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イジメてと悲願する

《解説》
高校教師の私は、出会い系サイトで女子高生ばかり買っていた。
世の中が何と言おうが、私は女子高生が好きだ。
好きだからこそ、必死になって女子校の教師になったのだ。
そんな私は、あるとき、歌舞伎町で一人の少女と出会った。
それは私の人生において最初で最後の快楽だった。




 昼の歌舞伎町のラブホテル。制服の上着を脱がせると少女は小声で「イジメて……」と呟いた。床にしゃがんでいた私はベッドに腰掛ける少女をソッと見上げながら「イジメて欲しいの?」と聞くと、少女は脅えた目を静かに伏せながらコクンっと小さく頷いた。

 そのまま黙ってスカートを脱がせた。いかにも真面目な女子高生らしい、薄ピンクの小さな布パンだった。私は真っ白な太ももを優しく擦りながら、「どうしてイジメて欲しいの?」と聞いた。

「私……マゾなんです……縛って犯して下さい……」

 少女は唇を震わせながら、ギュッと顔を顰めたのだった。


             ※


 この少女とは、つい先程、出会い系サイトで知り合ったばかりだった。教育委員会の会合で新宿に来ていた私は、安いビジネスホテルで出会い系サイトを眺めながら都会の暇な夜を過ごしていると、ふと、『今アルタ前にいます』、というメッセージを見つけた。ホテルからアルタ前までは歩いて五分だった。

 半信半疑でアルタの前に来てみると、少女は本当にそこにいた。実に美しい少女だった。ストレートの黒髪に真っ白なハイソックスは、絵に描いたような清純女子高生だ。少女は学校帰りらしく制服姿のままだった。幸い当校の制服では無く、私は安心して少女をラブホテルへと連れ込む事ができた。

 そんな少女との出会いからわずか三十分も経たぬうちに、少女は私にイジメて欲しいと告げた。それがどれだけ危険な事かは、高校生にもなればわかっているはずだ。悪名高き夜の新宿で、出会ったばかりの中年男にそんな事を言うのは、まるで殺して下さいと言っているようなものなのだ。

 まして少女は、目を見張るほどに可愛い女子高生なのである。幸い、私が教職者であったから良かったものの、これが頭の狂った変質者だったら本当に殺されかねないと思った私は、そんな少女の白いパンティーをスルスルと脱がせながら、いったいこの国はどうなってしまうのかと国の行く末を案じていたのだった。


             ※


 ベッドの上に全裸の少女を寝かせた。ツルリとした真っ白な体は、ロリコン系雑誌のグラビアに出ていてもおかしくない美しさだった。そんなピンクの乳頭を人差し指で転がしながら、さて、どうしたものかと小さな溜息を付いた。私は変態ロリコン教師ではあるが、しかしSやMといったそっち系にはまるで疎く、何からどうしていいものなのかまるでわからないのである。

 が、しかし、こんなチャンスは二度とない。これほどの美少女にSMプレイをできるなど、例え風俗でもまず有り得ないだろう。ましてや相手は素人であり、現役の女子高生であり、本心から「イジメて下さい」と望んでいる変態少女なのだ。こんなチャンスを逃せば一生後悔する事は十分わかっていた。が、しかし、残念な事に、私にその知識は全くなかったのだった。

 取りあえず、ラブホのフロントに電話を掛け、フロントのおばちゃんに相談しながらソレ系のグッズを一式購入した。それらはあくまでも大人のおもちゃであり、質も値段も本格的なソレとは比べ物にはならなかったが、しかし、そんなモノでもそれを初めて手にした私にとっては、相当なプレッシャーだった。

 まずは赤いロープで少女の手首を拘束した。もっとキツく縛って下さい、と目を潤ませる少女の陰部は、既にハチミツの瓶をひっくり返したようにドロドロに濡れていた。

 真っ白な細い脚を大きく広げ、ピンク色に爛れた少女のワレメをベロベロと乱暴に舐めた。少女のアソコは、思っていた以上に使いこなされていなかった。出会ったばかりの男にこんな事を言う娘だから、さぞかしアソコは相当使いこなされている事だろうと覚悟していたが、しかし、少女のソコは処女の如く美しく、色も形も中年男を惑わす魅力を秘めていた。

 そんな少女の両足首に赤いロープを巻き付けた。ロープの端をグイグイを引っ張り、持ち上がった尻を玩具の鞭でペシペシと叩きながらペニスを挿入した。ドロドロに濡れた穴は気が狂いそうになるくらいに具合がよく、ものの数秒でイキそうになってしまった私は、慌ててペニスを抜き取った。

 そんな私を、少女は困惑した表情でジッと見ていた。少女は、AVなどでよく見る、あの悲惨で華麗なSMプレイを期待しているに違いなく、私のこのお粗末な攻め方にはきっと不満を抱いているのだ。

「ごめんねヘタクソで。おじさん、SMは初めてなんだ……」

 素直にそう謝罪すると、少女はそこで初めてクスッと笑った。それは、決して馬鹿にしているといった笑いではなかった。必死にSに成りきろうとしている私を温かく見守ってくれている、そんな優しい笑顔だった。

 その後、SMビデオを観ながら、それを手本に見よう見真似で少女をイジメた。赤いロープが少女の真っ白な肌に食い込み、ロープがギシギシと軋む度に少女は切ない声で喘いだ。そんな少女の陰部を隅々まで舐め、チョコレート色した肛門に指を差し、そして、浴室へ連行しては大股開きで放尿させた。初めてのアブノーマルに興奮した私は、小便を噴き出す陰部にペニスを押し込み、小便だらけになりながら腰を振りまくったのだった。

 再びベッドに連れて行くと、縛られたままの少女が頬をおもいきり殴ってくれと言いだした。殴られながら犯して欲しいと言うのだ。

 さすがにそれは気が引けた。生徒の頭を軽くポンッと叩いただけで体罰だと騒がれる業界で生きている私にとって、少女の顔をおもいきり殴るなど考えられない事だった。

 しかし、少女はソレを強く求めた。ロープでギシギシに縛られながら、殴って下さい、殴りながら犯して下さい、と、何度も悲願して来た。

 そんな少女の悲しい表情に、私は異様な興奮を覚えた。私は正常位で少女を犯し、そして、握り拳で少女の頬を殴った。バシっ,バシっ、と殴るうちに少女の唇が切れ、真っ赤な血が白い枕カバーに飛んだ。

 少女は殴られながら絶頂に達した。拘束された足を痙攣させながら、いきます、いきます、お母さんごめんなさい、と、何度も叫んでは三白眼の目で天井を睨んだまま落ちた。

 そんな少女に恐怖を感じた。元々、そんな気が更々ない私なだけに、そのSMプレイはまさに地獄絵図を見ているようだった。しかも、その瞬間に、突然『お母さんごめんなさい』などと叫ばれ、教職者である私はたちまち震え上がってしまった。

 とたんにペニスが萎えてしまった私は、ひとまずペニスを抜いた。シーツに飛び散った血に嫌悪感を抱きながら、ここはシャワーでも浴びてリセットするべきだと思った私は、ぐったりとする少女をそのままにして浴室へと向かった。

 ドロドロに汚れたペニスに熱いシャワーを掛けた。少女の汁でバリバリに固まった陰毛を素早く洗い流した。さっきは少女の要望通りにしてやったのだから、今度は私が楽しむ番だと、細く微笑みながら顔を洗った。少女の小さな体を抱きしめ、あの可愛い唇の中に舌をネロネロと蠢かせながらプラトニックなセックスをしようと思った。やはり草食系の教師にはSMは似合わないのだ。

 そう思いながら浴室から出ると、部屋にカラオケの曲だけが流れていた。バスタオルを腰に巻きながらふと見ると、薄暗い部屋の隅で、真っ赤なロープに縛られたままの少女が天井からぶら下がっているのが見えた。
 
 部屋に流れるその曲は、『まっ赤な女の子』という小泉今日子の古い曲で、カラオケのモニターには、何故か真っ赤に輝く東京タワーが映し出されていた。

 そんなカラオケのモニターが吊り下げられている太いフックに、少女は赤いロープを引っ掛けて首を吊っていた。

 私に殴られた頬を真っ赤に腫らし、紫色の舌をベロリと伸ばしながら………

 ベッドの枕元に遺書らしきメモが置いてあった。
『お母さんごめんなさい』という言葉から始まる遺書には、今まで少女をイジメていたらしいクラスメートの名前が書き連ねられ、一言、『絶対に許さない』と震える字で書かれていた。

 そっと顔を上げると、少女は無言のまま三白眼で私をジッと睨んでいた。
 私も少女をイジメた一人だった。
 私の人生も、この少女をイジメたクラスメート達と共に終わったと思った瞬間、闇に光る少女の三白眼を美しいと思った。

 AM1:00。
 新宿歌舞伎町の古いラブホテルの冷たい部屋では、やたらと明るい『まっ赤な女の子』だけが淋しく流れていた。
 明後日から新学期が始まる。

(おわり)



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