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やらせない女3

2009/05/13 Wed 14:44

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優子が風呂に入っている間、私は泣き出したい気持ちで一杯だった。
今まで優子が寝ていたベッドにバタンと倒れる。ベッドには優子の温もりが残っていた。

もうすぐ・・・この温もりも消えてしまうんだ・・・
私はなんとかして優子を彼氏の元へ帰さない方法はないものかとアレコレ考えた。
しかし、出会ってまだ1日しか経っていない私である、彼氏の元に帰ろうとする彼女を引き止めようと考えるほうが無理があるのだ。

浴室から聞こえて来るシャワーの音。
数時間後、あのシャワーの音を思い出しては切なくなる自分がわかりすぎて辛かった。
「優子・・・・」
枕に顔を埋める私。
シャワーの音と共にボイラーの音が止まり、部屋は急に静まり返った。
カチャ・・・という脱衣場のドアが開く音。スタスタスタと近付いて来る優子の足音。
私は枕に顔を押し付けたまま聞いていた。

優子の足音がベッドの前で止まった。
ベッドにうずくまるミジメな私を優子はしばらく無言で見下ろしていた。

「・・・・ねぇ・・・・おじさんにお礼がしたいんだけど・・・・」
寂しさのあまりに崩れ落ちている私を哀れんでいるのか、優子はポツリとそう呟いた。

「・・・お礼って・・・なぜ・・・」
私は枕に顔を埋めたまま、こもった声でそう答えた。

「・・・優しくしてくれたから・・・」

本当は私を哀れんでいるんだろう、この40の独身変態男を哀れんでそう言ってんだろ、そんなお情けのオマンコなんて辛くなるだけだ、よしてくれ!・・・と心で叫ぶ私。

「・・・でも・・・私、何もお礼するものがないし・・・でも、彼氏がいるからセックスは・・・できないし・・・どうすればいいのか・・・」

沈黙が続いた。
ベッドの横で立ち尽くす優子とベッドの上で枕に顔を押し付ける変態親父。
長い時が流れる。

私は、これ以上ここで彼女を困らせるのはあまりにも大人げないと感じていた。
そうだ、彼女は元々彼氏がいるんだ。別に私と付き合っていたわけではない。出会ってたった一日しか経っていない関係なのだ。ここで私がとやかくいう筋合いはないのである。

「・・・ごめんね、困らせたりして・・・」
私はそう言いながらゆっくりと枕から顔をあげた。
お礼なんていらないよ、気にしないで・・・と、言おうと彼女に振り向くと、そこには今までとは違うオーラの優子が立っていた。
私はおもわず彼女の美しさに見とれてしまい、次の言葉が出て来なくなってしまったのだ。

ヤリたい・・・素直にこの女とヤリたい。好きとか愛してるとか切ないとか一緒に暮らしたいとか、もう全部どーでもよくなった。とにかく今は、この女とハメ狂いたい、ただそれだけだ。

私の理性はぶっ飛び、変態としての本能がムクムクと目を覚ました。

「じゃあさぁ・・・セックスはしないって事で、気持ちイイことしてくれるかな・・・」
本能と同時にいつもの調子が出て来た。やっぱり私は堅気にはなれないらしい。

「・・・気持ちイイことって・・・どうすればいいの?・・・」
優子は今までの優子らしくないモジモジした口調でそう言った。

「まず・・・今履いてるパンツ。こっちに頂戴」

優子は信じられない・・・といった表情で、ゆっくりとパンティーに手を掛けたのであった。


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優子の脱いだばかりのホヤホヤパンティーを、私は優子の目の前でネチャネチャと舐め回した。

「ヤダ・・・」
優子が顔を背ける。
それでいいのだ。どうせ敵わぬ恋である、とことん私を気持ち悪がっておくれ優子・・・。

「全裸になって、こっちのベッドにおいで」
優子のパンティーのシミを舐め尽くした私は、自らも全裸になりながらそう命令した。

「・・・絶対にセックスはしないって約束して・・・」
優子はブラウスのボタンに手を掛けながら下唇を噛む。
「大丈夫よ・・・セックスはしないから・・・・」
ただし、キミがセックスしたくなりペニスを入れてとせがんで来たら・・・それは別だけどね・・・。

優子は全裸になるとゆっくりとベッドの上に腰を下ろした。
「・・・どうすればいいの?・・・」
「まず、コレを触ってもらおうかな・・・」
私はギンギンに勃起したペニスを優子の前に突き出した。

優子は無言でそれを握ると、ぎこちなく上下に動かした。

「彼氏には手コキとかするの?」
「・・・ほとんど・・・しない・・・」
「へぇ・・・触ってとか言わないの?」
「・・・・・」

優子のペニスを握る手がキュッと強くなった。
「どうしたの?怒った?」
「・・・こんなことしてる時に・・・彼氏の話ししないで・・・」

優子は健ちゃんという彼氏を愛しているのだ・・・そう思うとメラメラと嫉妬が燃え滾って来た。中年男の嫉妬は怖いのだ・・・。

「じゃあ次はソレを舐めてもらおうかな・・・」
優子は初めからフェラくらいならと思っていたのか、まったく抵抗も見せず素直にペニスを口にやった。

優子の小さな舌がペロペロと私の亀頭を泳いでいる。

「なかなか上手いじゃないか・・・いつも健ちゃんにもそうやって舐めてるのかい?」
とたんに優子の舌が止まる。

「・・・もうヤダ・・・帰る」
優子はベッドから立ち上がろうとした。私は力強く彼女の腕を掴んだ。
「待てよ。途中でヤメるなんて約束違反じゃないか・・・キミが約束を破るなら私も約束を破って今すぐこの場でキミを犯してしまうぜ・・・」
優子は黙ったまま私を見下ろしていた。そして小さな溜息を付くと「・・・わかったわ・・・」とまたペニスを握り始めたのだった。

「次は口の中に入れてくれ。キミがいつも健ちゃんのソレを喰わえているようにね・・・」
優子は私の目をジッと見つめたまま大きく口を開けた。そしてソレをゆっくりと喰わえ込み、ゆっくりと頭を上下させた。

「あぁ・・・優子・・・もっともっと舌を動かして・・・」
チュパチュパという可愛い音が寝室に響いていた。あの可愛い優子が、今、私のペニスを音を立ててしゃぶっていると思うだけで、私は既に爆発しそうだった。

「寝なさい。そのままベッドに寝転んで、自分の指でオマンコを広げて見せるんだ」
「このまま・・・このままイって・・・お願い、もう許して・・・」
優子は私をイカせようと激しくペニスをしゃぶり始めた。

「ほら、言う事を聞きなさい。そうすれば、おじさんも早くイクから・・・」
この言葉はなかなか説得力がある。援交の時にサービスの悪い娘にこの言葉を言うと、早く終わらせたいが為に彼女達は何でも言う事を聞くようになる。これは私の十八番だ。

優子は渋々仰向けに寝転がると、閉じていた股を少しだけ開いた。

「それじゃあ何も見えないよ。さ、恥ずかしがらずに大きく股を広げなさい。そしてちゃんと指で開いて見せるんだ・・・」

優子は恐る恐る股を開いた。今朝見たばかりの優子のオマンコがジワリジワリと顔を出す。
優子はゆっくりと指をオマンコに這わせると、二本の指でオマンコのヒダを押し開いた。
ネチャッと糸を引いて開くオマンコ。優子のソコは驚く程濡れていたのだった。

「なんだよ優子・・・イヤだイヤだと言うわりには、もうビショビショに濡れているじゃないか・・・身体は正直だね・・・」
昭和のエロ本か三流の官能小説に出てくる、とってもダサいセリフを吐く私。書いてる自分が自殺したくなるほど恥ずかしいこのセリフは消そうかどうしようか悩んだが、しかし今の愚人にはピッタリのセリフだと思い、あえてここに書き残す事にする。

私は優子の濡れたオマンコに人差し指の先をヌポッと差し込んだ。
「イヤ・・・」
優子が私の腕を掴む。
「大丈夫よ。チンチンを入れるわけじゃないんだし。これなら浮気とは言わないよ、きっと健ちゃんも許してくれるさ・・・」
再びエロトピアのような臭いセリフを吐く(書く)私は、自分自身が死ねばいいとふと思う。

「イヤ・・・健ちゃんの話しはしないで・・・」
と、更に安っぽい官能小説っぽくなってきた。そろそろ恥ずかしいので自分の文章に戻ろうと思う・・・。

私は指の根元までオマンコにズッポリと差し込むと、それをグィングィンとグラインドさせた。

「うぅ・・・・」
声を押し殺し苦しそうな表情の優子が切なくてたまらなかった。

私は優子を立ち上がらせると、ベッドの脇にある椅子に座らせた。
「そのまま腰をあげて股を開きなさい」
無言の優子は言われるままに私の命令に従った。どうやら、いよいよ優子自身もヤりたくなってきたようだ。

私は優子の両足を肩にかける。私の目の前にパックリと開いた優子のオマンコが広がった。
思い切り舌を伸ばし、汁がこぼれそうなオマンコの縦線に沿ってズズズッと汁を啜った。
優子の塩っぱい味が私の口内に広がる。

容赦なくベロベロとオマンコを舐めまくる私を、優子は私の頭を両手で押さえながら見ていた。
「・・・ほら・・舐められてるの見えるかい・・・健ちゃんがこれを見たら何て言うかな・・・」
わざとジュブブブ・・・と音を立てて舐める私。その音は、まるで歯医者で歯科衛生士さんが持っている、口の中に入れる掃除機のような音だ。

舐めるシーンを見せつけられ、その音を聞かされる優子は、あまりの刺激に「あん・・・あん」と少しずつ声を出し始めて来た。

垂れて来るオマンコの汁を吸い取りながら三本の指でグリグリとする私は、もう片方の手でベッドの下にある収納ボックスをこっそりと開けた。
その中には、パーティー用のアダルトグッズが大量に保管されている。
私はその中からパール入りのバイブを取り出した。

指を抜くと、こっそりとバイブの先をオマンコへと挿入する。

「ハッ!」とそれに気付いた優子は「イヤだよぅ・・・」と泣きそうな顔をする。
「怖いの?」と聞くと、コクンと素直に頷く優子。
優子のその幼い表情に、遂に変態愚人の本性がムキ出しとなったのだ!

完全に飛んだ私は、優子を抱きかかえるとベッドの上に彼女を放り投げた。
ベッドの下のアダルトグッズ収納ボックスから、ドラえもん風に「ガムテープ!」「アイマスクー!」と次々に取り出すと、半泣きの優子の身体を押さえつける。

「イヤーーー!」と叫ぶ優子の口にガムテープをグルグル巻きにし、ついでに両手も後ろでグルグル巻きに巻いてやった。身動きのできない優子にアイマスクを付け、股を大きく開かせると、ドラえもん風に「パール入りバイブー!」と叫び、それをオマンコにヌポッと挿入させた。

「うぅぅぅぅ!・・・」
身を捩らせながら呻く優子。
しかし・・・もう誰も私を止める事はできなかった。

私はバイブを激しく出し入れさせながら、優子に気付かれぬようこっそりペニスも入れてしまおうと企む。

「はいはい、優子ちゃん、バイブをもっと奥まで入れて見るからね・・・力を抜かないと痛いよ・・・」
私はそう言いながらペニスをオマンコに近づけて、オマンコを指で大きく開いた。優子のオマンコの中は白濁の愛液が溢れており、その汁がアナルまで垂れ流れた。
「色んなバイブを試してみよう・・・まずは小さいヤツから・・・」
小学生サイズのミニバイブをオマンコの中に入れる。
「あらあら、これじゃあまったく感じないねぇ・・・では次はもう少し大きなヤツ・・・」
標準サイズのディルドをゆっくりと挿入させた。
「どうだい?・・・あらら、これじゃあまだまだ感じないかぁ・・・健ちゃんのチンチンはもっと大きいんだね・・・では、これならどうだ。USA生まれのビックサイズだぁ!」
巨大ディルドの先をオマンコに突き刺す。

入れる前に、優子は「うぅぅ!ううう!」と何か叫んでいる。

「おや?これじゃあちょっと大きすぎるってか?」

優子は慌てて「うんうん」と頷いた。

「ならもう少し小さめのヤツにする?」

優子は大きく「うんうん」と頷いた。

「じゃあ、これなんかどうだろう。見た目も触りごごちも本物そっくりに作られた特種シリコン素材のバイブ!その名もキサラギ1号だ!」

私は指でオマンコを開いたまま、ゆっくりとペニスを挿入した。
物凄く温かいオマンコのヌルヌル温もり・・・強烈にギシギシと締め付けてきやがる・・・

「どうだい?これなら痛くない?」
優子は大きく「うん」と頷いた。

私はそのままゆっくりと腰を動かす。優子のオマンコのヒダヒダが亀頭をゴロゴロと刺激する。
このまま中出ししてしまおうかと何度も思った。

「うぅぅぅ・・・うぅぅぅ・・・」と唸っている優子の口からガムテープをゆっくりと外す。

とたんに「あぁぁん!あ~ん!」という艶かしい喘ぎ声が部屋に谺した。

「優子・・・感じているのか・・・健ちゃんに悪くないのか・・・」
「イヤ・・・健司の話しはしないで!・・・あん!」
「どうしてだい。浮気してる罪悪感かい?」
「・・・あん・・・浮気じゃないもん・・・優子、ヤってないもん・・・あんあん!」

私はいきなりアイマスクを奪い取った。
優子の目に、私のペニスがぶち込まれている自分の姿が映し出された。

「えっ!・・・・ヤダ、どうしよう・・・」
優子が私の肩を強く握った。
「どうしようもなにも・・・もう入れちゃったんだから、今更しょうがないよ・・・」
私はガンガンと腰を激しく振りまくる。
「あ~ん!もうヤメて!あん!あん!」
「ヤメていいのか?!本当にヤメていいのか?!」
再び、カンノー的なダセーセリフが飛び出して来た。
「・・・イヤ・・・あん!・・・ヤメないで!・・・あん!」

私は腰を振りながら、コードレスホンを手に取った。そのままの体勢で、リダイヤルのボタンを押した。

私はピタリと腰の動きを止めると「おい。今、健ちゃんのアパートに電話をしたからな・・・」と優子に告げる。

私は今朝、優子のセカンドバッグの中で発見したNTTの請求書に書かれた番号に電話をしていた。
電話には若い男が「もしもし・・・」と寝起きの声で出た。私が「健ちゃんかい?」とわざとらしく言うと、若い男は「そうだけど・・・誰?」と答えたため、私はそのまま電話を切ったのだ。
だからこの番号は、優子の同棲相手である健ちゃんの電話番号に間違いないのである。

優子は私の下で「嘘でしょ・・・」と目を丸くしている。
「本当だ。キミ達のアパートの場所も電話番号も全て調べてあるんだ・・・」
「ヤダ!やめてよ!早く電話を切って!」
優子は私から受話器を奪おうと必死にもがく。その度に優子のオマンコがあらゆる角度に動き回り、私のペニスは激しく刺激された。

「・・・もしもし・・・」
何度かのコールの末、遂に電話に出た健ちゃん。スピーカーに切り替えられた受話器からこぼれてくる健ちゃんの声に慌てた優子は「しっ!」と人差し指を鼻に当てた。

私は受話器を手で押さえながら優子の耳元に囁く。
「今からアパートへ帰ると健ちゃんに言うんだ。そして健ちゃんに家出していた事をちゃんと謝るんだ。もし違う事を言ったりしたら、私と今セックスしている事を健ちゃんにバラす」

私はそう言うと、受話器を優子に渡した。
「もしもし!誰!」
受話器の向こうで健ちゃんは少し切れかけていた。
「・・・もしもし・・・」
遂に優子が話しかけた。
「もしもし?・・・優子?優子か?」
「・・・うん・・・」
「何やってんだよぉオマエー!」
「・・・ごめん・・・」
「今どこにいるんだ!」
「・・・地元の友達んち・・・」
「誰だよそいつーもしかして男じゃねぇだろうなー」
「・・・違う・・・中学ん時の同級生・・・」

私はゆっくりと腰を動き始めた。
優子が無言で「や・め・て!」と口パクしたが、そんなもん無視である。堂々と腰を振ってやった。

「で、どーすんだよオマエ。帰って来る気あんのかよ」
「・・・あん!・・・」
「?・・・なに?」
ついつい声を出してしまった優子は私の胸をドン!と叩きながらプッと吹き出した。

「なんだって?聞こえネェよ」
「・・・だから・・・帰るよ・・・」

私は更に激しく腰を振る。

「あのさぁ、オマエ、随分と勝手じゃね?出てくっつーたり帰るっつーたり・・・」
「あん!・・・・」
「?・・・なに?・・・なんて言ってんだよ聞こえネェよ」

健ちゃん。まさか今、優子がオマンコしてるなんて、夢にも思っていない・・・・。
私は優子の足の裏をベロベロと舐めながら、クリトリスをクリクリと刺激しそしてガンガンと腰を振った。

「・・・う・・・ん・・・あん・・・ごめん・・・あん・・・なさい・・・あ~ん・・・」
「・・・オマエ、もしかして・・・泣いてるのか?・・・」

なんとも目出たい男だよ健ちゃん。

「うん。・・・ごめんなさい・・・あん!・・・」
「・・・そっか・・・オマエみたいに気が強い女が泣くんだもんな・・・マジに反省してるみてぇだな」

アホ。健ちゃんのアホ。反省して泣くどころか、知らないおじさんとセックスしてるっつーの。

「・・・俺も悪かったと思ってるよ・・・たかが『龍が如く』のゲームくらいで・・・大人げなかったと反省してるよ・・・」

私は「ん?」と首を傾げ、無言で「龍が如く?」と口パクする。
優子は笑いを堪えながら、私の胸をグイグイと突いた。

「そりゃあさぁ、オマエの誕生日に『龍が如く』の新しいヤツを買ってやるつもりでいたのは事実だよ。うん。それは本当だ、ツタヤの店員に聞いてもらってもいいよ。でもさぁ、やっぱり俺は龍が如くより、三国無双がヤリたかったわけよ、実際な」

私は堪え切れず「ブッ!」と音を立てて吹き出してしまった。

「えっ?・・・何か言った?」
すぐに健ちゃんが反応した。この男、鈍感なのか敏感なのかいったいどっちなんだ。

「・・・でさ、オマエが出て行った後、ヤッパ俺も悪りぃなぁとか思って・・・宝物の『戦国無双』、全部売っぱらって、『龍が如く3』を買って来たよ・・・」

ブハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!

遂に私は大声で笑い出した。

「はん?そこに誰かいるのか?!」
「・・・うん・・・智子がダウンタウンDX見て笑ってんのよ・・・」
「・・・あぁそうか・・・ならいい」

優子は再び吹き出しそうな私の口を手で塞いだ。しかし、優子自身が吹き出しそうになり、身体をピクピクと動かしている。

「・・・でさぁ、ヤッパ俺ももう二十歳だしぃ、いつまでもゲームばっかやっててもしょうがねぇーなんて思い始めたワケでさぁ・・・」

私は塞がれた優子の手を優しく舐めた。
私の舌に優子がピクン!と身体を反応させた。

「でね、ヤッパそろそろ働こうかなぁなんて思ってさぁ、コンビニのバイトに面接に言ったんだけどぉ、履歴書っつーの?アレの書き方がわかんなくてさぁ・・・」

私は受話器を枕の下に押し込んだ。
そして優子の唇にゆっくりと唇を近づける。
優子は抵抗する事もなく、私の舌を受け入れようと少しだけ唇を開いた。
激しく絡み合う舌と舌。
優子はキスをしながら私の身体をギュッと抱きしめた。

「だからさぁ、ヤッパ俺にはコンビニなんて似合ってないわけよ、オマエならわかるだろ。っつーか何とか言えよ」

二人の唇が離れると、優子は私を抱きしめたまま私の耳元に唇を当てた。

「・・・ありがと・・・」

そう囁く優子。

私も優子の耳元に唇を当てる。

「何が?健ちゃんと仲直りできた事?それとも・・・セックスで気持ちよくなれた事?」

優子はクスッと笑うと「どっちも」と私の頬にキスをした。


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風呂から上がると、始めて出会ったあの時のように、優子はバルコニーで夜景を眺めていた。

私は背中からそっと優子を抱きしめた。

「もう・・・会えないのかな・・・」

耳元でそう呟く私に、優子は「うん」とサッパリと答えた。




二人で玄関を出ると、優子はいきなり私に振り返った。
「送らなくていい。一人で帰る・・・」
「何故だい・・・アパートの近くまで送って行くよ・・・」

優子は髪を乱しながら大きく首を横に振った。
「・・・悲しくなるから・・・ヤダ」

優子はそう呟くと、エレベーターに向かって走り出した。

エレベーターのボタンを押す優子の背中を見つめる私。
いつもならなかなかやって来ないエレベーターが、無情にもその日は早くやって来た。

エレベーターに乗り込む優子。
扉が閉まる寸前、優子はおもいっきり明るい笑顔で「バイバイ」と手を振った。

優子・・・・・。

エレベーターが下がって行く文字盤を眺めていると急に寂しさが激しくなった。
また誰もいない部屋に戻って一人で夜を過ごすだけだ。
私の楽しみっていったい何なのか・・・私の夢っていったい何なのか・・・・・
いつも女を見送る度にそう思う。

もう歳か・・・毎回、女を見送る度にこんな思いをするくらいなら、いっその事、足を洗って堅気の暮らしでも始めるか・・・私もそろそろ潮時なのかも知れないな・・・・。

そう思いながら一人淋しく部屋に戻ろうとした時だった。

「おう、丁度良かったよ。コレ、アニキがシュークリームのお礼にってさ、アンタに持ってけって」

眉毛にド太い刺青を彫ったヤクザが、半分に割ったスイカを手に私の後ろで突っ立っていた。

「あん?そんな暗い顔してどうした?・・・なんかあったのか?」
ヤクザは眉墨を八の字に下げて心配そうに私の顔を覗き込んだ。

「いえいえ、別に何でもないです、はははは・・・」
私はサランラップに包まれたスイカを受けとりながら丁重にお礼を言った。

「んじゃ・・・」とサンダルをペタペタ言わせながらヤクザは去って行く。今度はナイキのサンダルだった。

「あ、あの・・・・」
思わず私はヤクザを呼び止めてしまった。

「ん?」

「・・・ちょっと教えてほしいのですが・・・」

「・・・なんだい」

「・・・あなたの楽しみって・・・何ですか?」

「・・・・・・」

ヤクザは欠けた小指で額をボリボリと掻いた。

「メシ喰って女とヤって寝ることかな・・・」

「・・・じゃあ夢は?」

「・・・・・・」

ヤクザはゆっくりと天井を見上げた。

「・・・やっぱ、旨いもん喰ってイイ女抱いて寝ることだろ」

私の中で何かが吹っ切れた。
これだ、これなんだ!
明日の事も将来の事も老後の事も、そんなもん糞食らえだ!
今が楽しければそれでいいんだ!
誰が堅気なんかになるもんか!何が潮時だ!私は死ぬまで変態だ!

「ありがとうございました!」
私は大きな声でそう叫び深々とお辞儀をした。雑念が綺麗サッパリ取り除かれた私の脳はなんとも清々しく、これからの人生、変態をもっともっとエンジョイしてやるんだというヤル気のパワーでバックバクと満ちあふれていた。

「・・・・あんまり言いたかねぇけどよ・・・変な宗教には気をつけたほうがいいぜ・・・」
ジャージの上から股間をボリボリと掻きながらヤクザはそう言うと、静かに部屋に入って行った。

私は部屋に駆け戻ると、急いでアルマーニのスーツに着替えありったけの金とベンツのキーをポケットに押し込んだ。

優子の香りが残る部屋。ついさっきまで優子と愛し合ったベッド。そして優子が好きだったバルコニーからの夜景・・・私は心の中の優子に別れを告げるとマンションを飛び出した。

女だ女!女を捜しに行こう!ロリでもガキでも熟でも婆でも何でもヤってやる!ヤってヤってヤリまくって、そして血の滴るような分厚いステーキを喰って、明日もまたこの腐った人生をヌケヌケと生きてやる!

そうガハハハハっと無理に笑いながらマンションを飛び出した私を、東京の闇で蠢く卑猥なネオンが優しく包み込んでくれた。
東京の危険な夜はこれから始まる。

(やらせない女・完)



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