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ゴミ捨て禁止

2013/07/05 Fri 23:33

ゴミ捨て禁止

《あらすじ》
ゴミ置場から田村美佳のゴミ袋を盗んだ。
夜の竹やぶでゴミ袋を漁り、そこから見つけ出した使用済みパンティーを舐めながら射精した。
月夜に照らされる精液は、まるで白蛇のようだった。



 今年二十四歳になる田村美佳は、至って真面目な普通のOLだった。
 社では唯一の二十代女子社員である事から、独身男性社員は競い合うようにして田村美佳にアプローチをかけていたのが、しかし真面目な彼女はそんな男達の誘いには一切耳を傾けなかった。

 田村美佳は、いわゆるお姫様タイプだった。
 性格は小動物のように大人しく、いつでもニコニコと笑っていた。
 小柄で色白で顔が小さくて目が大きかった。なによりも男性社員達を魅了したのは光り輝く白い歯で、彼女がニコニコと笑う度に、男達はその薄ピンクの歯茎と綺麗に揃った前歯に胸を撃ち抜かれてしまうのだった。

 ある時僕は、そんな田村美佳と残業で二人きりになった。
 お互いのデスクは離れていたが、しかし、静まり返った夜のオフィスには僕と彼女の二人きりだった。
 時刻は既に九時を過ぎていた。やっと企画書をまとめ上げた僕が「う〜ん」っと唸りながら背伸びをすると、ふとデスクにポツンッと座ったままこちらを見ていた田村美佳と目が合った。

 彼女は目が合うなりニコッと微笑んだ。彼女は少し疲れているようだった。そんな彼女の笑顔は、激しいセックスの後にふと女が見せる優しい笑顔によく似ていた。
 そのあまりの可愛さにどきまぎしながら「終わった?」と聞くと、彼女は小さな声で「はい」と微笑みながら、大きな青いファイルをパサッと閉じたのだった。

 僕と彼女は一緒に会社を出た。昼とは打って変わって静まり返った夜のオフィス街には、昼のうちに溜ったアスファルトの熱気が貪よりと漂っていた。
 二人並んで駅に向かう途中、ダメ元で彼女を誘ってみようと思った。

「経理も大変だね、こんな時間まで」

「いえ。いつものことですから」

 彼女がそう微笑むと、歩道の脇の柳の木が生温い風にさわさわと揺れた。その風と共に彼女のいつもの花のような香りを一瞬感じた気がした。

「どう? 軽く一杯飲んでかない? 僕が奢るよ」

 そう言いながら爽やかに笑うと、彼女は「あっ……」と何か言おうとしながら歩調を弱め、ふと僕の顔を斜めに見ながら「いいんですか?」と呟いた。

 思いもよらない彼女の返事に、僕は慌てて「うん」と頷きながらも、頭の中を真っ白にさせていた。
 いつもの焼き鳥屋か、それとも奮発してステーキか。いやいやここはやっぱり静かなBRAだろ、確かこの交差点の先にジャズの生演奏を聴きながらカクテルが飲める店があったはずだ。
 そんな事を真っ白な頭で考えながらドキドキしていると、突然彼女はマクドナルドの前で足を止めた。

「残業の帰りは、いつもここでシェイクを飲んでるんです」

 子供のようにそう微笑む彼女の唇からは、あの真珠のように白い歯がキラリと光っていたのだった。

 彼女と二人で窓際の席に座りながらマックシェイクを飲んだ。
 マクドナルドの店内に入るのは学生時代以来だから、約二十年ぶりだった。あの頃はそう思わなかったが、四十を過ぎてから改めて店内を見回してみると、壁や床や椅子やテーブルが実に安っぽく見えた。

 妙に甘ったるいシェイクを無理矢理吸い込みながら、彼女と経理の話しや、人事の話しや、長岡部長の朝ウンコについて話し合った。
 長岡部長が毎朝会社のトイレでウンコをするのは、かれこれ二十年も続いている我が社の朝の恒例行事だと話すと、彼女は恥ずかしそうに顔を隠しながらクスクスと笑っていた。

 そんなバカ話をしながらも、僕は彼女の唇を見つめていた。その可愛い唇は男のモノを銜えた事があるのだろうかと思いながら、それが唾液でテラテラと輝きながら上下に動くシーンを想像した。
 そして、胸の小さな膨らみやテーブルの下の細い脚をさりげなく観察し、こんな天真爛漫な娘は、果たしてベッドの上ではどんなふうに乱れるんだろうなどと思いながら、その小さな体がベッドの上でガクガクと揺れているシーンを密かに妄想していた。

 彼女のオマンコならどんなに汚れていても舐められる。いや、ウンコだって舐められる。食べるのは無理かも知れないけど、表面をペロペロするくらいならしてみたい。五万、いや十万出してもいい。彼女を一晩中好きにしていいのなら二十万円今すぐ即金で払ってもいい。
 そんな事を勝手に思いながら、僕は実に甘ったるいシェイクを飲み干したのだった。

 そのまま何事も無く二人は電車に乗った。
 電車が進むにつれ、窓に映る町並が所帯じみてきた。赤い点滅信号が夜空に輝やく高層ビルは消え、代わりに古びた民家の物干し台が見えて来ると、気分はみるみると現実に引き戻されていった。

 切れかけた白い蛍光灯が淋しく灯る小さな駅に電車が止まった。
 彼女はスクッと立ち上がると、ありがとうございました、と小さく御辞儀をし、いつもの笑顔を浮かべたまま電車を降りた。

 僕は電車の窓から彼女の後ろ姿を見つめていた。この小さな駅で下りたのは、彼女とそして塾帰りらしき女学生の二人だけだった。
 彼女が改札を出て行く後ろ姿を見るなり、なぜだか無性に焦った。ここで彼女を逃したらこんなチャンスは二度と無いぞともう一人の素直な自分が叫んでいた。ふと気が付くと、僕はその駅に降りていたのだった。

 急いで彼女の後を追った。静まり返った駅の構内に靴の踵が鳴り響き、改札口の駅員が驚いて僕を見ていた。
 改札口を出た瞬間、シャッターの閉まった薄ら淋しい商店街を進んで行く彼女の後ろ姿が目に飛び込んできた。
 声を掛けようとした瞬間、そこで初めて冷静さを取り戻した僕は、慌てて電信柱の影に身を隠した。

(これじゃあまるでストーカーじゃないか……)

 彼女を尾行する僕はそう思いながらも、声を掛けるのを躊躇った。
 取りあえず彼女の自宅だけでも確認しておこうと思った。それを調べてどうするのか自分でもわからなかったが、しかし、ここまで来た以上、彼女がどんな暮らしをしているのか見てみたいと思ったのだった。

 どっぷりと静まり返ったここら辺りは、完全な住宅街だった。コンビニの明かりすら見えない路地を尾行するのは非常に困難だったが、しかし、しばらくすると彼女は小さなマンションの前でふと足を止めた。

 どうやら彼女はこのマンションに住んでいるようだった。玄関に並んでいる郵便ポストの中をガサゴソと漁っている。
 僕はその郵便ポストの場所を目で数えた。二段目の左から四番目。あとでその郵便ポストから彼女の部屋番号を調べようと思った。

 するとそこに、マンションの二階からひとりのおばさんがサンダルをカラカラと鳴らしながら下りてきた。
 郵便ポストの中から数枚の封筒を取り出した彼女がおばさんに「こんばんは」と挨拶をすると、おばさんは彼女を優しく見つめながら笑った。

「マンションにゴミ捨て場があると便利よね。毎朝慌てなくて済むからホント助かるわ」

 丸々と太ったゴミ袋をぶらさげたおばさんは、彼女にそう笑いながらヨタヨタと歩いてきた。
 すると、突然彼女も「あっ、私も出しとかなきゃ」と慌てはじめ、おばさんにもう一度会釈するとそのままマンションの階段を駆け上っていったのだった。


 再び彼女が現れたのは、それから五分を過ぎた頃だった。
 マンションの前にある竹やぶに潜んでいた僕は、彼女がゴミを捨ててマンションに戻る途中、こう声を掛けようと考えていた。

(キミが電車を降りたすぐにね、キミが夜道で痴漢なんかに襲われるんじゃないかって無性に心配になっちゃってさぁ、あはははは、だからキミの後を追い掛けてきたんだ。だけど、途中でキミの事を見失っちゃってね、おまけに迷子になっちゃってさぁ、今までずっとこの辺りをグルグルと回ってたんだ、ドジだよね……っで、取りあえず、水を一杯くれない?)

 完璧だと思った。彼女の性格なら、僕がこう言えば必ず部屋に入れてくれるはずだと確信した。

 そんな安易な作戦のもと、僕は大きなゴミ袋をぶら下げながらゴミ捨て場に向かう彼女を竹やぶの中からジッと見ていた。

 彼女がマンション専用のゴミ捨て場にドサッとゴミ袋を置いた。そしてゴミ捨て場の金網をカラカラカラっと閉めるのを確認した僕がそろそろ出番だなっとゆっくり立ち上がった瞬間、事態は思いもよらない方向へと進んだ。

 カンコンカンコンっと誰かがマンションの階段を駆け下りてきた。見るとそいつは、明らかにユニクロだと思われるTシャツとヨレヨレのトレパンを履いた若い男だった。
 そんな男はコンビニの袋を三つ手にしながらゴミ置場へと向かって走っていくと、そこにいた彼女に「これこれ、これを忘れてるよ」と言いながら、まるでラグビーのボールのようにそれをひとつずつ彼女に投げた。
 彼女はそれを両手で受け取った。「ナイスキャッチ!」と笑う男の声が夜空に響くと、それに釣られて彼女もウフっと笑ったのだった。

 腕を組みながらマンションに消えて行く二人を見ていた僕は、奥歯を噛み締めながら足下に生えていた三十センチほどの竹の子をおもいきり踏み潰した。
 なにがナイスキャッチ! だこのユニクロ野郎め。
 そう悪態をつきながら、目の前に聳えていたペットボトルほどの太さのある青竹をおもいきり殴った。が、しかし思っていた以上に青竹は硬く、あまりの痛さにうぅぅぅぅぅっと唸りながら拳を押えて踞った。

 憮然としながら竹やぶを出た。しばらくマンションの前に立ち尽していた僕は、ピンポンダッシュをしようか、それとも入口のドアノブに小便を引っ掛けて逃げようか、と、本気で復讐を考えていた。
 彼女との肉弾戦をかなり期待していたため、今夜の僕は今までになく熱くなっていたのだ。

 しかし僕は、駐車場の石ころを蹴飛ばしながらも、ふと、ピンポンダッシュをされた所で二人は大したダメージを受けない事に気付いた。そして、ドアノブに小便を掛けられた所で、二人がそれに気付かなければ小便はすぐに乾いてしまい、結局は、何の意味もなさないという事に気が付いた。

 あほらしか……
 地元の言葉でそう呟きながら項垂れた。そしてそのままその場を立ち去ろうとゆっくり振り返った時、ふと、例のゴミ捨て場が僕の目に飛び込んで来た。
 あのゴミをこの駐車場に撒き散らしてやろう。それなら二人のダメージは計り知れないだろう。
 そう思った瞬間、僕はゴミ置場に向かって走り出していたのだった。

 ゴミ捨て場には大きなゴミ袋が四つと、コンビニの袋に入ったゴミが数十個転がっていた。
 あの男が持ってきたコンビニの袋はどれがどれだかわからなくなっていたが、しかし、彼女が持ってきた大きなゴミ袋はすぐにわかった。
 ひとまず竹やぶの中に運ぶ事にした。このゴミ袋の中に、それが彼女のゴミだと特定できる個人情報的なものがなければ意味がなく、それを竹やぶの中で確かめようと思ったのだ。

 ここでコソコソすると余計怪しまれると思い、堂々と袋を担いで竹やぶに向かった。
 袋の中に生ゴミは少ないようだった。ブヨブヨと水が溜っている形跡もなく、生ゴミ独特のニオイも漂って来なかった。

 薄暗い竹やぶの中に潜り込むと、ゴミ袋を地面にドサッと転がした。
 こぶ結びでキツく縛られている袋口を指でこじ開けていると、何ともいえない奇妙な興奮が僕を襲った。それは、つい先日、駅前のコンビニで、偶然にもモデルのように可愛い女子高生が使用した直後のトイレに入った時のような、あの興奮によく似ていた。

 パサパサと音を立てながら袋口を開けると、中から歯磨き粉の爽やかな香りと煙草の嫌なニオイが混合した、実に生々しい生活臭が漂ってきた。
 ゴミの一番上には、丸めたフリーペーパーと、齧り掛けの『薄皮つぶあんぱん』が転がっていた。
 それらをひとつひとつ摘み出し、地面の上に綺麗に並べた。

 気が付くと勃起していた。はち切れんばかりの亀頭をゾクゾクさせながら興奮していた。
 空の牛乳パックの中や食べかけのポテトチップスうすしお味の袋の中をまじまじと覗いていると、まるで彼女の恥部を覗き込んでいるような気がしてきたのだ。

 そうしていると、ふとそんな袋の底に、ひときわ卑猥な雰囲気を漂わせた黒い布を発見した。
 それが彼女の下着だと言う事はすぐにわかった。僕は、驚きと感動と興奮に包まれながらも、しかし、果たしてこれは本当に下着なのだろうかと半信半疑でそれを摘まみ上げてみると、やっぱりそれは随分と履き古したパンティーとブラジャーだった。

 神に感謝しながらパンティーを広げた。クロッチの部分に白いシミが付着しているのを見た瞬間、一瞬心臓が飛び跳ね、それが使用済みのまま捨てられていた事に改めて神に感謝をした。

 素早く辺りを見回し、人がいない事を確かめると、地面に敷き詰められた枯れた笹の葉をクッションにしてその場に寝転んだ。
 静まり返った竹やぶに、ベルトの金具を外すカチャカチャという金属音が響いた。ズボンとパンツを太ももまでズラし、ビンビンに勃起したペニスをピンっと突き出すと、生温かい夜風がテラテラと輝く亀頭を心地良くくすぐった。

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 仰向けに寝転がったまま、広げたクロッチを眺めた。
 白いシミはカピカピに乾いており、指先で触れると、まるで砂糖の塊が砕けるように白いカスがパラパラと落ちた。

 シミの形は、そのまま彼女の女性器を連想させた。
 濡れた女性器を頭に思い浮かべながら、彼女のビラビラのワレメから卑猥な汁がジワジワと滲み出るのを想像した。

 ペニスを上下にシゴキながらクロッチを鼻に近づけ、ハァハァと大袈裟に喘ぎながら匂いを嗅いだ。あのアイドル歌手のような可愛い顔からは想像もできないような饐えた匂いが僕の脳を刺激した。それはまるで『ナトリの珍味』のような不潔なニオイだった。

 しかし、そんな危険な香りを発していても、それでも僕はそこに舌を這わさずにはいられなかった。
 舌先でチロチロと舐めると、食塩を舐めたときのような刺激と塩っぱさが口内に広がった。
 その部分が、彼女の陰部に張り付いていた部分だと思えば思うほどに興奮は高まり、気が付くと僕は白いカスが見えなくなるくらいに舐めまくっていた。

 妄想の中で彼女の股を大きく開き、ベロリと開いた穴の中を舌で掻き回していた。
 クリトリスを舌先で転がし、陰毛をザラザラと舐め回し、そしてそのまま舌を這い上がらせていくと、彼女の細い肩を腕の中に抱きしめながら、勃起したペニスを穴の中にヌルッと滑り込ませた。

 ビンビンの肉棒を、濡れた穴の中にヌポヌポとピストンさせた。
 あん、あん、あん、と可愛く悶える彼女の唇に吸いつくと、今度は彼女の口内を舌で掻き回した。そうしながらも腰の動きを速めると、彼女は僕の口の中で、「んー、んー」と切ない声を上げた。

 そんな妄想に悶えながら、僕は唾液でヌルヌルになったパンティーをペニスに被せた。
 パンティーに包まれたペニスをがっしりと握り締めながら、シコシコと上下にシゴいた。ザラザラの生地が亀頭を刺激し、今までとは違う快感が脳を襲った。

 無意識のうちに両太ももが擦れ合っては、地面の笹の葉がカサカサと鳴った。
 そんな乾いた音を聞きながら、夜空に聳える青竹を根元から見上げる僕は、遂に「うっ」と唸った。

 大量の生温かい汁が田村美佳の使用済み下着の中にドクドクと溢れた。
 あぁぁぁぁぁっと頭の中で叫びながら更に激しくシゴくと、下着の隙間から精液が溢れ出し、乾いたひじきのような陰毛の中にヌルヌルと滑り落ちていった。
 月夜に照らされる精液は、まるで白蛇のようだった。

 夜の竹やぶの中でゴミ袋を漁り、そこから見つけ出した使用済みパンティーを舐めながらオナニーする僕は、明らかに変態だった。

 精液でネトネトになったペニスを泣きそうな顔で見つめながら、射精後の嫌悪感にどっぷりと凹んだ。
 自分がこんなに変態だったとは思わなかった。いくら溜っていたとはいえ、まさか自分がここまでしてしまうとは思いもよらなかった。
 尻に張り付いた笹の葉を一枚一枚剥がしていると本気で自殺したくなってきた。

 口の開いたゴミ袋をズルズルと引きずりながら、彼女のマンションの駐車場へ向かった。
 シーンっと静まり返った駐車場の真ん中にゴミ袋を置いた。
 ゴミ袋の上に精液で汚れたパンティーとブラジャーを広げて置いた。そしてその回りに、彼女宛のDMやNTTの請求書などを並べた。

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 ざまあみろ、と呟きながらゴミ袋に小便を引っ掛けた。バサバサバサとゴミ袋が鳴った。精液の混じった小便は納豆のように糸を引いていた。

 彼女は明日、いったいどんな面をして会社に出てくるだろう。
 そう思うと無性に笑えてきた。
 クックックッ、と笑い声を堪えていると、それに合わせて小便がヒクッヒクッヒクッと途切れた。

 すると、不意に背後から自転車の止まる音が聞こえてきた。
 すかさず「キミ!」っと声を掛けられ、慌てて振り返ると、二人の警察官が自転車に跨がったまま僕をジッと見ていた。

 小便は止まる気配はなく、静まり返った駐車場には、小便が降り掛かるゴミ袋のバサバサと鳴る音だけが響いていた。

「そんな所で何してんの?」

 そう言いながら歩いて来る警察官の足音が背後に迫ってきた。
 ふと見ると、騒ぎを聞きつけたマンションの住人達が、ベランダからこちらを不審そうに見ていた。

 そんな二階の角部屋のベランダに、田村美佳がユニクロの彼氏と並んでいるのが見えた。田村美佳はそれが僕だと言う事に気付いているのか、駐車場の真ん中でゴミ袋に小便を引っ掛ける僕を見つめながら愕然としていた。

「あんた、こんなところで小便したらダメでしょう」

 中年の警察官がそう言いながら僕の右手を掴むと、もう一人の若い警察官が、未だ小便を続ける僕の顔を覗き込みながら「これはあなたのゴミですか?」と聞いてきた。

 ふと、ベランダの田村美佳が「うそっ……」と絶句する声が聞こえた。するとユニクロ男が「だろ? やっぱりあれ、ウチのゴミだよな」と興奮しながら田村美佳に聞いている声が聞こえた。

 そんな田村美佳をソッと見上げながら、僕は、明日、いったいどんな面をして会社に行けばいいんだと思った。

 そして、そう思った瞬間、背筋がブルルっと震え、やっと長い長い小便が止まってくれたのだった。

(ゴミ捨て禁止・完)

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