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水沢・性癖2




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小中学生の時代に、そんな凄まじい体験をしていた麻也香の処女喪失は、その接骨院の出来事があってから2年後の高校一年生の時だった。

相手は同じクラスの進藤君だったが、相手も童貞だったという事もあってか、麻也香には何の感動もないあっさりとしたものであった。

それからの麻也香は、片っ端から高校の男生徒と関係を持つようになった。
もともと、顔も美形でスタイルも良い麻也香は、男子生徒からかなり人気があったが、しかし、男子生徒達の間で「あいつはすぐにヤらせてくれるぞ」という噂が立ち始めた頃からは、麻也香に言いよって来る男子生徒は後を絶たなくなっていた。
そんな頃に、女子生徒達の間から付けられたあだ名が「ヤリマン麻也香」だった。

ヤリマン麻也香の評判は瞬く間に小さな町に知れ渡った。

メチャクチャかわいい女子高生で速攻ヤらせてくれるコがいる。しかもタダ!

こんな噂を聞きつけた他所の高校の男子生徒達が麻也香を目当てに学校にまで押し寄せて来た事もあった。

しかし、麻也香はどんなにカッコいい男子高校生とセックスをしても、全く満たされなかった。セックスを終えた後は、自分で処理ができるように、いつもカバンの中にはピンクローターを忍ばせており、セックス後に突然オナニーを始める麻也香を見ては腰を抜かす高校生が続出した。

そんな学生の間で広まった噂は、瞬く間にスケベな大人たちの耳にも入って来た。
そんな男達がいつも麻也香を狙ったのが、いつも麻也香が通学に使っている満員電車であった。

この頃、麻也香が電車の中で痴漢に遭う確立は、ほぼ100%といってもいいくらいだった。
その為、麻也香はその度にパンティーをベタベタに汚してしまい、いつも駅の公衆トイレでパンティーを履き替えなくてはならなかった。

しかし、麻也香はどれだけ痴漢に遭っても学校や警察には絶対に言わなかった。
言わないどころか、痴漢達が自分の身体をより触りやすいようにと、わざとブラウスのボタンを外したままで、まるで痴漢を挑発しているような恰好を好んでしていたくらいだった。

そんなある時、ひとりの薄汚い親父が、駅のホームで麻也香を呼び止めた。
その男は年齢40から50歳くらいだろうか、薄汚れたヨレヨレのスーツを着て、髪はボサボサなままだった。

「キミ・・・さっき電車で痴漢に遭ってただろ?」
男の口から路地裏のヘドロのようなニオイが漂って来た。
「・・・いいえ・・」
麻也香は男を無視して立ち去ろうとする。

「あ、ちょっと待って、ちょっと待ってよ」
男が麻也香の細い腕を強く掴んだ。
「やめて下さい、警察に言いますよ」

「ちょっと話しだけでも聞いてよ。ほら、金ならあるし・・・」
男は内ポケットから財布を取り出すと、一万円札がギッシリと詰まった中身を麻也香に見せた。

「へへへへ・・・・。僕さぁ、あんまり大きな声じゃ言えないんだけど、つい今さっき、駅裏にあるサラ金会社を強盗してきたんだ・・・」

よく見ると、男の薄汚れたワイシャツには点々と返り血が飛び散っていた。

「・・・だから何ですか?」
麻也香の足はガタガタと震えたが、しかし、ここで大声を出したり逃げたりすると、この男が逆上し、包丁を振りかざしながら追って来るのではないかと咄嗟に思ったのだ。

「・・・僕、人を殺してしまったんだ・・・一人は確実に死んでたけど、もう一人もたぶん今頃は死んでると思う・・・・警察には自首するつもりなんだけど・・・・その前に、何かいい思い出を作っておきたくてね・・・・たぶん、僕は死刑になると思うから・・・だから、この金、全部キミにあげるからさ、今から僕と一緒にラブホに行かないか・・・」

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この男とラブホに入ったのは、決して金が欲しかったからではなかった。
今、人を二人も殺して来た男、そして今から死刑台の上で殺されていく男、こんな男とセックスをしてみたいと素直にそう思ったから、麻也香はこの男とラブホテルに来たのだった。

男は部屋に入るなり、いきなり麻也香の身体を抱きしめた。いいようのない男の悪臭が麻也香の鼻に重く侵入して来た。

「あ、ごめんごめん、僕、臭うだろ、ここ何日も風呂には入っていなかったからね・・・」
男はそう言いながら麻也香の身体を離すと、浴室前の脱衣場に向かって歩き始めた。その男の悪臭が、風呂に入っていないという理由だけでできたものではなく、それが血の匂いだということは麻也香は後になって気がつく。

「ねぇ。人を殺してまで強盗したお金なのに、どうして私にくれるの?」
麻也香はどこか悲しそうな目をしている男に話しかけた。

男は上着を脱ぎながら天井を見上げ「ふっ」と笑う。
「いや、僕は金が欲しくて強盗したわけじゃないんだよ・・・・僕はさぁ、いや、僕の家族は、この十年間、あのサラ金会社に随分と苦しめられて来たんだ・・・・」

男は真っ黒に汚れた靴下を片方ずつ脱ぐと、「これは金の為の殺人じゃなくて、復讐なんだよ・・・」と顔を歪めた。

「・・・奥さんはいるんですか?」
麻也香はベッドの上にゆっくりと腰を下ろしながら聞いた。

「いや・・・ははは・・・うん、女房は・・・子供を連れて出て行った・・・うん。・・・僕をひとり置いて、新しい男と町を出て行った・・・・」
男はベルトを外す手を止めて、悔しそうにそう呟いた。

「・・・たぶん、この借金地獄に耐えられなかったんだろうね・・・可哀想に・・・それもこれも・・・全部、あいつらのせいなんだ・・・・」

ベルトを外すと、ベルトの隙間に挟んでいた血まみれの包丁がゴトッと音を立てて床に転がった。
男のすすり泣きが、妙に明るいラブホの部屋に響き渡り、そのミスマッチな雰囲気がより不気味さを漂わせていた。

麻也香はゆっくりと男に近付くと、床に落ちていた血だらけのドス黒い包丁を手にした。

「これで・・・どこを刺したの?・・・」

男は涙を拭きながら、麻也香をジッと見つめた。

「ひとりは腹を抉ってやった。すごく臭い内臓が腹から飛び出して、そいつは痛い痛いと泣きながら死んでいったよ」
「もうひとりは?」
「・・・もう一人は殺すつもりはなかった・・・あの事務員は何も関係ないからね・・・」
「じゃあどうして殺したの?」
「わからない・・・わからないけど、あいつを殺して逃げようとした時、あの事務員は僕を見て笑ったような気がしたんだ・・・・」

男はそう言ってガタガタと足を震わせた。

「本当だ。あの事務員を殺すつもりは全くなかった。でもあいつは、店を出ようとした僕を見て馬鹿にしたように笑ったんだ、そうだ、僕を馬鹿にするヤツは殺されて当然なんだ!な!な!そうだろ!おい!」

男は叫びながら麻也香の肩を激しく揺さぶり、そして声を張り上げて泣いた。

「・・・・どうやって・・・その事務員を殺したのか教えて・・・」

麻也香自身、この時どうしてここまで自分が冷静だったのかはわからなかった。

後にこの時の事を筆者に話してくれた麻也香は、「あの男は完全に狂っていたのよ。もしかすると自分も殺されていたかも知れないのに、どうしてあの時はあんなに冷静に犯人を見ていれたんだろうね」と人事のようにケラケラと笑っていた。

「・・・事務員を・・・事務員を脅すつもりで、包丁を振り回したんだ・・・・そしたら、その包丁が事務員の首に刺さってしまって・・・・・」

男はそれが夢であって欲しい、夢なら覚めてくれ!と言わんばかりに「うおぉぉぉぉぉぉ!」と腹の底から大きなうねり声をあげた。

麻也香は自分のアソコが濡れている事に気付いていた。
玄関で男に抱きしめられた時のあの言いようもない悪臭に、自分の性的感情のスイッチが入れられた事を知っていた。

麻也香は男のズボンを下ろすと、返り血でベッシャリ湿ったトランクスを一気にずらした。
男の萎れたペニスがやけに哀愁を漂わせていた。

麻也香はその萎れたままのペニスを口の中に頬張った。猛烈な獣臭が麻也香の口の中に広がった。

そのまま、ペニスを口に喰わえたまま、オトコをベッドに引き寄せると、いきなり男をベッドの上に突き倒した。

麻也香の口から抜き出たペニスはみるみると力を取り戻していく。麻也香は男の目を見つめながら制服を1枚1枚脱ぎ捨てていったのだった。

男の身体中から臭い立つ、汗と血のニオイ。
麻也香はそのニオイを拭い取るかのように、男の全身を舐め回した。

そんな麻也香の姿に興奮した男も、麻也香の細い股の中に顔を埋め、満員電車で大勢の男達に弄られていた麻也香のドロドロに濡れたオマンコを必死に舐めていた。

シックスナインの状態で、男の汚れたアナルを綺麗に舐め尽くす麻也香は、右手でペニスを激しくシゴく。
麻也香の右手に男が快感で身を捩らせると、麻也香は我慢汁がダラダラと滴り落ちるペニスを口の中で深く包み込み、ジュボジュボジュボと激しい音を立てながらしゃぶり尽した。

麻也香はもう我慢できなくなっていた。いつもなら、満員電車で乱交痴漢された後、駅の公衆トイレで汚れたパンティーを履き替えるついでにオナニーをして「すっきり」しているのだが、今日はまだその「すっきり」をしていない。
そんな事も手伝ってか、麻也香は早くペニスをオマンコに差し込んで欲しいと願いながら男のペニスを激しくしゃぶる。

「・・・ちょうだい・・・オチンチン、ちょうだい・・・」
麻也香が男の耳元でそう囁くと、男は血走った目をひん剥きながら、麻也香を激しくベッドに押し倒した。

これでもかというくらいに麻也香の股が開かれ、そのドロドロに濡れた麻也香のオマンコに殺人犯の血で汚れたペニスが思い切りぶち込まれた。

「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
今までにない強烈な快感が麻也香の全身を走り抜けた。
「もっと!もっと!もっと激しく犯して!」
今までの軟弱な高校生相手では口に出した事のないような卑猥な言葉を無意識に口走ってしまう麻也香は、ペニスが抜き差しされる度に、激烈な快感を全身で感じていた。

「気持ちいいか!気持ちいいか!」
男は異様な表情で麻也香の身体にペニスを突き刺す。男のその異様な表情を見た麻也香は、きっと人を刺している時もこんな表情をしていたんだろう、とふと思い、それを思うとまたクリトリスから激しい電気が全身を走り抜ける。

この男は二人もの人間を殺した獣・・・その獣に激しく犯される私・・・・・

何か物凄く重たいものが麻也香の下半身から脳味噌へとジワリジワリと上って来た。
それはまるで、いまから急降下しようとしているジェットコースターがガタガタと上って来るような重さだった。

殺人犯の腰に合わせギシギシギシとベッドが軋む。その度に麻也香のオマンコからは今までに見た事もない透明の液がシュッシュッと飛び散っていた。

遂にジェットコースターは頂上に達した。車体がゆっくりと下り坂に向かって傾いていく。
男の口からハァハァと吐き出されるヘドロのような息が麻也香の鼻を襲った。

「キス・・・して・・・」

男の悪臭漂う舌が麻也香の口の中に入って来た瞬間、ジェットコースターは一気に下り坂を駆け降りた。

「うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

麻也香は男の口の中で叫ぶと、オマンコから大量の潮を噴き出した。

「中でイって!お願い、中でいっぱい出して!」
「うぅぅっ!」

殺人犯は素早くペニスを抜き取ると、自分の手でソレを上下にシゴきながら麻也香の身体の上にドカッと倒れ込んだ。

「・・・どうして・・・中でイッてもいいのに・・・」

麻也香は殺人犯の身体を強く抱きしめた。

「・・・子供ができたらキミが困るじゃないか・・・僕は死刑なんだし・・・」

殺人犯はそう言ってケラケラと笑い出した。
それにつられて麻也香もクスッと吹き出す。

これほどまでに気持ちのいいセックスは生まれて初めてだった。
今まで相手にしていた男達が全員子供に思えた瞬間だった。

麻也香は殺人犯からゆっくり手を離すと、もう一度、男の口の中に自分の舌を押し入れたのだった。


その二時間後、男は寂れた駅のホームから電車に飛び込み自殺した。
男の肉片が飛び散った線路には、麻也香が貰うはずだった大量の一万円札がまるで乱れ散った桜の花びらのように散りばめられていたのだった。

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そんな麻也香は高校を卒業すると、すぐに田舎を飛び出し上京した。

初めての就職先が中小企業の事務員で、朝から何十回となくお茶を運びコピーばかり取らされていた。

麻也香の美貌はその会社でもダントツで、男達からのアプローチは毎度毎度の事だった。
高級レストランに誘う高学歴エリート社員もいれば、麻也香の年収を遥かに超える月収の重役が麻也香をモノにしようとお金をチラつかせた。
しかし、麻也香はそんなチャラチャラした男達にはまったく興味がなかった。

その頃、その会社で麻也香が目を付けていたのは、そんな安全地帯の男達ではなく、このビルを管理する管理会社でガードマンをしていた冴えない中年男。そう、いつ会社を解雇されるかという恐怖に毎日脅えながらも、やりたくない仕事にしがみつかなければならないという崖っぷちの男である。

麻也香は毎朝出勤時、その男と顔を合わせる度に、その男の麻也香を見つめる視線が、溜まらなく麻也香の性的興奮を呼び起こしていた。

あの男の目は獣の目・・・毎朝私と顔を合わせる度に、あの男は想像の中で私を激しく犯している・・・。

そう思う度に麻也香のパンティーは濡れた。
パンティーを汚す度、何度、会社のトイレであの男に犯されるのを想像しながらオナニーをしたことか・・・。

そんなある日の昼休み、麻也香はビルの通路から、駐車場にある警備小屋の裏で休憩している男をふいに発見し、とたんにクリトリスがキュンときた。
男は制帽を駐車場の地面に放り投げ、地面にあぐらをかいた状態で煙草を吹かしながら携帯電話を弄っていた。
麻也香は何か話す口実を作ろうと考えながら、ビルの下へと降りて行ったのだった。

駐車場に出ると、警備小屋の中にいる他の警備員達に見つからないように警備小屋の裏へとこっそり周り、小屋の影からソッと顔を覗かせた。そこであぐらをかいている男。男は後ろに立っている麻也香に全く気付いていない。麻也香は声を掛けようと一歩踏み出した所で、男が一心不乱に覗き込んでいる携帯電話の画面が麻也香の目に飛び込んで来た。

その画面には、全裸の女が大きく股を開いた卑猥な写真が写っていた。

男はその写真をただひたすら眺めている。

麻也香は「あのぅ・・・」と声を掛けてみた。

「わっ!」
驚いて振り向いた男は、後ろに立っていたのが麻也香だと気付くと、更に「おっ!」と目を開いて驚いた。

「あのぅ・・・さっきあそこの窓から書類を落としてしまったんですけど・・・この辺に飛んできませんでしたか?・・・」

麻也香はそう言いながら、あぐをかいている男の視線に合わすように、その場にゆっくりと腰を下ろした。

男は慌てて携帯をパタン!と閉じると、「えっと・・・どんな書類ですか?」と頭をボリボリと掻いた。
男の髪の毛は今まで被っていた制帽のせいでかギトギトと油っぽく、額は少しハゲかかっているようだった。

「どんな書類?・・・うぅ・・ん・・・このくらいの大きさの書類」
麻也香は地面に溜まる砂埃の上に、A四サイズの紙の大きさを指で書いた。

「あぁ・・・なら、A四っすね・・・ここではアレですから事務所へどうぞ・・・」

そう言いながら立ち上がろうとした男を釘付けにさせてやろうと、麻也香はしゃがんでいた両膝をわざとらしくちょっとだけ開いた。

「あ・・・・っと・・・・その書類の色ってわかりますか・・・・」

立ちかけた男は、麻也香の両膝が少しだけズレた事に何かを期待するように、また元の位置に腰を下ろすと、どーでもいい質問をアレコレとしてきた。

「ちなみに、その書類の内容ってのは、聞いても差し支えありませんかね・・・・」

男は麻也香のスカートの中にチラチラと目をやりながら、額から大量の汗を噴き出し始めた。

「うぅ・・・ん・・・・それはちょっと・・・・」
麻也香はわざとブリッコな口調で困ったようにそう言った。

「あぁ、ならいいです、内容は結構です。では、書類を落とした時の状況と言うか、どっちの方向に書類が飛んで行ったというか、その辺をできるだけ詳しく教えていただけますか・・・」

麻也香は吹き出しそうになるのを堪えながら、「あそこ、ほら、6階の角のあの部屋でコピーを取っていたんですけど―――」と答えると、男は麻也香が指を差した場所をチラッとだけ見ると、また麻也香のスカートの中をチラチラと覗きながら、「うんうん。はいはい。あーなるほど」などと相づちを打っていた。

麻也香はこの男がどーしょーもなく可愛くなってきた。
男にスカートの中を見られているのをまるで気付いていないかのように、「あそこのコピー室っていつもそうなんですよ・・・ほら、あの窓が他の窓と比べて大きいでしょ―――」と言いながら、麻也香はふいに後ろを振り向いてはサンダルの裏のゴム底にハマっている石ころをひとつずつ取り始めた。

男の熱い視線が麻也香の股間に集中しているのがわかった。麻也香は、男の視線でアソコを弄られ、アソコからジュワッと愛液が滲み出て来た。

獣の荒い鼻息。時折、風に乗ってプ~ンと漂う獣臭。そして獣が獲物を狙う時の真剣な眼差し。
この男から発せられる獣のオーラは、アブノーマルな麻也香の性的興奮をきっと満足させてくれるものだろう、と、麻也香は胸をときめかせた。

「お~い岩崎、休憩交代~」と鼻歌混じり言いながら警備小屋から別の警備員が出て来た。

「なんだよおまえまた出会い系サイトか・・・おぉ!」
その男は、麻也香の姿を見て飛び上がらんばかりに驚いた。

「ど、どうかしましたか?!」
男は慌てて制帽を真っすぐかぶり直すと、地面にあぐらをかいている男に「こら、岩崎、勤務中だぞ」と小さく怒鳴った。

「あのぅ・・・大事な書類をこの駐車場に飛ばしてしまいまして・・・」
麻也香はスカートの裾を元に戻しながらゆっくりと立ち上がると、もう一人の男に向かってそう答えた。

「それでしたら、こちらの事務所で紛失届を書いて頂きますので、どうぞこちらへ」

事務所へ案内される瞬間に麻也香は後ろの岩崎と呼ばれた男に振り返った。男はまだ呆然とした表情で麻也香の生足に釘付けになっていた。

麻也香の視線に気付いた岩崎は、いきなりガバッと立ち上がり「さ、こちらへどうぞ・・・」と事務所へ手を差し伸べた。
その姿が妙に可笑しく、麻也香はついクスッと笑ってしまったのだった。

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麻也香はタクシーの中で時計を見た。時計の針は12時を過ぎていた。
麻也香は、警備室の壁に掲げられていたホワイトボードに「18日・夜警・岩崎」と書かれていたのをこっそり手帳に控えていた。そして夜警というのは、夜の10時から朝の6時までの間、ビルの二階にある警備事務所で寝ずの番をしなければならない事も調べ上げていた。

「あ、このビルの前で結構です」
麻也香はタクシーにお金を支払うと、カツコツとヒールを鳴らしながら深夜のビルへと侵入して行ったのであった。

ビルの正面玄関には「夜間用」というインターホンが設置されている。
麻也香は、そのインターホンの上に設置されている防犯カメラを意識しながら、細い指でインターホンのボタンを押した。

「何か御用でしょうか?」
インターホンからぶっきらぼうな声がすぐに聞こえて来た。

「あのぅ・・・私、事務課の水沢と申しますが、実は事務課に忘れ物をしてしまいまして・・・」
「・・・事務課の水沢さん・・・下のお名前を御願いします」
警備室ではPCで社員の名前を検索しているようだ。
「麻也香です。水沢麻也香と申します」
「・・・あぁ、はいはい。少々御待ち下さい」

五分ほど待たされると、暗闇のビルの中から懐中電灯の光がキラキラと光りながらこちらに向かって近付いて来た。
ビルの頑丈な扉を開ける屈強な警備員。

「あっ!・・・水沢さんって貴女でしたか!」
扉を開けたそこには、昼間よりも数倍も獣の香りを漂わせた岩崎が嬉しそうな顔をして立っていたのだった。





「しかし大変ですねぇ、こんなに夜遅くに・・・」
岩崎は懐中電灯を廊下に照らしながら先を進んだ。深夜のビルで麻也香と二人きりになれたのが余程嬉しいらしいのか、岩崎の声はどこか弾んでいるよう気がした。

「あいにく、深夜はエレベーターがストップしておりまして、大変でしょうが階段で御願いします」
岩崎はそう言うと階段の非常扉を開け、階段の電気を付けた。

麻也香は岩崎よりも先に階段を上る為に、階段までの間を少し早足で進んだ。

麻也香の事務課は3階にある。階段だとすぐの距離だ。麻也香は一刻も早く岩崎をソノ気にさせなくてはと、いきなり二階の中階段で、少しお尻を突き出した。

それまで「最近は外国人の強盗なんかが多くてねえ・・・」などと話していた岩崎だったが、麻也香の挑発に気付いたのか、突然無口になる。

麻也香はこの時の為にとびっきりのミニスカートに網タイツを履き、中にはTバックを履いて来ていた。恐らく階段の後ろから付いて来る岩崎からは、麻也香のふくよかな尻とその割れ目がモロ見えになっているはずだ。

麻也香は岩崎に見られているという状況に、もう既にアソコは濡れていた。というか、麻也香はここに来る数時間前まで、マンションの自宅で、岩崎にレイプされるのを想像しながらオナニーをしており、その時からオマンコは既にグショグショに濡れているのだ。

麻也香は三階に上り詰めた瞬間、突然足を止めた。後ろから付いて来ていた岩崎の足音も同時に止まる。
麻也香は岩崎が覗いているのを意識しながら、膝を立てた状態で、曲がっていたハイヒールのヒモを指で直し始めた。

静まり返った深夜の階段で、ゴクリっという岩崎の唾を飲み込むような音が聞こえた気がした。

いきなり振り返る麻也香。
突然、麻也香と目が合った岩崎はパッと視線を横にズラした。

「あのぅ・・・暗くて怖いので、先に行ってもらえます?」
「あ、はいはい!これはどうもすみません、気がつきませんで・・」
岩崎は階段を二段飛びで駆け上がると、三階に繋がる非常扉を慌てて開いたのだった。

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事務課に入ると、自分のデスクへと向かい、デスクの上に置いてあったどうでもいい書類を手にした。
振り向くと、そこに岩崎の姿はない。岩崎は事務課の扉の前で待っているのだ。

麻也香は書類を持って扉に近付くと、扉の前に置いてあったデスクをおもいきり蹴飛ばし大きな音を立てると、急いで床に腰をおろした。

「どうかしましたか!」

思った通り、岩崎は物凄い勢いで扉を開けた。

「いたたたたたたっ・・・・すみません、転んじゃった・・・・」
「だ、大丈夫ですか!」
尻餅を付いている麻也香に駆け寄る岩崎。

麻也香は立ち上がろうとして、わざとらしく「いたっ!」と足首をコクン!とさせた。

「足、大丈夫っすか!ちょっと見せて下さい・・・」
岩崎は麻也香の足首をそっと掴むと「ここ、痛いですか?」とくるぶしの辺りを親指で押した。

「いたっ!」
「あぁ・・・こりゃあ捻挫してますねぇ・・・自分、大学まで柔道やってましたから、わかるんですよ」
岩崎は何故か得意そうに鼻の穴を広げた。

「・・・どうしよう・・・立てないかも・・・」
麻也香はそう言いながらデスクに身体をもたれかけた。

「自分、おんぶして行きます。二階の警備室に湿布がありますから、すぐにそこに行って湿布を貼りましょう」
そう言うと岩崎は、麻也香の前でいきなりしゃがみ、両腕を後ろに広げた。

「・・・本当にいいんですか・・・」
「はい。大丈夫ですよ、自分、大学まで柔道やってましたから、はい」
表情は見えないが、恐らく今の岩崎は鼻の穴が広がっているのだろうと想像すると麻也香は吹き出しそうになった。

「・・・それじゃぁあ・・・すみません・・・・よいしょっ・・・」
岩崎は背中に麻也香を乗せると、いとも簡単に立ち上がり、普通の歩調で歩き始めた。

「すごい力持ちですね・・・」
「はい。自分、大学まで柔道やってましたんで・・・」
岩崎は照れくさそうに「はははは」と笑った。

事務課の扉を閉めると廊下に出た岩崎は、懐中電灯が使えない事に気がついた。
「すみません、暗くて不安でしょうが、階段までの間、ちょっと我慢しててくださいね・・・」
そう言いながら暗闇の中に入って行く岩崎。

尻に食い込む岩崎の指。麻也香は危うく声を出しそうになっていた。
そのくらい感じている麻也香のアソコは、恐ろしいほど濡れているに違いなかった。
このプ~ンと漂って来る獣のような岩崎のニオイ。
子供の頃に悪戯された大人達とまったく同じニオイだった。
そのニオイを嗅いでいたら、おもわず股間にキュンっという力が入ってしまう。その度に、尻に食い込む岩崎の指がピクンと反応した。
そんな敏感な岩崎の指は、明らかに麻也香の尻に全神経を集中させているのが見え見えであった。

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8畳ほどの狭い警備室は、獣のニオイが充満していた。
岩崎に背負われた麻也香は、警備室の入口近くにあるソファーの上に運ばれた。
岩崎の逞しい背中からソファーへと下ろされる時、麻也香は、股間が密着する岩崎の背中に恥骨をグリグリと押し付け挑発してみた。
それに反応したのか、麻也香の尻に当てられていた岩崎の手に力が入る。

麻也香はそのままソファーに押し倒され、腰が砕けるほど激しく犯されたいと願っていた。

麻也香の挑発に少し戸惑っていた様子の岩崎は、麻也香をソファーの上に下ろすと、すぐさまソファーの正面に置いてある事務椅子の上に腰を下ろした。

岩崎のそのぎこちない仕草に、麻也香は、岩崎が勃起しているとそう睨んだ。

「へぇ・・・この部屋からだとビルの中が全部見えるんですね・・・」

事務机の上にズラリと並んでいる防犯モニターを眺めながら、麻也香は「あそこの部屋って何階ですか?」とひとつのモニターを指差した。

「どれ?・・・あぁ、この部屋、この部屋は―――」

と、岩崎が説明をしている間に、麻也香はブラウスのボタンを2つ素早く外した。
これで、ソファーよりも高い位置に座っている岩崎からは、麻也香の胸の谷間が丸見えになる。

「おい岩崎、部外者に余計な事を教えるな・・・」

突然、奥の部屋から男がそう言いながら出て来た。男は50を少し過ぎたくらいの太々しい態度の男だった。

「あ、・・・すんません・・・」

岩崎よりも先輩か・・・と、心で舌打ちをする麻也香。
まさかこんな所に邪魔者がいるとは思いもよらなかった麻也香は、こんな事ならさっきの階段の踊り場で岩崎を挑発し、階段で犯されればよかったと素直に悔やんだ。

「・・・足、どうしたんだ姉ちゃん・・・」
男はお茶をズズッと啜りながらそう言うと、岩崎に「どけよ」と言いなが事務椅子に腰掛け、高い位置から麻也香を見下ろした。

男のその目はシベリアンハスキーのように冷たい目だった。

「あ、彼女は事務課の水沢さんと言うんっすけど、水沢さん、忘れ物を取りに来て、そんで転んでしまって、足、くじいてしまったんす」

岩崎は直立不動で男に答えた。

「ふ~ん・・・ホントにくじいてんのか?」

ハスキー男は唇の端を斜めに歪ませながら、不敵な笑顔で麻也香を睨んだ。

「ホントっす、自分、学生時代は柔道やっ―――」

「うるせえ。おまえに聞いてねぇよ。俺はこのお姉ちゃんに聞いてんだよ・・・」

ハスキー男は事務椅子から前のめりになると、ブラウスから覗く麻也香の胸の谷間を「フン!」と鼻で笑いながらそう言った。

「・・・・はい・・・・捻挫かどうかはわからないけど・・・」
麻也香はゆっくりと股を閉じ、男が覗き込んでいるブラウスの胸元を押さえながらそう呟いた。

「いや捻挫っすよそれ、自分、学生時代に―――」

「おまえ・・・どこのオンナだ」
ハスキー男は突き刺すような目つきで麻也香の目を覗き込んだ。

「・・・事務課・・・ですけど・・・」
麻也香は男の鋭い視線に、瞬間に身体が硬直した。
ハスキー男のその目つきは、幼少時代に麻也香を悪戯した男たちと同じ「目」だったからである。

「菊山さん、何言ってんっすか、彼女はここの会社の―――」
「岩崎。おまえちょっと黙ってろ。これを読んでる読者もそろそろおまえがウザくなってきてるはずだ」
「・・・・・・・」
筆者は少しの間、岩崎を自粛させようと決めた。

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「・・・どれ、どこを捻挫したんだよ、見せてみろよ・・・」
ハスキー男は事務椅子のキャスターを滑らせながら麻也香の真正面に来た。
いきなり麻也香の足を掴むハスキー男。

「え、ちょっと・・・・」
ハスキー男は強引に麻也香の足を掴むと、力任せに足を開かせ、足首を見るように前屈みになりながら露骨に麻也香のスカートの中を覗き込んだ。

麻也香は完全に蛇に睨まれたカエルだった。
ハスキー男のその鋭い目つきが、麻也香の幼少時代のトラウマを呼び起こしていたのだ。

「へぇ~・・・事務員のくせになかなか派手なんだなぁアンタ・・・」

ハスキー男はTバックの事を言っているのだと、麻也香にはすぐにわかった。
見られている・・・・麻也香のアソコからじんわりと熱い汁が滲み出て来た。

「オマエ、目的はなんだよ」
「・・・・・・・」
「ココに来た目的だよ」
「・・・忘れ物を・・・・」

「とぼけるんじゃねぇ!」
ハスキー男は麻也香の足首を力一杯握りしめた。

「痛っ!」
眉をしかめる麻也香に岩崎が再登場した。
「菊さん、彼女、怪我してんだし、そんな乱暴にしなくても・・・」

「怪我?これが怪我か?・・・え?姉ちゃんよ、はっきり答えろよ何が目的なのかってな!」

ハスキー男が声を荒げる度に、トラウマに犯された麻也香はビクン!と身体を飛び上がらせた。
そして、気持ちとは裏腹に、アソコからタラタラと愛液が垂れ出すのが自分でもわかった。

「あのさぁ、俺、見てたんだよ・・・このモニターで。おまえが自分で机を蹴飛ばしてわざとらしく転んだシーンをな・・・・」

「!・・・・・・」

「何を目的にこのビルに潜入したんだ。誰に何を頼まれて来たんだ?牧田工業か?それとも東洋設備か?あん?」
ハスキー男はこの会社のライバル会社の名前を挙げながら麻也香に詰め寄った。どうやら麻也香は他社のスパイだと思われているらしい。

「・・・ほ、本当ですか水沢さん・・・」
岩崎が呆然と麻也香を見つめる。

「本当だよ。この女はな、おまえをたぶらかせておいて、それで何か情報を盗み取るつもりだったんだよ。へん、そうとも知らず、おまえはこの女を背負ってはチンポなんかおっ立ててよ、まったくバカだよな、おまえは」

ハスキー男の言葉に、岩崎が「ひどい!ひどすぎる!」と拳を強く握りしめた。

「おい、姉ちゃん、早く答えろよ、何を企んでるんだ、お、」
ハスキー男は麻也香のブラウスを指で引っぱり中を覗いた。

「やめて下さい!」
麻也香はソファーを立ち上がると、ハスキー男の体を押しのけ、警備室を出ようとした。

「あっ!やっぱり立った!」
岩崎は、立ち上がる麻也香を指差しながら鬼のような形相でそう叫んだ。

「どこ行くんだよコラぁ!おい、岩崎、ドアの鍵閉めろ!鍵!」
麻也香はハスキー男にソファーへと突き倒された。岩崎が「ちっきしょー!」と怒鳴りながらドアの鍵をガチャリと閉めた。

麻也香は、絶体絶命だった・・・・。

               12

「帰して下さい!・・・・」
麻也香の膝はガクガクと震えた。ハスキー男の鋭い目と発狂した岩崎が異様に恐ろしく見えた。
誰もいない深夜のこのビルでいくら大声をあげて助けを呼んでも誰もくるはずがない。このビルの鍵は彼ら二人が開けなくては開かないのだ。

「誰に頼まれてこのビルに潜入したのかを正直に答えれば帰してやるよ」

ハスキー男はガタガタと震える麻也香の膝を鷲掴みにしてそう言った。

「・・・・誰にも頼まれてません・・・」

「答えないなら、体に聞くしかねぇな・・・・」
ハスキー男の膝を掴む手がジワリジワリと麻也香のスカートの中に忍び込んで来た。

「・・・やめて下さい・・・」

それを見ていた鬼の形相の岩崎が「ハァハァ・・・」と欲情の表情に変化し始めた。

ヤられる・・・・
麻也香は恐怖で声が出そうになった。
最初からココにセックスが目的で来たつもりだが、しかし、このシチュエーションは予想外であり、まして相手は二人である。
過去に数多くの男達と寝て来た麻也香ではあるが、まだ複数でのセックスは経験した事がなかった。
麻也香は恐怖のあまり体をガタガタと震わせながら、スカートの中でなめくじのように這うハスキー男のいやらしい手から逃れられなくなっていたのだった。

ハスキー男が麻也香の顔を覗き込みながら「へへへへっ」と不敵に笑う。ハスキー男の指は麻也香の内モモに差掛かると、Tバックの隙間からオマンコへとスルリと入って来た。

「おっ?・・・・オマエ、何考えてんだよ・・・オマンコがヌルヌルになってるじゃねぇか・・・」

麻也香は「イヤ!」とスカートの中に入れられた腕を両手で掴み制止した。

「ガタガタすんじゃねぇよ、おい、岩崎、こいつの体を押さえつけろ」

真っ赤な顔をした岩崎がソファーの後ろに回り、麻也香の両足をM字に開きガッチリと押さえ込んだ。
岩崎の体臭と口臭が一気に麻也香を包み込む。

ハスキー男の指が麻也香の膣の奥へとグニョグニョと進んで行く。麻也香は俯いたまま下唇を噛みながら、声が出るのを必死に堪えていた。

「おい。どうしてこんなに濡れてるんだよ。オマエもしかして変態か?」
ハスキー男がそう言いながらM字に開かされた麻也香の股間に顔を近づけ、パックリと開いたオマンコから垂れ落ちる愛液をズズズッと下品に吸った。
麻也香の右耳には、背後からそのシーンを覗き込もうと必死になっている岩崎の「ハァハァ」という荒い息が迫っていた。

オマンコを舐められる麻也香。相変わらず恐怖は消え失せないが、しかし、身体は早く犯して欲しいと言わんばかりに熱くなっていた。

ハスキー男がスカートの中で指をグニャグニャさせながら、もう片方の手でしゃがんでいたズボンのファスナーを下ろし始めた。

俯いていた麻也香にはそれが否が応でも目に入る。

「いや・・・いや・・・・いやいやいやいやいやいやいや!」

激しく首を横に振る麻也香。サウナの浴槽で見た腐ったバナナのようなペニスがフラッシュバックのように麻也香の脳裏に甦る。

(お兄ちゃん!早くサウナから出て来て!)

麻也香は薄れゆく記憶の中で大きく叫んだ。

麻也香の背中にゴリゴリと固い物が押し付けられ、その先から溢れ出た汁が衣類を伝って背中に感じる。
ふいにパッ!と、あの接骨院で無理矢理舐めさせられたラムネの瓶のようなペニスの記憶が甦る。

(帰して!もう家に帰らせて!)

泣こうが喚こうがもう麻也香には自由はない。

目の前に突き出されたハスキー男の巨大なペニスと、背後で無理矢理握らせられる岩崎の濡れたペニス。
恐怖と、そして欲望。ふたつの異なる感情が麻也香の中で複雑に絡み合い、麻也香は深い谷底へと落ちて行くのであった。

(つづく)

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