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夜顔・後編

2012/05/19 Sat 02:10

夜顔2




個室で息をひそめる恵子は、ショーツを太ももまで下げたままだったが、しかしあまりの恐怖に体は凍りつき、ピクリとも身動きできなくなっていた。
ドアが開いたままの個室の前に、グレーのスーツを着た男の背中が現れた。男は背後の個室に潜む恵子に気付いていないらしく、そのまま小便器に向かうとカチャカチャとベルトの音を鳴らした。

電話の男がここを嗅ぎ付けてやって来たかと思っていた恵子は、何も知らずに小便をし始めた男の背中を見てホっと肩を撫で下ろした。
すると緊張が解けた瞬間、新たな変態性欲が恵子の胸にムラムラと湧いて出て来た。

男の小便が小便器にドボドボと垂れ流れる音が下品に響いた。男は余程小便を我慢していたのか、「ふーっ」という安堵の溜め息と共に、まるで風船の空気が抜けるかのように肩を窄めた。
萎んでいく男の背中と深い溜め息が射精する瞬間を連想させ、どうにも堪らなくなった恵子は、そんな男の背中を見つめながら上着をソッと上げた。
そんな仕草に気配を感じたのか、男はビクン! と肩を跳ね上げると、慌てて後を振り向いたのだった。

ショーツを太ももまで下げたまま陰毛を剥き出し、更に上着をたくし上げながら貧乳を曝け出している恵子を見た男は、そのままの体勢でギョッ! と目を見開き、凄まじい形相で恵子を見つめながら小便を続けた。
しばらくすると、男が放つ小便の音がドボドボという水底の音からピシャピシャという水が跳ねる音に変わって来た。それは小便が便器に飛び散る音であり、明らかに男のペニスの角度が変わった証拠だった。
(勃ってる……)
そう呟きながら息を飲む恵子は、閉じた太ももの隙間に垂れて来る生汁の生温かい感触に唇を震わせながら男の背中を見続けた。

そんな男の頭頂部は禿げていた。
グレーのスーツは、教室の床拭き雑巾を縫い合わせたかのようにくたびれており、黒い革靴は使い古された野球部のグローブのようにひび割れていた。
一見、ホームレスのように見えたが、しかし、スーツの胸ポケットから携帯ストラップが垂れている事から、恐らく夜勤明けの疲れたサラリーマンではないかと恵子は思った。

男は急いで小便を終わらせると、狭い男子便所の中をキョロキョロし始めた。天井を見上げ、清掃道具の入った小さな扉を開き、そして窓から顔を突き出しては建物の裏手を覗き込んだ。
「一人?」と聞きながら、男は恐る恐る恵子が立っている個室の中を覗いた。そして「変な撮影とかじゃないよね?」と引き攣った表情で笑いながら、隠しカメラを探しているのか再び天井を見上げた。

そんな男を目の前にして、陰毛と貧乳を曝け出していた恵子は、太ももを伝う生汁が膝っ小僧にまで達した感触に、唇をギュッと噛んで息を殺した。
男は羞恥に顔を赤らめる恵子を恐る恐る見つめながら、「もしかして変態?」と小さく微笑んだ。男のその軽蔑した笑みが更に恵子の羞恥心に火を付けた。
恵子は唇を噛んでいた前歯をゆっくり離すと、唇を震わせながら「見て……下さい……」と呟いた。
男の目が一瞬輝いた。男は嬉しそうにニヤリと頬を緩めながら、胸のポケットから携帯を取り出した。
男は恵子の足下にゆっくりしゃがむと携帯のカメラレンズを上に向けた。
「もうちょっと足を開いて」と、少しだけ開いた股間の裏に携帯を向けた。
『♪ピロリン〜♪』
そんなふざけたシャッター音が静まり返った公衆便所に響いた。
恵子は、(顔を写されたら大変だ)と慌てながら顔を背けた。すると男は「ダメだよ顔を隠しちゃ、ほら、股を開きながらコッチを見て」とそう笑いながら恵子の尻をピシャンっと叩いた。

尻を叩かれた瞬間、おもわず恵子の唇から声が洩れた。
男は「なんだよマゾかよ」と嬉しそうに笑いながら、更に恵子の尻に乾いた音を立てた。
叩かれる尻をモゾモゾさせながら「顔は撮らないで下さい……」と両手で顔を覆う恵子に、男は「どうして顔はダメなんだよ」と呟きながら立ち上がった。そして突然、便器のタンクの上に置いていた恵子のハンドバッグの中を漁り始めたのだった。

「やめて下さい……」
ハンドバッグを取り返そうと手を伸ばすと、男は乱暴に恵子の手を跳ね返した。
「免許証か保険書か、おまえの身分を証明書する物があるだろ……」
男はそう言いながらガサゴソとハンドバッグを漁った。そんな男を愕然と見つめながらも、恵子は密かに自分の身分が発覚する恐怖に快感を覚えていた。
男は財布の中から免許証を見つけ出すと、「水間恵子……昭和五十五年三月二日……東京都世田谷区……」と呟きながら、恵子の個人情報を携帯にインプットした。
「で、旦那はいるのか? 仕事は何やってんだ?」
男は右手で携帯を弄り、左手で恵子の貧乳をサラサラと撫でながら聞いてきた。
「……結婚はしていません……仕事は……」
言葉を詰まらせた恵子に、男はその貧乳を乱暴に鷲掴みしながら「正直に答えろ」と臭い息を吹き掛けた。
右の乳房に強烈な痛みを感じた。男は鷲掴んでいた手を素早く窄めると、突起した乳首を指で摘み上げ、引き千切らんばかりにおもいきり引っ張った。
「うっ!」と痛みに耐える恵子は、顔をクシャクシャにさせながら項垂れた。
(この男に私が教師だと言う事が知れたら、私は一生この男の肉便器にされてしまう……)
そう脅えながらも乳首の痛みに耐えていると、突然男はズボンのチャックを開け巨大に勃起したペニスを突き出した。項垂れている恵子の目の前に、まるでスズメ蜂に刺されたかのように赤く腫れた肉棒がピクピクと痙攣していた。
「素直に職場を教えろよ……じゃないと、このチンポをあげないよ……」
男はそう笑いながらカチカチに固くなったペニスをゆっくりと上下にしごき始めた。
そんなペニスの先から透明の汁がニトーっと糸を引いて垂れた。男の我慢汁が恵子の足の親指に垂れ、微かな温もりを感じた。
その瞬間、恵子はもうどうなってもいいと思った。学校も生徒もそして自分の人生もどうなってもかまわないと激しい高揚感に包まれ、遂に「松嶋第一中学で教師をしてます」と男に告げていたのだった。

「御褒美だ」と、目の前に突き出された肉棒は、嘔吐を感じるほどの据えた匂いに包まれていた。
ぶどうの皮が捲られたように、生々しく剥き出された真っ赤な亀頭には、ネチャネチャとした白いカスが無数に付着していた。
それは明らかに仮性包茎だった。

前の中学校で、部活動帰りの生徒を体育倉庫に連れ込んだ事があった。
「水間先生、水間先生」と興奮しながら抱きついて来たそんな生徒も又、この男と同じ仮性包茎だった。
名前は確か純一君だった。ジャニーズ系の痩せた少年でサッカー部では目立った存在だった。
濃厚なディープキスをしながら体育倉庫の埃臭いマットの上に少年を寝かせた恵子は、部活で汗と恥垢にまみれた少年のペニスをしゃぶり、そして同時に濡れた膣を舐めさせた。
少年は吠えまくるスピッツのように興奮しながら、恵子の汚れた陰部を肛門までも舐めまくった。
少年は童貞だった。最初は騎乗位で入れたが、しかし途中からは恵子が四つん這いになり少年に腰を振らせた。もちろん、射精は中でさせた。
それがいつしか噂となり、恵子は学校を追われた。しばらく東京を離れ、友達のいる名古屋で普通のOLをしていたが、しかし、どうしても少年の味が忘れられず、再び教師の道を選んだ。
その二年後、東京の学校に転入した恵子はまたしても生徒と関係を持った。その少年も又、童貞の仮性包茎だった。
それが、ひょんな事からある一人の男性教師に知られた。その教師は恵子に事実を問い詰め、それを恵子が素直に認めると、そのまま恵子を駅裏にあるラブホテルに連行した。
男は病的なサディストだった。
全裸にした恵子をロープで縛り、四つん這いにした尻を平手で叩いては、「教師のくせに。教師のくせに。」と何度も呟きながら背後から乱暴に犯した。
男とのそんな関係はしばらく続いた。
ある時、男はS系のサイトで「現役の女教師を皆で嬲りませんか」とS嗜好の男達を集め始め、その見ず知らずの男達に恵子の肉体を貸し与えた。
酷い時には十人程も変態男達を集め、全員が見ている目の前で淫らな行為をさせられた。

そんなプレイがいつしか癖になった。
今まで少年ばかりを狙っていた恵子は、どちらかというとサディストだったが、しかし、男達に嬲られる事で凄まじい快感を得る事を覚えた恵子は、どっぷりとマゾヒストに変身していたのだった。

それが、恵子がここまで堕ちるようになった原因だった。
だから今でも、包茎の皮の中で蒸れている恥垢の匂いを嗅ぐと、胸に渦巻く変態性欲がリセットボタンを押されたような気がして、凄まじい興奮を覚えるのだった。

そんな恵子の前に、今、恥垢臭漂うペニスが突き出されていた。
男は、カリ首の裏に溜った白い恥垢を指で掬い取ると、「風呂入ってないから少し臭うけど我慢しろよ」と、その指を自分で嗅ぎながらニヤニヤと笑った。
恵子はそんな男の輝く目からサッと目を反らしながら、ゆっくりとペニスに指を伸ばし、それを手の平の中にがっしりと握った。
ペニスの弛んだ皮を上下にシゴく度に、汗を含んだ恥垢汁がクチュクチュと音を立てた。何とも言えない据えた匂いがムンムンと漂い、まるで生ゴミの詰まったゴミ袋を漁っているようだった。
「教師のくせにスケベだなぁ……」
男は股間の恵子を見下ろしながらニヤニヤと笑った。
その「教師のくせに」という言葉が、更に恵子の性的ポケットを刺激した。

ペニスをシゴきながら勝手に男のズボンを脱がせた。白ブリーフの中から飛び出した白髪混じりの陰毛には、親父特有のミツカン酢のような酸っぱい匂いが溢れていた。
そんな匂いに溜らなく欲情した恵子は、陰毛の中に鼻を押し込み、スースーと音を立てて匂いを嗅いだ。そして握ったペニスを斜めに向け、そこにコロンっと出て来た睾丸袋にも鼻を押し付けては酸っぱい匂いを堪能しながら、その皺だらけの玉袋に舌をチロチロと這わせた。

男はくすぐったいのか太ももをもじもじと摺り合わせた。そして恵子の髪を鷲掴みにしながら、「そこはいいから早くしゃぶれ」と声を震わせながらそう言った。
大きく口を開けて一口に飲み込んだ。喉の奥までペニスを誘導し、竿の裏を舌でくすぐった。
舌を絡ませながら顔をゆっくりと上下させると、ジュボッ、ジュボッ、という卑猥な音が便所に響いた。そんな恵子をジッと見下ろしながら、男は「すげぇ……」と臭い息を吐いたのだった。

「あぁぁ、もう堪んねぇ」と唸った男は、床でビリビリに破れていた競馬新聞の上に恵子を寝かせた。そして正常位の体勢で両脚を大きく開かせると、股の間に踞りながら「おめぇ、病気持ってねぇだろうな」と呟き、赤ちゃんがオムツを交換されるような体勢にされていた恵子の陰部をクンクンと嗅いだ。
男はクンクンと鼻を鳴らしたまま赤く爛れた裂け目を開くと、一言「変態臭せぇ」と吐き捨てた。
男は性病が怖いのか、ダラリと開いた裂け目をジッと見つめながら躊躇っていた。
「先生なんだし、性病なんか持ってねぇよな……」
そう自分に言い聞かせながら亀頭を裂け目に近づけるが、しかしすぐに「でも、変態だしな……」と首を傾げては突き出したペニスをまた引っ込ませた。
そんな事を繰り返していると、ふと男は、「あ、いいもんめっけた」と子供のように笑いながら、床に散らばる馬券の中から何かを取り出した。
それは、先程、恵子が精液を搾り出した使用済みコンドームだった。男はそれを摘まみ上げると、迷う事無く自分のペニスに装着した。自分よりも、公衆便所に捨てられている使用済みコンドームのほうが安全なのかと思うと、強烈な屈辱感が恵子を襲った。

しわくちゃになったコンドームを装着したペニスを入れられた瞬間、その屈辱感はマックスに達したが、しかし、そんな屈辱感がマゾヒストな恵子には堪らなかった。
男はハァハァと荒い息を吐きながらセッセと腰を振った。
男のペニスは全く恵子を感じさせなかった。ただ、深夜の公衆便所で見知らぬ男に犯されているというこのシチュエーションだけが恵子を淫らにさせていた。
「もっと滅茶苦茶にして下さい……もっともっと私をイジメて下さい……」
ゴール寸前のマラソンランナーのような表情をした男をジッと見つめる恵子は、自ら腰をくねらせながら呟いた。
男は「こうか? こうか?」と唸りながら、ひたすら腰の動きを速めるだけで、それ以上のスリリングな刺激は何も与えてくれなかった。

男は腰を振りながら恵子を全裸にした。そしてBカップの胸を鷲掴みにしながら「ちっせぇな」と笑った。
便器の真横に寝転がる恵子の肘は、和式便器の中のあんぱんの袋をグイグイと押していた。そこに滴る白い汁は、この男が今使っているコンドームを使っていた男の精液だと思うと、恵子は二人の男に陵辱されているような気がして、おもわずあんぱんの袋に滴る精液を指で掬ってはそれを舐めた。

突然男は「あぁぁ無理だ」と叫び、恵子のワレメに挟まっていたペニスをヌポッと抜いた。
「コンドームがシワシワだから何も感じねぇよ」
男はそういいながらペニスからスポンッとコンドームを抜いた。
「おめぇ、本当に性病持ってねぇだろうな」
男はヌルヌルのワレメを指で弄りながら恵子の目を睨んだ。
コクンっと恵子が頷くと、男は「もし俺が性病にかかってたら学校に怒鳴り込んでいくからな。で、校長に慰謝料払って貰うからな。いいな」と凄み、証拠写真だと言いながら恵子の顔を携帯で撮影した。

実に幼稚な男だと思った。
こんな男に学校に怒鳴り込みに行く勇気などあるはずがないと、男の携帯にぶら下がる、『愛は地球を救う』と書かれた24時間テレビのストラップを見てそう思った。

男は恵子の陰部に携帯を向けながら、剥き出しの生ペニスを裂け目に押し付けた。
ツルンっと、いとも簡単に男のペニスは裂け目の中に滑り込んだ。
男はその結合部分と恵子の顔を交互に撮影しながらスコスコと腰を振り、ほんの数十秒で「あっ」と低く唸ると、恵子の中に精液を迸った。
「あぁぁぁ……やっぱ生はいいよ……もうイッちゃったよ……」
恵子の耳元にそう囁きながら、腰の速度を緩めては余韻を楽しんでいた男だったが、しかし全てを出し尽くした瞬間、いきなりガバッと立ち上がっては、慌ててブリーフを履き始めた。
「明日電話するから……こっちはおまえの住所も本名も職場も全部知ってんだから、もし電話に出なかったらおまえの写真をネットにバラ捲いてやるからな、わかったな」
そう早口に喋りながら急いでカチカチとズボンのベルトを閉めた男は、後も振り向かないまま、逃げるようにして公衆便所を後にした。

男の靴音が遠離っていくと、公衆便所には再び冷たい静けさだけが残った。
恵子は便器の横に寝転んだまま、雨漏りのシミが世界地図のように描かれている天井を見つめていた。
(おまえの写真をネットにバラ捲いてやるからな……)
男の言葉を呟きながら唇を震わせた。あんな写真がもし本当にネットに出回ったら、もう死ぬしかない。
そんな恐怖が再び恵子の変態性欲を掻き乱し、男の精液がダラリと垂れるワレメにおもわず指を伸ばしていた。
そんな男の精液は、使用済みコンドームの中の精液とは違い温かく、不意に、おたまじゃくしのような精子がピコピコと泳ぎ回るシーンが頭に浮かんできた。

あの男の子供ができたらどうしようと震えながら、指に付いた精液を舐めると、何でもいいから膣に挿入したくなった。
何か固い物で膣を掻き回し、膣内で泳ぎまくっている気持ちの悪い精子を殺してやりたかった。
そう思いながら個室の床に散らばったゴミの中を手探りで漁っていると、ふと、公衆便所の入口で自転車のブレーキの音が聞こえた。
一瞬、恵子の脳裏に制服を着た警官の姿が浮かんだ。
どうしよう! と焦っている間にも、その自転車を降りた足音は、全裸の恵子が横たわる個室に向かって近付いて来た。
しかし、恵子は今までにない興奮に襲われていた。
制服を着た警官に「教師のくせに何をやってんだよあんたは」と罵られながら犯される自分の姿を想像する恵子は、いつしか半開きになったドアに向けて大きく股を開いていた。

個室の前で足音が止まった。
個室のドアの隙間からハァハァと激しい呼吸が聞こえて来た。
(私は肉便器……誰でもいいから入れて……)
そう欲情しながら、ドアの隙間に向けて更に股を広げると、ワレメの中から男の精液がドロリと溢れた。

「ここにいたのか……やっと見つけたぜ……」

そんな声と共に半開きのドアが乱暴に開けられた。
見るとそこには、まるで肉団子のように太った男がニヤニヤと笑いながら恵子を見下ろしていた。
「さっきおまえが電話した男だよ……ほら、この落書きを書いた男さ……」
男はデブ特有のこもった声でそう呟きながら、『無料でSEXをしてくれる女性募集します』と書かれた壁の落書きを指差した。

男は巨体をゆっくりとしゃがませながら、恵子の股間を覗き込んだ。
「あらら……一足遅かったか……」と呟きながら、尻の谷間に垂れようとしていた精液を指で拭い取り、「まだ温けぇよ」と、悔しそうに舌打ちをした。

男は恵子を起き上がらせると、床で丸まっていたティッシュで股間の精液を拭き取った。そのティッシュが何に使われたモノかと考えると恵子の背筋にゾッと寒気が走った。

「早く服を着ろよ。みんなが待ってんだから」
男はそう言いながら、脱ぎ捨てられた恵子のショーツを指で摘み上げた。
「……みんなって……」
恵子は真顔になって男の顔を見た。
「おまえさっき『私を肉便器にして下さい』って言ってたじゃねぇか。だからとびっきりの変態共を集めてやったんだよ。ほら、早くパンツ履けよ、みんな首とチンポを長くして待ってんだから」
恵子は今までにない恐怖を感じながら「待ってるって……どこに行くんですか……」と声を震わせた。
「隣町の堤防下の公衆便所だよ。知ってるだろ、痴漢と変態がうようよいる超有名な公衆便所だよ」
男はそう笑いながら、摘んだショーツを広げ、汚れた部分に鼻を押し当てた。
「中学校の先生だって言ったらよ……へへへへ、みんなそれ聞いただけで勃起してたよ……学校の先生が豚みてぇに鳴きわめくシーンを見たいんだってよ……おまえ、殺されちゃうかもしれねぇぞ……」
男は怪しく微笑みながらショーツの汚れた部分をペロリと舐めた。

そんな男の真っ赤な舌を見つめながら、凶暴な変態達に犯されまくる無惨な自分の姿を想像した恵子は、乾いた喉にゴクリと唾を飲み込んだ。
ゆっくりと立ち上がると散乱した衣服を一枚一枚拾い集め、そそくさと服を来た。
散々クロッチを舐めまくったショーツを、男が「はい」と差し出してくると、恵子は静かに首を振りながら「このまま行きます……」と呟いた。

公衆便所を出ると、どっぷりと闇に包まれた公園にはまだ九月だというのに冷気が漂っていた。
公園の向こう側を走り抜けていく大型トラックのライトが、鬱蒼とした森の中にキラキラと輝いていた。
自転車を引いて歩く男の背後に身を潜めながら、ゆっくりと歩いた。歩く度に膣から男の精液が溢れ、ノーパンの太ももをトロトロと汚した。
「で、あんたどこの中学の先生だよ」
男は砂利を踏みしめながらそう呟くと、ゆっくりと振り向いた。
恵子はそっと顔を上げながら「松嶋第一中学です」と素直に答えた。
そんな恵子の表情は、今までにない淫らな夜顔だった。

(夜顔・完)



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