜るしょっぱい唾液をゴクリと飲み込んだ。

イキそうだった。
どこでイこうかと、一瞬手を止めた。
ここはやはりペニスをパンティーで包み込みながら射精したい所だが、しかしそれでは勿体無かった。
まだまだこのパンティーには楽しませてもらわなければならないのだ。

ならば豪快に地面に飛び散らせようか?
それはいい、と、すぐに思った。
せっかくの野外オナニーだ、いつも部屋で出来ない事をするべきなのだ。
そう思いながら再びペニスを動かそうとすると、突然、生温かい感触が股間に走った。

「うわっ!」

おもわずそう叫びながら体を起こすと、目の前に中年の親父がしゃがんでいた。
親父は真剣な目で僕を見つめながら、僕のペニスをガッシリと握っていた。

「な、なんですか……」
 
声を震わせながら必死にそう言うが、しかし体は金縛りに遭ったかのように動かないままだった。

「いいからそのまま続けて……」
 
親父は痰が絡んだ声でそう呟くと、僕のペニスをゆっくりと上下にしごき始めたのだった。

これはマズい事になったと思った。
きっとこの親父は、駅裏のタンポポ公園に出没する変態ホモ親父軍団の仲間だ。
こんな恰好でこんな所でオナニーをしていれば、僕もホモの仲間だと思われて当然なのだ。

ややこしい関係になる前に逃げ出した方が良さそうだと、もう一度起き上がろうとすると、更にもう一人、丸々と太った親父がノソッと顔を出した。

「誰?」

 と、太った親父がペニスをしごく親父に聞いた。

「わかんない。ここでオナニーしてた」

 と、ペニスをしごく親父が答えると、太った親父は「へぇ〜女装変態かぁ〜まだ若いねぇ〜」と言いながら僕の顔を覗き込んだ。

帰ります、という一言がどうしても言えなかった。
それは、怖かったという気持ちもあるが、それよりも『気持ちいい』という快感の方が先立ってしまったからだった。

手コキをする親父は、そんな僕の心情を読み取ったのか、僕の目をジッと見つめなから「舐めて欲しい?」と聞いてきた。
その言葉と共に、僕の唇からハァハァという熱い息が漏れ出す。

「お風呂入ったのかな?」

手コキ親父はそう呟きながら僕のペニスに鼻を近付けクンクンと音を立てて嗅いだ。

「チンカス臭いね」

親父はそう笑いながらも僕のペニスをペロリと飲み込んでしまった。

そのフェラは、スタバの恵子よりも、ヤリマンの佳代よりも、デリヘルでバイトしている麻紀よりも全然上手かった。
チンカス臭い。
そんな言葉を何度も呟きながら、僕は親父のまったりとした舌テクに身を捩らせていた。

いつしか僕は僕ではなく、あの大島優子に似た女工員になっていた。
銭湯で下着を盗まれ、ノーパンで寮に帰る途中、変態親父に公園の奥へと連れ込まれ犯される女工員。
それが今の僕なのだ。

じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、とリズミカルなフェラ音が用水路のコポコポ音と混じり合った。
凄まじい快感に襲われながら身を捩らせる僕の目の前で、太った親父のペニスがピコピコと脈を打っていた。

「じゃあ、私のもお願いしようかな……」

そう言いながら、太った親父が僕の頭部を両手で押えた。

虚ろな目でハァハァと荒い息を吐きながら僕は素直に口を開けた。
今の僕は僕ではなくレイプされる女工員だ。
そんな僕は、このまま肛門を犯されてもいいと思うくらい興奮していたのだった。



女湯のパンティーを盗む為に始めた女装。
しかし、僕は今、新たなる性癖を開花させた。

口の中で蠢く生臭い肉棒。
肛門を出たり入ったりと繰り返す凶暴な肉棒。
この見知らぬ男達の肉棒は、女たちの汚れたパンティーよりも僕の変態性欲を満たしてくれた。

女装した僕は、今夜もまた夜の公園へと向かう。
暗闇に怪しく光る無数の目に向かってヒールの音を鳴らす。
そう……
銭湯で盗んだ女工員のパンティーを履いて……

(下着泥棒シリーズ・女湯の箱・完)



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