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寝取られし者2

2013/05/30 Thu 15:19

寝取られし者6




 パチンコ店の入口に設置されている応接コーナーでは、私と牧田さんが気怠そうにパチンコ雑誌を読み耽っていた。
 時刻は既に八時を回っていた。昼に冷やし中華を食べたっきりの私は空腹に襲われていたが、しかし、今夜作戦を決行しようとしていた私は、既に妻を近くのファミレスに待機させている為、のんびりと夕食など食べている暇はなかった。

 しばらくすると、千両箱を二つ抱えた信吾君が応接コーナーへとやって来て、私と牧田さんに「待たせてごめん、すぐに換金して来ますから」と笑いながら小走りに去って行った。
「あいつ、また今日も勝ちかよ……」
 そう呟きながらパチンコ雑誌を乱暴に閉じた牧田さんは、今夜、私が凄まじい作戦を計画している事も知らず、「今夜は信吾のおごりだな」と、虫歯だらけの前歯を剥き出しながら笑ったのだった。

 牧田さんという中年男は、いわゆる『ヨゴレ』だった。
 長年、その日暮らしの日雇い稼業を続けている牧田さんに家庭は無かった。数年前までは、繁華街のど真ん中にある高層マンションでスナックの女と同棲していたというが、しかし信吾君に言わせるとそれは真っ赤な嘘で、牧田さんはここ十年近く、繁華街のど真ん中にあるカプセルホテルを常宿にしていると言っていた。
 つまり牧田さんは住所不定の流れ者だと言う事らしい。

 そんな牧田さんは、パチンコで儲かった日は、必ず隣りのポルノ映画館でポンメに抜いてもらっていた。
 ポンメというのは、覚醒剤中毒の女という意味だった。『ポン』は覚醒剤の事を指し、『メ』は女という意味らしく、古くからこの界隈にいる『立ちんぼ』は、そう呼ばれているらしい。
 ある時、珍しく大勝ちした私は、牧田さんに強引に誘われその映画館に行った事があった。
 薄暗い闇の中にひっそりと潜んでいるポンメ達は、まるで墓の下から這い上がって来たような不気味さを漂わせ、その病的に痩せたガリガリの身体は、居酒屋の裏のポリバケツに捨てられた手羽先の骨を彷彿させた。
 さすがに、そんな彼女らと交わる勇気は私にはなかった。信吾君も私と同じらしく、私と信吾君はポンメを買うのを辞退した。
 すると牧田さんは、残念そうに舌打ちしながらも、「じゃあ、今夜はホテルに行かねぇでトイレでパッパと済ませて来るからよ、悪いけどちょっと待っててくれよ」と言いながら、その魂の抜け殻のようなポンメを連れて、トイレへと向かったのだった。
 そんな牧田さんの後ろ姿に呆れて笑いながら、私と信吾君は二人で古い日活ロマンポルノを見ていた。
 しかし、しばらくすると、ふと、これはチャンスだと私は思った。
 というのは、その時から、既に私はこの牧田と言う男に妻を抱かせようと企んでいた。だから、この牧田と言う男がいったいどんなセックスをするのかを、事前にリサーチしておく必要があったのだ。
 今まさに、それをリサーチするチャンスだと思った私は、ポテトチップをガリガリと齧りながら映画を観ている信吾君に、「ちょっと電話して来るね」と嘘をつき、埃臭い暗幕を掻き分け場外に出た。
 古いポルノ映画館の廊下には、『痴漢電車・ドロドロの女子大生』や、『淫乱看護婦の四畳半』といった、今、ネットで売ればかなり良い値がつきそうな古いポスターが、所狭しと連なっていた。そんなポスターを横目にしながら、私は奥のトイレへと足を進めた。
 果たしてトイレのドアを開けると、いきなり小便器が並ぶフロアの隅で、トランクス一枚の牧田さんが汚れたトイレの床に屈んでいるシーンが目に飛び込んで来た。
 てっきり個室の中でヤっていると思っていた私が、「失礼!」と慌ててドアを閉めようとすると、ポンメの陰毛に埋もれた牧田さんが「いいから、遠慮しないで小便して行きなよ」と笑った。
 思ってもいないチャンスに、私はへらへらと笑いながら再びドアを開けた。そして「邪魔してごめんなさいね」と言いながら、素早く小便器に立ったのだった。

 小便をしながら、ソッと横目で牧田さんを見た。
 全裸で立たされたポンメの足下に屈んだ牧田さんは、ぺちゃぺちゃと卑猥な音を立てながら、その不潔なポンメの陰部に舌を伸ばしていた。
「ねぇ……早くヤっちゃってよ……」
 ポンメがそう不満そうに呟くと、牧田さんは、「いいから、黙って足開け、ケツの穴も舐めてやるから、ほら、もっと足開けって」と震える声で囁き、トランクスから飛び出した巨大なペニスを自分でシゴいていた。
 牧田さんの勃起したペニスは、目を疑うほどに大きかった。おもわず二度見してしまった私は、小便器の前に突き出した自分のペニスを改めて見直し、激しい劣等感に苛まれてしまった。
 しかし、どっぷりと凹みながらも、近い将来、あの巨大なペニスが妻の膣を掻き回すのだと想像すると、チロチロと小便を吐き出していたペニスがみるみると硬くなって来た。
 ビンビンに勃起してしまうと、尿道が激しく圧迫され、まるでホースの先を摘んだように小便の勢いが増した。
 そんな私に気付いたのか、ゆっくりと立ち上がった牧田さんが、私の背中にソッと囁いた。
「チンポ、立ってんだろ……あんたも一緒に抜いてもらえば?」
 私は「いやいや」と笑いながら、便器に前屈みになっては慌ててペニスを隠した。
 しばらくすると、突然、「きゃん!」という、子犬の鳴き声のような悲鳴がトイレに響いた。
 恐る恐る後を振り返ると、ポンメのガリガリの尻を両手に抱えた牧田さんが私を見てニヤリと笑っていた。そして牧田さんは、なんと私にウィンクしながらその結合部分を開いて見せたのだ。
 極太ペニスが萎れたポンメの尻肉の谷間を行ったり来たりと動いていた。ドス黒いペニスはテラテラと妖艶に輝きながらピタピタと卑猥な音を奏でていた。
「ゴムなしでもOKだし、もちろん中出しもOKだよ。たったの五千円なんだし、あんたも遊んで行けばいいじゃん」
 そう不敵に笑う牧田さんの顔を見つめる私は、激しい興奮に襲われていた。こんな獣のような男に愛する妻が汚されようとしているのかと思うと、萎みかけていたペニスが再び甦り、小便とは違う液体がチンポを摘む指をヌルヌルと滑らせたのだった。

 そんなアグレッシブな牧田さんは、妻を抱かせるにはもってこいの男だった。薄汚い商売女の肛門まで舐めるという変態性も、結合部分を私に開いて見せてくれたそのサービス精神も、私を興奮させてくれるには申し分ない男だと思った。
 ただし、住所不定の流れ者という点だけが気掛かりだった。身元がしっかりしていない男だと、妻が乱暴されたり中出しされたりする恐れがあるからだ。
 だが、それは私がちゃんと監視しておけばいい事だった。寝取られる妻の傍に私がつきっきりになり、牧田さんが暴走しないように見張っていれば大丈夫だろうと思った。
 その点で考えれば信吾君も同じだった。彼は若いゆえに暴走をする可能性が高く、興奮でトチ狂った彼が、嫌がる妻を強姦まがいに犯す事も考えられた。だから、いずれにせよ、妻の傍に私が付き添い十分に注意する必要があったのだった。


 しばらくすると、私と牧田さんのいる応接コーナーに信吾君が戻って来た。
「今夜はどうします。取りあえずサウナに行くか、それともこのまま一杯行っちゃいますか?」
 指で特殊景品をカチャカチャと鳴らしながら信吾君がそう言うと、大量の特殊景品を忌々しく見つめる牧田さんが「まずはメシおごれよ」と嫌味っぽく吐き捨てた。
 信吾君は、しょうがねぇな、と顔を顰めながらも、「太陽の焼飯セットで勘弁して」と、人懐っこい笑顔で笑ったのだった。

 私達三人は連れ立ってパチンコ店を出ると、既に怪しいネオンが灯っている路地を、喫茶・太陽に向かって歩いた。
 喫茶・太陽とカッティングされた重いガラスドアを開けると、薄暗い店内からは、濃厚なコーヒーの香りと、フライパンで焦げたケチャップの香りが、欠壊したダムの水のように溢れてきた。
 煙草の煙で曇った店内には、水商売の女や代行運転のドライバー達が出勤前のひとときを寛いでいた。
 私はわざと先頭を歩き、店の一番奥のボックスに二人を誘導した。
 まるで昭和にタイムスリップしたような古臭い店内には、そこらじゅうに観葉植物が置いてあった。そのあまりの多さに違和感を感じた私は、あるとき、店のマスターに、どうしてこんなに観葉植物ばかり置いてるの? と聞いた事があった。するとマスターは、観葉植物の鉢を指差しながら、「みかじめっすよ」と顔を顰めた。確かに、観葉植物の鉢には、いかにもソレ系と思われる社名がマジックで殴り書きされていた。
 そんな観葉植物に囲まれた奥のボックスに私が座ると、牧田さんが、ここだとテレビが見えねぇよ、と、カウンターの隅でナイター中継を映し出していたテレビを恨めしそうに見た。
 私は焦った。私の作戦では、どうしてもこの席じゃないといけなかったのだ。
 すると、信吾君が私の横にドスンっと腰を下ろしながら「9対2じゃん、どうせ巨人の負けだよ」と笑い、すかさずテーブルの上に置いてあったメニューを覗き込んだ。そんな信吾君のおかげで、牧田さんは「ちっ」と舌を鳴らしながらも、私達の向かいの椅子に腰を下ろし、ひとまず私の作戦は危機を回避できたのだった。
 しばらくすると、やたらと化粧の濃いおばさんが気怠そうにやって来た。今日はどうだった、とパチンコの勝敗を聞いて来るおばさんに、信吾君は「億万長者よ」と笑いながらナポリタンを注文した。
 ここのナポリタンは、あつあつのフライパンの上に卵焼きが薄く敷かれている、昔懐かしいナポリタンだった。私も同じ物を注文すると、牧田さんは、喰わなきゃ損だと呟きながら、オムライスと卵サンドとアイスコーヒーを一度に注文したのだった。
 三人が一斉にムシャムシャと咀嚼しながら食物を貪り喰い始めた頃、私はソッとポケットの中に手を入れた。手探りで携帯を弄りながら事前にセットしておいたアラームのボタンを押した。
 ズボンの中で、ピリピリピリ、ピリピリピリ、っと着信音が鳴り出すと、唇の回りをケチャップだらけにした信吾君がチラッと私のズボンのポケットを見た。
 私はフライパンの上にフォークをカチャンっと置くと、慌ててポケットから携帯を取り出した。「会社の上司からだ……ちょっとごめん」と顔を顰めながら席を立った私は、不通の携帯に向かって「部長、ごくろうさまです」と言いながら歩き出し、そそくさと喫茶・太陽を出たのだった。

 路地の隅へ行くと、私は素早く妻に電話を掛けた。
 妻をファミレスで待機させて、かれこれ二時間も経っていた。妻は電話に出るなり、いつまで待たせるのよ、とボヤいた。
 そんな妻に謝りながらも、私は喫茶・太陽の場所を教えたのだった。

 妻は五分もしないうちに、喫茶・太陽の前にやって来た。
 喫茶・太陽の真正面にある廃墟のビルの前に潜んでいた私は、カツコツとヒールを鳴らしながら路地を歩いて来る妻に手招きして、廃墟のビルの暗闇に呼び寄せた。
 そのビルは、十年ほど前までは大手チェーンのピンサロが入っていたらしいが、今は廃業して完全な廃墟と化していた。ビルの入口には『管理地』と記された不動産屋の看板が打ち付けられ、ビルの中に入る事は出来なかったが、しかし、ビルの前には畳三帖ほどの『呼び込みスペース』があり、闇に包まれたその空間は通りの路地からは死角になっていた。
 そんな闇の中に妻を引きずり込んだ。興奮で汗ばんだ私の手を振り解いた妻は、「本当に……ヤルの?」と戸惑いながら私を見た。
 そんな妻の脅える目を見た私は、一瞬心が痛んだが、しかし、妻の化粧がいつもよりも気合いが入っている事に気付いた瞬間、底知れぬ嫉妬に襲われた。
 私はあらかじめ用意していたポケットウィスキーを取り出し、ぺキペキと蓋を開けながら「もちんだよ」と、その意志を伝えた。
 妻にポケットウィスキーを渡した。酒の飲めない妻はイヤイヤと顔を振りながらも、私の作戦通りにストレートのウィスキーをゴクリと一口飲んだ。
 そんな私の作戦というのは、実に単純なものだった。
 そのストーリーはこんな感じだ。

 喫茶・太陽の表の路地で会社の上司と電話をしていた私は、いきなり酔っぱらいの女に声を掛けられた事にする。どこかに飲みに連れてって、と誘われた私は、どうしていいかわからず、取りあえずその酔っぱらい女を牧田さん達がいる観葉植物に囲まれたテーブルに連れて行く。牧田さんの隣りに座った女は、既に酔い潰れてぐったりとしている。よく見ると女はブラジャーも着けず、その大きな胸には乳首がうっすらと透けている。そんな女の体に欲情した牧田さんは、観葉植物の陰に隠れながらも女の身体を弄り始める。するとたちまち女も興奮し、スカートの股を卑猥に開いては牧田さんの股間を弄り始める。そんな二人の濃厚なラブシーンを見せられていた信吾君も次第に欲情し始め、我慢できなくなった信吾君はテーブル越しに女の太ももに手を伸ばす。
 その瞬間、私が、すかさず提案するのだ。
「みんなでホテルに行きませんか」と……。

 これが、私の考えたストーリーだった。
 なぜこんな回りくどい方法を取るかというと、それは、二人には自然な状態で、思う存分に妻を抱かせたかったからである。
 確かに、私がこの二人に「妻を抱いて欲しい」と頼めば、そんな手っ取り早い事は無かった。いつも女に餓えている二人の事だから、喜んで私の願いを叶えてくれる事だろう。
 が、しかし、その場合、きっと私はその場から排除されるに違いなかった。いくら女に餓えた野獣といえど、さすがに旦那を目の前にしては、やり辛いはずだ。しかも、その旦那というのは、毎日のように会っているパチンコ友達なのだ。
 そんな状態では、彼らの本領が発揮できないだろうと私は思った。
 その結果、妻へのセックスが中途半端なものになるか、若しくは、私がその場から追い出されるかのどちらかだと私は思った。
 だから私は、こんな回りくどいストーリーを考えた。あくまでも、私とこの酔い潰れた女は他人であるというストーリーで事を進めなければならなかった。でなければ、他人に抱かれて悶える妻を見てみたいという私の願望は、達成されないのである。

 廃墟の暗闇で、口の中に含んでいたウィスキーを、妻は顔を顰めながら一気に飲んだ。妻の喉がゴクリと鳴り、すかさず「うわっ」と舌を出した妻は、本気で気持ち悪そうだった。
 日頃、一滴も酒の飲めない妻が、今、私の異常な欲望の為に、アルコール度の強いウィスキーをストレートで飲んでくれている。それを思うと、妻にはとても残酷な仕打ちをしていると激しく胸が痛んだ。
 が、しかし、その一方では、そんな妻に対して疑念が湧き上がって来た。
 というのは、妻は、今まで何があっても絶対に酒を飲まない女だった。私達の結婚披露宴の時も、姑となる私の母が「御目出度い席だから、形だけでも」と、徳利を傾けても、頑としてお猪口を手にしようとはしなかった。そんな妻が、今、アルコール度の強いウィスキーをストレートで飲んでいるのだ。
 顔を顰めながら瓶の口を唇に押し当て、更に二口目を飲もうとしている妻を黙って見つめていた私は、もしかしたら妻はこの作戦に何かを期待しているのではないだろうか、と、ふと思い、またしても、嫉妬と欲望が入り乱れる矛盾した感情に襲われたのだった。

「もう無理、飲めない……」

 二口目を飲み干した妻は、そう言いながら三分の一ほど減ったポケットウィスキーを私に押し戻した。
 ふーっ……と深く息を吐きながら頭を揺らす妻の顔は、まるでぐつぐつと煮えたぎる鍋の中に入れた生ダコのように、みるみると赤くなっていった。
 赤く火照った顔も、そして酒臭い息も、作戦通り出来上がった。このまま妻が酔った演技をしてくれれば、牧田さんも信吾君も疑う事無く、私のストーリー通りに事が進んでくれるはずだ。
 私は妻の背中にソッと手を回し、ブラウスの上からブラジャーのホックを外した。
 抱いた妻のうなじから甘いコロンの香りが漂い、改めて妻の体がこれほど柔らかく心地良いものだったのかと気付かされた。

「ノーブラで人前に出るなんて……やっぱり恥ずかしいわ……」

 妻は甘えるようにそう言いながら私の首筋に唇を軽く触れさせた。
 私はそんな妻の吐息に背筋をゾクゾクさせながら、妻のブラウスの裾からブラジャーを抜き取った。
 生温かいブラジャーを妻がバッグの中に投げ捨てると、妻の耳元に「ここまで来て、怖気ついたのか?」と、囁きながら、素早く妻のスカートの中に手を入れ、一気にストッキングとパンティーをズラした。

「えっ? ちょっと待って、ショーツも脱いで行くの?」

 慌てた妻が、私の身体を引き離した。

「当たり前じゃないか……」

 そう言いながら、私が太ももで止まったままのパンティーに再び手をかけようとすると、妻はそんな私の腕を押えながら、「だって、こんなに短いスカートを履いて来てるのよ、見えちゃうじゃない」と焦って言い、慌ててズリ下げられたパンティーを上げようとした。
 そんな妻の手を私は力強く止めた。
 何か怪しいと思った。ノーパン、ノーブラで牧田さん達の所に行くと言うのは、最初から妻と決めていた事だった。なのに、なぜ今更パンティーだけを拒み始めたのか怪しく思った私は、もしやと思いながらも、パンティーをズリ下ろされた妻の股間に素早く指を這わせてみた。

 案の定、妻のアソコは濡れていた。
 モサモサの陰毛に囲まれたワレメに這わせた指先は、ヌルッと滑りながらも、いとも簡単に膣の中へと吸い込まれた。
 強烈に熱かった。ぐぢゅぐぢゅに濡れた妻の穴の中は、まるで揚げたてのケンタッキーを指で解すかのように熱くヌルヌルしており、まさにアルコールで火が付いたかのように燃え滾っていた。

「どうしてこんな濡れてるんだ」

 私は凄まじい嫉妬に襲われながら、羞恥に駆られる妻に詰め寄った。
 恥ずかしそうに黙っている妻に、「他の男達にオマンコされるのを想像したんだな」と強い口調で聞くと、妻は小さく首を振りながら、「そんなんじゃない……」と呟いた。

「いや、違うね。きっとそうだよ。キミはファミレスで待っている間、今から起きる乱交プレイを想像しながらムンムンと欲情していたんだ。やっぱりキミは私のペニスでは物足りなかったんだな、他の男の太くて逞しいペニスでズボズボと攻められたかったんだな、そうだ、そうに決まっている」

 私は感情的になりながらも、素早くズボンのボタンを外し、中から十センチにも満たない勃起したペニスを引きずり出した。

「これじゃダメだったんだろ、この粗末なチンポじゃ、キミは満足できなかったんだろ」

 そう言いながら、私は右手で妻の頭を押し付け、その場に妻を強引にしゃがませると、ピーンッと勃起した粗末な肉棒を妻の唇に押し付けた。

「もうダメだ、しゃぶってくれ、キミの口でイカせてくれ、キミが他の男達に嬲られながら悶えている姿を想像すると、私は気が狂いそうになるくらい興奮してしまうんだ」

 パンティーを太ももまでズラした状態でしゃがむ妻は、そんな私を哀れんだ目で見上げながら、真っ赤な舌を突き出した。
 皮を被ったままの短小ペニスをペロンと舌で包み込み、そのままツルンっと飲み込むと、「んんん……」と唸りながら、私のペニスを口内で愛撫し始めた。

 廃墟のピンサロの前を、酔ったサラリーマンが千鳥足で通り過ぎて行った。まさかその凹んだ暗闇の中で、私達夫婦がこんな事をしているとは夢にも思ってもいないだろう。
 私は妻の濃厚な舌の動きに脳を溶かされながらも、このフェラは、明らかにいつものフェラとは違うと感じ取っていた。
 もしかしたら、妻は変態なのだろうか。元々、乱交願望があり、そしてこのような露出願望を秘めていたのだろうか。
 そう思えば思うほど、私の胸に湧き立つムラムラは激しくなって来た。
 いっその事、このままここで妻を犯し、例の作戦は次回の楽しみと言う事にしておこうか、と、思い始めた時、不意に喫茶・太陽の扉がフワッと開いた。
 中から出て来たのは爪楊枝を銜えた信吾君だった。信吾君は、私を探しているのか、狭い路地をキョロキョロとしている。
 私は慌てて妻の口からペニスを抜くと、しゃがんだままボーッとしている妻に「あの人だ」と小声で告げた。
 妻は信吾君をチラッと見たが、しかし、突然私のズボンにしがみつくと、「もういいから、ここでオチンチンを入れて」と、しゃがんだ股の中に自分の手を滑り込ませた。
 明らかに妻の様子はおかしかった。今まで、そんな淫らな言葉を口に出した事は一度も無く、もちろん、私の前でオナニーをした事など一度も無かった。
 しかし、今の妻は完全に壊れていた。暗闇の中に、くちゅ、くちゅ、といやらしい音を響かせながら、早く入れてと言わんばかりにしゃがんだ尻をゆっさゆっさと揺らしていた。
 闇の中で怪しく蠢く白い尻を見ていた私は、この尻が餓えた獣たちに弄ばれるシーンを見てみたいと心からそう思い、凄まじい焦燥感に襲われながらも急いで妻をその場に立たせた。

「わかってるね。作戦実行だ」

 そう妻の耳元に囁くと、妻は既に酔いが回って来ているのか、私の肩にぐったりとしなだれながらコクンっと頷いた。
 私は暗闇の中から、喫茶・太陽へ戻ろうとしていた信吾君を呼び止めた。そして、妻の体を抱き抱えながら廃墟の暗闇の中からノソッと出ると、振り向いた信吾君が「わあっ!」と驚いた。

「ど、ど、どうしたんですかその人……」

 信吾君はキツネにつままれたような表情で、妻を抱えながらズリズリと歩み寄って来る私を呆然と見ていた。

「うん。なんかね、この人、凄く酔っぱらっててさぁ、私にどっか飲みに連れてけって絡んでくるんですよ……」

 そう言いながら喫茶・太陽の看板の前で足を止めると、信吾君は「マジかよ……」と複雑な表情で呟いた。
 そんな信吾君の目が、乳首が浮き出た妻の大きな胸を見ているのを私は見逃さなかった。
 妻を視姦している信吾君の視線に、私は腰が砕けそうなほどの興奮に襲われ、乾いた唇から熱い息をこっそりと洩らした。

「まぁ、取りあえず、連れて行きましょう」

 そう言いながら信吾君はスタスタと店内に入って行った。そんな信吾君の後ろ姿を見ながら、私は、もう後戻りは出来ないぞ、と腹を決めたのだった。

(3話に続く)

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