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穴 PEEP HOLE4

2012/05/19 Sat 02:10

穴4



「あぁぁ、順次さん、だめ、そんなとこ汚い! 舐めないで!」
そんな妻の悲痛な叫び声に、暗闇の中でキツく閉じていた両目をパッと開いた英樹は、おもわず襖のノゾキ穴を覗いてしまった。

妻のその顔はまさに観音様のような表情だった。義弟に陰部を舐められる妻のその表情には、義弟と不貞行為を犯しているという後ろめたさは微塵も感じられず、明らかに、ひたすら快楽にだけ身を投じているといった、恍惚の表情を浮かべていた。
そんな妻の表情にブルブルとアゴを震わす英樹は、激しい嫉妬とそして底知れぬ興奮を覚えた。

(やはりあいつは色情狂だったんだ……俺と結婚するまで処女だったなどと嘘を付きながら、あいつは、あいつは、今まで散々男とヤリまくって来たヤリマンだったんだ……あいつは俺を騙していた。結婚して十年、今まで俺を騙し続けていたんだ……)

日差しがキラキラと差し込む玄関の磨りガラスの向こう側では、いつもと変わらぬ『普通の世界』が、まるで同じ動画を繰り返し再生するかのようにリピートされていた。
しかし、磨りガラス一枚隔てたこちら側では、弟と義姉が不貞行為を犯し、それをこの家の主人が押し入れの中から覗くという、『異常な世界』が繰り広げられていた。

英樹が嘆いている間にも、妻の衣類は一枚一枚剥がされていった。座布団の上でぐったりとする妻は、まるで高熱を出した少女が母親に着替えさせられるように、何の抵抗も無くスカートを下ろされ、そしてブラジャーを外された。

押入れのノゾキ穴から盗み見る妻の裸体は他人のようだった。
今まで英樹は、妻の全裸は寝室のベッドの上でしか見た事がなかった。恥ずかしがり屋の妻は、英樹と一緒に風呂に入る事さえも拒み、その肌をベッド以外で見せる事はまずなかった。
しかし今、夫に肌を晒す事さえ嫌がっていたあの貞淑な妻が、家族が日常の大半を過ごすこの居間で、いつも英樹がナイター中継を見ながら枕代わりに使っているその座布団の上で、夫以外の男に陰部の皺までも見せている。
しかも、妻の枕元には、幼稚園に通う息子の『機関車トーマス』のオモチャが転がっていた。昨夜、いつものようにナイター中継を見ながらビールを飲んでいた英樹の横で、風呂上がりの妻と息子はそのオモチャで楽しそうに遊んでいたのだ。
そんなオモチャが枕元に転がっているにも関わらず、それでも妻は濡れた陰部を他人に晒していた。
妻のその姿は、あまりにも生々しく、そしてあまりにも残酷だった。

全裸で座布団の上に寝転がされた妻を見下ろしながら、弟は一枚一枚ゆっくりと服を脱ぎ始めた。
そんな弟を脅えた目で見つめる妻は、その大きな乳を水風船のように揺らしながら「順次さん、それだけはダメ」と大きく首を横に振った。
「どうしてだよ義姉さん……ここまできて今更ダメなんてあんまりだよ……ほら、俺のはもうこんなに……」
弟はそう呟きながら、今にも破裂しそうなくらい勃起した陰茎を力強く握りしめ、妻の目前でゆっくりと上下にシゴいて見せた。
その陰茎の根元はまるで樹齢百年の大木のように力強く、隆々とした逞しい竿には針金のような太い血管が無数に浮かび上がっていた。
弟は、松茸のように傘が開いた獰猛な亀頭をグニグニと弄りながら、「義姉さんだって、こんなに濡れてるじゃないか……ほら、座布団にまで、こんなにいやらしい汁が垂れてるぜ」と、あたかも妻に座布団のシミを見せるかのようにして、素早く妻の両脚を両腕に抱え込んだ。
しかし妻は両脚を捕らえられながらも必死に弟を説得した。
「お願い順次さん、それだけはやめて。代わりにお口でしてあげるから」
そんな妻の言葉に、どうしてキッパリと断らないんだ、という怒りが沸き上がると共に、妻が弟の陰茎をしゃぶるシーンを想像した英樹は、おもわず亀頭をゾクッとさせた。。
「口でヤルのもコッチでヤルのも一緒だって……どっちにしたって兄貴を裏切る事になるじゃないか……」
弟はそう呟きながら、ヌルヌルに濡れた妻の膣に人差し指を這わせてはぴちゅぴちゅっと音立てた。

そんな弟の指が膣のヒダヒダをゆっくりと掻き分けた。広げられた裂け目から赤い生肉が剥き出し、その中に弟は乱暴に指を押し込んだ。
膣を掻き回す弟の指の動きに合わせ、妻の腰が卑猥にくねり始めた。尻肉が座布団の上で怪しく揺れ、「いやっ」といやらしい声を上げながら腰をエビ反りにさせると同時に、大きな乳がタプンっと波打った。
「ね、こうすると気持ちいいだろ……どっちみち兄貴を裏切るなら、気持ちいいほうが得だよ……」
弟はそう笑いながら、握りしめた肉棒を妻の裂け目に這わせた。そして、裂け目に溢れる汁を周囲に浸透させるように、膣の表面に獰猛な亀頭を押し付けながら、更にぴちゃぴちゃと濃密な音を立てて掻き回した。
それはまるで電動コケシのようだった。卑猥に蠢く弟の亀頭が妻の陰核に触れた瞬間、太ももを「ピクン」っと跳ねさせた妻が「だめっ」と下唇を噛んだ。
「なにがダメなんだよ、欲しいんだろ? これが欲しいからこんなに濡らしてるんだろ?」
弟の口調が急に乱暴になった。口調と共に陰茎を掻き混ぜるその動きも乱暴になり、たちまち悶え始めた妻とそれを見下ろす弟の立場が逆転した。
「ほら、入れて欲しいんだろ、コレをこのままズブッと突き刺して欲しいんだろ、正直に言えよ、ほら」
弟は、妻の尻をピタン! と激しく叩くと、そう呟きながら亀頭を陰核に擦り付けた。
「あぁぁん……いや……」
そう喘ぐ妻は、そんな義弟の行為に抵抗する事も無く、座布団の上で首をイヤイヤさせながらもその細い指で畳をガリガリと掻きむしっていた。
そんな妻を勝ち誇ったかのように見下ろす弟は、「イヤなのか? 入れて欲しいのか? どっちなんだ?」と意地悪く囁きながら、更に亀頭を掻き回す速度を速めた。皮の中からポツンと飛び出したピンクの陰核が、ピタピタピタと音を立てながら赤紫の亀頭に弄ばれていた。
そんな弟の亀頭が時々ヌポッと膣口に滑り込んだ。その度に「キャン!」と子犬のように叫ぶ妻は、遂に「入れて」と叫んだ。
その瞬間、英樹の胸に槍が突き刺さったかのよう衝撃が走った。それは、ホラー映画『オーメン』の中で、教会の屋根から落下して来た鉄棒に串刺しされた神父のような気分だった。

カビ臭い暗闇の中で、途方もない絶望に襲われていた英樹の耳に、「うぐっ!」という妻の嗚咽が聞こえた。
あまりにも残酷だと思った。これを期待して自らこの状況を作り、そして押し入れの中に潜り込んだにも関わらず、英樹はこの逃げ場のない残酷な状況に悶え苦しんだ。
「どうだ……兄貴のよりデカいだろ……」
襖の向こうから聞こえて来る弟の声に、英樹は項垂れていた首をゆっくりと起こした。
カサ、カサ、カサ、カサ……
畳が擦れるリズミカルな音が襖の向こうで響いていた。その状況を頭に描いた英樹は、暗闇の中、静かにズボンのチャックを下ろした。
ノゾキ穴を覗く勇気はなかった。しかし、その穴を覗かなくとも、十数年間妻を抱き続けて来た英樹には、今、襖の向こう側で妻がどのように乱れているのかが手に取るようにわかった。
「だめ、やめて、順次さん」
畳が擦れる音に合わせ、そんな妻の声が微かに聞こえた。その妻の声に合わせてペニスをシゴいていた英樹は、ふと、犯されている妻は目を閉じているのかそれとも目を開いているのかが気になった。
恐る恐る首を伸ばし、直径二ミリのノゾキ穴にウィンクした。とたんに凄まじい結合シーンが英樹の目に飛び込んできた。英樹の全身の毛穴は一斉に開き、そこから嫌な汗がジワっと滲み出て来たのだった。

それはまるで北斎が描く春画のようだった。
がま口のように開いた妻の膣に、必要以上に大きな肉棒が突き刺さっては怪しくグニグニと蠢いていた。まさに『おまんこ』と呼ぶに相応しい、見事にグロテスクな結合シーンだった。
古畳の上で細い腰を弓なりにさせながら弟を受け入れていた妻は、しっかりと目を開き、自分の上で腰を蠢かせる弟をジッと見つめていた。そんな妻の口からは「だめ、やめて、順次さん」っという声が繰り返されていた。
そんな妻の言葉が英樹の頭から離れなくなった。
妻と弟の姦通を覗きながらオナニーする英樹は、ふと気が付くと口の中でその言葉を繰り返していた。
「だめ、やめて、順次さん」
「だめ、やめて、順次さん」
「だめ、やめて、順次さん」
いつしかその言葉にヒップホップ調のリズムが付いた。が、しかし、気が付くとそのリズムは「すき、すき、すきすき」という『秘密のアッコちゃん』のエンディング曲に変わっていたのだった。





時は過ぎた。春は去り、梅雨が明け、凄まじい猛暑がやって来た。
弟に妻を寝取られてからというもの、『愛する妻を他人に抱かせたい』という異様な性的嗜好に取り憑かれた英樹は、その後、何度かそれなりの接触を試みていた。
ネットには同じ嗜好を持つ変態がウヨウヨと溢れていた。妻を寝取られたい夫と、他人妻を寝取りたい男が情報交換をする掲示板がいくつも存在していた。
そんな中でも、鬼三郎秀麻呂という男が運営する『おまえの奥さんを調教してやる』というサイトは凄かった。このサイトは、妻を寝取る男達を写真付きで紹介してくれるというサイトで、そこに並ぶ寝取り男たちの写真には、逞しい性器までも写っていた。
料金は、サイトへの紹介料が千円、指名料が千円だった。相手の男にはタクシー代として五千円を支払うだけでよく、ホテル代を合わせても、総額たったの一万円程度だった。
そんな低料金で、あの寝取られの刺激を堪能できるなら安いものだと、男達の写真をアレコレと物色していた英樹だったが、しかし、よくよく考えれば、その前にどうやって妻を説得するかが問題だった。「キミが他人の男に抱かれるのを見たいんだ……」と言って、妻が素直にホテルに着いて来るとは考えられなかった。
パソコンデスクに座る英樹は、密かに決めていた『誠一郎・三十五才・埼玉県在住』のプロフィール画面を苦々しく見つめながら「くそっ」と吐き捨てた。そして、そのサイトをプツンっと閉じると、シリコンボール五個入りの二十センチペニスを持つ誠一郎を素直に諦めた。
が、しかし、シリコンボールの誠一郎は諦めれても、寝取られ願望だけは諦められなかった。その思いは日に日に強くなり、結局、またしても弟に頼るしかなかったのだった。

その夜、弟を家に招いた英樹は、いつも以上に酒を飲んだ。終電に間に合わないという弟を「泊まってけ」と引き止め、妻や弟の見ている前でわざとビールをガブガブと飲んだ。
そんなビールは、飲んで直ぐにトイレで吐き出した。楽しみにしている瞬間を、泥酔して見逃してしまっては元も子もないのだ。
そんな英樹は、ベロベロに酔ったフリをしてベッドに倒れ込んだ。「飲み過ぎよ。大丈夫?」と囁きながらベッドに上がって来た妻のパジャマのズボンを、英樹はここぞとばかりに一気に下ろした。
「まだ順次さんが起きてるわよ」と慌ててズボンを戻そうとする妻をベッドに押し倒し、(その順次にクリトリスを舐められてイッたくせしやがって)と心で罵りながら、強引にパンティの中に指を入れた。
「ダメよ、ダメだって」と英樹の耳元に囁きながらも、妻の裂け目はものの数秒でヌルヌルに潤った。やはり、隣りに弟がいる事が刺激になっているんだと嫉妬に駆られながらも、英樹は裂け目のヒダを掻き分けて、穴の奥へと指を差し込んだ。
クチュクチュっという湿った音と共に妻が大きな喘ぎ声を出した。それは、隣りの弟に聞かせようとしているのが見え見えの、わざとらしい喘ぎ声だった。

そんな妻の股間に顔を埋めた。ヌルヌルの裂け目にダラダラと舌を滑らせながら、英樹はふと壁を見つめた。
(今頃、この壁の向こう側では、弟が生唾を飲み込みながら、このいやらしい妻の喘ぎ声に耳を澄ましているはずだ……)
そう思った瞬間、ふと、壁に貼ったカレンダーの下で何かが動いた気配を感じた。
蝿が壁に止まっていたんだろうと、気にする事無く壁から目を反らそうとしたその瞬間、再び壁の一部が動いた。
それは明らかに人間の目玉だった。そう、以前、英樹が開けておいた壁のノゾキ穴から弟が覗いていたのだ。
(あの小さな穴に気付くとは、さすがは俺の弟だ)
異様な喜びに包まれた英樹は、まるでレイプするかのように妻の髪を鷲掴みにすると、「この変態女め」と吐き捨てながら、乱暴に背後から挿入した。

「ダメ! イヤ! 待って!」と呻きながらも、英樹の腰がリズミカルに動き始めると、妻もそれに合わせて尻を振り始めた。
そんな妻の尻の動きを確認した英樹は、突然腰の動きを止め、そのままベッドにゴロリと横になった。
「えっ?」と戸惑う妻に、英樹はわざとロレツの回らない口調で「無理だ。酔いが回って来た。続きは明日に……」と呟き、そのままグーグーと鼾をかき始めたのだった。

寝室は静まり返り、遠くから聞こえる救急車の音だけが微かに響いていた。
(中途半端にアソコを掻き回されたままでは我慢できないだろ……)
そう思いながら、英樹はソッと薄目を開けた。
裸のままベッドに座っている妻は、しばらくの間、呆然と天井を見上げていたが、しかし、何かを思い立ったように急に立ち上がると、剥ぎ取られたパンティを探し始めた。
ベッドの下からしわくちゃになったパンティを見つけ出すと、それをスルスルと履きながら、薄目を開けて狸寝入りを決め込む英樹の顔を覗き込んだ。
顔を近づける妻の荒い鼻息が、英樹の頬を掠めた。
「あなた……そんな格好で寝てると風邪をひくわよ……」
妻は蚊の鳴くような小声でそう囁いた。
本当に心配しているのならこんな小声で囁きはしない。そう思った英樹は、妻のその囁きは、本当に寝ているかどうかを確かめているのだと確信した。
「あなた……起きてよ……ねぇ、あなた……」
夫が寝ているかどうかを確認する妻の囁きは、その後の展開をリアルに想像させ、英樹を激しく興奮させた。
何度囁いても起きない英樹に、妻は息を殺しながらソッとベッドから抜け出した。
ベッドの足下で丸まっていたパジャマのズボンを静かに伸ばすと、英樹の寝顔をチラチラと見ながらそそくさとズボンを履いた。
(あのズボンの中の妻の陰部は、きっと凄い事になっているはずだ……)
そう思いながら薄目で妻を見ていると、妻は等身大の鏡に向かいながらパジャマの上着のボタンを三つ程外した。そしてノーブラの胸の谷間をそこに強調すると、そのまま足音を忍ばせて寝室を出て行ったのだった。

廊下から妻の足音が聞こえて来た。
その足音は、階段に向かっているのではなく、明らかに隣りの弟の部屋に向かっていた。
コンコンっというノックの音に、英樹の心臓は張り裂けんばかりに鳴り響いた。
「はい」という驚きを含んだ弟の声が聞こえて来た。今までノゾキ穴から一部始終を覗いていたくせに、実にわざとらしい返事だった。
そんな弟がドアを開けた瞬間、「ごめんね、布団のシーツを替えようと思って……」という妻の汐らしい声が聞こえて来た。不意に、英樹の脳裏にあの胸の谷間を弟に見せつけながらいやらしく布団のシーツを交換する妻の姿が浮かび、おもわずペニスを握りしめてしまった。
そんな英樹のペニスには、妻の卑猥な汁がダラダラにまとわりついていた。この汁が溢れる穴を今から弟が掘りまくるのかと思うと、その興奮度は更に増していく。
英樹は手の平に付着したトロトロの汁をペロリと舐めながら、静かにベッドから抜け出した。息を殺し、足音を忍ばせながら壁にソッと寄添った。
隣の部屋から、サッ、サッ、とシーツの皺を取る機械的な音が聞こえて来た。果たして、妻はどんなポーズでシーツを直し、そして弟はそんな妻をどう見ているのかと、期待に胸を膨らませながら壁の穴に顔を近づけた。
壁の穴を覗き込んだ英樹は、布団の上で四つん這いになりながらシーツを直す妻と、その妻のパジャマのズボンをスルスルと下ろす弟を見た。
そんな不貞な光景を見つめながら英樹はニヤリと笑った。
この壁の穴も、あの妻の穴も、兄弟の共有穴なんだな、とふと思いながら(これが本当の穴兄弟だ)と静かに微笑んだのであった。

(穴 PEEP HOLE・完)



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