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さよなら地下鉄4

2012/05/19 Sat 02:10

さよなら地下鉄4



あの女は痴漢の指で感じていたんだ。
あの女は見知らぬ男にアソコを弄られながらスケベな汁をトロトロと垂らしていたんだ。

変態だ。
あの女も僕と同じ変態だ。

そう思った瞬間、彼女と電車の中でセックスしている自分の姿が脳裏に浮かんだ。

痴漢親父達がニヤニヤと見つめる中、僕は彼女の細い脚を片手に持ち上げ、その小さな恥骨にヌポヌポとペニスを突きつける。
彼女が掴んでいる吊り革が、まるでSMの荒縄が軋むかのようにギシギシギシっと音を立てる。
吊り革にぶら下がったままペニスをガンガンと突き付けられる彼女は、必死に声を殺しながらも、それでも切ない声を微かに洩らす。
そんな彼女を背後から抱きしめる僕は、あ、あ、もうダメ、出ちゃう、と、情けない声で彼女の耳元に囁いた。
ダメ、中で出しちゃダメ、と慌てる彼女を乱暴に羽交い締めにしながら、僕は彼女の穴の奥深くにペニスをおもいきり突き刺し、そのまま、あああああああああっ、と叫び声を上げた……

そんな妄想が終点に達した時、不意に僕の尿道がドクッと動いた。
ピーンッと突き立てたペニスの先から、精液がピュッと飛び出した。
トイレのタイル壁にピュッと迸った精液は、まさにカルピスの原液のように白い。
脚をピーンッと伸ばしたまま、がっしりと握ったペニスに慌ててパンティーを被せた。
彼女の汁で濡れたクロッチが僕の亀頭にピッタリフィットした。
次々に放出する精液を、クロッチはしっかりと受け止めた。
クロッチのザラザラ感を亀頭に感じながらゴシゴシと激しくシゴいた。
僕は、その快楽が尽きるまで必死になってシゴいてやったのだった。

個室に散らばった彼女の私物を拾い集めた。
そして指紋や唾液をトイレットペーパーで慎重に拭き取った。
それらをバッグの中に入れた。
財布の中身も免許証もそのままにしておいた。
パンティーを抜き取った以外は、完全に元の状態に戻しておいた。

精液をたっぷりと包み込んだパンティーをカバンの中にソッと入れると、彼女のバッグを便座の上に置いたまま、素知らぬ顔してトイレを出た。

携帯を広げて時刻を見た。
既に二時限目が始まっていた。
今から学校に行っても仕方ないと思い、再び電車に乗った。

電車は空いていた。
ホームレスのような薄汚い老婆が、走り去る窓の外をジッと見つめていた。
そんな老婆の斜め前の席には、寝癖のついたサラリーマンが不機嫌そうに新聞を広げていた。
そんな二人の間の座席にソッと腰を下ろすと、電車の奥の隅をぼんやり見つめた。

この場所であの女は痴漢されていたんだ……
痴漢されながら半泣きになっていた女の姿を思い出した。

しかし、あの時、あの女は、痴漢に弄られながらもアソコを濡らしていたのだ……。

ヌルヌルに輝いていたクロッチを思い出した僕は、再び下半身を熱くさせた。
もし、老婆とサラリーマンがいなかったら、迷う事無くここでオナニーをしていた事だろう。

電車を降りた。
始めて降りる駅だった。
電車を降りた瞬間、ホーム沿いに設置されている『淋病・高橋クリニック』と書かれた巨大な広告看板が目に飛び込んで来た。
いきなり『淋病』で出迎えられる駅というのもいかがなものか。
しかし、きっと彼女も、毎日この『淋病』の看板に見送られ、そして出迎えられているんだろうなと思うと、ふと、そんな下品な看板さえも愛おしく感じた。

駅前にはコンビニと本屋とスターバックスがあった。
古いビジネスホテルのすぐ横で、寂れたアーケード商店街がぽっかりと口を開けていた。
スマホの地図を辿りながら、そのアーケード商店街をポツポツと進んだ。
アーケードの中の店は、ほとんどがシャッターを下ろしたままだった。
古いマネキン人形が並ぶ婦人服店の隣りで、明らかに不味そうなたこ焼き屋が、吐き気を催す油の匂いをムンムンと撒き散らしていた。

アーケードから細い路地に入った。
雨上がりの濡れたアスファルトに、大きな猫がごろりと横たわっていた。
そんな生活臭漂う路地を抜けると、真新しいマンションがポツポツと立ち並ぶ通りに出た。
そこは、あたかも閑静な新興住宅街の雰囲気を醸し出していた。

『グレンメゾン武蔵野』

そう書かれたマンションの前で僕は足を止めた。
いかにも高級マンションっぽい名前ではあるが、しかし実際は、築年数の古そうな二階建てのマンションだった。


水垢で汚れたタイル壁を見上げながらマンションの奥へと進んだ。
コンクリートの廊下は埃っぽく、デリヘルのピンクチラシがパラパラと落ちていた。
シーンと静まり返った廊下には人の気配は全く感じられなかった。
どこか貪よりと暗く、まるで廃墟のような淋しいマンションだった。

106号室。
そのドアに表札はなかったが、彼女の免許証にはこの部屋の住所が書き記されていた。
辺りに人気が無い事を確認すると、ドアの前にソッと腰を下ろし郵便受けを開けた。
ドアの向こう側から甘い香りが漂ってきた。
その香りは、どことなくバッグの中に漂っていた甘い匂いによく似ていた。

カバンの中から盗んだパンティーを取り出した。
たっぷりの精液を包み込んだパンティーはどっしりと重かった。
それをそのまま郵便受けの中に押し込んだ。
郵便物の上に落ちたパンティーは、部屋の向こう側でドサッという鈍い音を立てた。

彼女は、この精液まみれのパンティーを見てどう思うだろうか……

その時の彼女の恐怖を想像すると、再び下半身に欲望が渦巻いた。

彼女はパンティーを広げて僕の精液を見るんだ……
僕の精液を見て、彼女はあの美しい眉間にキュッと皺を寄せるに違いない……
そして、恐怖で身震いしながらも、自分の愛液と他人の精液が混じり合ったこのクロッチに性的興奮を感じるだろう……
そう、あの時のように……

しゃがんだままズボンのチャックを開けた。
ペニスを捻り出すと、ビンビンに勃起したペニスはバネのようにバチンっと跳ね返ってきた。

しゃがんだままペニスをシコシコとしごいた。
彼女が握ったとされるドアノブをペロペロと舐めながら、激しくシゴキまくった。

痴漢されて濡れる貴女が悪いんですよ……

そう呟きながらゆっくりと立ち上がり、この後、確実に彼女が触れると思われるドアノブに精液をぶっかけた。

銀色に輝くドアノブに、ぴゅっぴゅっと飛び散る精液。
今までにはない最高のオナニーだった。
これは癖になりそうだ、これからは時々ここに来てオナニーしよう。
そう思いながら、ひんやりと冷たいドアノブに精液まみれの亀頭をクチュクチュと擦り付けていると、不意に背後に視線を感じた。

ハッと後を振り向くと、階段の手摺を握ったまま呆然とこちらを見ているおまわりさんがいた。

「お、おまえ……何やってんだ?……」

おまわりさんは素っ頓狂な声でそう呟きながら、僕に向かって歩いてきた。
焦った僕は膝と奥歯が同時に震えた。
そして全体的にガクガクと震えながら、106号室のドアを指差し大声で叫んだ。

「こ、こいつです! こいつが痴漢されて濡れてたから悪いんです!」

そんな意味不明な僕の叫び声が、静まり返ったマンションの廊下にわんわんと響き渡った。

さよなら、地下鉄。
さよなら、濡れてた女の人。
さよなら、僕の短い高校生活。

(さよなら地下鉄・終)

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